« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »

2007.01.30

小金沢の閻魔さま

B070130a
(泣坂ノ頭直下より楢ノ木尾根・小金沢連嶺を望む)

まぁ、閻魔さまというのは本当は沢のことなんですけど。。。(^^ゞ

先週の西丹沢で結構歩いたので今週は少し軽めの歩きにしたいなと思っていたんですけど、じゃぁどこを歩こうか・・・と考えてみるとこれが意外に浮かばなくて・・・しばらく考えてフト浮かんだのが昨年の12月に大樺尾根を降りて以降気になってきた楢ノ木尾根の北面。

ということで日曜(01/28)は前回歩いた尾根の一つ東隣に延びているスバノ沢左岸尾根たるエンマゴヤ尾根を登路にとり泣坂ノ頭・大峰へ上がってから、そのまま下って楢ノ木尾根の末端部まで辿ってきました。

B070130b
(エンマゴヤ尾根下部にて)

毎度毎度人さまのご厚意に頼るわけにも行かないので・・・とはいえ上和田行きの一番バスが一時間繰り下がってしまった昨今、深城へ出るにはやはりタクシーになってしまいます。(^^ゞ ちなみに猿橋駅から深城の小金沢公園まで今回は4570円也。

さっそく小金沢林道に入ると発電所絡みと思われる轍があって路面は凍結していましたが、それも発電所へ向かう地下道の入口まで。その先は轍もなく薄い雪面を踏みしめながらの快適な歩きで、40分程でエンマゴヤ尾根の取付に着きます。今回は尾根末端に送電塔の巡視路が来ており、取付に苦労することなく至ってスムーズなスタートを切りました。

B070130c
(エンマゴヤ尾根上部にて)

積雪は10cmほどですが、新雪を踏みながらの歩きは気持ちいいですね。送電塔はエンマゴヤ沢側からの枝尾根との合流ピークの直下にあり、巡視路も当然ここまで。その先は灌木が生い茂っており先が思いやられましたが、それもほんの一瞬。尾根東側が時おり植林になっているせいか尾根上はスッキリしており歩きやすかったのは意外で、痩せた箇所と小広い緩斜面のような箇所を適度に交えて雰囲気は決して悪くありません。

尾根中腹に上がる頃にはスズタケが現れましたが、藪は薄く歩きに支障は全くなし。右手に先月歩いたエンマゴヤ沢左岸尾根を、そして左手には立派な泣坂ノ頭を見ながら気分良く登っていきます。

B070130d
(エンマゴヤ尾根合流点附近より、泣坂ノ頭)

1210m圏のピークに上がると行く先の楢ノ木尾根をようやく間近に捉えて、ここからカラマツの幼木中木林に変わります。同時に灌木にスズタケの藪が始まりますがこちらも比較的薄いもので、どうやら閻魔さまに地獄へ落とされずに済んだようです(笑)。雪も深くて20cmほど。雪のお陰で踏ん張りが利くので却ってスイスイ行けてあっけなく楢ノ木尾根上に飛び出しました(1409m峰東隣のピーク)。

誰もいないだろうと思っていたのにここで雁ヶ腹摺泊まりの重荷のご夫婦に出会ったのはビックリ。でもこの日出会ったハイカーはこのお二人だけ。前後する形で泣坂ノタルへ降り、頭へ登り返して大峰へ向かいます。

B070130e
(大峰山頂)

思ったよりも早く、大峰にはお昼前に着いてしまったので山頂の権現さまに参拝したらすぐに下山開始(笑)。南へ下りはじめるともう雪はほとんどありません。結局ひと下りした展望の良い西沢ノ頭でランチ。ランチをとる頃にはもう曇り始めていたし風もあったのに、その寒さは寒中のそれではなく早春のそれで妙な感じではありました。

ランチを終えたら広大な伐採跡の際を下り、水無山を過ぎると尾根は雑木林に変わってこの日初とも云える落ち葉道のはじまり。

B070130f
(水無山直下より、左・西沢ノ頭と右・大峰)

