2010.10.26

錦繍の日原、秩父・都県界尾根/長沢背稜を北へ南へ

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(七跳山から大平山の大クビレへの道すがら)

先週は珍しく水曜に歩いたんですけど、日原も本格的な紅葉のシーズンに入ったのでもちろん週末も歩いてきましたよ。

今回(10/23)は東日原から一杯水廻りで七跳山に出て、秩父側の大平山の大クビレへ一旦降りたら、北面捲道を西へ追うつもりも早々に頓挫してしまい、結局天目山林道を西へ赤岩谷まで。そしてそこから直接牛首(ショージノタワ)~稜線の縦走路まで登り返して酉谷山へ向かい、それからなおも稜線を西へ行き、骨谷右岸の緩斜面を利用しつつ下降して骨谷出合、そして三又へ出る、という結果として都県界尾根/長沢背稜を北へ南へとかなりややこしくなってしまったコースを歩いてきました。

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(ハナド岩より大栗尾根を見下ろす)

この日は好天の予報が出ていたこともあって日原行きの一番バスも立ち客が出るぐらいの盛況ぶりでしたが、大半が鷹ノ巣なのかなぁ、ヨコスズ尾根を登るのはほんの数名だけだったのではないでしょうか。のっけはガスっていたものの、登るにつれ徐々に晴れてきて、雲一つない青空に色づき始めた山肌が見えてきて気分は上々・・・

のはずがそんな天気も僅かの間で、かなり冷たい風が吹いてきたなと思ったら再び周囲はガスに覆われてしまい、一杯水避難小屋(前に通りがかった4週間の間に白系の壁に塗り直されていました)に着いた時点で三ツドッケは即決でパス。それからもなかなか晴れてくれなくてハナド岩も↑↑な感じだったのは少々ガッカリでした。しかも小川谷はヘリが盛んに飛んでかなりうるさかったし。。。

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(コシアブラ)

それでも七跳山へ向かうと徐々に晴れ間も出てきて、現金なもので再び気分も良くなってきます(笑)。

そして縦走路から離れて七跳山に上がると、目論見通りに周囲は丁度紅葉が見頃。うっしっし。ここはカエデの類が多いので密かに狙っていたのでした。(^^) ここで北面捲道が横切る大平山の大クビレへ向かいますが、

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(ハウチワカエデは比較的綺麗に色づいていた)

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(この辺りはオオイタヤメイゲツ・大クビレへの道すがら)

当然のごとく周囲の紅葉を愛でてつつ、周囲をウロウロしてしまうので大幅にペースダウン。色づきはまぁそれなりに良かったですけど、どんな感じになるのか気になっていたシロヤシオは色づく前に枯れだしていて、それがちょっと残念だったかも。

そんな紅葉黄葉から緑が少々増えてくるとまもなく天目山林道が通る大クビレに降り立ちます。広い鞍部からは三ツドッケを始め都県界尾根/長沢背稜北面の山肌も良い具合に色づいているのが見えて、丁度良いランチ場の雰囲気。ちょっと早めですか今回はここでランチとなりました。

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(大クビレから北面捲道を探すも・・・)

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(ヒトツバカエデ)

良い気分でランチを終えたら今回はここからが本番。北面捲道を拾って西の牛首へ向かう腹づもりだったんですけど、かねてより確認していた踏跡は実際に入ってみると(いい雰囲気でしたが)間もなく消失してしまい、歩き出し早々から思いっきり悩んでしまう始末。

しょうがないのでその先の尾根を一旦稜線上まで上がってから、北面捲道を探しつつ降りてみたのですが、それらしき踏跡らしきもの??が二本ほどあったものの確信が持てず、結局天目山林道まで降りてしまいました。

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(天目山林道・素敵な荒れっぷりです)

しょうがないので、ここは林道を赤岩谷が横切る所まで歩いてから牛首へ直接詰め上げる事にして、林道を西へ歩き出しましたが、さすがにこちらはろくすっぽ使われていないのか、崩落にデブリが相次ぎなかなか素敵な荒れっぷりです(笑)。

展望もなかなか宜しく、大久保谷を見下ろしながら行けるのも新鮮だし、なにより秩父側って林自体の良さは日原側に譲るものの、岩が多いせいなのか??紅葉でも赤いのが結構多いんですよね。

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(左から坊主山、牛首に立橋山)

周囲の木々に展望を楽しみつつ40分ほど歩くとようやく赤岩谷に到着。ここから目の前の牛首へ上がるのに赤岩谷の枝沢をそのまま辿るのはちょっと嫌らしそうだったので、赤岩谷とその枝沢の中間の尾根を登りましたが、これとて結構急でなかなかしんどい登りです。

それでも途中で比較的明瞭な道形が見つかったのが収穫で、こんな事なら最初から牛首から行けばよかったかもー。そしてより明瞭な道筋が見つかるとすぐ上が牛首の痩せた鞍部でした。

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(牛首の鞍部)

牛首は12、3年前に一度下りにとって以来本当に久しぶりでしたが、こちらもご多分に漏れずスズタケが枯れて雰囲気が変わりましたね。初訪の頃はそんな余裕もなかったんですけど、改めて訪れてみると川浦谷林道の道形らしきものも確認できてちょっと感慨深かったです。

さてここから都県界尾根へ登り返すのですが、道は基本的に急な岩場を西側へ捲きながら行く所を無視して今回はキッチリ尾根伝いに登ってみました。この辺りのツツジの紅葉を期待したんですけど色づきは今ひとつかなぁ。

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(都県界尾根/長沢背稜稜線上の紅葉は見頃に)

牛首から20分ほどで縦走路に飛び出したら、時間も時間だしこのまま東日原へ帰ることも考えたものの、ここまで来たんだから・・・とやはり足は酉谷山へ向いていました。しかしこれで帰路の終バスが決定です(笑)。

そんな訳でいつもは必ず寄る避難小屋には立寄らず、直接酉谷山にあがるとさすがにこの時間、もう誰もいません。

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(富士も姿を現した・酉谷山より)

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(都県界尾根/長沢背稜、行福ノタオ附近)

・・・とこのまま静かに過ごせるものと思い込んでいたら、14時を過ぎているのにハイカーが後から続々とやってきてビックリ。そしてなんとその中にyyggさんご一行もいらっしゃってまたビックリ。この様子だとこの日の小屋は超満員でしょう。

そんな訳で山頂に来る方来る方といろいろ話していたら随分と長居してしまいましたが、もう林道は歩きたくない?ので??適当な所でおいとまして、とりあえず西の縦走路へ下り始めます。

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(骨谷右岸の緩斜面・Part1)

帰路はいろいろ考えていたんですけど、やはり歩いたことのない所、ということで当初は骨谷をそのまま下降するつもりで喜右衛門尾根の分岐手前から下降を始めたのですが、実際に降りてみると骨谷よりその右岸側になかなか良さげな緩斜面が広がっていて、ついついそちらに引き込まれてしまいます。

