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2007.09.24

緑の尾根を辿り酉谷山へ

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(オロセ尾根上部にて)

さてこの連休は天気が良ければ飯豊行きも考えていたのですが、あちらの天気がどうも今ひとつハッキリしません。そんな予報にモチベーションが今ひとつ盛り上がらないながらも泊まりがけの準備はしちゃったし、ど~しよ~??

ということで今回(09/22~23)は荷物減らせばそのまま行ける・・・おそらく5年ぶりとなる酉谷の別荘へ泊まりに行ってきました。

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(ガニ沢の枝沢にあるワサビ田跡)

泊まりなら朝は遅くても良いんですけど連休なので念のためいつものバスで東日原へ出て、稲村岩やもう見られなくなる安倍首相のポスターをカメラに収めつつ、おろせ橋(八丁橋)を目指しててくてく歩き始めます。

登路はこれまたかなり久しぶりな篶坂ノ丸南尾根たるオロセ尾根。おろせ橋を渡ってのっけからヘアピン続く孫惣谷林道を登り、今回は桟道ではなくその手前の最後のヘアピンの所でオロセ尾根に取り付きました。

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(篶坂ノ丸にて)

枝葉が散乱する植林の急な斜面をひと登りで桟道からの道を合流。孫惣谷左岸の巡視路が合わさるまではこの道を辿れば良いだけで、これまたひと登りした鞍部からガニ沢の枝沢に寄ってすでに汗だくになっていた顔を洗ってなおも登っていきます。

1123mを過ぎるとひと登りで左岸の巡視路とクロス、というかちょっとだけ一緒に上がり尾根を外れて金袋山へ行く巡視路と別れてからが個人的にも未踏だったオロセ尾根の核心で、徐々に尾根が広がりミズナラやブナの立派な木々が出迎えてくれてなかなか良い雰囲気ですね。

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(色づき始めた木もあった・ハウチワカエデ)

そん中をゆるゆる登っていくとあっけなく篶坂ノ丸に到着。近年歩く人がかなり増えたとはいえ今の時期とあっては山頂には誰もいません。寄り道や休憩の事を考えると重荷の割に早く着いた印象です。

篶坂ノ丸で少し休憩してから暫くはタワ尾根を行きます。しかし前にも云ったかも知れないけど、この時期に藪漕ぎもなく周囲の木々をめでながらのんびり歩けるなんて・・・昔のことを思い出すと隔世の感があります。でもお花は相変わらず極端に少ないですね~。まぁこればかりはもうしょうがないんですけど。

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(滝谷源流部の右岸尾根の下りしな)

ウトウノ頭から大京谷ノクビレに降り、黒木に変わった尾根を登り返すこと30分ほどで長沢背稜の縦走路に出ますけど、これだって一昔前だったら有り得ないコースタイムです。とはいえ今回はそのまま酉谷へ向かうのではなく(泊まりだしね!)、もうひと遊び。

というか今回の目的がこれからで、まずはタワ尾根と縦走路が合わさる手前の1640m圏から東へ延びる滝谷源流部の右岸尾根(としか云いようがない)を下ってから喜右衛門尾根に移って、登り返すというもの。喜右衛門尾根の初訪のおり、1380m圏の緩斜面で休憩をとったときになおも西の滝谷方面へ延びる踏跡と思えなくもない道筋が気になっていたのです。

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(滝谷に降り立ちました)

さっそく右岸尾根を下り始めると、地形図通りの広々とした尾根でスズタケも枯れていて楽しく歩けます。ただ林相自体は・・・喜右衛門尾根の方もそう言えるんですけど・・・たとえば四軒小屋尾根北斜面というか滝谷中下流部右岸斜面のような美林では決してありませんけど、良い雰囲気です。

尾根が狭くなると黒木も出てきてボク的な印象では水松山中尾根に似てなくもないかも。尾根末端部は急そうだったのでどう降りようかちょっと迷っていたのですが、末端近くになると左(北)側の滝谷へうまく降りられる箇所があり、間もなく滝谷に降り立ちました。

