バリエーションルートを楽しむ
(新ハイキング社刊 ISBN:9784915184338 ¥1,680)
もうすでに買われた人も多いようですので説明は不要でしょうか。(^^ゞ
新ハイキング誌での記事(・・・にだけになってしまいましたね)でもお馴染みな松浦隆康さんの二年ぶりとなる著作第二弾「花・巨樹・滝・眺望 魅力の100コース バリエーションルートを楽しむ」が10/20に発売されました。
内容はもう言うまでもない?かも知れませんが今回の本も基本的に前の本(静かなる尾根歩き)と同様、概念図+文章という新ハイキング誌に近いフォーマットでまとめられており、その上に前の本ではなかった詳細な略図(主に取付など)がつくなど改善点も見られて、ガイドとしての完成度も上がっているのではないでしょうか。
とこう書いてしまうと前の本とあまり変わりないような気もしますけど、今回の本では副題に花・巨樹・滝・眺望と記されているようにバリエーションのガイドとしてだけでなく山歩きの様々な楽しみがより強調されており、コース的にも困難さよりはそれらの趣?を重視したものになっています。とういことで個人的には痛し痒しな所もあったりしますけど(笑)まぁそれはそれ。内容の正確さや写真の素晴らしさ(雷岩からの写真は正直泣けました)と相俟ってある程度経験を積んだハイカーの皆様にはたいへんお勧めできる本になってます。(^^)(^^)
・・・・・☆
ええと、これは松浦さんの本が出てから・・・と言うわけではありませんけど、この手の歩きをされる人が近年増えつつあるのは肌身で感じていることで、まぁ基本的な持ち物(地形図&コンパス)で山歩きをされている方は問題ないとして、ボクが気になるのがそういう基本的な装備を持たずにこういう記事やインターネットで得た情報のコピーだけを持って山に入られている人も増えているということです(実のところ私自身そういう方を何度か救出しております)。せめてそういう方達におかれましてはごくごく基本的な山のスキルを備えられてからこの手の歩きをして欲しい、と願わずにはいられません。
山は、全ての人に平等ですが、また不平等でもあります。岩壁を登攀してピークに立つにはロッククライミングの技術が必要になりますが、バリエーションルートの世界を楽しむためには、地図読みの技術とコース情報の収集が重要になります。(-まえがきにかえて- より)
ボクは後者の作業(情報収集)をまったくしない悪い子ですけど(笑)結局こういうことかな、と。ですので初心者の方はもちろんのこと、たとえ岩や雪や沢をやっていたベテランだとしても、この手の歩きはまた別のスキルであると言うことは実は声を大にして云いたいことでもあるのです。
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コメント
みみずくさん、こんばんわ。
そうそう雲取は東宮さまがつい最近歩かれていまいたっけ。おそらくH○さんも絡んでらっしゃるのでしょうね~。
実はわたくし、まだ雲取山荘に泊まったことがありません(^^;;;。大雪が降ったら・・・と思いつつもう何年。一度はあのハンバーグを食べてみたいな。
でも赤指はともかくとして長沢背稜でも怪訝な顔をされるのですか。そおいや某T氏が以前権衛尾根(だったと思う)から上がったことを言ったらそこには道がない!とエラく怒られたとか。その話を聞いてからボクが泊まる機会に恵まれた暁には絶対に鴨沢から来ましたと言おうと決めているのです(笑)。
投稿: komado | 2007.11.25 21:48
こんばんわ。めだたない場所に書きたかったので、お邪魔しますね。私の場合は、まだまだ初心者ですが、どんな楽なコースを歩くときも(高尾山の遊歩道とか!)、「三種の神器」(地形図、磁石、高度計)は、いつでもワンタッチで見れる状態にしていますよ。丹沢の山小屋なんかで、「エアリアがあれば地形図はいらない。」とか解説しているベテラン風の方に会うと、それをまた若い女性たちが納得しながら聞いているのを見ると、「ヒトはヒト、ワレはワレ」と思うしかないですね。