そしてそんな素敵な林の広がる緩斜面をゆるゆる彷徨うように適当に歩いていると、これがどうも骨谷を高捲きながらうまく降りられる感じだったので行ける所まで行ってみようと、あとはそのままゆるゆるゆるゆる・・・

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(骨谷右岸の緩斜面・Part2)

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(骨谷右岸の緩斜面・Part3)

行くと、下るにつれ緑が濃くなっていきますが、そんな素敵な緩斜面をうまく繋げながら降りていき、梢越しに酉谷の切れ込みが見えてきた所で骨谷の右岸尾根に乗ると、ひと下りで骨谷の出合に着地しました。

ここまでくれば先は見えているので少し休憩していると、なぜか?(ホントかよ・笑)yyggさんご一行に拾われてあとは奥多摩駅まで直行。おかげで完全に諦めていた17時台のバスと同じ時間で帰路に就くことができ、本当に助かりました。ありがとうございました。 <(_ _)>

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(ここまで来ると骨谷出合も近い)

しかし、この日はめまぐるしく変わる天気とそのコースどりのせいでしょうか、とにかくスッキリとは晴れなかったけど日差しには恵まれて紅葉は楽しめたし、北面捲道はうまく探せなかったけど、いろいろな出逢いや新たな発見もあったりして、終わってみれば盛りだくさんな楽しい一日。奥多摩を始め近場の低山の紅葉はまだまだこれからですから、後は気温がキュッと下がってもう少し綺麗な紅葉が見られるようになると良いですね。
 
・・・・・☆
 
◆ 2010.10.23 (Sat)   晴 後 霧 
奥多摩駅 06:25→ 東日原 06:50- 一杯水 08:40- ハナド岩 09:20/09:35- 七跳山 10:05- 大平山の大クビレ 10:45/11:20- 天目山林道に降り立つ 12:05- 赤岩谷 12:40/12:50- 牛首 13:25- 酉谷山 14:10/14:30- 縦走路離れる 14:55- 骨谷出合 15:40- 三又 16:20
 

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2007.10.19

飯豊はやっぱり・・・(^^) 4

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(えぶりさし、ようやく姿を現す。 ^^)

この日はとりあえず4時に起きたらまだまだ風雨が止んでないのでもう一度寝直して、再び目が覚めたら風は相変わらず強いものの雨はようやく止んだ模様、ということで時計を見たらちょうど5時でした。

しかし寒いわ。小屋の温度計は2℃(ちなみに前の日到着した時は12℃)でした。これで晴れとは云わないまでも空気がちょっとカラッとしてたら白いのも期待できたんだろうけど、この湿度の高さではそれも無理な話。のろのろ朝食を取り、貸し切り状態だったことを良いことにまわりに干していたモノを取り入れていそいそ準備を始めます。

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(鉾立峰に着いてしばらくすると・・・)

そして表に出て水場で顔を洗い、監視員さんに挨拶してから出発。前日ほどではないにしろ西風は強いし、相変わらずのガスの中でしたが、雨が降ってないだけで嬉しいものです。紅葉に名残のタカネマツムシソウやハクサンイチゲなどのお花も愛でつつ写真だって撮れるし(笑)。

大石山を過ぎ、鉾立峰でちょうど一時間。丁度よいのでちょっとお茶を飲んでいると、なんか行く先に山の姿がうっすらと見えるような見えないような・・・。

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(ガスが晴れて・・・↑↑トップへ)

まぁ気のせいだろうと思い北へ下り始めると、あれれガスが強い西風に飛ばされ、そしてみるみる切れて・・・ちょっ ちょっと杁差の姿がうっすらと見えてるじゃない!

もうもうそれだけで興奮していたら、西風がいつのまにやら周囲のガスを完全に吹き飛ばし杁差がその姿を、そして西俣も東俣も周囲の山山も現れ、そしてなんと日本海までクッキリ!この天気でまさかここまで見えるとは。。。

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(杁差への登りしなより鉾立峰を振り返る)

まさかまさかの思いがけない光景にひとり絶叫して展望を楽しんだり写真を撮ったり。振り返ると鉾立峰の紅葉もいい感じです。

天気は回復傾向のハズだしもしかしたらこのまま晴れるの?とも思いかけましたが、残念ながらそれも杁差小屋に着く頃にはまたガスに覆われてしまい、残念ながらつごう40分ほどのショータイムでした。

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(ガスが晴れていたのも杁差小屋まで)

結局杁差岳山頂で休むのは諦め小屋に寄って小休止。飯豊も建て替わった小屋が増えてこの小屋も古い方の小屋になった割にはまだまだ綺麗に使われているなと言う印象。とにかくここはロケーションが最高だから晴れてたらここに泊まりたかったんよな~。

小屋でパンを食べながらまだ決めていなかった下山ルートここで決めなければ・・・またガスっちゃったし西風も相変わらず強いので結局早く下れる東俣を下ることにしました。

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(長者平の一角)

小屋を出てガスガスの杁差岳に上がり祠に参拝すれば、名残惜しいですがあとは下山するしかありません。前杁差への道すがらもガスが晴れそうな事もあったのですが、先程のように綺麗に晴れることはなく基本的にはガスの中。

でもそれでも心底満足したのはやはり先程のショータイムがあったお陰でしょう。前杁差を過ぎるとまもなく背の高い灌木が現れ、おとといの早川のつきあげから続いた飯豊の稜線歩きもおしまい。千本峰へ向け急降下が始まります。

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(権内尾根が見えてきた)

やがてガスを抜け周囲が晴れてくると足下に権内尾根が見えるようになり、まもなく千本峰に。権内ノ峰へ向かうとブナの高木も現れ、木々は美しいものの下界がだんだん近づいて来るのでちょっと複雑な気分です。

そしてカモス頭からは主尾根を外れて東俣へ急降下。ブナやヒメコマツの立派な木々が目を引きますが、よそ見していると重荷ですしコケるので慎重に慎重に。。。

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(下ってきた尾根を振り返る・千本峰附近より)

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(カモス頭にて)

そして東俣の沢音が聞こえてくるとまもなく東俣にかかる橋に降り立ち山道はおしまい、ではなく対岸に渡ってからその対岸の尾根を上がる大高捲きのもう一仕事が残っています。しかしその登りもそう大したことはなく、再び降りて若いながらも美しいブナ林に変われば今度こそ山道はフィナーレ。

もう一度東俣に架かる橋を渡るとそこは東俣の林道終点で、フィナーレとはいえまた大石ダム8kmほどの道のりを残していますが、ここまで来ればもう下山したも同様。ちんたら歩いて大石ダムへ向かいます。

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(林道に出る手前、林は若いがブナが美しい)

途中で雨に降られて雨宿りしたりもしましたが、実働一時間ほどでゲートに到着。ここまで一般車が入れるのでもうタクシーでも呼んじゃおうかな~とケータイの電源を付けたらあっさり圏外(ドコモmova)で、やっぱりそう簡単に楽はさせてもらえないようです(笑)。

