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2008.02.24

丹沢二ツ峰?のんびりスノーハイク

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(本間ノ頭南東尾根・中間辺り)

雪が積もると「さぁスノウハイクだ~っ」と言いつつなぜか却って行き先に迷ってしまいますね。更新が遅れましたが先週の土曜(02/16)は気がつけばなんと三年ぶりだった東丹沢。今回は塩水橋から本間ノ頭南東尾根を上がり円山木ノ頭南東尾根を下るコースを歩いてきました。

塩水橋に出る県道70号線は工事のため通行止めの情報が出ていましたが、塩水橋まではOKとのことなのでさっそく塩水橋に出ると車がすでに数台停まっていてビックリ。いちおう丹沢山への最短コースでもあるし今の時期でもそれなりにハイカーに使われているんですね。

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(741m峰北鞍部にいた大木二本)

とはいえ本間ノ頭の南東尾根を歩くのは私達だけのもようで、二月に入ったせいか日差しは強くなり登りだしは暑いぐらい。のっけから現れた立派なモミの木々に驚きつつ植林と雑木林を交えた尾根をのんびりと行きます。

741mを越えて北の鞍部に降りるとまずは常緑の立派な大木(↑左)が目に入ったので、近づいて触ったりして鑑賞しているとその近くにはなんとスギの大木(↑右)が聳え立っていてこれまたビックリ。幹周りは5m近くあるでしょうか。少しわかりづらい所にいましたがなーんか曰くありそななさそな??(^^)

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(ツガの尾根・741m峰北鞍部からの登りしな)

北鞍部からこれまた立派なツガの連なる林と植林に分けられた尾根を登り、右手から尾根の合わさる930m圏に上がると積雪が一気に増えて、広い尾根上は絶好のスノーシューのゲレンデに変わっていました。

さぁここからが楽しいところ・・・と言いたいところだけど今回は荷物になるだろうと思ってスノーシューは持参してません。あ~あ・・・雪が締まっていたこともあって後悔の度合いもかなり大きいです(笑)。

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(本間ノ頭南東尾根上部にて)

でも尾根上には先週つけられたと思われるトレースがついていたのには正直助かりました。トレースがなければこの日の行程はおそらく本間ノ頭止まりだったことでしょう。

ここからはツガやモミ、ブナが主体の自然林か植林帯と伐採後放置された二次林に分けられた広い尾根上を行きます。天気も良く、なかなかいい雰囲気の広尾根。こんな感じならスノーシューを持ってくるべきだったなぁと後悔しながら登っていたと思います。

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(左奥・丹沢山、中央手前・円山木ノ頭、右奥・不動ノ峰)

登っていくと左手に真っ白になった丹沢山や主脈の稜線が見えてしばし見とれてしまいました(こちらから見たの初めてでした)。そして1137m峰はいつの間にか通り過ぎていて行く先に本間ノ頭が見えてくると尾根が痩せ、最後の登りに。

思いの外時間がかかって宮ヶ瀬尾根の登山道と合流すれば本間ノ頭はもうすぐだと思ったんですけど、これがこれが・・・雪が深くて山頂までもかなりの時間を要しました。稜線で40~50cm近くはあったと思います。

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(本間ノ頭山頂・この辺りで積雪は30~50cm)

せっかく着いた山頂もこの頃には辺りは曇ってしまい少々寒々しい雰囲気というか実際もかなり寒いか。もしかしたら後になって晴れるかもということでとりあえず先の円山木ノ頭まで足を延ばすことにしました。

右手の日が燦々と当たっている主脈(蛭~姫次)を半ば恨めしく眺めながら先を行くも、こちらは曇ったまま。しかも風が吹き出し寒いこと寒いこと。

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(白馬尾根と蛭ヶ岳も真っ白)

円山木ノ頭に着いても天気は回復しなかったんですけど、風が通らないので下を踏み固めて今回はここでランチ(丹沢でお馴染みのテーブルベンチは無し)でした。ここに着いた時点ですでにお昼ちょうど。休憩してから丹沢山まで足を延ばすのは時間的にムリになってしまったのでこれからどうしましょう?

