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2007.08.25

北アの「北アの展望台」へ 5

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(黒部湖に立山と後立山の山々・読売新道の下りしな)

赤牛岳に着くと、山頂ではなんと先客さんが一人休んでいてビックリ。歩いていて先に人は見えなかったのに。。。というか山の中の人間ってやっぱりちっちゃいから見えなかったのでしょうね。

しばらくは展望を楽しみつつ体を落ち着かせてから、ここでお昼のオベントタイム。今回は行程が長いのでオベントを朝昼と三俣小屋で作ってもらったのですが、量が若干少なめなものの朝は結構美味しく、それがまた気分良く歩けた遠因だったかも??

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(赤牛岳山頂)

今度のお昼のオベンにはなんとスコッチエッグが入っているのに狂喜して(笑)・・・って自炊形態の山行きで縁遠いのが野菜、そして揚げ物の類となると思うんですけど、野菜なら担げばまぁいいけど、揚げ物はそうはいかないから非常に貴重なんですね。

んでそんなお昼も美味しく頂いていると、あとから5名ほどがやってきて思い思いに滞在して、みんないなくなったら10時半。名残惜しいですがそろそろおいとまの時間。来た道を振り返り、今まで歩いて、そして眺めてきた山々に挨拶してから読売新道を下りはじめます。

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(赤牛より来た道を振り返る)

読売新道は長いだのしんどいだのと良く言われているのですが、それは読売新道の尾根にプラスして最低でも赤牛~水晶の尾根歩きがあるからなのでは?とかねがね思っていました。

というか読売新道の尾根だけ見れば、あのリーチで1400m程の標高差の尾根はそんなに珍しい規模の尾根ではないですよね。実際目の当たりにしてもやはり結構短いなとう言う印象。

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(同じく、薬師岳の巨体)

さっそく下りはじめると最初はザレた急降下で少々気を遣いますが、それをこなせばあとは比較的歩きやすく、黒部湖を見下ろしながら、そして振り返ると赤牛から上の廊下に落ちる口元ノタル沢の斜面が壮観です。

読売新道は赤牛岳山頂の8/8から下るにつれ標識が7/8、6/8・・・と少なくなってくるのでペース判断がわかりやすいのかも??6/8のあたりが森林限界のようでそれを過ぎると周囲には木々が徐々に現れ、お花畑を通り、やがて高木の樹林帯に入りました。

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(6/8附近より赤牛を振り返る)

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(4/8・ここで中間点??)

林はオオシラビソやコメツガなど黒木が主の自然林。樹林帯はやはり見所が少ないのかもと思っていたら、道中はなんとネズコ(クロベ)の立派な大木がポツポツと、それも途切れずに続いてコレはちょっと嬉しい驚き。

最初は幹周り3mほどのでも(ってこれでもかなり立派!)いちいちカメラに収めていたのですが、それぐらいのが次から次へと当たり前のように現れるんで終いにはその程度のは見るだけになっていました。いや~読売新道、樹林帯でも見所ありますね。というかこういう感じが黒部の特長なのでしょうか。

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(樹林帯に入るとネズコの大木が多くて驚いた)

結局赤牛から3時間ちょいで奥黒部ヒュッテに到着。ここまで来れば周囲にはブナが現れるのだろうと思っていたら結局下まで全編黒木の尾根でした。すぐに小屋脇の新鮮な水にありつき大休止、したいところだけどあんまり休むと先を行きたくなくなるのでほどほどにして平ノ小屋へ向けラストスパート・・・

と言いたいところだったのですが実は今回ここからが一番大変なところで、道中は下界のような暑さの中、水平道にありがちな桟道・梯子による高捲き下捲きの応酬でこれがエラくて本当に堪えました。

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(平ノ渡への道のりは桟道梯子による高捲きの応酬)

最後はヘロヘロしながら何とか渡しの下降点にたどり着き、腹は減ったし船の時間に余裕があったのでここで荷物を広げて早くも夕食(笑)。あとの待ち時間は奥黒部ヒュッテから前後した方と話していたらあっという間でした。

渡しは定時前に湖畔の桟橋(ってたいそうなモノでもない)に降りてないと運休になるので17時ちょい前には桟橋に降りたのですが、平発の定時になっても船の来る様子が全くありません。

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(ようやく船がやってきた!)

こういう「船は本当に来るのだろうか」という不安を持ちつつ待っているひとときって本当にイヤな時間です。イライラしながら待って、こちらの(針ノ木沢側)定時になってようやくエンジン音が聞こえたときには安堵感からか疲れがどっと出てきました。

渡し船は「丸に平」のはっぴを着た平ノ小屋のシブい主人が操舵しており、短い時間でしたが船に乗るのも不思議とゆったりした気分になれてなかなか良いものですね。おかげでヘロヘロになりながらも上々のフィナーレでした。

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(本日のお宿は平ノ小屋)

平ノ小屋は黒部川沿いにあるせいか、山小屋と言うよりは釣り宿と言った風情でそれが新鮮でしたし、なにより黒部川の小屋にはお風呂がある。ここは温泉じゃないし石鹸も使えないので汗を流す程度ですけど、山行きのあとに汗を流せて湯船に浸かれることがどれだけ幸せなことか!

小屋は新しくてキレイだし、宿泊者も10名ほど。なので至って快適で、小屋の夕食中(マツタケのみそ汁が出たらしい)に表でビールを飲んだら、あとはすぐに寝てしまいました。
 
 
・・・つづく。(^^)
 
 
・・・・・☆

◆ 2007.08.16 (Thu)  (快晴に近い)晴
三俣山荘 03:45- 鷲羽岳 04:45/05:15- ワリモ北分岐 05:55- 水晶小屋 06:25- 水晶岳 07:05/07:20- 温泉沢ノ頭 07:55/08:15- 赤牛岳 09:55/10:30- 雨量計(5/8) 11:35- 3/8 12:20- 奥黒部ヒュッテ 13:40/14:00- 平ノ渡(針ノ木谷) 15:50/17:15→ 平ノ小屋 17:30

ポカリスエット(500mlPET・水晶小屋) ¥500
平ノ小屋 素泊り ¥5500
ビール(ショート缶・2本) ¥1200
 

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コメント

かずさん、こんばんわ。
水晶の事故は建替がらみで起きた事故だったんですね。小屋に着いたとき一応は手は合わせておいたんですけどお地蔵さんがあったんですか!全く知りませんでした。

でもかずさんが泊まられたときは本当に悲惨だったんですね。ボクが聞いた話でも雨が降っているのにザックを表に出さざるを得なかったとか、体育座りで寝たとか、水をくれなかったとかまぁさんざんな話ばかり。でも新しい小屋はほんと快適そうでしたよ。定員以内なら泊まりたいと思いました。

>これからどこに向かうのか予測不能です!

いや、もう次でおしまいです(^^;;;。

投稿: komado | 2007.08.27 18:59

ba_sobuさん、こんばんわ。
渡しへの道はエアリアでも記述があったので覚悟はしていたんですけどホントにエラかったです。道中ヘロヘロになって何度座り込んで休んだことか!あそこは普通に歩いてもイヤらしいところでしょう。

シコタンソウ、色が付いているのはおっしゃるとおり朝日の色です。でもボクの時は盛りを過ぎていたのであの朝日でちょっとお化粧された感じかなぁ。シコタンソウとかあの辺りのお花は鷲羽~ワリモに集中していてあの花見られただけでも鷲羽によって良かったと思いました(^^)。

投稿: komado | 2007.08.27 18:54

メインは二つに分けて書いてわけですね。
じゅうぶんに濃い内容ですね~。

水晶小屋が建て替えられていたのにはビックリしましたよ。
ヘリの墜落事故があったことも知らなくて~。
小屋の裏に地蔵があるそうだけど、拝見しましたか?
管理人さんしか拝見できないのかなあ?

船は、僕も不安ですよ~。ドキドキしながら読みましたが、来てくれてよかったですね。
バスが来ないなら歩けばいいのですが、船だと黒部湖を泳ぐわけにいきkませんからね。(笑)

え?平ノ小屋からまだ続くの~?
これからどこに向かうのか予測不能です!

投稿: かず | 2007.08.26 14:56

ホントに良いお天気、いい写真
ゾクゾクしながら読ませて頂いてます
後半の”桟道・梯子による高捲き下捲きの応酬でこれがエラくて”なんてところ
我が身のことように思え、ぐったり疲れる始末(笑)
でも最後に船に乗れるなんて、ねぇ、ちょっといいじゃありませんか


ところで4番にでてきた シコタンソウなのですが 右下ですよね
わたしも今回,初めてみました。ワリモ~鷲羽の間で。
写真の色がオレンジがかっているのは朝日のせいですよね
お花はここでだけでしたか?

じつはわたしは 炎天下、真上の太陽でしたが
眩しすぎて赤い点があまり撮れなかったので、家で写真を見ては、
すごく残念がっていますので…

最後の?一日 どんな展開がまっているのか 楽しみにしています。

投稿: ba_sobu | 2007.08.25 23:58

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