結局大石ダムまで足を延ばして山歩きはここで本当のフィナーレ。ここでタクシーを呼んで桂の関温泉ゆ~むへ直行。ここはR113沿いの道の駅関川に併設されており、しかも米坂線の越後下関にもほど近いという公共交通機関利用のハイカーには絶好の位置にある有り難い温泉です。

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(大石ダムより)

さっそくひとっ風呂浴び、それから16時台までない米坂線の時間までどうしよう・・・と思っていたら、館内に越後交通観光バスの時刻表が掲示されていたので、さっそく見てみるとなんと坂町行きの終バス(下関営業所15:41発)が20分後にあるじゃないの!でも始発が下関駅ではなく「下関営業所」となっているのでフロントの方に聞いたら駅からほど近いと云われたのでそれなら20分あれば行ける!と踏んで慌てて表に出て営業所へ。

下関営業所は駅前を通る旧米沢街道をなおも西(坂町方面)へ行った郵便局の隣にあり温泉から所用10分ほど。無事にバスに乗れ、坂町から新潟への電車の車中では綺麗な夕暮れも見られて今回の飯豊行きは無事に幕を閉じたのでした。あっそうそう下関~坂町のバスは土休日運休の平日運行オンリーですので悪しからずです~。
 
 
おしまい。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.10.09 (Teu)  曇 時々 晴
頼母木小屋 06:30- 大石山分岐 07:00- 鉾立峰 07:30- 杁差小屋 08:15/08:35- 杁差岳 08:40- 前杁差岳 09:15- 千本峰 10:00- 権内ノ峰 10:35- カモス頭 11:00- 東俣第二の橋 11:45- 林道終点 12:15- ゲート(東俣彫刻公園) 13:30- 大石ダム 14:15
 
大石ダム~桂の関温泉 タクシー(迎車) ¥2700
桂の関温泉ゆ~む 入浴料 ¥500
下関営業所~坂町駅(新潟交通観光バス) ¥440
 

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2007.10.16

飯豊はやっぱり・・・(^^) 3

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(御西小屋前の朝・・・05:30)

あの・・・前もって云っておきますけど、この日は以下の事情によりまともな写真はございませんので悪しからずです。<(_ _)>

ということでこの日も4時に起床。起きた時はすでに風が吹いて雨も降り出していたものの、まだ夜景が見えていたのに、のろのろ朝食と摂って出発する頃になると夜景が消え、大日岳も消えて・・・結局ガスガスの中のスタート。

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(天狗ノ庭から少し行ったところだと思う・・・06:31)

ガスガスの中でも紅葉も草紅葉も盛りでしたが雨が降っている上に風もかなり強く、ただただ歩くしかありません。今の様子を見てみたかった天狗ノ庭や御手洗ノ池なども一瞥して素通り。それでも烏帽子岳までは稜線の東側を捲くことが多いのでまだマシでした。

それが烏帽子岳への登りに差し掛かると道は稜線上に出ることが多くなり、途端に風や雨がバチバチとまともに吹き付けるようになります。おかげで体はフラれるし雨粒が痛いこと痛いこと。そして梅花皮山から梅花皮小屋のある十文字鞍部へ下りはじめると風はなおも強くなり、飛ばされそうになります。でも足下の紅葉がキレイなので思わず変な姿勢で立ち止まってしまうと、もーヤバ~い。(-"-;)

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(建て替わってキレイになった梅花皮小屋・・・08:27)

ほうほうの体で十文字鞍部に降り立ち、逃げるように小屋に入ってちょっと休憩。今の時間ですから中はみんな出払っていて誰もおらず、お隣の管理棟にも人のいる気配がありません。建て替わった小屋はもちろん中もキレイでしたがもう小屋内へ上がる気力はなく、土間の中でパンを食べてから再び外に出て嵐の中を歩きます。

ヘロヘロ北股岳に上がり山頂の祠に参拝して行くと、ここから門内岳の間の紅葉がこの日一番キレイでしたがもちろん写真も撮れずに見るだけ。そしてこれまた風の通りまくる門内小屋へヘロヘロ降りてまたお休み。こういう大荒れの時、避難小屋の存在って本当にありがたいですね。

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(風除室の扉も仕切もゆるゆる。ボロくなりましたねぇ。門内小屋・・・09:51)

休憩中にここで泊まっても翌日は西俣・東俣どちらを選んでも大石まで問題なく下れるので、もうここで止めてしまおうという誘惑に駆られたりもしましたが、まだ朝だし(笑)やはり水場の近い頼母木小屋までは行くことにして再スタート。相変わらず飛ばされそうになりながら先を行き、頼母木山からは見事な草紅葉の中をただただ歩いて、無事に小屋に到着しました。

連休の最終日とはいえこんな天気だし小屋には誰もいないだろうと思っていたのに、管理棟前の水場にはな~んとビールがプカプカ浮かんでいるじゃぁあ~りませんか!そんな想定外の光景に思わず絶叫していると(笑)管理棟から管理人さんが出てきたので「お世話になります」と管理費(宿泊代ね)を支払おうとしたら、その方は管理人ではなく「監視者」だから管理費はいらないと云われました。

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(頼母木小屋・・・実は翌朝の写真です ^^;;;)

その上翌週には水場を(おそらくペダルを漕ぐ夏期トイレも)かたづけると言っていたせいでしょうか、ビールも飯豊価格から北ア価格に値引きしてもらい、端からビールの入手を諦めていた身にはこれだけでこの日の労が報われた感じです。(^^)(^^)

小屋に入って荷物の整理をしていたら何とザックの中まで浸水していたものの、被害は着替え用のタイツだけですんだのはラッキーでした。こんな天気なので後はもう誰も来ないだろうと思っていたら夕方近くになって杁差から一人やって来てこの日の宿泊者は2名。寒冷前線が通過した後も風雨は止まず、それでも気温はしっかり急降下してかなり寒い一夜でした。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.10.08 (Mon)  雨(風 非常に強し)
御西小屋 05:30- 御手洗ノ池 06:45- 梅花皮小屋 08:15/08:30- 門内小屋 09:45/10:15- 頼母木小屋 11:40
 
ビール(ショート缶2本・頼母木小屋) ¥1000
 

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2007.10.13

飯豊はやっぱり・・・(^^) 2

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(大日岳直下より来た道を振り返る・右は牛首岳)

翌日は4時に起床して、チンタラ朝食を取りつつ空が明るくなり始めた5時半に出発。上を見上げれば青空が広がって嬉しい山日和。(^^) オンベ松尾根の登山口は林道終点の直前左手にあり、まずはアシ沢に下って橋で沢を渡りそれからオンベ松尾根に取り付きます。

まずはブナやミズナラ、ヒメコマツの立派な木も目立つ美しい自然林の中をせっせと登りますが、飯豊につきものの?極端な急傾斜がなく、重荷ながらも木々を愛でながら歩く余裕がありました。

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(登りだしはブナが美しい)

そんなわけでいともあっさりと月心清水に着くとここで立て続けに日帰りの方がやってきたので、休憩の後先に行ってもらいそれから再スタート。ひと登りで高木が少なくなると周囲が開け、目の前に行く先の尾根に櫛ヶ峰の稜線が目に入ります。ただ紅葉は10月に入っているというのに思いの外進んでいない感じ。

それでも辺りが開けると開放感があってやっぱり良いものです。一服平にも月心清水から一時間かからず到着すれば周囲に高木は完全になくなり、もう本山や御西の小屋も見えている。ナツカシー!!でも早川のつきあげの方を見るとすでに西側から妙な雲が出てきています。。。

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(一服平より櫛ヶ峰、早川のつきあげ方面)

さて事前の情報では一服平からはネマガリが被って藪道になると聞いていたのに、その先も刈り払われており至って快適。最後の登りは針金が張られているものの必要とするほどでもなく、じきに早川のつきあげに上がると・・・をを!なんと稜線の西側は紅葉真っ盛りじゃない!!

