丹沢二ツ峰?のんびりスノーハイク
(本間ノ頭南東尾根・中間辺り)
雪が積もると「さぁスノウハイクだ~っ」と言いつつなぜか却って行き先に迷ってしまいますね。更新が遅れましたが先週の土曜(02/16)は気がつけばなんと三年ぶりだった東丹沢。今回は塩水橋から本間ノ頭南東尾根を上がり円山木ノ頭南東尾根を下るコースを歩いてきました。
塩水橋に出る県道70号線は工事のため通行止めの情報が出ていましたが、塩水橋まではOKとのことなのでさっそく塩水橋に出ると車がすでに数台停まっていてビックリ。いちおう丹沢山への最短コースでもあるし今の時期でもそれなりにハイカーに使われているんですね。
(741m峰北鞍部にいた大木二本)
とはいえ本間ノ頭の南東尾根を歩くのは私達だけのもようで、二月に入ったせいか日差しは強くなり登りだしは暑いぐらい。のっけから現れた立派なモミの木々に驚きつつ植林と雑木林を交えた尾根をのんびりと行きます。
741mを越えて北の鞍部に降りるとまずは常緑の立派な大木(↑左)が目に入ったので、近づいて触ったりして鑑賞しているとその近くにはなんとスギの大木(↑右)が聳え立っていてこれまたビックリ。幹周りは5m近くあるでしょうか。少しわかりづらい所にいましたがなーんか曰くありそななさそな??(^^)
(ツガの尾根・741m峰北鞍部からの登りしな)
北鞍部からこれまた立派なツガの連なる林と植林に分けられた尾根を登り、右手から尾根の合わさる930m圏に上がると積雪が一気に増えて、広い尾根上は絶好のスノーシューのゲレンデに変わっていました。
さぁここからが楽しいところ・・・と言いたいところだけど今回は荷物になるだろうと思ってスノーシューは持参してません。あ~あ・・・雪が締まっていたこともあって後悔の度合いもかなり大きいです(笑)。
(本間ノ頭南東尾根上部にて)
でも尾根上には先週つけられたと思われるトレースがついていたのには正直助かりました。トレースがなければこの日の行程はおそらく本間ノ頭止まりだったことでしょう。
ここからはツガやモミ、ブナが主体の自然林か植林帯と伐採後放置された二次林に分けられた広い尾根上を行きます。天気も良く、なかなかいい雰囲気の広尾根。こんな感じならスノーシューを持ってくるべきだったなぁと後悔しながら登っていたと思います。
(左奥・丹沢山、中央手前・円山木ノ頭、右奥・不動ノ峰)
登っていくと左手に真っ白になった丹沢山や主脈の稜線が見えてしばし見とれてしまいました(こちらから見たの初めてでした)。そして1137m峰はいつの間にか通り過ぎていて行く先に本間ノ頭が見えてくると尾根が痩せ、最後の登りに。
思いの外時間がかかって宮ヶ瀬尾根の登山道と合流すれば本間ノ頭はもうすぐだと思ったんですけど、これがこれが・・・雪が深くて山頂までもかなりの時間を要しました。稜線で40~50cm近くはあったと思います。
(本間ノ頭山頂・この辺りで積雪は30~50cm)
せっかく着いた山頂もこの頃には辺りは曇ってしまい少々寒々しい雰囲気というか実際もかなり寒いか。もしかしたら後になって晴れるかもということでとりあえず先の円山木ノ頭まで足を延ばすことにしました。
右手の日が燦々と当たっている主脈(蛭~姫次)を半ば恨めしく眺めながら先を行くも、こちらは曇ったまま。しかも風が吹き出し寒いこと寒いこと。
(白馬尾根と蛭ヶ岳も真っ白)
円山木ノ頭に着いても天気は回復しなかったんですけど、風が通らないので下を踏み固めて今回はここでランチ(丹沢でお馴染みのテーブルベンチは無し)でした。ここに着いた時点ですでにお昼ちょうど。休憩してから丹沢山まで足を延ばすのは時間的にムリになってしまったのでこれからどうしましょう?
堂平でブナを愛でながらスノーハイクなんてのも乙だけどまずスノーシューがないし、トレースがなければあそこは下りでもラッセルを強いられる所。それならここから直接南東尾根を降りて弁天杉でも見物しましょうか?ということで実際はこの場で下りのコースを決めていたのでした(笑)。
(円山木ノ頭南東尾根の一コマ・Part1)
休憩を終えさっそく南東尾根の下降を始めると、嬉しいことにこちらはトレースがありません。美しい自然林のもと、急ながらも広い尾根をズボズボ好きなようにトレースをつける道のりはもう・・・
うひょひょひょひょ (^^)
(円山木ノ頭南東尾根の一コマ・Part2)
とはいえ下りですからそんな楽しい時間もあっという間。雪は徐々に減り植林帯に入るともう普通に歩けるようになりました。下の堂平林道が見えてくる頃、弁天杉を探しに尾根を左に外れてみたりもしましたが昔のおぼろげな記憶が頼りではやはり見つかりません。
それでもまぁいいか、と尾根に戻り下っていくと柵の外に出る扉が見つかり、ここで尾根を右に外れて道を辿るとうまいことワサビ沢出合上の堰堤に着地しました。
(あぁ弁天杉が・・・堂平林道より)
ここまで来ればあとは林道を歩いて塩水橋へ戻るだけなのですが、この圧雪凍結した林道歩きがこの日一番怖ろしい行程でした。そんな帰りしなの林道から弁天杉の場所もしっかり確認。もう覚えたぞ、次は大丈夫だ!
恐怖の林道歩きを終えてなんとか塩水橋に戻ってもまだ時間があったので今回はすぐには帰らず河原に降りてのんびりティータイム。河原をボーっと眺めつつ焼酎を飲んで過ごしていると、こんなゆったりした山行きなんて久しくしてなかったことを思い出して、そしたら昔の感覚もいろいろ思い出されてなんとも云えない素敵なひとときでした。(^^)
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ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。(^^)
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あとあと・・・ほとんど気にしている人はいないでしょうけど(笑)POWER PLAYの方もちょっと変わりました。興味のある方はこちらもご笑覧頂けたらと思います。~~誰もが蔭ではその手を汚して生きてゆくのさ~~♪(笑)
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