登りが北面だったこともあって、落ち葉を踏みしめ、蹴り上げ、そしてラッセルしてと今の時期当たり前の光景が下山半ばにして始まるのも妙な気分。でもやっぱり楽しいし、雑木林が延々と続いてくれるのも嬉しい限りです。(^^)

結局そんな楽しい道のりが末端近くの710m峰まで続いて、テレビのアンテナ施設がある672m峰から勢いというか適当に降りたら、どうやら地形図の破線路??を歩いていた??ようで下り着いたのは中瀬戸の集落。あとはR139をてくてく歩いて奈良子入口のバス停でこの日の山行きはおしまい。着替えを済ませてバスを待っている間も妙に暖かくて、麓もはや早春の雰囲気でした。

B070130g
(尾越山にて)

しかし今年の冬は本当に暖かいですね。お陰で今の時期でも北面の尾根からなんの苦労もなく登れてしまうので、山行きのバリエーション自体は多彩に組めるんですけど・・・今年もスノーシューの出番となるような雪がないまま春を迎えちゃうのかなぁ。。。山行き自体は楽しいものだったんだけど、複雑な思いが交錯した一日でもありました。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007.01.22

大滝峠~信玄平・・・魅惑の廃道歩き

B070122a
(水晶沢 戸沢中間尾根を行く)

年に数回ながら西丹沢へボチボチ入るようになると必ずと言っていい程気になってくるのが、大滝峠と信玄平を結ぶ今は廃道となった奥野歩道とも云われる旧東海自然歩道のこと。去年、セギノ沢 バケモノ沢中間尾根を歩いた時にその径路が通っているであろう甲相国境稜線南斜面のその自然林の多い良さげな様子を見て、ba_sobuさんと次はあそこを歩こうと決めていました。

ということで土曜(01/20)は約一年ぶりとなる西丹沢。道志側からの周回でその旧東海自然歩道の大滝峠~信玄平間をキッチリと歩いてきました。

B070122b
(お気楽に・・・旧東海自然歩道、大滝峠側入口)

今回はba_sobuさんの車で道志は室久保川側の横浜市野外活動センターへ出てからのスタート。エアリアの登山道はまずその活動センター内を通るのですが、道標もなく道がどう通っているのかわからなかったのでしばらくは右往左往。それでもなんとか登山道を見つけて行きましたが、今度は国境稜線に上がる手前で道を外してしまい忘路峠のすぐ東側へ上がってしまったのはご愛敬。(^^ゞ 稜線に上がればブナの美しい自然林の稜線を歩いて畦ヶ丸へ向かいます。

今回は畦ヶ丸の山頂へは寄らず、ただちに大滝峠へ。途中ヒミツの(ってほどでもないが)林に寄ってから大滝峠上の分岐を一瞥するとまもなく旧東海自然歩道の分岐に降り立ちました。

B070122c
(セギノ沢の枝沢を渡るところ)

さて、ここから信玄平までがこの日のメインディッシュとなる旧東海自然歩道。分岐にある看板から判断するとこの道が廃道になってからすでに15年近く経っており、奥多摩や多摩川流域に延びる東京都水道水源林の巡視路のように「廃道」と言いながら密かに改修されているような事は確実に望めません。

旧歩道に入るとさっそく崩れた斜面に傾いた桟道の歓迎を受けます、時折見かける古びた道標もそんな径路の雰囲気にぴったり。セギノ沢 バケモノ沢中間尾根までは植林があるので径路は比較的明瞭でした。

B070122d
(セギノ沢の手前辺りだったと思う)

B070122e
(水晶沢への下りしな)

セギノ沢 バケモノ沢中間尾根から待望の自然林に入ると同時にスズタケが道に被るようになります。径路は薄くなり、沢を横切る箇所はやはりというか荒れていましたがそれはもちろん想定内のお話。それより意外だったのが尾根を回り込む箇所でのスズタケの煩さで、スズタケが山側から谷側へ覆い被さり歩きづらいこと歩きづらいこと。しかし周囲のブナ林は大木も多くなかなか見ごたえがあります。新緑の頃も良さそうだけどダニがイヤだなぁ。。。

