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2007.01.11

歩き初めはなんと・・・

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(扇山山頂にて)

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。

・・・・・☆

毎度のごとく??酒浸りの怠惰な正月を過ごしてしまい、今年も歩き初めが成人の日の連休までずれ込んでしまいました~。(^^ゞ

ということで日曜(01/07)は去年予定を立てて潰れてしまったミニオフ??の山行き。れれちゃん、リブルさん、かずさんと一緒に、そして珍しくごく普通に百蔵山・扇山を歩いてきました。

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(岩殿~セイメイバンの稜線の奥に白い南大菩薩の稜線・登山口附近より)

そおいや去年の歩き初め(2006.01.07)も前の日の雪が降ったんですよね。偶然にも今年も同じく前日に降雪があり当初予定していた本社ヶ丸を前の晩に急遽変更したんですけど、その時にリブルさんと連絡がつかなかったので、当日に予定の一本前の電車で行ってみたらなんとか捕まえることができて無事に全員集合(笑)。

目的の百蔵山は雪がまったく見えませんでしたが、奥の南大菩薩や楢ノ木尾根は真っ白。8時前から駅前に待機していた浅川行きの一番バスで福泉寺に出て、ボク自身も歩いたことのなかった西尾根から歩いてみました。

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(百蔵山山頂にて)

西尾根の登山道はエアリアを見てみると歩き出してからまもなくルートが二分するのですが、道標に従いながら歩いていたら自然と東のルートに入っていました。尾根は基本的にヒノキやアカマツの植林帯が続く感じで、淡々と登っていきます。

そして金比羅さまを過ぎると周囲が明るくなり、ひと登りで西ルートと合流。ここからは傾斜も緩やかになりあっという間に百蔵山に着いてしまいました。

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(百蔵山より)

山頂には雪がうっすらと着いている程度で、雲をまとった富士はスッキリしたのよりも却って趣があるように感じます。山頂に着いたのがまだ10時半過ぎと云うこともあり、ここで扇山へ縦走することにしてかずさんお手製の魚雷サンドを頂いてから扇山へ向かいます。

でも百蔵~扇の縦走って中央線の車窓から見える姿よりも意外に長くてしんどいんですよね。さっそく東へ下りはじめるとなんか寒く感じたので、ふと西の方を見たら南大菩薩の稜線にはすでに黒い雪雲がかかっていて、その雲がもうこちらにも近づいていました。

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(カンバノ頭附近だったと思う)

そんなわけで宮谷への道を分ける最低鞍部に着くととうとう雪が降り出しましたが、風花程度のもの。登り返して大久保山に着く頃には再び晴れ間が広がり、うっすら雪の積もった頂稜をゆるく行くと扇山に着きました。

扇山は晴れていたものの展望が利いたのは東の方のみ。だれかが陣馬山の馬が見えると云っていましたがボクには??当然富士との再会はかなわず、御坂や南大菩薩の方も相変わらず雲がかかったまま。本社ヶ丸からこちらに変更したのはどうやら正解だったようです。

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(笑顔がいいね~・^^)

それでも山頂は風が強くとても寒くて、遅くなったお昼もここではとれずそそくさと鳥沢方面へ下山開始。このままお昼を取れずに鳥沢へ下っちゃうのかな~と思っていたら、途中のベンチが風もなく日の当たる適所でここでようやくのお昼。日持ちの良くないおにぎりを食べた後はかずさんからまたまた魚雷サンドを頂き、前もって買ってあったパンは翌日の山行き用に回してしまいました(笑)。れれちゃんだけちょっと離れていましたが、楽しいひとときでした。(^^)

お昼を終えれば、あとは鳥沢駅へ向かうだけ。鳥沢のルートはかなり久しぶりで、梨ノ木平からの車道歩きは記憶とは全く違う道のりで却って新鮮でした。すでに傾いた日差しを浴びながらてくてく歩いて鳥沢駅に着いたらこの日の山歩きもおしまい。

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(大久保山からの頂稜はさすがに白い)

ホッとして駅で帰りというか飲み会??の準備をしていたら、間に合わなかったはずの赤い201系の東京行きが突然入線してきてビックリ。当然ながら乗ることができなかったので、遅れているとかアナウンスしろよ~ って一同ムッとしていたのですが、実はその電車にゴン太さんが乗っていたのでした。あ~残念。。。