でも行く先となると牛首山は見えているものの、大日岳はすでにガスに覆われておりかなりガックリ。まさか今日はこのままなの??・・・とイヤな予感にさいなまれつつ、ぼちぼち出る日差しを逃さないように周囲の紅葉を撮りながら先を行きます。

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(早川のつきあげより・左は大日岳)

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(同じく・櫛ヶ峰を振り返る)

少々わかり辛いですけど↑の櫛ヶ峰の写真、稜線を挟んで色づきの違いがわかるでしょうか。

この頃から御西泊まりのハイカーとすれ違うようになり、情報仕入れがてら(ちなみに前の晩の御西小屋は土間まで人が溢れたらしい)のお話しの中でこちらがタクシーで六千円かかったって云ったら「お金持ちね~っ」とからかわれたり(笑)、まぁ紅葉が盛りのせいでしょうかみなさん笑顔笑顔。

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(牛ヶ首へ下り始めると大日岳がようやく姿を現した)

牛首山を越え牛ヶ首へ降り始めるとようやく大日岳も姿を現して、これは嬉しかったというより心底ホッとしたというのが正直なところでした。

そして牛ヶ首へ下ればあとは山頂へ向けての最後の登りで、道は一度尾根を右に捲いてから尾根上に戻り、これも見た目よりもあっさりと大日岳の山頂に着いてしまいました。

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(大日岳より御西、本山方面)

山頂には先客さんが5.6名ほどおり、ここでようやく加治川を挟んで聳える北股岳とも再会。しばらく周囲の展望を楽しんだらこの日のもう一つの目的、ほとんど相手にされないながらも飯豊第二の三角点峰である西大日岳へ向かいます。

その西大日への道は大日岳からの下りだしこそハイマツが被って歩きづらくなっていましたが、藪が被るのはそこだけ。あとは道筋もしっかりしており大日岳から20分ほどで到着。

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(西大日岳へ向かいます)

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(西大日岳山頂にて)

三角点をカメラに収めたら今回は静かなこの西大日でのんびりランチを取り、ちょっとお昼寝。やっぱオイラにゃ静かなこちらの方が性に合ってるわ。

一時間近くのんびりしたら腰を上げて大日岳に戻ります。戻りは25分。これなら大日岳から往復一時間も見れば充分ですね。大日岳に着いたらもう一度周囲の展望を楽しんで、とりあえず御西小屋へ向かいました。

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(文平の池と天狗岳、御西)

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(大日岳を振り返る)

紅葉はこの間も楽しめて、のんびり写真を撮りながら歩いても建て替わって黒くなった御西小屋が徐々に近づいて・・・間もなく到着。

小屋は将棋駒型ながら杁差小屋をちょっと肥えさせた感じでしょうか。さっそく中に入るとやっぱりキレイで、二階へは階段で上がれるようになってるし、内トイレ(!)もありましたけどこれはすでに使用中止(旧小屋時代の別棟トイレが冬季トイレのようです)でした。

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(御西小屋より北股、烏帽子方面)

それに周囲の開けまくったロケーションは当然ながら良いところで、こんな所だとねぇ・・・やっぱりビールが飲みたくなってしまい思わずザックをごそごそ・・・プシューッッ・・・あ~あ、開けちゃった。。。(^^)

とういことで梅花皮小屋へ向かう余裕がまだまだあるのに、ここで打ち止めが決定(笑)。

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(大日岳と御西小屋の夕暮れ)

結局あとは飲んだくれながら御西岳へ寄ったり表でボーっとしたりと、まったり過ごしているとさすがに連休ですね。あとからぞくぞくとやって来て結局この日の泊まりは15名ほど。この小屋の規模では丁度よい塩梅でした。

その後も夕暮れを楽しみ、夜景も天の川も見られて上々の一夜でしたけど、翌日は寒冷前線が来ており天気は下り坂。ちょっと不安を持ちつつシュラフに潜り込みました。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.10.07 (Sun)  晴 時々 曇
湯ノ島小屋 05:35- 月心清水 06:50/07:00- 一服平 07:55/08:15- 早川のつきあげ 08:55/09:05- 牛ヶ首 10:55- 大日岳 10:35/10:45- 西大日岳 11:05/12:00- 大日岳 12:25- 御西小屋 13:25
 
御西小屋 寝具無素泊(しかありません) ¥2000
 

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2007.10.11

飯豊はやっぱり・・・(^^) 1

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(初日のお宿、湯ノ島小屋)

いやぁ・・・ホンマに長かった。。。
体をこわしバイクを手放してからず~~~~~~っとご無沙汰だった上に、計画してからは天気にも見放されて・・・いつの間にやら12年も経っていましたヨ。

ということで体育の日の連休は紅葉見物も兼ねて12年ぶりの飯豊でした。(^^)

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(実川ゲートからの歩きしな)

ボクにとっての飯豊は新潟側は加治川上流の湯ノ平温泉をベースにするのが大半だったのですが、加治川の林道が表向き歩けなくなってもう5年以上経っているのに未だに入れないので、今回は主立った登山道でまだ未踏だった鹿瀬というか今は阿賀町に変わった実川からオンベ松尾根を登っての飯豊入りです。

ということで初日は新潟まで新幹線で出てから先月も乗った磐越西線に乗りかえて日出谷へ出ます。

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(前川ダムの様子)

日出谷っちゃぁヲタな話なんですけど(笑)、最近磐越西線にSLが走って再び脚光を集めた駅弁とりめしが有名で、ボク自身湯ノ平の帰りには必ず買って駅で食べていたのでここは買いに行きたかったのですが、山行きの前とあってはお弁当はゴミになるだけなので泣く泣くスルーせざるを得ません。予約したタクシーに乗ってさっそく実川のゲートへ出ました。

心配した実川までのタクシー料金も某新ハイ誌の記事よりもなぜか安く済んで気分も上々。重荷をヨイサと担いでさっそく林道を歩きます。

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(これが恐怖の??トンネル)