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(喜右衛門尾根と枝尾根の間の緩斜面・Part1)

降りた滝谷はすでに緩い流れになっており、おそらく胎内滝~最後の滝を過ぎたところでしょう。広々とした幕営の適所なんかもあって、そこいらでちょっと休んでから草つきの斜面を登るとそこはもう喜右衛門尾根の枝尾根と主尾根の間の緩斜面の一角。

頃合いも良かったのでさっそくランチにしてのんびり休もうかと思っていたのに、虫がうるさ過ぎ。結局30分ほど休憩してだけで腰を上げざるを得ませんでした。あとは↑↓↓こ~んな大海原が波打つような緩やかな斜面をゆるゆると、適当に彷徨いながら上がるだけです。(^^)(^^)(^^)

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(喜右衛門尾根と枝尾根の間の緩斜面・Part2)

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(喜右衛門尾根と枝尾根の間の緩斜面・Part3)

そんな楽しい歩きが1480m峰を越えて西の鞍部へ下るまで続き、そこから急な尾根をひと登りすると先程別れた長沢背稜の縦走路と再び合流。すぐに酉谷山へ向かいます。

道中、埼玉県側の方に・・・山火事用心・・・許可なく木を切ったり、草や土石などを採取することはできません・・・と書かれた林野庁による新しい看板には笑いました。おそらくあの一件(一ハイカーによる三ツドッケ山頂伐採事件)があってのことなのでしょうネ。

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(喜右衛門尾根1480m峰附近にて)

たどり着いた酉谷山の山頂でボーっと休んでいると小屋泊まりと思しき軽装の方がやってきたので、小屋の様子を聞いたら泊まりはまだその方一人とのこと。その話にホッとして避難小屋へ下ればこの日の山歩きはおしまいです。

思いの外少なかった水場の水量(1L=1分)に驚きつつも、担いできたビールを冷やしてあとはひたすらにのんびり。小屋にいながらにして展望が楽しめるなんてやっぱりここはええところやね~。(^^)でも小屋前の斜面はせっかく改修したというのに先の台風で崩落してメチャメチャ。特にトイレ側が危ないです。これでは近い将来この小屋の存亡というか供用自体が危うくなるかも知れません。

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(こういうのなら・・・いいネ! ^^)

しばらくは誰も来なかったのでまだ9月だし、酉谷が荒れている話も伝わっているはずだからハイカーは少ないのかな?と思っていたらそれから続々やってきて結局満員御礼(7名)。それでも近年は日帰りばかりだったのでこうやってのんびりできたのはえがったなぁ。。。近場でもタマには泊まりにすると山行きの趣も変わって良いものですね。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

あと、この日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2007.09.21

初秋の鹿留山北尾根

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(やまとりかぶと・・・見頃になりました)

敬老の日の三連休は遠出はせずに、土曜に(09/15)丸六年ぶりとなる鹿留(ししどめ)山へ行ってきました。

この日は晴の予報が出ており、朝の電車はその通りに晴れ渡って空は真っ青。でも大月から富士急に乗るとあれれ雲が。。。谷村町からタクシーに乗り、北尾根取付の御正体神社へ出て(¥2800ちょい)も晴れる気配は全くなく、山にはガスがかかって上部が見えません。

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(御正体神社・鹿留山北尾根の登山口)

さっそくひと登りして神社に参拝。名前不明な沢沿いの廃林道を行くと直に分岐に出ます。

鹿留山北尾根はその名前不明の沢を挟んで、左岸の送電塔242号が通る尾根と右岸の243号が通る尾根両方ともにそう言われるようで、初訪の折りは242号の尾根を歩いたので今回は243号の尾根を取ってみました。

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(登っていくと徐々に下草が増えてくる)

さっそく分岐から243号の方へ行くと、途中斜面が崩れていたりしてやや荒れているもののさほどのことはなく、尾根上に上がるとそこが243号送電塔。休憩がてらアケビの実を頂いたりしていたら、なんとここで雨が。。。これは想定外でした。

