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2008.05.22

いわかがみ咲く大沢山へ

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(いわかがみはちょうど見頃・大沢山の西斜面にて)
 
 
  あっ・・・
 

      ・・・来ちゃった(笑)
 
 
ってこれは日曜はお山の帰りの車中でヴィクトリアマイルのレースを聞いていた時のつぶやき。だってスピードだけでなく1800m以上の連対必須な底力も要求される府中のマイルで(しかもGIで!)そのマイルすら走ってないエイジアンウインズなんて普通買えないでしょう~!しかも自分は能力が高ければそれを越えると思って昔のNHKマイルカップのファビラスラフィンに突っ込んで大きな痛手を被った人間ですよ~(泣)。

まぁそんなグチはともかくとして藤田騎手 3年ぶりのGI勝利おめでとうございます!伸ちゃんにはやっぱり府中が似合う(笑)関西の騎手なのにネ。。。しっかし初めてな府中のマイルを正攻法で、しかもあのウォッカを押さえ込んであっさり勝っちゃうんですからあの馬は相当強いですわ。今後が楽しみです~(^^)。

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(とうごくみつばつつじのとぎれぬ道のり・Part1)

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(とうごくみつばつつじのとぎれぬ道のり・Part2)

ということで先週の日曜(05/18)は久しぶりに大沢山を訪れました。

今年はやっぱりツツジが良いですね。登るにつれ盛り過ぎ~満開~見頃~咲き始めとトウゴクミツバツツジの途切れぬ道のりを楽しめたのはほんとうにラッキー。花付きが良いこともあってかなり楽しめました。

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(いちおうマクロなんぞも・・・^^)

山頂に着くとツツジの方は蕾も多くまだ咲き始めと言ったところ。ただ蕾のたくさんついた木がもちろん多いのですが、蕾がスカスカな木も散見されて、ツツジは違えどどこか二週前に歩いた熊倉山と様子が似ています。

さて山頂で少し休憩したら西へ下って周囲を散策すると、をを!いましたいました目的のイワカガミが!こちらは満開手前でなかなかいい感じ。来週末ぐらいまでは大丈夫でしょう。(^^)

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(頂稜は芽吹きから新緑へ)

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ランチは山頂からふた下りほどした岩峰で頂きましたが、イワカガミもさることながら目を引いたのは周囲の山肌の新緑。そして様々な木々のそれこそ十人十色な形をした若葉の数々。ボーっとそれらを眺めているだけでなーんかいい気分。

休憩を終える頃にはかかっていたガスも晴れて来ていたもののそれらが完全に晴れる様子はなく、本社ヶ丸の方は相変わらず見えないし、大洞山の方もう~ん今ひとつ。しょうがないので今回の所は欲張らずに大沢山へ戻ってそのまま稲村神社へ下ることにしました。

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(とある岩峰より大沢山を振り返る)

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(つるきんばい)

山頂には新しい道標(笹子方面は不明瞭との表記)もついて驚きましたが、道筋も随分ハッキリして眩しいぐらいの新緑の中スイスイ下っていきます。

でもこちらも雑木の多い尾根道なんですけど、ツツジはほとんどないんですね。

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(新緑眩しい・稲村神社への道すがら)

結局14時には稲村神社どころか笹子駅にについてしまい結果としてショートコースになってしまいましたが、道中は至って静かで楽しい山行きでした。んでその後に帰路の↑のつぶやきへ・・・。そおいや中央線に乗ったのも久しぶりだったんですけどジョアンナ先生のコーナーってなくなっちゃったんですね(笑)。

でも次はもう少ししっかりと新緑を愉しみながら感じながら歩きたいな~。
 
・・・・・☆

◆ 2007.05.18 (Sun)  曇 時々 晴
大月駅 08:30→ 新田 09:10- 大沢山 11:00/12:25(周辺の散策含む)- 送電塔(940m峰)13:20- 奥野稲村神社 13:40- 笹子駅 14:00
 