初日は湯ノ島小屋まで二時間ほどの林道歩き。足下の実川や林道端のお花や木々をめでながらのんびり歩けて雰囲気は悪くありません。所々葉が赤く枯れた木々が散見されましたけどこれがナラ枯れの木々なのでしょう。しかしゲートからは一般車は入れないはずなのに一般車らしき車を見かけるのはなんでだろ~??♪

前川ダム、実川発電所を過ぎるとまもなくこの林道で一番イヤだな~と思っていたトンネルに出ます。このトンネル、長さ800mほどの電灯が皆無なキョーフのトンネルで、日中にトンネルを歩くのが苦手なボクは手持ちの'95エアリアで赤破線で記載されているトンネルを避ける旧道をまずは捜したのですが藪に埋もれて道形なし。しょうがないのでヘッデン出してトンネルの中へ。所要時間は10分ちょいでした。

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(こりがオンベ松尾根の登山口)

トンネルを抜けしばらく行き周囲が美しいブナ林に変わると、左手に「ようこそ」と書かれたブナの木の脇に道が延びていてこれが湯ノ島小屋への道。ブナ林の中を行くとまもなく到着しました。

小屋はそんなブナ林の中にあるせいか小屋内は若干暗めですけどキレイで、そのロケーションの良さと相俟って至って快適です。中に先客さんの荷物が一つあり、その後三人パーティが来てこの日の宿泊者は計5名。しかし避難小屋で黒一点なんて珍しいな。。。(笑) 用足しがてら夜表に出ると、ブナの木々の間から星空がキレイに見えました。明日はいい日になりそうです。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.10.06 (Sat)  晴
実川ゲート 13:20- 前川ダム 14:05- トンネル入口 14:40- 湯ノ島小屋 15:20

日出谷駅~実川ゲート タクシー(迎車+回送料) ¥6320
 

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2007.08.27

北アの「北アの展望台」へ 6

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(黒部湖の朝・平ノ小屋より)

さすがに前日の疲れが残っていたか、みんなが起きだした5時過ぎには目が覚めたもののどうも起きあがる気がしません。結局6時近くまでうだうだしてから起きて、小屋の前のベンチで↑の黒部湖をボーっと眺めながら朝食を取ります。

でも昨日のうちに平ノ小屋まで足を延ばしたお陰で、今日は渡しの時間を気にすることなく動けるので本当に気が楽です。んで朝食を終えて6時半ちょい前に出発。小屋食の人はすでにあらかた出発していました。

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(黒部ダムへの道のりも相変わらず・・・)

この辺りからようやくブナなどの広葉樹が現れて暫くは黒木と混交する感じでしたが、下るにつれ広葉樹が多くなり歩いていてもホッとします。黒部湖の青い湖面を見ながら、立派なブナをめでながら歩けるなかなか素敵な道のりですネ。

しかし、暫くは↑こんな箇所もありましたけど、奥黒部から渡しへの道のように連続することはなかったのでまぁ良いアクセントだったと言えなくもないかも。

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(でもブナの美しいところも多い)

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(ロッジくろよんが見えてもまだ先は長い)

それでも淡々と湖岸沿いの道を歩いているとさすがに単調に感じるようになってきましたが、行く先に黒部ダムの堰堤にくろよんロッジが見えてくると周囲の様子も少し変わって、この辺りから一番バスで来たと思われる登山者とすれ違うようになります。

タンボ沢の広い河原で見えた針ノ木岳のその近さに驚きながら先を行くと、そのすぐ先がくロッジくろよん。ここからはもう舗装された遊歩道でまもなく観光客で溢れかえる黒部ダムに到着しました。

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(黒部ダムはさすがに観光客が多い)

B070827f
(また来ますネ・黒部ダムより)

とはいえトロリーの乗り場は左岸側にあるのでしばらくは観光放水を見ながら、下の廊下の方を見下ろしながら、そして観光客の中をかいくぐりながらダムの堰堤歩き。10分ほどでレストハウスのある左岸側に到着してフト上流側を見てみると、なんと↑ここから赤牛や水晶が見えるんですね。

山頂部にガスがかかっていたのはちょっと残念でしたけど、今回お世話になった山々に心より感謝をして、帰路につきました。

 
 
おしまい。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.08.17 (Fri)  晴
平ノ小屋 06:25- 中ノ谷 06:50- ロッジくろよん 09:20- 黒部ダム(トロリー乗場)09:55

トロリーバス(黒部ダム~扇沢・荷物料込) ¥1710
バス(扇沢~大町温泉郷) ¥990
大町温泉薬師の湯 ¥600
バス(大町温泉郷~信濃大町駅) ¥510
 

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2007.08.25

北アの「北アの展望台」へ 5

B070825a
(黒部湖に立山と後立山の山々・読売新道の下りしな)

赤牛岳に着くと、山頂ではなんと先客さんが一人休んでいてビックリ。歩いていて先に人は見えなかったのに。。。というか山の中の人間ってやっぱりちっちゃいから見えなかったのでしょうね。

しばらくは展望を楽しみつつ体を落ち着かせてから、ここでお昼のオベントタイム。今回は行程が長いのでオベントを朝昼と三俣小屋で作ってもらったのですが、量が若干少なめなものの朝は結構美味しく、それがまた気分良く歩けた遠因だったかも??

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(赤牛岳山頂)

今度のお昼のオベンにはなんとスコッチエッグが入っているのに狂喜して(笑)・・・って自炊形態の山行きで縁遠いのが野菜、そして揚げ物の類となると思うんですけど、野菜なら担げばまぁいいけど、揚げ物はそうはいかないから非常に貴重なんですね。

んでそんなお昼も美味しく頂いていると、あとから5名ほどがやってきて思い思いに滞在して、みんないなくなったら10時半。名残惜しいですがそろそろおいとまの時間。来た道を振り返り、今まで歩いて、そして眺めてきた山々に挨拶してから読売新道を下りはじめます。

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(赤牛より来た道を振り返る)

読売新道は長いだのしんどいだのと良く言われているのですが、それは読売新道の尾根にプラスして最低でも赤牛~水晶の尾根歩きがあるからなのでは?とかねがね思っていました。

というか読売新道の尾根だけ見れば、あのリーチで1400m程の標高差の尾根はそんなに珍しい規模の尾根ではないですよね。実際目の当たりにしてもやはり結構短いなとう言う印象。

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(同じく、薬師岳の巨体)

さっそく下りはじめると最初はザレた急降下で少々気を遣いますが、それをこなせばあとは比較的歩きやすく、黒部湖を見下ろしながら、そして振り返ると赤牛から上の廊下に落ちる口元ノタル沢の斜面が壮観です。

読売新道は赤牛岳山頂の8/8から下るにつれ標識が7/8、6/8・・・と少なくなってくるのでペース判断がわかりやすいのかも??6/8のあたりが森林限界のようでそれを過ぎると周囲には木々が徐々に現れ、お花畑を通り、やがて高木の樹林帯に入りました。

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(6/8附近より赤牛を振り返る)

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(4/8・ここで中間点??)

