春の佳き山行き・・・大持山~伊豆ヶ岳
(大持山西尾根1149m峰より大持山方面)
今回の山行きは本当に楽しくて、ものすごく良い気分で帰宅したらいきなり奈落の底ってヤツ。自分のバカさ加減を思い知ることって まぁたまにあるんですけどねぇ(;-_-) =3 フゥ。。。いや、以下の本編とは全く関係ないんですけど、独り言・・・ひとりごとです(笑)。
ということで今週はなぜか(本当に!)寒くて雪が降ってしまったし、BBSの方で奥武蔵のアカヤシオ情報が流れてきた影響もあって土曜(04/21)は先週に引き続いてアカヤシオの下見で、これまたまたまたな大持山を久しぶりに西尾根から上がって、妻坂峠~武川岳~山伏峠~伊豆ヶ岳と縦走してから花桐へ下る道を歩いてきました。
(749m峰を少し行くと伐採跡に出る)
今回も先週に引き続いて浦山大日堂行きの一番バスに乗車。大持山西尾根を歩くのは丸四年ぶりだったのですが、今回は歩いたことのない一番西の支稜を歩くため大神楽沢橋で下車。さっそく尾根に取り付くと、のっけから露岩混じりの急な尾根で手がかりの少ない箇所もあり、慎重かつせっせと尾根を詰めていきます。
のっけから少々緊張した道のりも尾根が広がって下の送電塔に出れば一安心。雑木に植林混じりの若干荒れた尾根から気持ちのよい雑木林に変わると749m峰に出て、緩く下ると上の送電塔。そこからしばらく登っていくと上が明るいので??と思っていたらなんと尾根の左(西)側が完全に伐られた広大な伐採跡になっていました。
(1149m峰への登りしな・落葉の厚い雑木林)
目の前の立派な大掴山の奥には両神山、そして南側に目を向ければ巨大な大平山にその両脇を通る長沢背稜・都県界尾根は先週の降雪でがすっかり白くなっています。そして伐採跡の下では様々なスミレが咲き出しており目を楽しませてくれました。
そんな伐採跡も川俣からの主尾根への急登がはじまるとカラマツの植林に変わって、ひと登りで暗い植林下の主尾根と合流。でもその暗い植林帯も意外や間もなく抜けて落ち葉の積もった気持ちのよい雑木林に変わるとここからが西尾根の素敵な核心部のはじまりです。
(大持山直下の妻坂峠分岐にて)
じきに1149m峰に上がると辺りはブナ、ミズナラの立派な木々が並ぶ自然林に変わり、そんな林のプロムナードとなってゆるゆる大持山へ導かれます。何度歩いてもこの辺りは本当に気持ちのよいところですネ。(^^)
そしてもう溶けてぐしゃぐしゃになった雪が出てくると大持山の山頂で、一息ついたら一つ小持山側のピークへ寄ってアカヤシオの確認。先週の蕾や天気の様子から諦め気味ではありましたがやはり蕾で、しかもその蕾は先週からあまり膨らんでいなかったのが大半。
(本日のお花はこんな感じ)
ということでこれでアカヤシオがいるという噂のある伊豆ヶ岳まで足を延ばすことが決定で(笑)、山頂に戻って妻坂峠へ下ります。カタクリは道中ポツポツと咲いていて、おそらく満開。バイケイソウもちらほら顔を出し始めており、木々の芽吹きと共にこれからは上も下も徐々に緑に染まっていくのでしょうね。
今回は妻坂峠へ下る途中のとある緩斜面でちょっと早めにランチ&お昼寝。山行きの終わりが駅だと時間のことを全く考えなくて良いから本当にのんびりできます。
(前武川からの下りしなより伊豆ヶ岳)
妻坂峠から急な尾根をえっちら登って武川岳に着くとお昼時ということもあり、山頂はすごい人。交通の便も良く手頃なせいなんでしょうか?こんなに人気のある山だとは正直全く知りませんでした。
少々休憩したらすごすご退散。前武川岳から山伏峠に下り、伊豆ヶ岳へ登り返します。道中植林の多い箇所ながらもそれなりに雑木林もあり、ここで今年初のイワウチワにもようやく出逢えて今回はそれだけで歩いた甲斐があったというもの。そんな植林帯を抜けるとまもなく天目指峠からの道を合わせて伊豆ヶ岳の山頂はもうすぐ。
(アカヤシオは満開。男坂の鎖場辺りに少々)
伊豆ヶ岳の山頂に着いたらもういるだろうと思っていたアカヤシオは全然いなくて、そこにはミツバツツジがポツポツと咲き出していました。ヤマザクラもまだ残っていて山頂自体は結構良い雰囲気だったんですけど、もしかして噂の主はアカとミツバを間違えたんとちがう~??
とは思ったものの念のため男坂の方へ下ってみたら、あぁ!いましたいました!!(笑)数は決して多くないけど、花は満開というか満開寸前の花の一番良い時だったのは意外であり、嬉しくもありました。でもやはりというかマクロで撮るにはかなりリスキーな所に生えてる木ばかりで撮影には苦労しましたが、西吾野駅へ降りるので時間のことは考えないで済むし、さほど問題はなかったです。
(花桐への道は若干荒れている)
伊豆ヶ岳からは去年東尾根を歩いた時から気になっていた花桐への道を選択。最初こそ植林の暗いつづら折れでしたが河床に降り立つと木々の芽吹きは美しく、ネコノメソウ(盛りはとっくに過ぎたのが多いが)にミツバコンロンソウやニリンソウを捜しながら歩く道のり。道は崩れや桟道は朽ちていて不明瞭な箇所があったり、倒木に灌木が被る箇所があって若干荒れているものの、慣れた人であればさほど問題となる道ではないでしょう。
そして林道に出るとそこはもう花桐の集落でした。しっかしここの佇まいがまた良くて・・・広く明るい雰囲気の集落に梅?に木蓮に桜や躑躅などの庭木が一斉に花を咲かせ、下に目をやればニリンソウなどがこれまた一斉に花を咲かせてまぁまぁなんとも華やかな雰囲気。
(花桐の集落)
確かにまわりは植林ばかりだし、今は時期的に一番良い時期でもあったんでしょうけど、それを割り引いても奥武蔵にもこんな所があったのか。。。という感じ。集落中程にある諏訪神社もなかなかの雰囲気だったし、こちらは植林ばかりだからと食わず嫌いでいるけど、周囲をある程度歩いたからって全てを知った気になっちゃいかんな~という至極当たり前なことを思い知った一日でもありました。
ということでこの近辺のアカヤシオの見頃は今後の気温の推移次第で変わる可能性はありますけど去年よりも遅く、1000mくらいはGW前半、標高1500m以下はGW後半以降、それより高いところはGWを過ぎてからということになりそうですね。さぁてGWはどこを歩こうかな~。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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