でも樹林帯なので暫くはそのまま歩いていましたが、雨が徐々に強くなってくるとザックカバーをだし、傘をだし。おかげで涼しいのはいいんですけど どうもねぇ。。。それでもこちらの尾根は藪が被る箇所が無くて助かりました。そして雑木やカラマツ植林が絡む尾根上も下部ではスッキリしていたのが登るにつれ下草が徐々に現れてきて、同時に花もポツポツ見かけるようになります。

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(こうしゅうひごたい??と あずまれいじんそう)

タカオヒゴタイにアズマレイジンソウ、コウシンヤマハッカ、サラシナショウマ、テンニンソウもまだまだ健在。そしてヤマトリカブトも見かけるようになったけどまだまだ蕾が多かったのは意外で、それでも山頂まで上がれば咲いたのには逢えるから・・・と熱心にカメラに収めることはせず、なおも登っていきます。

そして咲いたヤマトリカブトが目立ちはじめるといつしか尾根上には立派なブナが現れて、ガスで行く先は見えないけど山頂はもう間近なよう。トリカブトはこの辺りで見頃に入っており、花が色鮮やかで美しく、豊富な下草にブナハバチにやられていない立派なブナ林と予想通りこの辺りがこの日のハイライトでした。

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(鹿留山北尾根上部のひとコマ・Part1)

やがて242号の尾根と合流。晴れていれば242号側に降りようかともちょっとだけ思っていたけど、さすがにこの天気ではそんな気にもなれず、ここはおとなしく山頂を目指します。

合流して10分ほどで鹿留山の山頂に到着。雨が降っている状態では樹林帯の方が良かろうと山頂でお昼にしたのですが、周囲にはブヨが多く休憩の間に下腕を相当喰われてしまいました。

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(鹿留山北尾根上部のひとコマ・Part2)

お昼をとっている間に雨はいつの間にか止んで、再び歩き始めるとすぐ先の分岐の立ノ塚峠方面の道が付け替えられていて驚きました。確かに尾根通しの旧道は岩があって急だけど、新道だってさほどしっかりしているとは思えない急な斜面につけられたか細い道で、コレの方が却って危ないんじゃないの?って思えるシロモノです。

歩いている間空が明るくなったりしたものの晴れるまでには至らず、サンショウバラの意外な多さ(トゲトゲの実でわかった)に目を見張りつつ、杓子山までは40分ほどの稜線歩き。

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(てんにんそうもまだ健在・杓子山への道すがら)

杓子山には誰かいるかな?と思っていたらこの天気のせいか誰もおらず、休憩を取りつつ下山のルートを考えます。

この時間では当初の向原峠~堂屋尾根はちょっと時間がかかるし、向原峠から下りたのでは今ひとつ面白味に欠ける。定番の不動ノ湯ではあんまりだし、それなら忍野に降りて高速バスで帰る事にして、山頂でバスの予約を取って(今はケータイがあるから便利だね~ ^^)から下山を始めました。

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杓子山から東のメインルートを歩くのは実は初めてのこと。さすがに人通りの多い所のせいか、踏み固められた道は雨後ということもあり非常に滑りやすく神経を遣います。

でもこちらは今までよりもお花が多く、アキノキリンソウやカイフウロ、ソバナにシオガマギク、エゾカワラナデシコなどなど・・・それが楽しい道のりでもありました。

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(テイクオフ!・・・大ザス峠にて)

下るにつれ徐々に周囲が晴れてきて、大ザス峠ではハングライダーが飛び立つところを見られたり(看板を見ると一万円ぐらいで乗れるようですね)、高座山からのカヤトの下りは暑くてすべりやすかったけど、風になびくススキに秋の花々がたくさん咲いており、ここも楽しい所で富士が見えていたらもっと良かったかな。

のんびりしながらも順調に下れたので、忍野へは役場ではなく忍野八海の方へ行ってみたんですけど、すごい人出でビックリ。あそこは本当に観光地なんですね。それでもなんとか着替えをし、ビールを買い込み、んまそうなおそばや岩魚の塩焼きを横目にバス停まで行き、無事高速バスに乗車。

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(鳥居地峠への下りしな)