林はオオシラビソやコメツガなど黒木が主の自然林。樹林帯はやはり見所が少ないのかもと思っていたら、道中はなんとネズコ(クロベ)の立派な大木がポツポツと、それも途切れずに続いてコレはちょっと嬉しい驚き。

最初は幹周り3mほどのでも(ってこれでもかなり立派!)いちいちカメラに収めていたのですが、それぐらいのが次から次へと当たり前のように現れるんで終いにはその程度のは見るだけになっていました。いや~読売新道、樹林帯でも見所ありますね。というかこういう感じが黒部の特長なのでしょうか。

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(樹林帯に入るとネズコの大木が多くて驚いた)

結局赤牛から3時間ちょいで奥黒部ヒュッテに到着。ここまで来れば周囲にはブナが現れるのだろうと思っていたら結局下まで全編黒木の尾根でした。すぐに小屋脇の新鮮な水にありつき大休止、したいところだけどあんまり休むと先を行きたくなくなるのでほどほどにして平ノ小屋へ向けラストスパート・・・

と言いたいところだったのですが実は今回ここからが一番大変なところで、道中は下界のような暑さの中、水平道にありがちな桟道・梯子による高捲き下捲きの応酬でこれがエラくて本当に堪えました。

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(平ノ渡への道のりは桟道梯子による高捲きの応酬)

最後はヘロヘロしながら何とか渡しの下降点にたどり着き、腹は減ったし船の時間に余裕があったのでここで荷物を広げて早くも夕食(笑)。あとの待ち時間は奥黒部ヒュッテから前後した方と話していたらあっという間でした。

渡しは定時前に湖畔の桟橋(ってたいそうなモノでもない)に降りてないと運休になるので17時ちょい前には桟橋に降りたのですが、平発の定時になっても船の来る様子が全くありません。

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(ようやく船がやってきた!)

こういう「船は本当に来るのだろうか」という不安を持ちつつ待っているひとときって本当にイヤな時間です。イライラしながら待って、こちらの(針ノ木沢側)定時になってようやくエンジン音が聞こえたときには安堵感からか疲れがどっと出てきました。

渡し船は「丸に平」のはっぴを着た平ノ小屋のシブい主人が操舵しており、短い時間でしたが船に乗るのも不思議とゆったりした気分になれてなかなか良いものですね。おかげでヘロヘロになりながらも上々のフィナーレでした。

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(本日のお宿は平ノ小屋)

平ノ小屋は黒部川沿いにあるせいか、山小屋と言うよりは釣り宿と言った風情でそれが新鮮でしたし、なにより黒部川の小屋にはお風呂がある。ここは温泉じゃないし石鹸も使えないので汗を流す程度ですけど、山行きのあとに汗を流せて湯船に浸かれることがどれだけ幸せなことか!

小屋は新しくてキレイだし、宿泊者も10名ほど。なので至って快適で、小屋の夕食中(マツタケのみそ汁が出たらしい)に表でビールを飲んだら、あとはすぐに寝てしまいました。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.08.16 (Thu)  (快晴に近い)晴
三俣山荘 03:45- 鷲羽岳 04:45/05:15- ワリモ北分岐 05:55- 水晶小屋 06:25- 水晶岳 07:05/07:20- 温泉沢ノ頭 07:55/08:15- 赤牛岳 09:55/10:30- 雨量計(5/8) 11:35- 3/8 12:20- 奥黒部ヒュッテ 13:40/14:00- 平ノ渡(針ノ木谷) 15:50/17:15→ 平ノ小屋 17:30

ポカリスエット(500mlPET・水晶小屋) ¥500
平ノ小屋 素泊り ¥5500
ビール(ショート缶・2本) ¥1200
 

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2007.08.23

北アの「北アの展望台」へ 4

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(今回の目的は赤牛岳。2818m峰附近より)

四日目(08/16)は今回の山行きのメインでもある赤牛越えの日。当初の予定では少しでも距離を短くしたかったので三俣小屋から黒部源流~岩苔乗越のルート行くつもりだったのですが、前日に鷲羽岳に登れなかったのでまずは鷲羽岳に寄らなければいけません。

一日の行程が長くなるのはやっぱりイヤだけど、どうせ寄らなければいけないんなら鷲羽の山頂で日の出を迎えるものいいかも、と思ってこの日は3時に起きて45分には出発。小屋から外に出ると妙に暖かくて気持ちが悪い・・・おそらく15、6度はゆうにあったと思います。

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(鷲羽岳からのご来光)

さっそくヘッデンをつけて歩き出すと、行く先の鷲羽にはまだガスがかかっていて心配になってしまいましたが、急な斜面をせっせと登っているといつしか晴れてきて、同時に周囲も明るくなってきます。そして周囲の山々が見えるようになると右手に鷲羽池を見て間もなく山頂に到着。当然ながら一番乗りで、ここで朝のオベントをたべつつ日の出を待ちました。

こうやって実際に夜明けから日の出の光景を目にするのはやっぱり・・・いいですね。これは泊まりじゃないとお目にかかれないものの一つでしょう。とはいえ、今回は先が長いので早々のんびりとはしてられません。後ろ髪引かれつつお次の水晶岳を目指します。

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(鷲羽越えればお次は水晶だ!)

この日の行程ではお花はあまり期待していなかったんですけど意外や意外、昨日までに見かけたお花にプラスしてチチマギキョウやイワツメクサ、タカネシオガマにシコタンソウ(はじめて見ました!)などなど岩場や風衝地の花も咲いていて、花の種類が一番多かったのは皮肉でしょうか。

でも朝早いし、お盆のピークを過ぎたせいか稜線の登山道は本当に静かで、天気はいいし、ただただ歩いているだけなのにこの気持ちよさはいったい。。。

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(今までとは違い、道中は岩・風衝地の花が多かった)

ワリモ北分岐を過ぎると間もなく水晶小屋泊まりの人がやって来たのでちょっと立ち話したら、前の晩の泊まりは何と25人とのこと(ちなみに水晶の定員は30人)。これなら水晶泊まりでもよかったじゃ~ん、とも思ったけどなんせ今までの行程が非常に気持ちよかったので、話を聞いても「まっいいか」って感じでした。

ごく普通のペースで歩いているのに鷲羽岳から一時間ちょいで水晶小屋に到着。小屋は例の一件(合掌)の影響か??なんと建て替えられており本当に綺麗です。そして背の低い建物ながらも二階が寝所になっており、定員以内ならけっこう快適にすごせるのでは?と思います。

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(水晶小屋・建て替わってキレイでした)

ここで念のためペットボトルの飲み物を買ってから水晶岳へ。緩やかな尾根道から山頂直下の岩峰群をまきまきして40分ほどで山頂に着きました。

着いた山頂はなんと独り占め。いいですねぇ。水晶岳の位置が位置なだけにぐるりと360度・北アの名だたる山々を欲しいままです。(^^)(^^)(^^)

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(槍穂に鷲羽岳方面・水晶岳より)

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(同じく穂高に鷲羽、焼岳乗鞍御嶽と笠ヶ岳方面)

