飯豊はやっぱり・・・(^^) 3
(御西小屋前の朝・・・05:30)
あの・・・前もって云っておきますけど、この日は以下の事情によりまともな写真はございませんので悪しからずです。<(_ _)>
ということでこの日も4時に起床。起きた時はすでに風が吹いて雨も降り出していたものの、まだ夜景が見えていたのに、のろのろ朝食と摂って出発する頃になると夜景が消え、大日岳も消えて・・・結局ガスガスの中のスタート。
(天狗ノ庭から少し行ったところだと思う・・・06:31)
ガスガスの中でも紅葉も草紅葉も盛りでしたが雨が降っている上に風もかなり強く、ただただ歩くしかありません。今の様子を見てみたかった天狗ノ庭や御手洗ノ池なども一瞥して素通り。それでも烏帽子岳までは稜線の東側を捲くことが多いのでまだマシでした。
それが烏帽子岳への登りに差し掛かると道は稜線上に出ることが多くなり、途端に風や雨がバチバチとまともに吹き付けるようになります。おかげで体はフラれるし雨粒が痛いこと痛いこと。そして梅花皮山から梅花皮小屋のある十文字鞍部へ下りはじめると風はなおも強くなり、飛ばされそうになります。でも足下の紅葉がキレイなので思わず変な姿勢で立ち止まってしまうと、もーヤバ~い。(-"-;)
(建て替わってキレイになった梅花皮小屋・・・08:27)
ほうほうの体で十文字鞍部に降り立ち、逃げるように小屋に入ってちょっと休憩。今の時間ですから中はみんな出払っていて誰もおらず、お隣の管理棟にも人のいる気配がありません。建て替わった小屋はもちろん中もキレイでしたがもう小屋内へ上がる気力はなく、土間の中でパンを食べてから再び外に出て嵐の中を歩きます。
ヘロヘロ北股岳に上がり山頂の祠に参拝して行くと、ここから門内岳の間の紅葉がこの日一番キレイでしたがもちろん写真も撮れずに見るだけ。そしてこれまた風の通りまくる門内小屋へヘロヘロ降りてまたお休み。こういう大荒れの時、避難小屋の存在って本当にありがたいですね。
(風除室の扉も仕切もゆるゆる。ボロくなりましたねぇ。門内小屋・・・09:51)
休憩中にここで泊まっても翌日は西俣・東俣どちらを選んでも大石まで問題なく下れるので、もうここで止めてしまおうという誘惑に駆られたりもしましたが、まだ朝だし(笑)やはり水場の近い頼母木小屋までは行くことにして再スタート。相変わらず飛ばされそうになりながら先を行き、頼母木山からは見事な草紅葉の中をただただ歩いて、無事に小屋に到着しました。
連休の最終日とはいえこんな天気だし小屋には誰もいないだろうと思っていたのに、管理棟前の水場にはな~んとビールがプカプカ浮かんでいるじゃぁあ~りませんか!そんな想定外の光景に思わず絶叫していると(笑)管理棟から管理人さんが出てきたので「お世話になります」と管理費(宿泊代ね)を支払おうとしたら、その方は管理人ではなく「監視者」だから管理費はいらないと云われました。
(頼母木小屋・・・実は翌朝の写真です ^^;;;)
その上翌週には水場を(おそらくペダルを漕ぐ夏期トイレも)かたづけると言っていたせいでしょうか、ビールも飯豊価格から北ア価格に値引きしてもらい、端からビールの入手を諦めていた身にはこれだけでこの日の労が報われた感じです。(^^)(^^)
小屋に入って荷物の整理をしていたら何とザックの中まで浸水していたものの、被害は着替え用のタイツだけですんだのはラッキーでした。こんな天気なので後はもう誰も来ないだろうと思っていたら夕方近くになって杁差から一人やって来てこの日の宿泊者は2名。寒冷前線が通過した後も風雨は止まず、それでも気温はしっかり急降下してかなり寒い一夜でした。
・・・つづく。(^^)
・・・・・☆
◆ 2007.10.08 (Mon) 雨(風 非常に強し)
御西小屋 05:30- 御手洗ノ池 06:45- 梅花皮小屋 08:15/08:30- 門内小屋 09:45/10:15- 頼母木小屋 11:40
ビール(ショート缶2本・頼母木小屋) ¥1000
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コメント
そうだそうだba_sobuさんの飯豊は風雨に祟られっぱなしに終わってしまったんでしたっけ。
飯豊の場合、ああいう気圧配置の時になるともう大荒れになってしまうのはわかっていて今回は強行したのです。まぁ実行のきっかけはそれも前後の天気が良さそうだからってのが一番大きかったんですけど。なのでこの日は最悪停滞も覚悟していたのでこれでもまだ歩ける状態でラッキーでした。
遠出近場に限らず雨の日の山行きは避難小屋があるコースを選ぶとお昼をとる場所が出来て良いですよね。ほんと嵐を一時抜けてホッとできる一時があるのは有り難かったし、誰もいなくても人のぬくもりを感じられてそれだけで勇気の出るものです。
ba_sobuも次回の飯豊は飯豊の魅力を堪能できる山行きになると良いですね。まるちゃんに湯ノ島まで送ってもらってオンベ松すか?(^_-)---☆
投稿: komado | 2007.10.21 21:43
小屋ばかりのレポなんて、ユニークですね。
門内小屋の内部の写真、撮っていなかったので懐かしく拝見しました。
門内~梅花皮のあの稜線を、雨風に飛ばされそうになり
はいつくばる感じで歩いたことがあるので、大変さと小屋のありがたさ、しみじみ分かります。今となってはなつかしい思い出です。
投稿: ba_sobu | 2007.10.16 22:53