B070122f
(水晶沢 戸沢中間尾根のひとこま)

B070122g
(水晶沢 戸沢中間尾根のひとこま・Part2)

B070122h
(運良く、富士山も見えた)

去年の山行きでランチ場の確保が出来なかった教訓を生かして、今回はちょっと開けた戸沢のほとりでランチを取りました。(結果これは正解)戸沢から先を行っても状況は変わらないどころかスズタケはなおも濃くなるばかりで、倒木も絡んで歩みがはかどりません。その上スズタケで径路が消滅している箇所もあり、径路が微妙に上下する事もあって径路自体を見失うことも度々。今回は人海戦術に藪の中にあった道標のお陰で何とか探せましたが、独りだったら径路を探すのに時間を取られそうです。

B070122i
(戸沢から這い上がるところ)

B070122j
(戸沢 赤沢中間尾根のひとこま)

B070122k
(戸沢 赤沢中間尾根のひとこま・Part2)

個人的な予想では赤沢を回り込むあたりが一番荒れているのでは?と思っていましたが、沢自体は思ったより荒れておらず、こちらもスズタケが育っているお陰で径路を探す方が大変な作業でした。

B070122l
(赤沢の本谷?左俣・・・と言ったらいいのか・・・にて)

B070122m
(ここまで来れば信玄平まではもう少し)

それでも径路が城ヶ尾峠へ突き上げる赤沢の枝沢を渡るとスズタケもようやく薄くなり、信玄平まではあと少し。ここでパーティ一同 緊張がとけて安心したのか、信玄平直前の沢筋でヒヤリとした一件があったものの運良く無事に到着しました。大滝峠から信玄平まで二時間半もあれば充分だろう、の予想は大きく外れて実際は実働だけでも四時間以上かかっており(ちなみに'91エアリアでは赤実線で二時間)、結局信玄平にあった↓この注意書きは正しかったのです。

B070122n
(径路消滅 通行不能・信玄平にて)

大休止の後、信玄平から捲道(ブナ林が美しかった・・・)経由でヘロヘロ城ヶ尾峠へ登り返したらもう16時を回っており、この時間では大界木山をまわる余裕はありません。峠から直接水晶橋方面へ下りて、林道に出たら林道経由で浦安峠を越え活動センターへ。浦安峠を越える頃には日も暮れて、山歩きを終える頃には真っ暗になっていました。

旧東海自然歩道・・・もとは登山道だし、廃道とか云っても下道は明瞭だろうとタカをくくってナメていました。でもここも西丹沢の一角なんですね。美しい自然林の許、自然に還りつつある径路を歩くのはしんどかったけど、大変楽しい充実した一日でもありました。西丹沢って奥まっているにもかかわらず実は植林が多いんだけど、残された自然林は美しく、妙に魅惑的な山域ですね。そんな山を歩かせてもらえる幸せ。ba_sobuさんそしてダンナさま、今回はいつもにも増してほんとうにありがとう、です。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2007.01.16

天狗岩から蛾ヶ岳へ

B070116a
(反木川 三沢川中間尾根より天狗岩と峰山集落)

二年前に蛾ヶ岳(ひるがたけ)南西尾根を歩いた時、その東側に延びている蛾ヶ岳南尾根の真ん中辺りに姿を見せたテーブルのような平頂の山。その場で地形図を広げてみるとその山には「天狗岩」と名前がついていて、それからその山はずっと気になる存在になっていました。

でも天狗岩のその位置からこれはタクシーじゃないと行けない所だなと思ってそのままにしていたのですが、18きっぷのシーズンに入り、「さて今度はどこへ行こうか」と精進や市川大門の地形図をぼんやりと見ていたらこれは行けるかも・・・というルートがパッとひらめいたのです。(^^)