ところで、奥多摩山荘のHPによると、先日、かのやんごとなきお方も、峰谷~赤指~雲取~長沢背稜のコースを歩かれた由。これからは、雲取山荘の食堂で「昨日は赤指から」とか「きょうは長沢背稜へ」とか言っても、怪訝な顔をされなくなるかも(^^; このニュースを知って、ほんとにうれしい気持ちなんです。
投稿: みみずく | 2007.11.24 00:45
うひゃひゃ、こりは失礼しやした~。(;^_^A アセアセ・・・。
でも気持ちの良いところで止まるのはボクも一緒ですよ。信じてもらえないかも知れないけど(笑)。
投稿: komado | 2007.11.19 19:18
komadoさんの場合、そもそもコースタイムなんてありえませんよね(笑)
↑では「体力差」を言いたかったので、コースタイムのことを書きましたが、実はエアリアなどのコースタイムは気にしていません。私の場合、気持ちのいいところに来ると、殆ど止まってしまうので意味ないんです~
投稿: tawa | 2007.11.19 00:24
そうか、コースタイムに歩く時期か。。。tawaさんの話を聞いてハッとしました。と同時に一冊の本、読み方もこれまた十人十色なんですね。
エアリアとか登山道のガイドのコースタイムとこういう本のコースタイム。こういう本の方はある程度は考えられているとは思いますけど基本は作者のペースに近いものなのかも知れません。
ボクはボク自身の時間が「振れ」てますし、本や情報の時間は実は全く気にしてません。自分のペースを元に考えています。というか現状そうするしかなかったりする訳でして。。。(笑)
投稿: komado | 2007.11.18 22:59
皆さん、こんばんは。私も松浦さんの本を活用させてもらっている一人です。
私のような足弱ノースキルなハイカーとしましては、松浦さんの本を読むときは、常に著者と自分のレベルや条件の差を意識せざるをえません。(その差のおかげで、とても緊張感ある山歩きをさせてもらっていることにもなります)
何と言っても経験豊富な著者ですから、問題なくルートが取れてしまい、特に読者に注意を促す必要は感じなかった・・そんな箇所でも、私は迷う可能性があります。
また、推測ですが、著者は地形図、コンパスに加え、高度計を使っておられるのではないでしょうか。もし高度計が正確なものならば、位置判断に役立っているわけで、そういうものを持たない主義(ってどうしてなんだろう?・・笑)な私は、ハンディを負っていることになります。
歩く時期の違いも問題になりますよね。著者が葉のない時期に歩かれているルートを自分が葉のある時期に歩くのは見通しの点でハンディあり。そういう意味で、歩かれた時期が書かれているのは本当に助かります。
もちろん体力的な差もあります。私の場合、前著を使った経験では、殆どコースタイム以上に時間がかかっています。某尾根を自分としては快調に登ったのですが、
私:1時間30分
コースタイム:1時間20分
某komado氏:55分!
という結果でした。
あれだけ山を味わいつくしてこの速さ、すごいです。エアリアだけでヤブ歩きされている方も恐るべしですけど(笑)
投稿: tawa | 2007.11.17 23:44
んー。ぶっちゃけいうと「直接的ではないモノの」現状死人が出ちゃっている状態ですのでねぇ。。。だから不特定多数の人間が見られる状況では一個人がやっているサイトだと詳細には書けないですよ。もちろん最低のやり方であることは重々承知の上。って↑のコメントと矛盾しちゃうんですけど(笑)。
ということでボクのREPを見てわからない所があると言うことは、読んだご本人さんにおかれましては「まだそのスキルにない」と気づいてもらえたら幸いです。思いっきし上からの云い方で本当に申し訳ないんですけど。これが私の生きる道。
投稿: komado | 2007.11.16 20:00
でしょでしょ~!マゾ的登山。
ヤブに苦しめられつつも、そこから抜け出た時の開放感が快感なんだよね~。ヤブこぎしてる時は、もう二度とこんなとこ来るかって思うんだけど、道なき道を歩くあのドキドキワクワクがたまらなく懐かしくなってきて、また出かけたくなっちゃうよ。
そんな風に感じることある~?