そんな最後だけがちょっと残念な結果??でしたが、直前になってバタバタしたのにそれが結果みんなうまくいってしまった運の良い??楽しい一日でした。れれちゃん、リブルさん、そしてかずさん、本当に有り難うございました。またの機会がありましたらヨロシクお願いしますね。

・・・・・☆・・・・・☆

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(お坊山西峰よりトクモリ、御坂方面)

さてこの連休は珍しく連荘してしまい、翌01/08はお坊山へスノウハイクでした。

この日は久しぶりにお坊山南尾根を登路にとり、笹子雁ヶ腹摺山へ縦走。そして懸案となっていた北尾根を下降するコースでしたが、雑木林の美しさを再認識した山行きになりました。駅から駅へのコースでこれだけ植林の少ない楽しいコースはそうそうあるもんじゃぁございませ~ん。(^^)(^^)

REPの方はこちらをご覧くださいませ。
 

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【大菩薩・権現山稜 2007】」カテゴリの記事

コメント

あぁ・・・ココログのメンテ前にレスを返すことが出来ませんでした。
本当にゴメンナサイです。


> かずさん
そうかなぁ、引きつってるかなぁ。ボクから見たらもう充分自然な笑顔ですよ。というかボクなんか一生懸命笑顔作っても明らかに引きつりまくっているからねぇ。。。

魚雷サンド、美味しかったヨ。百蔵で二つ貰った時はこんなの余裕で食べられるじゃんと思ったんですけど、あとからお腹にズシッと来ました。でもそのお陰であそこまでお腹が保ったのですから。まぁ次はセンセがお作りなられたものを食べたいですね(笑)。

またの機会があったらヨロシクね。(^_-)


>ゴン太さん
いや、ゴン太さんは甲府の方へ行かれていたので、まさかあの電車に乗っていたとは夢にも思っていませんでした。とにかくああいう一件があったのでよく覚えていたのです。

でも中央線も今は高尾以西の小さな駅は駅員さんが一人でやられているから、いつ見ても忙しそうに働いています。あの時はちょっとムッとしていたのですが、改札を通る時駅舎の中で忙しそうに何かをやっている姿を見たらなんかまぁしょうがないかなぁ。。。と思ったんですけど、こういう結果がわかるとう~む(-"-;)ですねぇ。

そうそうE233系のこと。14日は甲府駅で6両編成が昼寝してました。将来的には高尾以西も新しいのに置き換わってしまうのでしょうね。


>れれちゃん
そうそう、確かお顔のことおっしゃってましたね。もちろん冬に冬の素晴らしさがあるけど、寒いし空気は乾燥しているし、晴れていれば日差しがまともに当たるから結構日焼けもする。ああいう晴れた日、気を抜くと翌日唇が荒れて皮がめくれているなんて事もたびたびあるんですよね~(笑)。

お坊山の記事、やっぱり作れませんでした。基本的には山へ行けば作るんですけど、ごくごくたまにこういう事があるんですよ。(^^ゞ やっぱり記事を作るよりは山歩きの方が好きですからね。「サイトのための山歩きはしない」というのが花のひかりを始める時から決めていることなのです。


>ba_sobuさん
下りが大変だったのは毎度の如くアイゼンを持ってなかったからだから、ちゃんと用意すれば確かに急だけど大丈夫な道なですよ。(^^ゞ

あの水曜隊の山行きは寒すぎて動けないとかのエピソードがあってけっこう印象に残っていたから、あっあれだっ!てすぐにわかりましたよ。でも今の時期の朝は笹子も甲斐大和もマイナス5℃にはなっていて、いつもぶるぶる震えながら歩き出すのに、今年は本当に暖かい。お坊山の時も駅はちょっと涼しいかなぐらいで、南尾根の鉄塔に上がったらもう汗をかいていました。

そうそう北尾根はあの送電塔からの展望がなんか良かったです。何でかわからないけど周囲の山山も甲府盆地の見え方も上(御殿)の展望よりも印象的だったかも。なので少々立ち去りがたかったのです。


>リブルさん
北尾根は全般的に急でしたが末端部が露岩になっていたので神経遣いました。リブルさんはわかると思いますけどあの柵とロープのお陰でどれだけ下りが楽になったか。なかったら大汗かいて下ったことになったでしょう。

北尾根の下りがそんな感じだったので、林道はマジでやばいと危惧してたんですけど、実際に降りてみると凍ってはいたものの、表面が程よくざらついていてそれがフリクションとなってスイスイ歩けました。でもそれもあの時期だったからでしょうね。溶けて凍ってを何度も繰り返せばやっぱりツルツルになっちゃうからそう言う意味でも運が良かったです。

でも林道って基本的には気を抜ける箇所なんですけど、ああやって凍ったり、ある程度以上の積雪があったりすると山道よりも難行苦行になってしまうことあるから怖いですね。(^^;;;

投稿: komado | 2007.01.17 16:49

ついこないだ笹子雁ヶ腹摺山北尾根は歩いたのですが、最初(下りだと最後)がちょっときついのを除けば楽しい尾根ですね。階段なんかもかなり手入れしてあったから、多少雪が付いていても大丈夫そうですね。
鉄塔のあたりからは白鳳三山あたりがよく見えましたが、そちらの方向があまり良くなかったのは残念ですね。

どうしても日陰の場所は道が氷化していることが多いですが、あの林道が歩きやすかったのは意外ですね。下に落ち葉がたくさん積もっているから、意外に雪が固まりにくいのかな。しかし、道が凍っていると面倒ですね。さすがに舗装道路でアイゼン付ける訳にもいかないし。(笑)

>れれちゃん、

雪の日の後は時間を普段の2倍くらいかけるつもりで天気の良い日に歩くと楽しいですよ。光をあびてキラキラする、真っ白なふかふかした新雪の中を自分がトレースを付けて歩いていくのは、とっても贅沢な気分です。凍っていなければそんなに危険でもありませんし。南側で短いルートの山からトライしてみては。

投稿: リブル | 2007.01.14 11:12

>>>>しかし山ノ神の石造を見る頃から雪が少なくなり、地面が氷化しはじめる。
今までの楽しい歩みも一転して急な尾根を一歩一歩慎重に下るようになり、冷や汗の連続>>>>>

2年前の1月12日 笹子御殿の北尾根下る計画。 強風と雪、小路沢の頭への上りですっかり消耗しきっていたので、知っている笹子への南尾根で下りました
ああ。よかった あの日 強行して降りなくて・・・
2年経って知った自分がラッキーだったこと。

それ以来 北尾根のことすっかり忘れていましたが 林相良さそうなのでこんどチャレンジしてみます もちろん氷が溶けてから、それまで憶えてられるかなぁ (笑)

投稿: ba_sobu | 2007.01.13 22:49

思い返せば、私が冬山やんない事は皆さん知らなかったのよね^^;
前日の降雪は、自分にとってラッキーだったのか?
まだら雪より「雪」って方が良かったのか~~?^^;
自分を信用してないし、未知の世界なのでよく判んないけどねぇ~
まぁハッキリしてるのは、自分の顔が寒さに順応出来ない事だな(←一応持病、笑)

お坊山レポ、楽しみにしてたのに…あれれ~?(⌒▽⌒;)


>ゴン太さん

天罰だなんて言わないでよぉ~^^;
私の美貌を持っても(爆)18きっぷに負けただけだもん。
体重だったら、絶対負けないんだけどなぁ~( ̄m ̄)ぷっ

投稿: れれちゃん | 2007.01.13 22:14

komadoさん、こんばんは。

あの電車、乗っていたのではなかったのですね。遅れるっていうアナウンスひとつ流さないなんて、けしからん。鳥沢駅の駅長は減棒処分にするべきです。ほんとJRのお客さま相談室に苦情入れてやりましょう。(朝の中央線の暖房強くしろよーというのもいっしょにネ!)

私の方は、せっかくのお誘いを袖にしたバチがあたって、この日は遠くに見えていたあの雪雲の直撃を喰らってしまいました(笑)。 まさに天罰ですね。

そうそう、ついに念願の(笑)E233乗車されたそうで、おめでとうございます。次はあの開閉ボタン操作ですね。実際に開閉させたらぜひ御報告くださいまし(笑)。


投稿: ゴン太 | 2007.01.11 22:51

前日の予定変更に柔軟に対応してくれ、翌日リブルさんを捕まえてくれて、感謝感謝です。
魚雷サンドおかわりしてくれて嬉しかったよ~。
また作ってくるね。
次はもっとおいしく…。

鉄道省の本によると、コタラ山のピークの次のピークもコタラ山らしく、どちらか迷っているようなことが書かれていました。
別のガイドブックには、長尾峰という文字もありました。

オイラ~おすましポーズしてるよ~。
笑顔というより顔が引きつっているなあ。恥ずかしい!
目の毒気の毒ですから、あんまりジロジロ見ないでね。(笑)

機会があったら、またご一緒しましょう!

投稿: かず | 2007.01.11 22:27

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