B070116b
(650m圏峰東鞍部の石仏達)

ということで日曜(01/14)その天狗岩と蛾ヶ岳をつないだ山歩き。今回は甲斐常葉駅から富士吉田行きの富士急バスで古関に出て、古関から反木川 三沢川中間尾根上にある照坂峠に上がり、その中間尾根を登って中川原の分岐に出た所で一度三沢川に降りて、天狗岩の南東尾根を捉えて天狗岩へ登り返し、南尾根を伝って蛾ヶ岳に至る、とかなりややこしいというか苦肉ともいえるルートを組んで歩いてきました。

身延線がワンマン運転のせいか2分ちょいの遅れ=バスの発車時刻で甲斐常葉駅に着いたのですが、そこは織り込み済みなのか何なのか吉田行きのバスは5分以上の遅れでやって来て一安心。古関に出てストレッチもそこそこにさっそく歩き出します。

B070116c
(反木川 三沢川中間尾根652m峰にて)

照坂峠には地形図の道で上がりましたが、送電塔までは県道の一段山側に車道が通っており、そこから上がるのが一番無難なのでしょう。送電塔からは道なりに行くように山道が延びており、そこから5分程で照坂峠に着きました。

照坂峠は地形図に載っているぐらいだから、の思いはむなしくそこは植林下の暗い峠で、往時を偲ぶような遺構も皆無。ちょっとガッカリして尾根を行くとこれがなんと・・・藪に倒木と荒れている箇所はあるものの、道筋のしっかりした明るい雑木林が続く快適な尾根。林は低い所らしくなんとクヌギやカシワがメインでそんな落ち葉の積もった道の感触はかなり新鮮です。

B070116f
(天狗岩南東尾根より中間尾根を見下ろす・奥は七面山)

それに梢越しに見える南アももちろん立派。そんな様子にルンルン気分で650m圏峰、652m峰を越えると対岸の遠くにあった天狗岩が徐々に近づき、地形図の破線路が横切る中河原の分岐に着きます。ここにもいくつかの石仏が祀られており、参拝してから左手に下る道を行くとすぐに三沢川に降り立ちました。

飛び石で対岸に渡ればもうそこは天狗岩南東尾根の山腹で、ここで沢沿いに少し下るとまた道が現れ、南東尾根を乗越した所で尾根に取り付きました。

B070116e
(天狗岩山頂)

南東尾根はのっけから灌木の茂る急登で、しばらく行くとヒノキの植林になり藪は落ち着きましたが、アカマツ林に変わると藪も復活。藪自体はそんなに濃いわけではありませんがあまり快適ではありません。

それでも710m圏の尾根の肩に上がると峰山の集落と切り立った天狗岩の姿が間近に見えて俄然やる気が出てきます。峰山からの水平道を突っ切ると雑木林も混ざるようになり気分も上々。スイスイ登って尾根上に雪を見るようになるとあっけなく天狗岩の山頂に着きました。

B070116d
(天狗岩より・右奥は竜ヶ岳)

黒木に覆われた暗い山頂も南側が伐られており、そこだけは明るくなっています。ここで大きな富士や高山のごとく聳える雨ヶ岳~毛無山の稜線とご対面。三角点の手前に置かれた二つの石祠に挨拶して、展望を楽しみつつここでのんびりランチでした。

ランチを終えて天狗岩から藪っぽい稜線を辿って北鞍部に降りると、ここで地形図通りに峰山からの蛾ヶ岳南尾根の登山道?と合流します。あとはこの道を辿るだけで、道中は道標こそないものの道は明瞭で、道筋もだいたい地形図通りについていました。照坂峠からの中間尾根もそうだし、二年前に蛾ヶ岳南西尾根を歩いた時にも感じたんですけど、この辺りの地形図の破線路はけっこう正確に書かれているのでは?と思っています。

B070116h
(蛾ヶ岳南尾根1174mの登りにさしかかる所)