高速バスは初めてだったのですが、懸念していた渋滞もなく至って快適で、驚いたのはその値段の安さ。忍野八海から相模湖まで¥1050って安すぎるよ!っつーか要は富士急の電車が高すぎるんですね。帰宅してから調べてみると河口駅からでも電車に比べて¥600は確実に安くなることがわかって、目からウロコでした。

まぁバスですから中央道の渋滞のリスクがあるのでその覚悟は必要だし、行きは時間が遅いので使えないけど、土曜の帰りだったら高速バスを使うのも良いかも、と思ってしまいました。(^^)

・・・・・☆

◆ 2007.09.15 (Sat)  曇 後 雨 時々 晴
御正体神社 07:30- 242・243号送電塔分岐 08:15- 243号送電塔 08:35/08:50- 鹿留山 11:20/12:05- 杓子山 12:50/13:15- 大ザス峠 13:40/13:50- 高指山 14:30/14:40-鳥居地峠 15:30- 忍野八海 16:15
 

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2007.09.09

日原にフられて三頭山へ

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(枝葉が散乱する尾根上・三頭山中尾根にて)

今回の台風、かなりの雨が降りました。今週末は18きっぷがあと一回分残っていたので遠出するつもりでいたのですが、台風直後の遠出はいろいろとリスキーだし、18きっぷの元ももう取りまくってるので(笑)今回(09/08)は日原で遊ぶつもりで早起きして一番電車で奥多摩へ向かいました。

んが、駅に着くと普段は停まっているはずの日原行きのバスが停まってないので??と思っていたら日原街道の通行止めがまだ解除されておらず運休とのこと。まぁコレは想定内のことではあったけど奥多摩湖方面のバスは留浦まで行ってくれるようなので、ここで念のために心にとめておいたセカンドプランの三頭山が浮上しました。とはいえ持参した地形図は武蔵日原のみ(笑・ちなみにエアリアも持参)、まぁいいか。

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(奥多摩湖の湖水も茶色く濁っていた)

今回の台風はやっぱり凄かったんですね。小河内ダムの余水吐から濁流がもの凄い勢いで流れているのにはビックリでしたし、奥多摩湖は全面茶色く濁っているし、道路に泥がたまって泥濘になっている箇所もあったりしてコレでは日原街道がこの日になっても通行止めのままというのも頷ける状態。

小河内神社でバスを降り、浮橋入口にあった「山のふるさと村手前の(岫沢の)橋が流されて山のふるさと村まで行けません」との表示も行きがけは関係ないのでとりあえず心の中に留めておき、↑のような状態の浮橋を渡って今回は山道ではなくすぐ上の周遊道にあがって奥へ行きます。

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(倒木多い・1272m峰南鞍部からボウメキ沢への下りしな)

三頭山へはヨシスキ沢を遡って中尾根の末端から行こうと思っていたのですが、湖水があんな状態ですから道路を横切る沢横切る沢どれも凄い水量で、ヨシスキ沢もご多分に漏れず凄いというか尋常じゃない水量でとてもじゃないけどそのまま行く気になれません。

ということでここはもう歩くことはないだろうと思っていた御堂指尾根の大高捲きルートで中尾根に取付くしかなく、それでもこのまま御堂指尾根を上がるのはちょっと長いので、周遊道をもう少し歩いて次の沢で1272m峰の北東尾根に取り付いてから1272m峰に上がり、南鞍部に降りてボウメキ沢の枝沢を辿ってボウメキ沢に降りました。ちなみに北東尾根取付けからボウメキ沢まで一時間ちょい。御堂指尾根をそのまま辿るのとどれだけ時間が違うのかはナゾです(笑)。

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(ボウメキ沢も水量が多くて徒渉に手間取った)

降り立ったボウメキ沢も倒木の助けを得てなんとか靴を脱がずに徒渉できたぐらいな水量で、やっとこ対岸へ渡ればあとは危険な箇所もなく純粋な尾根歩きのみでホッとはしますけど、急登続きの尾根に汗が滴り落ちます。

尾根上には枝葉が散乱して倒木もちらほら。そのおかげか尾根上は妙にスッキリしており台風が藪を刈り払ってくれたのでした。でも図らずも上も下もみどりに覆われた尾根は決して惨憺たる状況ではなく、その草いきれのように立ちこめる枝葉の匂いと相俟って、悪くない雰囲気でもあったと思ったのはボクだけでしょうか??