今年もヤブ歩きのシーズンがきたね~。
あ、バリ歩きって言ったほうがいいのかな?(笑)
>ハイカー一人一人の問題なんです。
あ~ほんとにそう。
管理人としては、「あんたのサイトを見たから遭難したんだ」って言われても困るよね。
もし言われたら落ち込んで作れなくなるよね。
もちろん、そこら辺を考慮しつつ気をつけて作らなくちゃいけないんだけど~。
バリエーションを歩いた時のレポって難しいよね。
去年、猿焼山で、「永遠の初心者です!」って言う人に会ったんだけど、ものすご~く心配になりました。
初心者が歩いてもいいところなんだろうか…?と。
聞いてみたら、本のコピーしか持って無くて~。びっくりしましたよ。
僕も地形図じゃなくて、エアリアで歩きまわってるから人のこと言えないんだけどね。(笑)
投稿: かず | 2007.11.14 21:40
そうか、マゾ的登山か。これは確かに一理ある鴨ね(^_-)---☆。ホントあとの照合作業ってかずさんの言うとおりのこと、結構ありますね。本なんかでも同じ間違えしてププとか(笑)。それも楽しいものですね。
ということで結局何が言いたいかというと、こういう本やネットの情報のせいで遭難が起きるのではなく、それはハイカー一人一人の問題なんです。要は情報は決して悪い訳ではなく、それを使う方の問題だということ。これは別にバリエーションに限った話ではなく本当は山歩き全般に言えるハズなんですけど(苦笑)。まぁ少なくともバリエーションをやるならこの辺りは確実に押さえてと言うか理解されてからやって欲しいですよねぇ。。。
投稿: komado | 2007.11.09 23:30
>若干の不安を持ちつつワクワクしながら歩く
あ~~~悪い子だあ(笑)
でもその気持ちわかるなあ。
ちょっとマゾ的登山だよね?
バリエーションやって、ここのサイトで照合っていうか僕は答え合わせって言ってるけど、それが楽しくってさ~。
同じとこで、迷ったり悩んだりなんかしちゃってると、ププ!って噴出しちゃいます。
>事前に調査しないと却って慎重に、そして真剣に歩くようになっている所もありますよね。
あ~確かに一理あるなあ。
バリルートに入る前に、ヨッシャー!って気合入れたり、覚悟決めたりするし、歩いてる時は周りの地形を特に慎重に見るようになるよね。
赤線には赤線の良さもあるし、それとはやっぱり別世界っちゅうか、別次元っちゅうか…。
>別のスキル
そう、これだね。
投稿: かず | 2007.11.08 01:32
まぁ事前調査というのはホントに大事なことだし、それでも楽しめるのですけど、若干の不安を持ちつつワクワクしながら歩くのってやっぱり楽しいんですよね~。あ~悪い子だ(笑)。なので資料等は基本的に歩いたあとに照合するものになってます。
> 悪い子同盟でも作ろっか~?
良くない同盟だねぇ(笑)。これで遭難でもしたらエラい非難されますよ~。でも事前に調査しないと却って慎重に、そして真剣に歩くようになっている所もありますよね。資料がない分だけ。だからそこら辺は塩梅じゃないのかなぁ。
投稿: komado | 2007.11.06 20:05
続・静かなる尾根歩きっていうタイトルかと思って、書店で検索したけどなかなか出てこなくて、著者名と出版社名で検索したらようやく出てきましたよ。
そして、アウトドアのお花の図鑑の付近に並んでおりました。
花・巨樹・滝・眺望って書いてあるから、前作と内容が違うの~?
って不安になったけれど、開いてみたら、前作と同じようなスタイルで、前作では紹介していなかったところをカバーしていて、これはもう続・静かなる尾根歩きっていうタイトルにしちゃってもいいくらいだなと思いました。地図や内容もパワーアップしてるし~。
>作業(情報収集)をまったくしない悪い子
僕もそうなんですよ。
事前調査をしてしまうと、手品のネタを知ってしまったような気がして、おもしろくないんです。
ほんとはいけないことだと知っているんだけど、そこに行って初めて知ることや驚きを体験したいんですよね。
それにともなうリスク(道間違いなど)もあるけど、それも含めてのバリ歩きを楽しむようにしている悪い子です。
悪い子同盟でも作ろっか~?