南尾根の道は1174m峰を過ぎた先で尾根を西に外れ、四尾連湖からの道と合流する六地蔵(西肩峠)の方へトラバルのですが、時間的なこともあってそれは少々面倒。ということでここで道と離れ、尾根通しの登りに切り替えて直に蛾ヶ岳へ詰めました。

結局天狗岩から蛾ヶ岳までは一時間ほどの道のり。着いたのが14時ちょい前だったせいか山頂にはもう誰もいなくて、そんな時間なのに下の甲府盆地も八ツも南アも北アもくっきり見えて、もう云うことなしです。

B070116g
(蛾ヶ岳山頂にて・奥は北岳と間ノ岳)

そんな展望をしばらく楽しんだら、ようやく下山開始。今回も山頂から西肩峠には寄らず、そのまま尾根伝いに降りてから西肩峠廻りの登山道と合流して大畠山へ向かいました。

アンテナ施設の建つ無粋な大畠山に着いたらそそくさと三角点をカメラに収めて、今回はここから北尾根に入ります。

B070116i
(大畠山北尾根の中腹あたり)

大畠山北尾根は中腹辺りまで雪が残っていましたが、おそらく比較的明瞭な道筋が通っているように思います。そして964m峰のすぐ先にある北東尾根との分岐が下降の一番のポイントで、うまく判断できてもここからの下りがかなり急で、うっすらとついた雪と相俟ってこの辺りの下降は結構恐怖です。

この下りをこなせば露岩帯を西(左)へ捲く箇所がもう一箇所あるものの、まぁ一安心。610m圏や500m圏の分岐を左左にとり、大畠山から一時間程で芦川の左岸側に降り立ちます。そしてそこから先も地形図通りで、発電用と思われる用水路の上に道が造られており、(芦川第一)発電所の吊り橋で芦川を渡って県道に出れば20分程の歩きで芦川駅に着きました。

B070116j
(芦川左岸の径路はこんな感じ)

今回二年ぶりにこちらの方を歩かせて貰ったのですがこちらも本当に良い所ですね。同じくらいの標高で考えると東京近郊より植林が格段に少ないし、そのくせ富士や南アなどを見ながら歩けるという「山歩き」という意味ではかなり贅沢な所のようにも感じます。

それにごく一部の稜線以外は山歩きの対象になっていないので大変静かですし、なによりその明るい雰囲気に改めて惹かれました。あと縦横無尽に通っている山麓や山上集落を結ぶ径路も非常に興味深い所。結構遠い所だから通い込めない所ではありますだけど、今後も折を見てボチボチ訪れようかなと思っています。(^^)(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007.01.11

歩き初めはなんと・・・

B070111a
(扇山山頂にて)

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。

・・・・・☆

毎度のごとく??酒浸りの怠惰な正月を過ごしてしまい、今年も歩き初めが成人の日の連休までずれ込んでしまいました~。(^^ゞ

ということで日曜(01/07)は去年予定を立てて潰れてしまったミニオフ??の山行き。れれちゃん、リブルさん、かずさんと一緒に、そして珍しくごく普通に百蔵山・扇山を歩いてきました。

B070111b
(岩殿~セイメイバンの稜線の奥に白い南大菩薩の稜線・登山口附近より)

そおいや去年の歩き初め(2006.01.07)も前の日の雪が降ったんですよね。偶然にも今年も同じく前日に降雪があり当初予定していた本社ヶ丸を前の晩に急遽変更したんですけど、その時にリブルさんと連絡がつかなかったので、当日に予定の一本前の電車で行ってみたらなんとか捕まえることができて無事に全員集合(笑)。

目的の百蔵山は雪がまったく見えませんでしたが、奥の南大菩薩や楢ノ木尾根は真っ白。8時前から駅前に待機していた浅川行きの一番バスで福泉寺に出て、ボク自身も歩いたことのなかった西尾根から歩いてみました。

B070111c
(百蔵山山頂にて)