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(三頭山山頂・貸し切り ^^)

とはいえ暑い中の登りはやはり堪えます。ヌカザス尾根の登山道と合流する頃にはすっかり汗みどろで、やっとのことで三頭山の山頂に着いたら・・・あれれ、誰もいない。まぁ行きがけの周遊道が通行止めでしたから静かなのはうすうす予想していましたが、まさか誰もいないとは。。。

おかげで気兼ねなくTシャツを干して上半身裸でずっと過ごせたのはラッキーでした。ランチをとり終えてそろそろおいとまかな?と思い始めた頃、鶴峠からご夫婦がやってきてそれだけ。しかしこんな三頭山も本当に珍しい!

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(鞘口峠へのくだりしな)

ということで鞘口峠への道も人っ子一人おらず、なんか全く別の山を歩いているような錯覚にすらとらわれます。この頃から雲がぽつぽつ出てきて涼しくなり、快適に歩けるようになったのが一番嬉しかったかも。

鞘口峠から月夜見山までは10年以上ぶりに歩く道で植林の多いイメージがあったのですが、途中で周遊道が絡むのはしょうがないけど実際は雑木の多い悪くない道のりですね。

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(風張峠にて)

広々とした月夜見山からは稜線を離れて月夜見山北西尾根たる大仁田尾根・大ムゾ尾根の下降に移ります。月夜見第一駐車場までは雑木の美しい広々としたプロムナードでなかなか気持ちのよいところ。

大仁田尾根と大ムソ尾根の境は大ムソ山とも言われる1102m峰になるのでしょうか。それはともかく途中で大パーティと遭遇して呆気にとられつつも下って周遊道に降り立つとそこが第一駐車場。

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(快い雑木のプロムナード・大仁田尾根にて)

しかしここで事件発生。
石尾根が一望の駐車場で休憩がてら行く先を確認しようとしたら、なんと・・・
 
 

エアリアがない・・・ orz
 
 

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(月夜野第一駐車場にて)

鞘口峠以降地図を広げてないのでおそらくその間に落としたのだろうけど、実は浅草岳の時もエアリアを失くしており、短い期間で二度も失くすとは何という体たらく。もう手持ちの「武蔵日原」で降りるしかありません(笑)、というか尾根の概要をなんとなく覚えていたのでそのまま降りてしまいました。

結局地形図の道筋は確認できなかったけどうまいこと降りられて、611m峰手前の鞍部にあった浅間さまに手を合わせてから611m峰に上がり、そのまま降りるとちょうど南岸歩道(いこいの道)9kmポストの所に着地しました。

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(南岸歩道、さなぎ沢にて)

あとは山のふるさと村へ向かってスタート地点でもある小河内神社へ戻るだけ。対岸には小河内神社の尾根が間近に見えるのに大回りしなければいけない焦れったさ。南岸歩道はさほど荒れていませんでしたが、沢の水量が多く、なかなか良い景観を作っています。長い道中、「渡しでもできないかな~」と至極勝手なことをつぶやきながら歩いていたのはヒミツです(笑)。

・・・・・☆

冒頭にも触れましたが、山のふるさと村へ向かう道はふるさと村直前の岫沢(サイグチ沢)の橋が流されており通行できません。その上、ふるさと村の手前にある車道の橋(岫沢橋)が工事中で歩行者用に仮設の橋が架けられていたのですがそれも流されて通行不能。結局キャンプ場のある太子橋まで足を延ばさなければ行けません。

なのでごく少ないとは思いますけど、山のふるさと村へ行かれるハイカーの皆様におかれましては下の山道ではなく最初から周遊道を歩かれた方がいいと思います。とはいえ岫沢が普段の水量に戻れば徒渉にさほど問題はないと思われますけど。。。

・・・・・☆・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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