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(同じく雲ノ平と黒部五郎、中央奥には白山も見える)

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(同じく赤牛岳方面、中央奥に劔立山、右奥は白馬岳)

しばらく展望を楽しんだら人がやってきたのでおいとまして、お隣の三角点峰の三角点をカメラに収めて赤牛岳を目指します。もうこれより先(北)には人の姿は見えません。

この先も温泉沢ノ頭までは雪田があったり稜線東沢側の斜面・・・ここもすごく惹かれるものがありました・・・にお花畑があったりと見所もそれなりあって飽きさせないし

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(稜線の東沢側はカール状になっていて花も多い)

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(水晶岳を振り返る・温泉沢ノ頭附近より)

ふと振り返って見えた↑水晶岳の姿もなかなかのもの。遠くから見える水晶の姿は今ひとつパッとしないなぁという印象だっただけにこれは意外でした。

そして黒部側の遙か下に高天原山荘の赤い屋根が見えるようになるとじきに温泉谷ノ頭に着きます。ここで高天原から二人上がってきましたけど、この高天原に下る尾根はかなり急ですね。このルートは登りはもちろんしんどいけど個人的には下りがちょっとイヤかもです。

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(赤牛と後立山の山々・温泉沢ノ頭より)

温泉谷ノ頭を過ぎると人っ子一人いないことには変わりありませんが、なお一層静かになったような感じもしたけど単に雰囲気に浸っていただけかも。足下の地面が白っぽい色から赤っぽい色(って云い方が稚拙だなぁ。。。)に変わるとを赤牛岳はもう目前です。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.08.16 (Thu)  (快晴に近い)晴
三俣山荘 03:45- 鷲羽岳 04:45/05:15- ワリモ北分岐 05:55- 水晶小屋 06:25- 水晶岳 07:05/07:20- 温泉沢ノ頭 07:55/08:15- 赤牛岳 09:55/10:30-・・・・・
 

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2007.08.21

北アの「北アの展望台」へ 3

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(黒部五郎のカールを往く)

さて三日目(08/15)は翌日が長い行程なのでまったりモードの一日。それでも周囲が起きだしたので4時過ぎには起床してしまい、表に出て暗闇の中から徐々に姿を現す黒部五郎とカールを見ながらのんびり朝食をとります。

そして次々と黒部五郎へ向かう人たちを見送り、一段落ついたところで私も出発。すでに5時半になっていました。

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(カールを渡り終えると本格的な登りに)

黒部五郎へは稜線を辿るのとカールを行く二つの道があるのですが、あまのじゃくな私でもここは当然カールの方でした。

ということでカールの道は今までの稜線歩きとは趣を異にして、まずは高木の被る稜線の北側を捲きながら小さい沢をいくつも越えて行く感じ。やがて高木帯を抜けると今までとは違う開放感に満ちたカール歩き(厳密に言うとチト違うが)に変わります。

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(黒部五郎岳山頂より・左・薬師岳、中央・劔岳と立山)

周囲にはコバイケイソウやハクサンイチゲが満開やや過ぎでしたが見応えがあり、そんな中をゆるゆる歩けるだけでもう幸せです。やがて五郎沢の左俣と右俣を分ける丘を越えると、ここからが厳密に言う五郎のカール??

そして目の前に黒部五郎の岩塊が近づいてくると、ツメが間近だというのが俄に信じがたい流れの豊かな右俣を渡ります。ここでカール北面の斜面に取り付いて、ようやく山頂へ向けての登りのはじまり。

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(中ノ俣岳の稜線を見おろす)

コバイケイソウの咲き乱れる斜面をせっせと詰めて尾根上に上がると、ここで西側の展望が一気に開けて、まずは今までよりも存在感を一層際だたせた薬師岳が目に入ります。そして見下ろす感じで延びる中ノ俣岳への稜線の緩やかさも惹かれるモノがあるし、西側に目をやると雲海の上に白山が浮かんでいる。

そんな展望に思わず見とれてしまいましたが、黒部五郎の山頂はもう少し先。尾根を西へ行くとまもなく中ノ俣への分岐を過ぎ、一頑張りで山頂に到着です。

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(黒部五郎のカールを見おろす・左奥は三俣蓮華)

山頂からの展望はもちろん申し分ないんですけど、今日も昨日と同様というかすでに南側からガスが来ており、御嶽や乗鞍はあたりはもうガスが湧きはじめていました。

それでも山頂で一時間ほど滞在してしまい、その間小屋への戻りはどうしようかと考えていたんですけど、結局来た道を戻る事に。でも私がピストンするなんて本当に珍しいことで、それだけカールの様子に惹かれたのかも。

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(黒部五郎小舎に戻ってきました)

帰路は人も少なくなり、のんびりと歩いて黒部五郎小舎に戻ったのは一時間半後のこと。ハイカーを送り出して閑散としていた小屋前で今度はのんびりランチです(笑)。早朝はしっかり見えていたカールや山頂にももうガスがかかりはじめており、見えなくなっていました。

ランチを終えたら今度は昨日降りたゴーロの道をヘロヘロ登り返して三俣山荘へ向かいます。

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(三俣蓮華の登りしなより、日本庭園と祖父岳、鷲羽岳)

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(三俣蓮華の捲き道は花が多い・ミヤマキンポウゲ)

結局この辺りも昨日と同様ガスの中でしたが、黒部側ではガスがたまに切れてくれたりして昨日よりはマシだったかも。三俣蓮華の北を捲く捲道の分岐まで戻ったら、今度は三俣蓮華の山頂をパスしてこの捲道に入ってみました。

のっけから黒部側の斜面はミヤマキンポウゲの黄色に白いのはハクサンイチゲかミヤマセンキュウ?(セリ科のお花)で埋まって見事なんですけど、花の種類を確認するために斜面には立ち入ることはさすがにできません。時折ガスが晴れて雲の平の広尾根も姿を見せてくれて、こちらも雰囲気の良いいい道ですネ。

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(三俣蓮華の捲き道にて・おそらくミヤマセンキュウ??)

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(鷲羽岳はすでにガスに覆われていた)

道中ムシトリスミレも初めて見かけて、こいつはしっかりカメラに収めましたヨ。(^^)

そして花々をめでつつなおも東へ行くとなんと再び晴れてきて、まだ残っていた雪渓を渡るとそこはもう三俣山荘のテンバ。まだ13時ぐらいなのにテントがいっぱい張られて埋まりかけています。

B070821k
(本日のお宿は三俣山荘)

そのテンバからひと下りすると本日のお宿である三俣山荘に到着。本当はそのまま鷲羽岳を往復しようと思っていたんですけど、すでにガスがかかっており泣く泣く断念。これで翌日の仕事が増えてしまいました~(笑)。

利用者の多い三俣山荘もお盆を過ぎたせいでしょうか、結局一人一畳以上のスペースを確保できて至って快適に過ごすことができました。早く着いてもこういう小屋は話し相手が自然とできるし、「ある程度の人出であれば」こういう小屋ライフもなかなか楽しいモノですね。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.08.15 (Wed)  晴 時々 霧
黒部五郎小舎 05:30- 黒部五郎岳 07:30/08:25- 黒部五郎小舎 09:50/10:35- 捲道分岐 11:50/12:05- 三俣山荘 13:15

三俣山荘 一泊朝昼弁当付 ¥7900
ビール(ロング缶) ¥800
 

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2007.08.19

北アの「北アの展望台」へ 2

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(樅沢岳と西鎌尾根の緩やかな稜線・鏡平山荘より)

二日目(08/14)は朝食を4時半にとり、5時ちょい前に出発。食事付きだと用意も後片づけも必要ないから本当に楽です。まだ薄暗いけど空には雲一つなく今日もいい天気のよう。ぐっすり眠れたこともあって爽快な気分で歩き出せるのはほんとうに素晴らしいことですネ!(笑)

昨日歩いた林道を20分ほど歩くと小池新道の登山口で、ここから山道に変わってしばらくはミソガワソウ(気にしてからは初めて見た思う)を見ながらの広い河原歩き。振り返るとドーム状の岩山だけが朝日を浴びて輝いていたので何の山?と思っていたらどうやら焼岳のようです。

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(弓折岳分岐より笠ヶ岳方面)

歩き出しから一時間ほどで秩父沢に到着。少し休憩していると後から来た人に「アレは槍ヶ岳」と言われて、槍穂はこんなに近いんだなぁと改めて気がついた私はやっぱりおのぼりさんですわ。

でもその槍穂の稜線のお陰でこの道はずっと日影が続いて一番標高を稼ぐ箇所でもあるし、暑い時期は有り難い道です。シシウドヶ原で一度日差しが当たるようになったけど、鏡平らへトラバースするとまた日影に入り、強烈な日差しの差し込む日向に出たと思ったらそこが鏡池でした。

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(はくさんいちげと・・・)

もう8時近いというのにすぐ先の鏡平小屋の周りは人で溢れかえっており、そそくさと通り過ぎて弓折岳への登りに差し掛かったのですがこの日はこの登りが一番きつかった。暑いし風はないし、その上低山ハイカーの悲しさかこの標高になるとはやりちょっとしんどい。

途中、逃げたつもりが自ら袋小路に入ってしまい人様のカメラの餌食になっていた(笑)ノウサギを撮影したり、花を愛でたり、徐々に広がる展望を楽しみながら登っていき、ようやく尾根上に上がるとそこが弓折岳の分岐。日差しは相変わらすだけど爽やかな風が通っていたので、少々休憩。休憩中もハイカーが次々と通っていきます。

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(双六小屋への向かいしな。左・双六岳、小屋の奥は鷲羽岳)

さて、ここからが良すぎる天気のもと周囲の山山をそして足下の花をめでながらの本格的な稜線歩きのはじまり。相変わらず人は多いし南や西方向からガスが近づいてくるようにも見えるけど、気分が悪いわけありません。

ルンルン気分で小刻みなアップダウンをこなし、行く先に双六小屋が目にはいるようになると道は尾根を外れて、すぐに小屋・・・と思ったらここから小屋までが意外に長かった。それでも分岐から小一時間ほどでハイカーで溢れる双六小屋に到着です。

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(双六岳の登りはじめはくっきり見えていたのに・・・)

ここでランチにしようと思っていたんだけど日影もテーブルもすでにみんな埋まっており、用足しなどしながら空くのを待ってテーブルでランチ。ここでようやく姿を見せてくれた裏銀座の稜線をボーっと眺めていました。

でもここはジャンクションでもあるせいか相変わらずハイカーが次次とやって来るので長居も顰蹙でしょうから適当なところで切り上げて、双六岳へ向かいました。

B070819f
(双六山頂につく頃にはガスがかかり・・・)

しかしここの登りがこんなに急だったとは意外でしたが、もう高度に慣れたのか?これまた意外にスムーズに登れて、花の多いらしい捲道には目もくれずずんずん登っていきます。

そして急な登りから開放されると、だだっ広い尾根をゆるゆる行って双六岳の山頂に着きましたが、もう北東方向以外からガスが近づいており、登りしなは見えた槍ヶ岳や笠ヶ岳はもうガスの中。

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(丸山への登りしなにはとうとうこちらにも・・・)

そんな山頂でちょっと休んで三俣蓮華へ向かうと人も一気に少なくなり、ハクサンイチゲにコバイケイソウも咲いてなかなか良い雰囲気なのですが、とうとうこちらも西側からガスがやってきてあっという間に覆われてしまいました。

ということで丸山も三俣蓮華もガスの中。まぁ今回の行程的にあまり痛くはないし、涼しいからいいか。黒部五郎からの道との合流点が三俣蓮華の山頂だと思っていたら、山頂はそこから東へ緩く行ったピークでした。

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(黄色が映えていたミヤマタンポポ)

三角点だけカメラに収めて来た道を戻れば、あとはさきの分岐を直進して黒部五郎小舎へ下るだけ。でも黒部五郎の小屋って結構低い所にあって(標高2300mほど)丸々500m下るんですね。

でもこの道にはお花が結構あって、特に北の黒部側は緩いカール状の斜面に白い花黄色い花が一面に咲いていたんですけど、ガスっているし遠目ではよく解りません。あれはハクサンイチゲ??ミヤマダイコンソウは終わりかけていたから黄色いのはミヤマキンバイかミヤマキンポウゲ??

B070819i
(この辺りはチングルマ見事・黒部五郎小舎への下りしな)

そこからもうひと下りすると今度は一面チングルマの咲いている箇所に飛び出してこれまた嬉しい誤算。チングルマは今までほとんど終わっていたので、この辺りは遅くまで雪の残る所なのでしょう。

そんなチングルマの花園を過ぎると、道はゴーロで埋まった細い溝の中を急降下。でも急であれば土の道より却って歩きやすく、遙か下に見えた小屋もあっという間に近づいて、下りきると本日のお宿黒部五郎小舎に到着しました。

B070819j
(本日のお宿は黒部五郎小舎)

ここは広々とした草原の中に建っていて本当に良いところですね。小屋のベンチからは黒部五郎のカールが見えて、それがより一層そこの雰囲気を良くしているというか天国感を与えているのかも。

前日まではかなり混雑したらしい小屋もこの日は一人ふとん一枚のスペースが確保されたのはラッキーでした。話し相手にも恵まれ、流星や天の川も見えてこの日も佳き一夜を過ごすことができました。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.08.14 (Teu)  晴 のち 霧
わさび平小屋 04:55- 秩父沢 05:55- 鏡平山荘 07:45- 弓折岳分岐 08:40/08:50- 双六小屋 09:45/10:25- 双六岳 11:20/11:30- 三俣蓮華岳 12:45- 捲道分岐 13:10- 黒部五郎小舎 14:00

トイレ(双六小屋) ¥100
黒部五郎小舎 素泊り ¥5500
ビール(ショート缶) ¥550
 

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