え?一緒にしないでくれって~(笑)
投稿: かず | 2007.11.04 23:53
隅田川さん、こんばんわ。
好き勝手にいろいろ言いまくっているので気分を害されたかも知れませんが、その点どうぞご容赦頂けたら・・・と思います。
隅田川さんが読み返された「まえがき」、「この本を読まれる方へ」、「あとがき」は普段からきちんと用意されて歩かれている方でも一度しっかりと目を通して欲しいですね。
そしてそれらを再確認した上で、山歩きを楽しんで・・・というか山に遊んでもらいましょうよ(^^)。
投稿: komado | 2007.10.31 22:52
ゴン太さん、こんばんわ。
ス○ーカーされた上に逆ギレされたんじゃ踏んだり蹴ったりですね~。これはこれはご愁傷様でした(笑)。
ハンパにキャリアを重ねた方が迷うと決断が遅れるというのはほんとゴン太さんのおっしゃるとおりで、ボクが某所で救出した例でもそう言うことありました。今の時期スムーズに歩けても下山に二時間近くかかる場所で15時過ぎにまだいた訳ですから。。。
んでそういう人に限って「ビバークすればいい」とか簡単に抜かすんですから困りもの。翌日は大雨の予報が出てるし、持ち物だって持ってないのに!内心 腸が煮えくりかえる思いで、おかげでその山行き自体がぶち壊しになってしまった苦い苦い想い出があります。
投稿: komado | 2007.10.31 22:11
先日、掲示板にお邪魔しました隅田川です。
その後、komadoさんや皆さんの書き込みを拝見し、自己反省の気持ちもあって、「バリエーションルートを楽しむ」の「まえがき」、「この本を読まれる方へ」、「あとがき」を読み返しました。松浦さんが読者に求めているのは、地形図とコンパスが必携で、地図読み技術がこの手のルートに重要であるということであり、この本を事前の情報収集に役立ててほしいということでした。
これからは、事前情報の大切さとしてこの本を大いに利用し、山では、コンパスと地形図による地図読みを実践し、時には引き返す決断も辞さないという姿勢で臨もうと思います。安易な姿勢になりがちの小生にとって、大切なご指摘でした。
投稿: 隅田川 | 2007.10.29 23:07
komadoさん、ご心配いただきましてありがとうございました。
私のページでもこの本紹介してしまったのですが、うーん、バリエーションルートで地形図とコンパス持たないなんて非常識はちょっと考えつきもしなかったので、こういう注意書きを書きませんでしたが、よく思い出してみるとこのことは非常に重要な注意事項ですよね。
私みたいにたいしたRF能力も持たない者が言うのも何ですが、そういえば、この本にも載っている大栃山から花鳥一本杉のコースを歩いていたときに、地形図もコンパスも持たず、新ハイの記事のコピーだけという3人パーティーがいました。
まぁ、持たなくても歩けるのなら別にかまわないのですが、道形が怪しくなったり、踏み跡が薄くなったりすると、私を待ち伏せて(笑)「本当にこの道でいいんですかっ!」と逆ギレされたのには、マジで参りました。
で、komadoさん同様思いましたね。こういう人たちは一度エライ目に遭わないとダメなんだろうなと。
何年も山歩きをやっているけどコンパスは使えない(というか持っていない!)という人はそれこそ山ほどいて、そういう人たちがバリエーションルートに入ってくると厄介なことになりかねませんね。自信がある分、迷ったときに引き返す決断が遅れてしまうという危険が非常に大きいですからね。
投稿: ゴン太 | 2007.10.29 22:08
Mineraさん、こんばんわ。
いや、Mineraさんの歩き方はきちんとした山岳会に入っていることもあるんでしょうけど、いつもきちんと下見してから本番に臨まれていますよね?アレがバリエーションをやる一番の理想というか基本だと思います。それをはしょるボクは・・・ホント悪い子だし、実はエラソーにものを言える立場ではないんですよね~(^^ゞ。
ブログの方ごくたまに見てますけど(ゴメンナサイ)、今年はほとんど山へ行けてないようで少々心配しておりました。でも仕事と茶道ということでお体ではないのでちょっとだけホッとしましたよ。そんな中でもうまく合間を見つけて山へ行けると良いですね。
投稿: komado | 2007.10.29 21:01
hillwalkerさん、こんばんわ。
ほんと山って変わるものですよね。だから地形判断をしないで(できないで)道筋だけを追う人ってほんと信じられないというか「ありえへん!(キム兄ィ調で・笑)」間違いをしますよ。ホント話を聞いた方が唖然茫然。なんじゃこりゃ~~~って(笑)。
アレは一体何なんだろう??hillwalkerさんのおっしゃるステップを踏んでくれないのか、別のステップを踏んでしまっているのか・・・思い出す度に未だに悩みマスです。
投稿: komado | 2007.10.29 20:44
ご無沙汰しております!
なんと松浦さん、またまた売れ筋の本を出されたのですね!恐るべし新ハイク!!