堂平でブナを愛でながらスノーハイクなんてのも乙だけどまずスノーシューがないし、トレースがなければあそこは下りでもラッセルを強いられる所。それならここから直接南東尾根を降りて弁天杉でも見物しましょうか?ということで実際はこの場で下りのコースを決めていたのでした(笑)。

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(円山木ノ頭南東尾根の一コマ・Part1)

休憩を終えさっそく南東尾根の下降を始めると、嬉しいことにこちらはトレースがありません。美しい自然林のもと、急ながらも広い尾根をズボズボ好きなようにトレースをつける道のりはもう・・・
 
 
うひょひょひょひょ (^^)
 
 
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(円山木ノ頭南東尾根の一コマ・Part2)

とはいえ下りですからそんな楽しい時間もあっという間。雪は徐々に減り植林帯に入るともう普通に歩けるようになりました。下の堂平林道が見えてくる頃、弁天杉を探しに尾根を左に外れてみたりもしましたが昔のおぼろげな記憶が頼りではやはり見つかりません。

それでもまぁいいか、と尾根に戻り下っていくと柵の外に出る扉が見つかり、ここで尾根を右に外れて道を辿るとうまいことワサビ沢出合上の堰堤に着地しました。

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(あぁ弁天杉が・・・堂平林道より)

ここまで来ればあとは林道を歩いて塩水橋へ戻るだけなのですが、この圧雪凍結した林道歩きがこの日一番怖ろしい行程でした。そんな帰りしなの林道から弁天杉の場所もしっかり確認。もう覚えたぞ、次は大丈夫だ!

恐怖の林道歩きを終えてなんとか塩水橋に戻ってもまだ時間があったので今回はすぐには帰らず河原に降りてのんびりティータイム。河原をボーっと眺めつつ焼酎を飲んで過ごしていると、こんなゆったりした山行きなんて久しくしてなかったことを思い出して、そしたら昔の感覚もいろいろ思い出されてなんとも云えない素敵なひとときでした。(^^)
 
・・・・・☆
 
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。(^^)
 
・・・・・☆・・・・・☆

あとあと・・・ほとんど気にしている人はいないでしょうけど(笑)POWER PLAYの方もちょっと変わりました。興味のある方はこちらもご笑覧頂けたらと思います。~~誰もが蔭ではその手を汚して生きてゆくのさ~~♪(笑)
 

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2008.02.12

三年ぶりに石尾根スノーハイク (^^)

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(鷹ノ巣山山頂)

いや~ようやく雪が降ってくれましたね!思い起こせば前にスノーシューを担いで石尾根を歩いたのってもう三年も前のこと(雲取山七ツ石山~鷹ノ巣山)。今ぐらいのごく普通の積雪でもこれだけの期間降らなかったとは「花のひかり」を始めた当初はまったく思ってもいませんでした。

ということで三連休の最終日である建国記念日(02/11)はいてもたってもいられず丸三年ぶりにスノーシューを担いでスノーハイクの定番?石尾根で雪遊びをしてきました。(^^)

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(稲村岩尾根中腹にて)

三連休とはいえ雪が積もると日原方面は極端にハイカーが減りますね。それでも連休中だから北斜面の稲村岩尾根でもトレースはあるだろうと思ってさっそく歩き出すとさすがにしっかりとついていました。

本格的に雪道を歩くこと自体久しぶりなせいもあるのでしょうが積雪が下から結構あったのには驚きで、巳ノ戸沢に入ると積雪はすでに30~60cmほど。行きしなバスの車中ではずっとラッセルでも良いかも~と軽い気持ちで考えていたんですけど正直助かったかも。

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(ヒルメシクイノタワの吹きだまり)

それでも稲村岩尾根に上がれば雪は一旦落ち着きますが、登り出せばまた徐々に増量。普段なら周りの美しい木々を愛でながら行く所ですけど今回はひたすらに登っていきます。

そしてヒルメシクイノタワに上がると雪が一気に増えて・・・実は↑の写真、撮った後に一番積もったところを強行突破してちょっとひと遊び。(^^;;;

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(中央奥・浅間山がわかるでしょうか?^^)

最後の登りでは久しぶりにクッキリとした浅間山を見ることもできて、登りだしから三時間半かかってようやく鷹ノ巣山の山頂に飛び出します。もう何遍も云ってるけど、石尾根を北側から登ってそして登り詰めて開けた南側を目にする瞬間。これは何度歩いても得も言われぬ快感がありますネ。

あと山頂に着いて驚いたのは展望が意外に良かったこと。当初の予報では午後から曇ると言っていたので全く期待していなかったんですけど、その割に富士も丹沢も南アもクッキリと見えてというかのんびりしているうちにアレレ・・・雲がだんだん取れてきてんじゃない??

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(鷹ノ巣山より雲取山方面)

ということで休憩を終えて再び歩き出す頃にはなんか快晴のような・・・(笑)。今回はここからが本番でもあるしちょっとツイてるかも。とここで担ぎ上げたスノーシューを履いてとりあえず西へ向かいます。

下りだしの一歩目こそ思いの外沈む感じでしたけど感覚はすぐに思い出し、あとは真正面に南アを見据えつつまっさらな雪面を選んでズブズブズブズブ。。。いや~気持ちよいですわ。雪の感触もその重さも心地よく、そしてなんと云っても静かなのがいい。

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(日陰名栗峰東の肩より鷹ノ巣山)
 
 
うひょひょひょひょ (^^)
 
 
でもラッセルですから実際には ぜいはぁ ぜいはぁ ヘロヘロです(笑)。

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(日陰名栗峰からの下りしな・左は千本ツツジ)

避難小屋から日陰名栗への登りは途中で力尽きたのか?山頂までの中間点辺りまでは壺足トレースがついていましたが、それを過ぎればあとはもうまっさら。積雪は10~100cmほどで平均すると50cmちょいでしょうか。

結局稜線ラッセルは日陰名栗峰、そして高丸山を越えた所で時間切れ。ここまで来たら千本ツツジまで足を延ばしたかったなぁ。。。ということでトレースは高丸山の西鞍部までつけてきましたけど、千本ツツジまでは見たところまだまっさらです。

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(高丸山もトレースなし ^^)

んで西の鞍部から縦走路に直接降りて、今回は鴨沢道ではなく赤指尾根を下りました。こちらものっけからトレース皆無で気持ちよかったんですけど、道が尾根を外れるところで「あとはもう植林帯だから・・・」とここでスノーシューを脱いだらこれがとんだ大間違い。

実際に歩きだすと植林帯のトラバース道にも雪がたっぷり積もってただの斜面と化しており、下りだというのにここでもたっぷり汗をかかせてもらいました(笑)。

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(赤指尾根もトレースなし ^^)

ということで峰にたどり着いた時にはすでに日没。そして峰谷に下った頃にはもう日もとっぷりと暮れて、峰谷橋を目指して真っ暗な車道をとぼとぼ歩いていたら、なんとここで車に拾われて奥多摩駅までひとっ飛び。お陰で一時間は早い電車に乗ることができてこの日は最後までツイていました。拾ってそして駅まで送ってくれたおじさん、本当に有り難うございました。<(_ _)><(_ _)>

・・・・・☆
 
◆ 2008.02.11 (Mon)  晴
奥多摩駅 07:25→ 東日原 07:53/08:00- 稲村岩のコル 09:00/09:10- ヒルメシクイノタワ 10:50- 鷹ノ巣山 11:30/12:40- 日陰名栗峰 13:55/14:10- 高丸山 15:05/15:15- 赤指尾根分岐 15:40- 尾根はずれる 16:30- 峰(ゲート) 17:30- 峰谷 18:00
 

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