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2008.05.08

今年もなんとか・・・

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(宗屋敷尾根1284m峰附近より・右奥は熊倉山)

・・・こちらでアカヤシオのお花見をすることができました(^^)。ということで花のひかりを見て頂いている方にはもうおわかりの事でしょうけど(笑)05/04は宗屋敷尾根から熊倉山~聖尾根と恒例となっているいつものコースを歩いてきました。

今回も去年と同様西武秩父からタクシーで宗屋敷尾根の取付まで出て(¥3230)からのスタート。山に復帰したばかりなのでゆっくり歩くことを心がけて淡々と尾根を登っていきます。

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(この花ガラを見ても・・・1284m峰への登りしな)

山ノ神がある1003m峰に上がるとアカヤシオが見られるようになりますが、低いところではさすがに花は終わり間近。でも地面に落ちている花ガラをみれば今年の花付きが良さそうなのがわかってそれだけでワクワクしてきます。

徐々に薄くなる新緑を愛でつつ急な尾根をせっせと登って1284m峰に着くと花はここで盛りをやや過ぎた感じでしょうか。でもここ二年は不作続きだったこともあってお花は見事でした。

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(花の様子のわかるやつも・^^;)

ということでこうなると頂稜の様子に期待がかかるのですが、蝉笹に上がってシラカケ岩へ向かうとあれれ??尾根の両斜面はそれなりでしたけど尾根上のアカヤシオの花付きがよくありません。

珍しく先客のいたシラカケ岩の木も↓のように花がほとんどついていなくて、こちらのは木自体が少々傷んでいるようにも見えました。

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(頂稜はなぜか花が少なかった・シラカケ岩にて)

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(シラカケ岩より・右奥は長沢山)

今年のほぼ定点(笑)は↑↓こんな感じ。

腕が悪くてシラカケ岩の方も花付きが悪そうに見えますが、実際には例年なみでしょうか。1307m峰の方も尾根上の花付きが悪いもののなぜか斜面の花付きは良好でした。

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(聖尾根1307m峰にて)

ちなみに過去の様子は↓こんな感じでございます。興味のある方はクリックしてみてください。(^^)

2004年 【2004.04.25】
2005年 【2005.04.30】
2006年 【2006.05.03】
2007年 【2007.05.05】

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(聖尾根1307m峰にて)

あと個体数は少ないけど今年はヒカゲツツジが例年になく豊作というか大豊作で、見かける木見かける木みんなたくさんの花をつけていてビックリ(例年だと花をつけている木自体が少ないというのに!)。ミツバツツジも花付きは良好でした。あとイワウチワは終期、カタクリは探しに捜したんですけど花は完全に終わっていました。

こう見てみると今年はツツジの花付きが良さそうですね。でも去年よかったシロヤシオは果たしてどうなるのでしょうね~。

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(ひかげつつじは大豊作)

さて下りにとった聖尾根ですが、今回はすぐ先(下)の大岩を捲く捲き道の分岐がある1060m圏ピークの所だけがなぜが皆伐されていて分岐が非常に判りづらくなっていました。ということで登りにとる分にはまぁ問題ないと思いますけど、下りにとられる場合(下降は個人的にはお勧めできません)はくれぐれもご注意の程を。

あとこれは毎年クドいほど申し上げていることなんですけど、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断をできるスキルのある人向けのコースであって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。この点を充分ご留意頂けたらと思います。

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(聖尾根1060m圏ピーク・下降の要注意地点)

そういえば今年の熊倉山は久しぶりに人出が多かったな。最近は地形図とコンパスをぶら下げて歩いている人を見かけることも多くなって、この手の山歩きをされる人が増えてきたこと実感しています。

まぁこれは自戒を込めてなんですけど・・・この手の山歩きをされる方におかれましては自分のスキルを謙虚かつ冷静に判断し、身の丈にあった山歩きをされることを願って止みません。そしてくれぐれも事故の無いように。将来的に自分で自分の首を絞めるようなことにならないように。。。
 
