今度は芦川から蛾ヶ岳へ (^^ゞ
(前畑で見かけた大ケヤキ)
来週から8000円で買える青春18きっぷ(今シーズン限定)が使えるというのに、春の姿を求めて近場ではなく芦川南稜の山へまた行ってしまいました。(^^ゞ
ということで土曜は大畠山の北東尾根を登路にとり蛾ヶ岳(ひるがたけ)へ上がり、大平山まで足を延ばしてから先月歩いた反木川 三沢川中間尾根の続きである南尾根を下降して下部側の中河原に出るという、一月とは逆の行程で歩いてました。
(大畠山北東尾根も道筋はしっかりしていた)
身延線に乗って芦川で降りると、もう目の前には目的の大畠山が見えるのですが、先月は真っ白だったその姿も今回は雪らしきものは全く見あたりません。空には雲一つない快晴で風が若干あるものの気温は高く至って快適。車窓から見つつづけていた南アや八ヶ岳としばしお別れして、さっそく芦川沿いの県道を歩いていきます。
第一発電所を過ぎ、第二発電所手前の椚平から地形図の破線路に入って、ひと登りで山上集落の趣がある前畑に出ます。ここが大畠山北東尾根の末端部でその北東尾根を回り込むようにしてから取り付けばあとは登るだけで、ひと登りすると右手から地形図の破線路と思われる明瞭な道筋が合わさり、藪もほとんどなくなり比較的快適に歩けるようになります。
(蛾ヶ岳山頂にて。奥は八ヶ岳、左には北アもうっすら)
まもなく左手に千波の滝(かなりの落差があるようだが梢越しなのであまり見えなかった)を見ながら快い雑木林の尾根を上がっていくと道は北東尾根を外れて左手へトラバースしますが、心配しながらもそのまま辿るときちんと北東尾根に戻り一安心。道中そんな箇所がもう一箇所あってそれをこなすと見覚えのある地点だな、と思ったらそこが北尾根との合流点でした。
そして蛾ヶ岳の稜線が間近に見えてくると尾根に強風が吹き付けるようになり・・・二月なんだから当たり前なんだけどこれが本当に冷たくて、大畠山に上がるとすぐに稜線の一段に下に通っている登山道に逃げ込んでしまいました。そんな状況なので今回は稜線通しで歩く気になれず、南を捲く登山道を行きます。
(大平山への道すがら)
三年ぶりとなった西肩峠はちょっと賑やかになっていて、峠にあった私製の丁寧な絵地図には大畠山北東尾根の道は「嫁入道」と書かれていたのが興味深かったです。そして峠から再び冷たい風に吹かれるようになり、折角の蛾ヶ岳も風が強くて寒くて5分と立っていられません。この頃には南側が雲っていて富士は見えずじまいで、早々に東へ逃げ二つ隣のピークの南斜面に狭いテラスを見つけてそこでランチとなりました。
狭いテラスは窮屈ながらも風さえ入らなければ結構快適だったこともあり、昼寝などして(笑)小一時間ほど過ごしたら、大平山へ向かいます。でもこの大平山への道のりもなかなか良いですね。雑木林の続く緩やかなみちのり。今回も全行程雑木林の多い行程でしたが雰囲気はこの辺りが一番良かったです。
(大平山南尾根1031m峰北鞍部の神社)
そして折門峠(実際の折門峠は大平山南鞍部にある。地形図で表記されている東鞍部とは違う)へ向かう道と一旦別れてから大平山に上がり、それから南の折門峠へ下って南尾根の道に入りました。こちらもろくすっぽ歩かれていないものの雑木林の許、道筋はしっかりしています。実はここで今年初となるマンサクを自力で見つけて狂喜してました(笑)。
大平山南尾根の道の分岐は地形図に載っている分岐とは実際ちょっと違うので、そこら辺に勘を働かせながら1031mの北鞍部に降りると、そこには地形図通り二つの立派な社がある神社になっていました。武田菱に「機山公」と彫られた石碑?があったので武田神社かも??(ba_sobuさん、ありがとう) でももう面倒見する人もいないのでしょう、二棟共に板で塞がれていて中は見えず、若干荒れておりました。
(林道より天狗岩から蛾ヶ岳の尾根)
そして1031m峰に上がり、一旦御弟子からの林道に降りるとここで一月に歩いた天狗岩から蛾ヶ岳の稜線が一望で、林道のお陰ではあるんですけど「岩」らしい天狗岩のクリアで立派な姿を見られたことがちょっと嬉しかったです。(しかし、林道を否定したり持ち上げたり・・・あ~勝手な言い草だ)
そして再び尾根に戻ると、今度はこれまた今年初となるダンコウバイも見かけるようになり、じきに懐かしい??(って一月にはじめて訪れたのに・・・)双体道祖神の祀られた中河原の分岐に降り立ちました。休憩がてら周囲を見てみるとあれれ三沢川へ下る道に真新しいマークがついてるゾ。。。
(中河原の集落)
今回は下の集落の様子を見たかったので、尾根を辿るのはここまでにして中河原へ向かうと10分ほどで中河原の集落に出ました。ここで下山は終えたもののバスの通る古関まではもう一頑張りだ、と思って県道をを歩いていると、なんとすぐに地元の方に拾われて古関へひとっ飛び。おかげで一本前の身延町営バスに乗れました。おじさん本当に有り難うございました。<(_ _)>
(身延町営バスの時刻表・・・甲府市と違って祝日はOK)
土曜だと町営バスに富士急バスもあって古関は意外に便利です。今回町営バスにはじめて乗りましたが、身延線との連絡も良く、富士急よりも安価(古関→久那土駅 ¥260)でこれを使えば天狗岩もあそこまでヒネらずとも行けることがわかりました(笑)。
でもヒネったお陰で芦川南稜の山の良さを知ったわけですから、決して悪いことではありません。おじさんからもいろいろお話を聞けたし、御坂の最西端でもあるこちらの山山がますます好きになってしまいました。来月から18きっぷが使えるし、もう一回は訪れたいですね。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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