今年も滝子山 (^^;;;
(恵能野川径路の山ノ神)
さてさて11月に入り、笹一酒造さんで行われる新酒祭りの季節になって参りました。(^^)
例年新酒祭りに合わせてどういうコース取りをしようか結構悩むところなのですが、今回(11/11)は去年と同じく滝子山。そして先に紹介した松浦さんの「バリエーションルートを楽しむ」にも掲載された恵能野川からアモウ沢乗越を経由してに上がるルートを一年ぶりに歩いてきました。
(紅葉はここでも見頃。恵能野川の径路の道すがら)
先週末は予報が良くなく山行き当日の予報も雨マークがズラリ。でも天気が回復傾向だったので午後から晴れるかもと言う期待を込めて強行したのが吉と出たようで、朝から雨もなく行きしなの電車の車窓からはまだ曇っていたものの滝子山も見えてそれだけでもうワクワクしてきます。
日曜は一番バスが遅いので大月駅からタクシーで恵能野神社ではなく間明野に出て(¥2730)、金山神社でいそいそ準備をしてから右端の踏み跡を拾い、まずは切目峠へ向かいます。
(桟道は相変わらず・・・)
神社から10分ほどで切目峠に上がり、そのまま奥へ下るとまもなく恵能野川に。そして堰堤滝の下を飛び石で徒渉して対岸に上がるとすぐ脇に廃車置き場があって、ここで恵能野川の径路と合流します。
恵能野川の径路は台風9号の影響が心配されましたが、橋がひしゃげていたり小規模な崩れはありましたけど思ったよりも荒れておらず、歩きにさほど支障はありませんでした。もうこの辺りでも紅葉は見頃になっており、しかも時折日が差し込んでくることもありなかなか見事です。でも日が出ると暑いわ・・・ってそんなこと言うのは贅沢過ぎますね~。
(恵能野川の径路・恵能野川最後の徒渉点にて)
去年の初夏の様子(2006.06.04)と比べてみると。。。
紅葉の時期にこちら歩いたのは初めてだった事もあって、とにかく歩いて驚いたのはその変わりよう。山ノ神辺りの紅葉もなかなかのものだし、コブトチ沢(松浦本で言うトヨミ沢)を渡ってアモウ沢との中間尾根に取り付くと今度はカラマツの植林がまた見事。そしてしばらく上がると見えてきた大久保山と岡松ノ峰を結ぶ吊り尾根の紅葉のラインもそそられるモノがありました。
(アモウ沢 コブトチ沢中間尾根にて・Part1)
中間尾根は急ですけどそのお陰でスイスイ登れる所が気持ちいい。周囲が自然林に変わると周囲はガスりはじめましたが、終わりかけなものの紅葉はまだまだ健在。しかし尾根の左側はまだ緑かすでに落葉していたのに対して、尾根右(北)側は見事な紅葉が見られました。この差は面白かったけど、いったいなんでだろう??
そんな紅葉も見られなくなると尾根上には岩が現れだし、そろそろ稜線間近の様子。するとガスが途切れて青空が、そして滝子山や稜線が顔を出すようになって、おお~っ!これは・・・気持ちが一気に盛り上がります。
(アモウ沢 コブトチ沢中間尾根にて・Part2)
これで天気がこのまま一気に回復するのか?思ったらまだガスがかかったりと結局はそんな繰り返し。こんな天気でも滝子の山頂にはそれなりに人がいそうだし丁度よくお昼にもなったので、ランチは南大菩薩稜線手前にあるこれまたいつもの露岩で摂ることになりました。
ランチ中も天気は晴れたりガスがかかったりの繰り返し。休憩中は稜線の方から人の声も聞こえたのでやはり滝子山にはそれなりの人が入っているみたい。結局一時間ほどのんびりしたら腰を上げて出発します。
(滝子山山頂より丹沢方面)
5分ほどで稜線の登山道に飛び出せば滝子山まであと少し。カラマツ黄葉はもう盛りを過ぎて落葉を待つばかりな感じ。ズミ沢の道を合わせると道がぬかるみ始めてちょっと閉口しまししたが、山頂まではさほどの距離ではありません。
山頂に着き、まず気になっていたのは6月に偶然見かけたブナハバチ後のブナの様子。周囲にあるブナの木々をよく見てみると大部分は落葉を終えていたようですけど、ハバチに丸裸にされたブナは枯れた小さい葉が残っておりどうやら葉を再展開した模様。今年は中間(盛夏)に確認できなかったのでちょっとホッとしました。
(P3の手前辺りだったと思う)
そうこうしていると周囲のガスがまたまた切れ、雲の中から丹沢の山並みが現れて、そして消えて。すると今度は麓の町並みが現れては消えて、と流れるガスと雲のショータイムをしばし楽しんだら時間も時間。道がぬかるんでいたので当初の予定を変更して南尾根(所謂南稜・寂しょう尾根)を下りはじめます。
さすがに雨後とあっては急な岩尾根の下降には気を遣います。いきなり転倒してこれに続くかのようにまた転倒(笑)。でも次第に慣れてくるときちんと降りられるようになりましたが、近年岩場につけられていたロープが全て取られており(去年はあった)、なんか南尾根の初訪の時を思い出してしまいました。
(南尾根の下りしな)
紅葉は中腹より下で見頃になっており、尾根下部もダンコウバイの紅葉が見事。去年の南尾根下部は色づく前に枯れ始めていたので、決して素晴らしい色づきとはいえないけどなかなか楽しめました。
でも下るにつれ再び周囲はガスりだし、林道を渡り送電塔で休憩している頃には雨が降り出しましたが、それもほんの一瞬。再び林道に出たらあとは笹一を目指すのみです。(^^)
(今年も笹一新酒フェアへ v(^^))
ということで今年の新酒フェア、天気が今ひとつなせいか人出は思いの外少なく、お陰でまったり美味しいタダお酒を飲むことができました。話しても声がちゃんと聞こえるし、終わり近かったからおつまみも半額でしたし。なかでもお酒と合うみそおでんやふろふき大根がほかほかで美味しく、この日もこんな感じの山行きだったなぁ、とひとり思い起こしていたのでした。
新酒フェア・・・先週は散々だったでしょうから今週末は好天になってお祭りらしくなると良いですね。ささいちがんばれ!
・・・・・☆
◆ 2007.11.11 (Sun) 曇 時々 晴
間明野(金山神社) 08:20- 切目峠 08:30- 恵能野川径路合流(廃車置場) 08:40- 山ノ神 09:40/10:00- 林道 10:25-(途中休憩60分)- 縦走路合流 13:15- 滝子山 13:30/13:45- 桜公園 16:15- 笹一酒造 16:35
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)