・・・・・☆

◆ 2008.05.04 (Sun)  晴 時々 曇
宗屋敷尾根取付 07:40- 1003m峰 09:10/09:15- 1284m峰 10:20/10:30- 蝉笹 11:10- シラカケ岩 11:15/12:30- 熊倉山 12:55- 1307m峰 13:15- 1165m峰 13:50- 802m峰 14:50/15:00- 三峰口駅 15:50
 

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2008.05.05

にじゅうしのひとみ

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少年チャンピオンコミックス 各¥420

基本的に週刊誌やマンガは買うと云うよりもコンビニなどでパラパラ立ち読みというパターンがほとんどで、少年チャンピオンだと「鉄鍋のジャンR」というハイパーかつ過剰な中華料理マンガ??しか読んでいなかったんですけど、二週間ほど前からその鉄鍋のジャンと前後して載っていた↑この作品を暇つぶし程度に軽いキモチとで読んでみたらこれがこれが・・・今更ながらにハマってしまい、速攻で単行本を購入してしまいました~。(^^ゞ

内容はググれば詳しい解説がたくさん出てきますけど、単行本に記されている「この作品は・・・嘘つき美人教師・ひとみ先生が、嘘に次ぐ嘘で人々を苦しめるお話」の通り、ひとみ先生の繰り出す嘘と嫌がらせとしか言えないブラックなボケに学校の生徒や先生がテンポよく奈落の底に突き落され、或いは変質者に仕立てられ、或いは救われる??と要は翻弄されまくる一話完結の短いギャグマンガと言ったところでしょうか。

この作品に関して言えばその内容から、話の構造がどうの絵のタッチがどうの背景やコマ割りがどうの、と難しく言われがちですけど、結局のところそれらの魅力も主人公であるひとみ先生をはじめとする女性キャラクター陣のチャーミングさ(とは云っても人格的にまともなのって戦う不良少女前田さんぐらいか思いつかない)があってはじめて生きるんじゃないのかなぁと思っています。作家さんには甚だ失礼な云い方かも知れないけどネ。

それとその内容故でもあるんですが登場人物のそのほとんどが人格的にどこかオカしい所も素晴らしい。特に5巻に載っているドSな養護教諭(保健室の先生、ネ)藤本先生とその藤本先生に調教された??ドMな生徒奥野君との倒錯しきったやりとりに、ひとみ先生のブラックなボケが絡むお話は黄金のトライアングルとも云うべき完成度を見せていて大爆笑でした。

ということで上記の通り、かなり読み手を選ぶ作品ではあると思いますけど興味のある方はぜひ。ちなみにドラマ化されてつい最近までTBSで放映されていたようですが個人的にそちらの方は興味ありません。というか最近のテレビはクイズかぐだぐだなバラエティかマンガ原作のドラマばかりといった惨状ぶり・・・要は番組制作能力(特にキー局)の低下ぶりをまざまざと見せつけてくれるのでテレビを全く見る気がしないのです。

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ビームコミックス文庫 各¥798

あと少年チャンピオン繋がりでもう一つ。こちらは少チャン全盛期(ドカベンやがきデカ、マカロニほうれん荘などなど名だたる作品が一同に連載されていたスゴい時期)の佳作で、花のひかりをはじめた当初に傑作選みたいな形で出版されてこちらでも紹介したのですが、いつのまにやら当時の単行本(現在は絶版)に収録されなかったお話を含めた完全版が出版されていたんですね。こちらの方は出版されるだけでもミラクルな事なのでもちろん購入させて頂きました。(^^)

でもでも・・・思いっきり贅沢を言わせてもらえれば・・・出来ることならこんな文庫サイズではなく少チャンサイズ(単行本サイズじゃない)であすなセンセのあの素晴らしい絵の数々を愉しみたかったなぁ。一冊2500円でも買うよ(笑)。いやいや出ることだけでも凄いことなのでムチャぶりなのはわかっているんですヨ。余計なこと書いてスミマセン。。。
 

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