んー売れそうですね~。
私も「猫が潜む山登り」という売れない本でも出してみたいものです。
私もkomadoさんと同じ思いです…。
私も最初のころは見よう見真似で山に入っていきましたが、いくたびに勉強でした。
そして、地形図と立ち向かう楽しさも教わりました。
安易な気持ちでは入ってほしくないものです…。
ある程度予習が必要ですね!私はその作業が好きでした。
今は仕事と茶道が忙しくて、その作業ができず、山になかなか行けず、さびしく、体が肥えてしまいました!!!
投稿: Minera | 2007.10.29 13:17
わたしの守備範囲に限ると(奥秩父、八つ等は分かりません)、今度の本は前著以上に危険の少ないルートを選んでいる気がします。でも山は変わりますからね。
先日エアリア赤実線ルートの穴路峠-小篠貯水池を初めて歩きました。公明正大ルートは地図など見ませんから途中の沢沿いのゴーロに入るところで、アレッと一瞬迷いました。ゴーロ歩きと理解した後はかえって楽しめましたが、降りて行ってやはり「道が消えた」と深刻な顔をして迷っている3人づれがいました。格好はまともですが、多分ゴーロ歩きの経験がないんだなと、説明して別れたあと気がつきました。先日の台風でルートが不明瞭になっていたのかも知れません。公認ルートでもこんなことがあります。
わたしは尾根歩き屋以上のものではないと、十分自覚して危ないところには近づきませんし、バリルートは極力前例を調べてから、前例が見つからないときは地形図で十分確認します。それでも現地でヤベエと判断したら迂回するなりサッサと諦めるなりが基本姿勢。レポを見て「これは俺の守備範囲じゃない」と判断することもあります。また守備範囲を広げる気もありません。いまでも十分楽しいからです。
歩き始めの頃を考えると無知による危険を結構犯していたと思います。最近はバリルートも随分道がしっかりしてきましたが、以前はホントに薮だし、崩れてましたね。
でも多少ゾッとして、そこを脱してホッとする経験が人を慎重にするのかも知れません。その間に遭難しちゃったら大変だから、ステップを踏むことが大事なんでしょう。そのステップを踏んでくれない人が多いのが問題なのか。
投稿: hillwalker | 2007.10.29 12:34
真のハセツネランナー火星人さん(我ながらシツコイねぇ・笑)こんばんわ。まぁ一応願ってはいるけど実際には・・・おそらくそうはならないんでしょうねぇ(笑)。
あの・・・初心者って言うのは山歩きを始めたばかりの人だけの意味では無かったりします。特に奥多摩や奥武蔵、丹沢などは道は整備され道標も完備していて、それが故に地図の見方を理解しなくても山を歩けちゃう。山を歩けちゃうから理解する気もなく「道筋と道標」だけを頼りに歩き続けてる人って実は結構多いんです。そしてそんな感じでも結構歩いているから実際には初心者とほとんど変わりないのにもう自分はベテランだって錯覚しちゃってる。そしてこの手に山に入ってみたら道筋も道標も無くて迷っちゃった・どうしよう・・・みたいな(苦笑)。
経験の少ない初心者なら反省もするだろうけど、こういう初心者は自分の技量に疑いを持ってないだけに悪いんですね。何を言ってものれんに腕押し糠に釘。だからこんな事言ったら元も子もないんですけど、やっぱ痛い目合わなきゃだめなのかなぁ、と(;-_-) =3 フゥ。
あと自分の技量に疑いを持ってないっていえば他の経験豊かでも藪の経験の少ない方はそう言う傾向が少なからずあるし、あとGPSや高度計がないと入れないとか。そういう機器をそういう「防具」としてでなく、その地形判断のスキルを生かして「武器」のように扱えるようでなければ本当はいけないんですよね。でも上からの物言いでアレですけど実際そういう人は・・・honnohitonigiri.
投稿: komado | 2007.10.28 23:25
ぜひ近いうちに手に入れようと思っています
ご指摘のように記事の一部だけを持って山に行く人がとても多いようですね
エリアマップさえ持っていないとは!
先日も「真名井北稜」で道を誤った沢登りのカップルが現れて、聞けば初めての経験だという、初心者向きという記事のコピーだけ持ってきている、迷うのも当たり前だが下りのコースはまったくその記事にも無い、一般登山道を下ると有るのみ
地図を持っていない連中に説明もできないし、なれた人でも下りは迷いやすいところ、仕方ないのでバスの時刻を気にしながら連れて降りた
komado さんの声が皆んなに届くといいですね
投稿: 火星人 | 2007.10.27 08:10