西尾根の登山道はエアリアを見てみると歩き出してからまもなくルートが二分するのですが、道標に従いながら歩いていたら自然と東のルートに入っていました。尾根は基本的にヒノキやアカマツの植林帯が続く感じで、淡々と登っていきます。

そして金比羅さまを過ぎると周囲が明るくなり、ひと登りで西ルートと合流。ここからは傾斜も緩やかになりあっという間に百蔵山に着いてしまいました。

B070111d
(百蔵山より)

山頂には雪がうっすらと着いている程度で、雲をまとった富士はスッキリしたのよりも却って趣があるように感じます。山頂に着いたのがまだ10時半過ぎと云うこともあり、ここで扇山へ縦走することにしてかずさんお手製の魚雷サンドを頂いてから扇山へ向かいます。

でも百蔵~扇の縦走って中央線の車窓から見える姿よりも意外に長くてしんどいんですよね。さっそく東へ下りはじめるとなんか寒く感じたので、ふと西の方を見たら南大菩薩の稜線にはすでに黒い雪雲がかかっていて、その雲がもうこちらにも近づいていました。

B070111e
(カンバノ頭附近だったと思う)

そんなわけで宮谷への道を分ける最低鞍部に着くととうとう雪が降り出しましたが、風花程度のもの。登り返して大久保山に着く頃には再び晴れ間が広がり、うっすら雪の積もった頂稜をゆるく行くと扇山に着きました。

扇山は晴れていたものの展望が利いたのは東の方のみ。だれかが陣馬山の馬が見えると云っていましたがボクには??当然富士との再会はかなわず、御坂や南大菩薩の方も相変わらず雲がかかったまま。本社ヶ丸からこちらに変更したのはどうやら正解だったようです。

B070111f
(笑顔がいいね~・^^)

それでも山頂は風が強くとても寒くて、遅くなったお昼もここではとれずそそくさと鳥沢方面へ下山開始。このままお昼を取れずに鳥沢へ下っちゃうのかな~と思っていたら、途中のベンチが風もなく日の当たる適所でここでようやくのお昼。日持ちの良くないおにぎりを食べた後はかずさんからまたまた魚雷サンドを頂き、前もって買ってあったパンは翌日の山行き用に回してしまいました(笑)。れれちゃんだけちょっと離れていましたが、楽しいひとときでした。(^^)

お昼を終えれば、あとは鳥沢駅へ向かうだけ。鳥沢のルートはかなり久しぶりで、梨ノ木平からの車道歩きは記憶とは全く違う道のりで却って新鮮でした。すでに傾いた日差しを浴びながらてくてく歩いて鳥沢駅に着いたらこの日の山歩きもおしまい。

B070111g
(大久保山からの頂稜はさすがに白い)

ホッとして駅で帰りというか飲み会??の準備をしていたら、間に合わなかったはずの赤い201系の東京行きが突然入線してきてビックリ。当然ながら乗ることができなかったので、遅れているとかアナウンスしろよ~ って一同ムッとしていたのですが、実はその電車にゴン太さんが乗っていたのでした。あ~残念。。。

そんな最後だけがちょっと残念な結果??でしたが、直前になってバタバタしたのにそれが結果みんなうまくいってしまった運の良い??楽しい一日でした。れれちゃん、リブルさん、そしてかずさん、本当に有り難うございました。またの機会がありましたらヨロシクお願いしますね。

・・・・・☆・・・・・☆

B070111h
(お坊山西峰よりトクモリ、御坂方面)

さてこの連休は珍しく連荘してしまい、翌01/08はお坊山へスノウハイクでした。

この日は久しぶりにお坊山南尾根を登路にとり、笹子雁ヶ腹摺山へ縦走。そして懸案となっていた北尾根を下降するコースでしたが、雑木林の美しさを再認識した山行きになりました。駅から駅へのコースでこれだけ植林の少ない楽しいコースはそうそうあるもんじゃぁございませ~ん。(^^)(^^)

REPの方はこちらをご覧くださいませ。
 

| | コメント (6) | トラックバック (1)

« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »