2006.12.17

小金沢より楢ノ木尾根周回

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(エンマゴヤ沢左岸尾根上部にて)

楢ノ木尾根の北面は葛野川・日川における一連のダム工事が始まる以前に小金沢へかなり通っていたこともあり、以前から気になっていたのですが、その交通の不便さと流域のかなりの広範囲に亘って広がるカラマツ植林に今ひとつ食指が動かないままでいました。

でも二週間前に大樺尾根(大樺ノ頭北尾根)を歩いた時、確かに林相的な妙味は少ないもののけっこう楽しめたこともあって今回もまたこちらに。深城を起点にエンマゴヤ沢左岸尾根を登路にとり唐松立(1597m)へ上がり、楢ノ木尾根を東へ大峰まで足を延ばしてから北尾根を降りる周回コースで歩いてきました。

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(エンマゴヤ沢より・・・右手がエンマゴヤ沢左岸尾根)

今回はba_sobuさんのお車で深城の跡地に出来た小金沢公園へ出てからのスタート。深城までの道中はガスが濃くどうなることかと思っていましたが歩き出す頃にはすっかり晴れ上がり、12月半ばとは思えない程の暖かさの中、小金沢林道をてくてく歩きます。

シンナシ沢、スバノ沢を越えて次の明瞭な沢がエンマゴヤ沢でその右手(西)の尾根が今回歩く予定のエンマゴヤ沢左岸尾根。ここまで小一時間程でした。

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(エンマゴヤ沢左岸尾根中部にて)

林道は左岸尾根末端の805m峰南鞍部を通っていて、そこは高い切り通しになっているので取付くのはかなりしんどい。なのでエンマゴヤ沢の左岸についていた階段が尾根上にある送電塔の巡視路だと思って入ってみたら、やはりというか堰堤までの道のようでしばらくいった先で途切れてしまったので、適当な枝尾根を捉えて尾根に取り付きました。

尾根に取付けばあとは上がるだけなのですがそこは急峻な小金沢側の宿命か、登るにつれ尾根は徐々に傾斜を増していき、やがて露岩も現れ左岸尾根に上がるまでがこの日一番大変な行程でした。

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(左岸尾根1255m峰附近にて・奥はおそらく白草ノ頭)

取付から一時間かかって何とか尾根上に上がって一安心。でも尾根はツガや灌木の茂る痩せた露岩の尾根のアップダウンが続いてスムーズには行かせてくれません。そんな小ピークをいくつか過ぎるとようやく藪から解放されて、イヌブナの目立つスッキリとした自然林の中を登るようになります。

でもそんな林も長くは続かず、まもなくお馴染みとなる??カラマツ植林に。でも暫くは手入れの入った林で一面小笹の快適な広尾根。振り返ると長峰に牛ノ寝、そして飛龍の姿。右手には大峰・泣坂ノ頭の顕著なコンビが間近に見えて、特に泣坂ノ頭の姿が意外に端正で新鮮に見えます。1255m峰を過ぎするとまもなく右手から送電線巡視路が合わさり、ひと登りで送電塔(深城線30号)に出ました。

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(最後の送電塔を過ぎるとスズタケが深くなる)

ここまで来ると楢ノ木尾根が間近に見えてあと一頑張りといった所。でも巡視路はここから尾根を外れて延びており、尾根上はカラマツ植林の許スズタケが高々と茂っています。とはいえもうここを行くしかないので、さっそく突入してみると下道はなく、なかなか前へ行かせてくれません。

しかし、上がるにつれ尾根が痩せてくると徐々に下道が現れ歩きやすくなってきました。そして尾根の左手がブナ・ミズナラの美しい自然林になるとまもなく楢ノ木尾根と合流。そこは予想通り楢ノ木尾根の下降で一番のポイントとなる分岐でした。(今は道標あり)

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(楢ノ木尾根・・・唐松立の手前辺り)

ここまでくれば送電塔の立つ唐松立までは一投足。でもこの間の北面の自然林・・・特にダケカンバが見事で、尾根の明るさと相俟ってなかなかの雰囲気。富士も何とか見えて合流地点から20分程で唐松立に着きました。

目の前には大樺ノ頭が見えるのでなおも先へ行きたくなってしまいますが、今回はここまで。周囲が曇り始めていたものの送電塔ですから下は平坦な草地だし、北に南に展望はきわめて良好。ヨウダラ尾根を見下ろし、右手には左の雁ヶ腹摺りよりも立派に見える大樺ノ頭。そして左手の権現、扇山がこれまた意外に立派で、権現扇より標高の高い手前の泣坂ノ頭、大峰よりも大きく見せているのが不思議。なぜだろう??

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(本日ここまで・左は雁ヶ腹摺山、右は大樺ノ頭)

休憩中に周囲は曇ってしまいましたが、一時間程のんびりしたら来た道を戻ります。北面の素敵な自然林も左岸尾根との分岐からしばらく下るまで。あとは小刻みなアップダウンを繰り返して泣坂ノタルに降り立ちました。

ここから泣坂と呼ばれる泣坂ノ頭(地形図で大峰と誤称されているピークです。念のため)への登り返し。登り自体はさほどの距離ではないのですが、下りと決めた体には少々しんどいです。えっちら登って周囲にちょっとだけ自然林が復活すると泣坂ノ頭に着き、少し休んだら大峰へ向かいます。

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(こりが泣坂でございます)

古びた祠の建つ大峰も時間が遅いせいか誰もおらず、ここでで改めて大休止したら一つ隣のピークに寄って北尾根の下降に移りました。

北尾根も以前とはあまり変わりがなく最初は灌木の煩い急降下で始まり、深城ダムの尾根を右に分けてしばらく下ると尾根上は密かに楽しみにしていた防火帯に変わります。

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(大峰北尾根の防火帯)

防火帯に変わればあとはそれを辿るだけで、フカフカの落ち葉を踏みながら、足でかき分けながらルンルン気分で歩ける楽しい道のり。惜しむらくは曇っていたことだけでしたが、多くを望むのは贅沢というものですね。

以前は尾根下部(910mの尾根分岐)に来ると防火帯にススキが茂って防火帯が藪化していたのですが、それもキレイに刈られて快適・・・ではなく尾根下部はこの辺りらしくかなり急になるので実はここからが一番神経を遣う所。小金沢側の下降はコレが一番のネックというか厳しさですね。それをなんとかこなすと小金沢公園の裏手にぴったり降り立ち、フィナーレでした。

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(北尾根末端部はかなり急・ふかしろ湖の水面が見える)

思いもかけない形で実現した山歩きを終え、のんびりお茶しながらこの日の山歩きを思い起こし心も体もゆったりさせていく・・・車はこういう余裕があるのが良いですね。まぁそれには下山ポイントが静かであることが第一条件だけど、朝から夕方までこの日一日を通して良いリズムで過ごすことが出来ました。ba_sobuさん、いつもほんとうにありがとう、です。(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.12.04

雁ヶ腹摺山、南から北へ

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(吹切尾根上部にて)

今年の秋口に大久保山(大菩薩の方のネ)の鉄塔から中双里の立派な姿を見たら、ここも久しく訪れていなかったことに気がついて、土曜(12/02)は3年ぶりに訪問しました。今回は中双里にこれまた3年ぶりとなる雁ヶ腹摺山と長らく懸案となっていた大樺ノ頭から北へ派生する尾根・・・大樺尾根(大樺尾)の下降を絡めて歩いてきました。

エアリアが改訂されてから中双里の表記が消されてしまったので(エアリア改訂でマイナーな地名山名をあらかた抹殺したのはちょっと酷いんでない?)、中双里とはどこにある山なのか?と言いますと、雁ヶ腹摺山から南へ派生する吹切尾根上の吹切峰(1522m)から南西へ延びる支尾根上にある1356m峰のことです。

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(中双里の尾根中腹にはスズタケの被る箇所もある)

前回は野分沢を遡ってから中双里へ登りましたが、今回は初訪の折りと同様中双里の尾根の末端近くから取り付いて尾根通しのルート。ルート自体は最初の野分沢を渡る桟橋が朽ちかけている程度で、余計なマーキングもほとんどなく、これといった変化はありません。

紅葉は麓でもほとんど終わっており、尾根上は雲一つない快晴の許、雑木林の木々を愛でながら落ち葉を踏んでいく感じで、少々寒い気候と相俟ってもうそれは完全に冬の姿でした。

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(中双里の広い頂稜)

そんな尾根を淡々と行くと1250m圏から尾根が広がり、ここからが中双里のハイライトといえる所。尾根の中心はスズタケが被るので、左側の雑木林に逃げてゆるゆる詰めていきます。落ち葉をサクサク言わせながら広尾根をさまよう感じで歩くのはやっぱり気持ちが良いですね。

そして一度尾根が痩せ、緩く登り返すと中双里の山頂で、山頂附近の雰囲気は今ひとつなれど今度は小笹の敷き詰められた広尾根歩きが待っています。

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(中双里から大ケヤキダルへ下る所・向かいは吹切尾根)

でもそんな道のりも中双里から10分程で出る奈良子林道まで。今回はそのまま尾根を詰めるのではなく、東の吹切尾根にある野分ノ峰へ寄って(三角点を写真に収めたかったのです)から吹切尾根を詰める段取り。

野分ノ峰から吹切峰の南鞍部までは藪っぽく、気になっていた明瞭な道筋はその南鞍部から合わさる?ようですね。その道筋を合わせればあとはようやくその姿を現してくれた雁ヶ腹摺山を目指すのみ。

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(白谷ノ丸と黒岳・奈良子林道に出た所より)

吹切峰からは素敵な自然林とカラマツ植林を交えたスズタケの刈り払い道。だた三年の間に周囲のスズタケが育ってきており、下道はかなり明瞭なれどスズタケが道に被る箇所もあってこのままだと旧に復するのかなぁ・・・といった感じ。

そんなスズタケ帯を抜けると、また小笹の敷き詰められた素敵な緩斜面に変わり、間もなく大峠からの登山道と合流しました。

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(吹切峰附近にて)

もう12月に入っているので大峠への林道も冬季閉鎖だろうと思っていたら、何と軽装のハイカーが降りてきてかなりガックリ。先週末は通れたようですけどもうすぐ冬季閉鎖に入るはずです。

大峠が使えれば山頂は結構な人出で、それを避けるように下の方でランチ。でも晴れてはいるものの売り物の??富士は↓うっすら見える程度でした。でも休憩を切り上げる頃にはあらかた下山を始めており、誰もいない山頂から北の楢ノ木尾根に入り大樺ノ頭へ向かいます。

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(雁ヶ腹摺山より・・・富士は念じてください・笑)

大樺ノ頭は訪れるたびにスッキリする感じで、最後まで残っていた北東側のスズタケもキレイに刈られて明るい山頂になっていました。ここから北へ延びる尾根が今回下る予定の大樺尾根。しかしその下の1660m圏で二ノ沢を挟んで左(西・北尾根)右(東・北東尾根)に分かれる両尾根共に「大樺尾根」と呼ばれているらしいので、今回は改訂前のエアリアで表記されていた左の北尾根を下ることにしました。

下りだしは小金沢シオジの森の遊歩道になっているせいか明瞭な道が通っており、スズタケも道上だけでなく尾根上を幅10mほどに渡ってキレイに刈り払われておりスイスイ歩けます。

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(大樺尾根1591m峰附近にて)

間もなく右へ北東尾根を分けても道は明瞭。1591m峰を過ぎ、その下の1530m圏の分岐で右へ延びる尾根が大樺尾根の主尾根のようなので、ここで左の尾根へ延びている道筋と分かれてスズタケ被る右の尾根に入りました。

右の尾根はのっけからカラマツ植林のもと余丈のスズタケが被り、下道もなく、これが本当に主尾根かよといった感じ。でも下るにつれ下道が徐々に明瞭になり後は楽に歩けそう・・・と思ったら間もなくその下道も尾根を左へ外れてしまい、結局もとの木阿弥。

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(大樺尾根の中~下部はスズタケが深い)

でもスズタケが深くても下りだから勢いで下れてまだマシかもですけど、これだけ深いと今度は地形判断が難しくなるからどっちもどっちといった所でしょうか。エアリアで表記されていた「大樺尾」は尾根が1420m圏の分岐(ここはわかりづらいかも)で右、そして1320m圏で左の枝尾根で末端、なので今回はその通りに下ってみました。

尾根下部には送電塔があり、そこからは巡視路が延びているはずなのになぜか見つけられず、結局そのまま尾根伝いに行ってから途中で左の沢筋へ下って、なんとか小金沢林道に降り立ちました。

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(とうとう湛水・・・右手が深城集落のあった所)

小金沢林道は急峻な谷筋にムリヤリつけられた林道ゆえ擁壁や岩壁が延々と続くので、実は林道に降りる所が一番難しいと思っていたのですが、実際その通りでした。今回降りた枝尾根はそのまま末端まで降りてもさほどの難なく林道に降りられますが、実際それはかなり珍しい方で、他の枝尾根というか楢ノ木尾根の北枝尾根群全体で云っても尾根末端はほぼ100%に近い確率で高い擁壁になっています。下りにとる人は(そんな人は滅多にいないでしょうけど)それを切り抜ける事のできるスキルが必須で、特に大樺尾根の下降はスズタケの深さと相俟って難度は高いでしょう。

でも、最後でこういう箇所があると山行きが本当に締まるんです。
あ~、おもしかった。(^^)(^^)(^^)


ちなみに下降点から竹の向までは当然林道歩き。大樺尾根を降りる気になったのもバス路線が竹の向まで延伸されたからです。所要時間はボクの足で下降点から深城経由、竹の向まで丸二時間。もう二週間前だったら小金沢の紅葉が盛りで林道歩きも楽しかっただろうなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.11.15

藤沢川を遡って滝子山へ

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(藤沢川・・・マキヨセ沢出合から少し奥へいった辺り)

先週の土曜は無情にも雨が降り、楽しみにしていた予定が潰れてしまいがっくりしていましたが、翌日曜(11/12)はなんと好天の予報が出ています。そんなわけで、さてどうしようか・・・と思案して出たのはやはりというかお馴染みの滝子山。

ということで今回は藤沢川を上流部まで遡ってから、滝子山東尾根(東稜)・御正人ノタルのすぐ東にある1250m圏ピーク・沼ノ沢峰の南東尾根を捉えて、滝子山へ上がってみました。

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(沼ノ沢峰南東尾根下部にて)

当日は雨後の雲一つない好天。初狩駅から見える滝子山もクッキリ威風堂々と見えて頼もしい限りで、ストレッチもそこそこにさっそく歩き出します。

先ずは藤沢へ向かい、子神社の手前でふと振り返ると真っ白に雪化粧した富士との対面。これで気分が盛り上がらないわけはありません。

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(滝子山、ではなく南東尾根の三角点峰手前のピークだと思う)

ルンルン気分で子神社を過ぎるとまもなく滝子山の登山道を分けますが、奥に瑞岳院(地形図の卍マーク)があるせいでしょうか?道はなおも舗装されていたのは意外。道中は植林が大半でしたが、日差しが結構強かったので明るかったし、体が熱くもならず正直助かります。

藤沢川の破線路は瑞岳院へ向け道がヘアピンカーブに差し掛かる手前に右へ明瞭に分かれていました。道はすぐに河床に降り、あとは何度も渡り返しながら小広い河床を歩くといった感じで、ずっと右岸を行くように記されている地形図の表記とは実際は違っています。

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(南東尾根中部にて)

藤沢川の河床歩きも植林が多く素晴らしいとまでは云えませんが、それなりの雰囲気もあり悪くはありません。ヘアピンの分岐から30分程で沼ノ沢峰南東尾根の末端でもあるタツ沢と神戸沢の出合に出ました。

末端はちょっとした露岩になっており、それを左へ捲くように取り付けば後は尾根を詰める段取り。さっそく今が盛りといった紅葉黄葉の出迎えを受け、梢越しにはこれまた良い感じに色づいた鞍吾山の山肌が目に入ります。

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(滝子山東尾根上部にて)

その沼ノ沢峰南東尾根は地形図と周辺の様子から露岩やザレ混じりの痩せた尾根と予想したのは合っていて、藪は灌木や枯れたスズタケが若干絡む程度。紅葉を愛でつつスムーズにかつ気分良く尾根を詰めていきます。

取付から一時間程で右手から滝子山の東尾根を合わせると、そのすぐ先のピーク沼ノ沢峰。でもここはほとんど素通りな感じで御正人ノタルへ降りました。

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(滝子山山頂より)

ザレた御正人ノタルの鞍部に降りるとここから滝子山への急登が始まり、淡々と急登をこなしていきます。

この辺りまで上がると周囲はほとんど葉を落としており、冬支度も完了といった様子。今は中盤の岩場にもロープが張られているのですね。まぁこれは前回歩いた時は雪が積もっていたので気がつかなかっただけかも知れないけど。。。前回は煩いぐらいにあったマークがキレイに整理されていたのもgoodでした。

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(滝子山山頂より南尾根の姿)

御正人ノタルから30分程で滝子山の三角点峰にあがれば山頂はもうすぐ。でも三角点峰に上がった時点で山頂からは団体の声が聞こえてきたのにはビックリで、焦って山頂へ向かうとまだ10時半過ぎだというのにすでに人人人。さすがは滝子山です。

そんな状況だったので周囲の展望を楽しんだらさっさと西にあるP2へ行き、南面の狭いテラスを陣取りさっそく休憩。南アこそ雲がかかって今ひとつでしたけど、目の前には大きな富士が聳えるというローケーションはよろしく、しかも風が強かった事もあり、こちらへ来て正解でした。

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(南尾根の紅葉は今ひとつ)

富士に雲が次々と絡む姿を愛でつつのんびりしてもまだ12時。ふだんならもう少しのんびりしたい所だけどあとに準メインな目的が残っている事もあり、腰を上げて今回は南尾根(南稜)を下りました。

南尾根を下るのは初めてでしたが、上部の岩場はやはり気を遣います。その岩場をこなすと紅葉も見頃の筈なんですけど、行きがけとは違い色づきは今ひとつどころか今ニ今サンといった所。紅葉は行きがけに楽しめたので良かったのですが、この違いはいったい。。。

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(今年も新酒祭りに・・・)

結局P2から一時間半程で桜公園に降り立ち、後は笹子駅・・・ではなく笹一酒造へ向かい(笑)、恒例の新酒祭りに参加。この日は気温が下がり風も強くて日本酒日和といったところでしょうか。ひとりだったので短時間ながらも新酒をしこたま「試飲」して、フラフラになりながら帰路につきました。(((。o・))))((((・o。)))

天気に恵まれた事もあったし、もうこの場でも何度もいっているんですけど、ルートをどうとっても楽しませてくれるのが滝子山の本当に良い所ですね。というか「遊んでもらった」と云うべきかもしれません。お陰で今年もお山と新酒祭りを同等に楽しめた佳き一日でした。でもこの「同等」をいうのが年々むつかしくなっているのも確かなんですけど、来年もその辺りを何とかクリアーしたいですね。

・・・・・☆

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2006.09.05

秋山初日・・・(^^)

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(小沢ドウミより岡松ノ峰への登りしな)

しかし月が変わった途端にめっきり涼しくなってしまい・・・暑いのは苦手だからそれはそれで良いんだけど・・・こうもいきなりだと少々さみしい感じもしますね。

そんなわけですっかり秋めいた9月最初の山行きはかずさんと相乗りでの南大菩薩。今回は南大菩薩の稜線歩きに、丸四年ぶりとなる大谷ヶ丸南東尾根の下降を加えたコースを組んで歩いてきました。

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(湯ノ沢沿いの道も久しぶり)

今回は大月駅から真木小金沢林道の湯ノ沢峠登山口へタクシーで出て(¥4970)からのスタート。雨後の好天に空気は澄んで気分は上々だけど、歩き出しはちょっと寒かったです。

湯ノ沢沿いの道はおそらく4.5年ぶりでしょう。こちらのお花見に通い出した頃は桑西から炎天下の中、延々と一時間半ほど歩いて取り付いたものですが、今回はタクシーのお陰でなんと7時前の出発。すっかり堕落してしまいました(笑)。のっけからお花を撮りまくるかずさんより先に行かせてもらい、湯ノ沢沿いの登山道を行きます。

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(湯ノ沢峠の草原はこんな感じ)

カラマツ林の中を行くと、まもなく湯ノ沢によう沿うになりグッと雰囲気が良くなります。咲き始めのレイジンソウにヤマトリカブトは朝露をつけて瑞々しく、周囲の木々や下草には朝日が差し込んで本当に輝いている。そんな中をゆるゆる歩いていると、のっけからこんなに気分が良くていいのかしらん??と思ってしまいます。

以前はスズタケが被ってびしょ濡れになりながら通過したスズタケ帯も噂通りに刈り払われており、あとはもうスイスイ。やがて辺りが開けてトラバース道に変わると湯ノ沢峠はもう間近。

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(今日のお花・・・ゴージャスごまな)

湯ノ沢峠に上がりさっそく草原へ向かうと、まずは少ないながらも満開なマツムシソウのお出迎え。そして朝露をつけたススキが一斉に輝いている様子にしばらく立ち止まり、甲斐駒から深南部まで勢揃いの南アの稜線にまた立ち止まり、筋雲のかかる秋の空にまたまた立ち止まり。その上ススキの根元をがさごそ・・・と歩みが全くはかどりません(笑)。

とはいえススキの方(ナンバンギセル)は草が深くて捜索するのが面倒になってしまい早々に断念。これでようやくマトモに歩けるようになりました。ちなみにお花の方はマツムシソウにタムラソウ、アキノキリンソウ辺りが盛りでしょうか。進み具合は見たところ例年に比べて10日ぐらい遅れている感じです。ちなみにお花はかずさんのレポが詳しいですのでこちらをどうぞ~。(^^)

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(まつむしそう・・・少ないながらも満開)

でも、そんな気持ちのよい稜線歩きも、ハマイバ丸を過ぎた辺りから徐々に東からガスが上がってきてあっけなくおしまい。ガスがかかってきた上に風も吹いてきてTシャツでは寒いぐらいで、身体を暖めるためにどうしても一生懸命歩く感じになってしまいます。

そのせいか米背負峠に着いても米背負沢を上がってくる筈のタカさんにも会えず(行きしなの中央線でお会いしたのです)、大谷ヶ丸に上がってもお昼の時間には早過ぎたので、すぐに南東尾根の下降に移りました。

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(ハマイバ丸の草原より、大谷ヶ丸・滝子山の稜線)

大谷ヶ丸の南東尾根を降りるのは丸四年ぶりの事でその間の変化がかなり気がかりだったのですが、尾根分岐のピークからして余計なマーキングはほとんどなく、これなら大丈夫。(^^) 尾根も下道が若干明瞭になったかな??ぐらいで、すぐ現れる巨岩を左へ捲きすぎて尾根に戻るのに苦労したのはご愛敬。あとはすいすい降りて、スズタケが現れるとじきにホリヌキドウミのザレた鞍部に降り立ちます。

ここからがちょっとした難所でドウミのすぐ上にある露岩はザレた北側を慎重に捲いて尾根上に戻り、1447m峰へ登り返す感じ。今回のように下りならさほど問題はないのですが、登りだとドウミへ下るのに少々気を遣うところです。

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(ホリヌキドウミすぐ上の露岩。ここは左<北>へ捲く)

そして1447mから小沢ドウミへ降りる間のブナ・ミズナラの自然林が南東尾根一番のハイライト。ここからスズタケも被ってきますが、秋の乾燥した空気の許では皮膚にべたつく事もなく、藪が腕や身体をすり抜ける感じがなんとも心地よかったりしました。

小沢ドウミに降りると天気も回復して、今度は岡松ノ峰への急な登り返し。個人的にはこの登り返しが一番の難所で(笑)、今回驚いたのは以前刈り払われたスズタケがまた育って下道を完全に覆っていた事。この一帯はどうやら旧に復しつつあるようです。

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(小沢ドウミへの下りは自然林が美しい)

へろへろになりながら岡松ノ峰にく上がり、雑木のこれまた美しい尾根を介すると送電塔(No18)の立つ大久保山の西の肩に着きます。当然ながら周囲の展望利きまくりなのでここでようやくランチ。今来た南東尾根を振り返り、恵能野川沿いの斜面や滝子山東尾根、雁ヶ腹摺から南へ延びる尾根群を眺め(滝子の東尾根や中双里も久しく行ってないな~とか)ながらのんびり過ごしました。

ランチを終えればあとは間明野へ下るだけなのですが、今回はなおも尾根伝いに下るのではなく、歩いた事のなかった送電塔から南西へ延びている巡視路を降りてみました。

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(大久保山西の肩より南東尾根を振り返る)

しかし期待を膨らませて下りはじめた巡視路は10分ほどであっけなく見覚えのある恵能野川に降り立ってしまい、川を三度程渡り返すとアモウ沢の径路と合流。すぐ下が山ノ神で、その先はもう通い慣れた道。道中、雑木林はもちろんの事、普段はうっとおしく感じる植林すら明るく好ましく感じてしまうぐらいだったのは、その強い日差しのお陰だったかも知れません。

んで毎度の事ですが(笑)、その後は径路をそのまま恵能野・遊仙橋まで行くのではなく、途中で径路と別れて切目峠を越えて間明野へ降りたのはもちろんビールが飲みたかったからです。(^^)

金山神社で道中の無事を感謝して集落へ降りると、周囲の田んぼの稲も頭を垂れてやはり秋の様相。今回の山行きは天気も空気も日差しも木々も草花も・・・そしてコースも、と全てにおいて秋山初日と云えるような一日でした。お花巡りもおそらく今回で一段落。これからは普段通りの藪山歩きが続きそうです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.08.07

ちょっと早めな盛夏の南大菩薩

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(白谷ノ丸を振り返る・ハマイバ丸への行きしなより)

梅雨が明けて今までの涼しさから一転、暑い日が続きますね。こうなるとそろそろ低山のお花も盛りに入ってくるのですが、同じ盛夏でも時期によって咲く花が変わってくるし、身体は当然の事ながら一つしかないのでどこを歩こうかいろいろと迷ってしまうもの。

とにかく南大菩薩や御坂の山山に関して云えば、という点では8月上旬からお盆まで。そしてとなると秋の花が咲き揃い出すお盆から下旬にかけてといったところで、これが山行きの選択を大いに迷わせてくれるのです。(^^ゞ

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(こおにゆり と やなぎらん)

ということで悩みに悩んだ末に決めたのは3週前にも歩いた南大菩薩。今回(08/05)も例年通り白谷ノ丸から米背負峠までの南大菩薩の草原帯をくまなく??見られるコースをお花見しながらのんびり歩いてきました。

行きしなの車窓から見える周囲の山山は気温が高いせいかぼんやりと霞んでいかにも暑そうで、いささかゲンナリするような姿。それでもいざ歩き出して白谷ノ丸に上がると、気温が急上昇したせいでしょうか雲がつぎつぎとやって来て意外に涼しかったです。もちろん日が当たればもちろんかなり暑いけど(笑)。

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(白谷ノ丸附近はまだ寂しい)

白谷ノ丸は最盛期の事を考えるとまださみしい感じ、というか時期が少々早めと云うことを割り引いても今年は花が少ないと思います。それでもコウリンカにタチフウロ、シモツケ、ウスユキソウ、キリンソウ、シシウド、ハナチダケサシ、カイフウロ辺りが元気に咲いて、マツムシソウやこの日は諦めていたヒメヒゴタイ(!)、ワレモコウといった秋の花も咲き始めていました。

そして数の多いタムラソウやセイタカトウヒレンは蕾を膨らませてスタンバイ。かなり深くなった草むらの中をよく見てみるとタチコゴメグサにウメバチソウの蕾も可愛らしい。

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(紅白のたちふうろ に かいふうろ)

そして湯ノ沢峠に下ると車はたくさん停まっているものの、意外や人出はまばらで静かなもの。最盛期前だからでしょうか??水浴びしたかったので(ちなみに水場までの道も付け替えられていました)久しぶりに避難小屋を覗いてみると「湯の沢峠の花しるべ」なる小さいパンフが置かれていました。

パンフを貰って再び尾根に戻り、峠の草原を横切ります。峠附近も白谷ノ丸と同じ感じですが、こちらはシモツケソウが多くなって草原をうっすらとピンクに染めています。先月のハナチダケサシ満開の時と3週間違うだけで様相は随分変わるものですね。

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(しもつけそう満開・ハマイバ丸にて)

そういうわけでお花は先月より少し標高を上げて大蔵高丸を過ぎてからが本番でした。大蔵高丸を過ぎると花の密度が一気に濃くなり、前述のお花にトモエシオガマやオミナエシ、ヒメトラノオが加わり、満開のヨツバヒヨドリで埋まった草原が続くようになります。

そんなヨツバヒヨドリの草原もすごいのですが、今回狙っていたのがハマイバ丸のシモツケソウ。歩いていて満開なのはもうわかっていたけど、登山道脇も草原も一面ピンクに染まった様子はまさに圧巻の一言でした。

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(ハマイバ丸より下はよつばひよどりが満開)

ハマイバ丸を過ぎると草が繁茂して道をふさぐ箇所も出てきますが、日差しにじりじり灼かれながら、むっとした草いきれの立ちこめる中をかき分け歩くのも、今の季節ならではで決して嫌いではありません。というか結構ルンルン気分だったりしますけど、この日は草が完全に乾いていたから快適だったのかも。

でも、晴れてさえいれば草露に濡れるもの結構気持ちが良いものです。今の時期なら濡れたって服はすぐ乾くし。というかこの時期は濡れることの方がちょっと多かったように思います。

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(こうりんか と 逢えると思ってなかったかせんそう)

そんな楽しい草原歩きも天下石に着くとおしまい(ってこの書き方は3週前と一緒だ~・笑)で、より緑の濃くなった自然林の尾根を下りきると米背負峠で今回の稜線歩きもここでおしまい。峠からは去年と同様に米背負沢沿いの道を下りました。

まず一番気になっていた林道の進捗が止まっているのか??すぐに降り立つ水場の辺りに変化がなかったことにビックリし、そして本当にホッとしました。あとは手入れされていないのか草が繁茂して道をふさいでいたり、不明瞭な箇所も若干ありましたが、総じて云えばまだ登山道の格好はついていると思います。

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(米背負峠にて)

そしてこの道で目当てだったレンゲショウマはまだ蕾(ここのレンゲショウマは訪れるたびに減っていると思う)。でももう一つのお目当てだったタマガワホトトギスには何とか逢えて、山歩きを終わってみれば量こそ最盛期にはかなわないものの種類は結構あって、大満足の一日でした。シカの営巣地なんかもぼちぼち見かけるようになってそろそろヤバいかも・・・の思いは強くなっていますが、やはり南大菩薩はお花が多いですね。

あと、帰りの林道歩きは長くてヒマなので、↓のような企画を思いついてタマアジサイばかり撮っていました(笑)。御笑覧ください。(^^;;;;;

B060807i
(たまあじさい八変化・大蔵沢大鹿林道にて)

ちなみに今回はREPも恒例のお花のアルバムもないので、この日見かけた花の名前だけ挙げておきまーす。(^^;;;

ヨツバヒヨドリ、キオン、マルバダケブキ、シモツケ、コウリンカ、シモツケソウ、シシウド、ヒメトラノオ、ハナチダケサシ、ノアザミ、ノハラアザミ、ハナイカリ、タチフウロ(赤・白)、コオニユリ、オオバギボウシ、フジイバラ、ノコギリソウ、ウスユキソウ、ヤマハハコ、イワキンバイ、トモエソウ、オトギリソウ、トモエシオガマ、オトコヨモギ、クルマバナ、ニガナ、シロバナニガナ、タチコゴメグサ、ヤマオダマキ(黄・紫)、コウゾリナ、ヌスビトハギ、キリンソウ、イタドリ、キンレイカ、ネバリノギラン、ヤナギラン、カイフウロ、タカネグンナイフウロ、キンポウゲ、アキカラマツ、ヤハズハハコ、マツムシソウ、ヒメヒゴタイ、ヤマホタルブクロ、クガイソウ、キンミズヒキ、ツリガネニンジン、ミヤマヤブタバコ、フシグロセンノウ、ダイコンソウ、ミツモトソウ、オミナエシ、ワレモコウ、オカトラノオ、ヤブレガサ、ノブキ、カセンソウ、ヤマアジサイ、タマガワホトトギス、ソバナ、ヤマユリ、タマアジサイに同定できなかったセリ科の花に、表にできないお花(笑)を含めて計67種でした。
 

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2006.07.17

山もお花も盛夏の装い

B060717a
(赤ヤの権現さま・・・赤岩神社)

今年の海の日の連休は少し早めと云うこともあり、遠出はハナから考えていなかったのですが、ここ3日間の天気を見るとどうやら予想が当たってしまったようです。

そんな訳で今週末は日曜に日原でも軽く歩こうかと思っていたんだけど、金曜の夜になってかずさんからタクシー相乗りのお誘いがあり、急遽大峠へ。ということで土曜(07/15)は白谷ノ丸から天下石まで南大菩薩の草原のお花見をしてきました。

B060717b
(白谷ノ丸より)

当日は朝家を出たときから晴れていましたが、大月から大峠へ向かうともうもう雲一つない青空が広がっており、車窓からは富士もクッキリ。大峠に降り立つと(¥6650)辺りを乾いた爽やかな風が通り抜け、周囲の木々や草花はクリアな日差しに照らされて輝いている。もうこの時点でこの日の山行きが心躍るような行程になることは決まっていました。

ここで雁ヶ腹摺山へ寄るというかずさんと別れて、先ずは黒岳へ向かいます。

B060717c
(今日のお花 その1・しもつけ)

これまた爽やかな尾根道をひと登りで赤岩ノ丸に着くのですが、山頂には赤岩神社10分と書かれたここいらでお馴染みの道標(間明野の方の)があったので、あぁこれがかずさんの話していた赤ヤ権現の事だなと分かって先に行ってしまいました(笑)。

道は若干スズタケが被るものの明瞭で南へ尾根伝いに下り、その名の通りの赤い巨岩を右に左に都合3回程捲いて、周囲の開けた岩コブに出ると祠が鎮座していてすぐにそれと分かりました。さっそく参拝してから岩上に上がり周囲の展望を愉しんら来た道を戻ります。ちなみにボクの足で下り6分登り8分半といったところ。

B060717d
(湯ノ沢峠の草原はハナチダケサシが満開)

赤岩ノ丸に戻って黒岳へ向かうとまもなく下草や苔類の緑も鮮やかな黒木の道に変わり、周囲に漂う黒木独特の香りも年中低山歩きばかりしている私にとってはちょっとスペシャル。相変わらず爽やかな風が尾根を通るし、好天と相俟ってルンルン気分です。

黒岳の一等点に挨拶したらすぐに南の白谷ノ丸へ向かいました。

B060717e
(今日のお花 その2・よつばひよどり)

富士に南アにと周囲が見え見えの白谷ノ丸は去年の同時期(2005.07.18)に比べるとお花は若干遅れ気味で、咲いていたのはシモツケに終わりかけのキンポウゲ、ヤマオダマキ、ハナチダケサシ、ニガナにシロバナニガナ、ノアザミといった辺り。

でも周囲を歩いてみるとキリンソウやカイフウロ、コウリンカ、ヤナギラン、セイタカトウヒレンなどなどなどなど・・・あまたの草花がつぼみをつけてスタンバイ。もうこの様子を見るだけでワクワクしてしまいます。

B060717f
(ハマイバ丸への行きしなより)

そして湯ノ沢峠の草原に降りるとフジイバラ(で良いのかなぁ??あのイバラ系の木は)が白い花をたくさんつけ、広い草原にはハナチダケサシが白い穂をそよそよとなびかせていていました。

あと草原先の小ピークに上がる道が西へ大きく回り込む道に付け替えられていたのには驚きました。道が付け替えられたのは大蔵高丸直下だけではなかったんですね。これはマイカー軽装でも安心して歩けるようにしたのかな??

B060717g
(草原ではフジイバラ??も満開)

お花の濃い大蔵高丸からハマイバ丸の間もこの日は湯ノ沢峠附近とさほど変わらなかったのですが、今回はハマイバ丸から一段標高下げた所から本番といったところ。咲き始めのヨツバヒヨドリが草原を埋め、アザミやシモツケはより濃くなり、今まで蕾ばかりだったシモツケソウもこの辺りでようやく咲き始めたのをポツポツ見られるようになりました。(^^)

そして天下石に着くと今まで続いた草原歩きもおしまい。今回はそれから大谷ヶ丸の北峰へ向かい、西尾根を下降しました。大谷ヶ丸西尾根を歩くのは丸5年ぶりのことで下道こそ若干明瞭になった感じですが、上部のブナ自然林は変わらずに素晴らしく、西別尾根を分けるヤグラピークより下も植林に雑木林の手入れが入ったようでスッキリしていたのもなかなか良かったです。

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(大谷ヶ丸西尾根上部のブナ自然林)

それに道中マーキングが目につかないのもgoodですね。この手の尾根は知られてくるとマーキングをベタベタ貼られてしまうことが多く、密かに抱いていた危惧は杞憂に終わってくれました。でもマーキングに関して言えば一頃よりもベタベタつける人は随分減っているかな。まぁこれは個人的には大変に良い傾向だと思っています。

今回は田野に降りるまでずっと晴れており、下に降りてからふと上の稜線を見上げると稜線はすでに入道雲に覆われていました。そんなわけで帰路は雷雨の影響で大変でしたが、やはりお山は晴れが一番!ですね。これまでぐずついた天気が続いていた事もあって、今までの鬱憤が一気に晴れたような山行きになりました。

しかしこれは神の御業なのだろうか。。。
とにかく誘ってくれたかずさんには本当に本当に感謝です。ありがとう。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.06.21

みどりの防火帯とツツジの倉掛山

B060621a
(倉掛山への向かいしなより三窪高原を振り返る)

ボクがこちらの方なんて本当に珍しいでしょ?(笑) ちなみにこちらに来たのは丸6年ぶりの事。

三窪高原の界隈はバスが走っていない事もあり、バイクを手放してからは訪れる機会はほとんどありませんでしたが、土曜(06/17)はHgさんのお陰をもちまして・・・というかご案内でba_sobuさんご夫妻と一緒に三窪高原から倉掛山へツツジのお花見をしてきました。

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(れんげつつじ・・・まともに見るのは6年ぶり)

久しぶりに通った板橋峠へ向かう林道もすっかり舗装されて、途中で車を停めて直接ハンゼノ頭へ向かいます。

行きしなの車中は晴れ間も見えていましたが、歩き出す頃にはガスが出てきて雨らしきものも落ちていました。そんなガスに煙る自然林の中を淡々と行くと、次第にヤマツツジがちらほら現れて何となくホッとした雰囲気が漂います。

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(三窪高原のどこか ^^;;)

すると嬉しいことに辺りも明るくなりだし、稜線に出る頃には晴れ間も出てきて暑いぐらい。目玉のレンゲツツジは花付きはおそらく今ひとつ、そしてまだ2.3分咲きといったところでしたが、レンゲをまともに見たのも丸6年ぶりのことだったので感慨も一入でした。

こうなれば前に見かけた(柳沢峠附近だったと思う)キレンゲも見たくなってくるのですが、Hgさんのお話によるとどうやら植栽らしいということがわかってちょっとガックリ。確かに道中キレンゲは見かけなかったです。

B060621d
(さらさどうだんのつぼみ)

レンゲツツジやヤマツツジの見事な三窪高原も↑上の写真のような状況で、もう一つの目当てだったサラサドウダンに至っては去年の花ガラばかり見る有様で花つきは良くなかったのですが、それでもヤマツツジがひとり??気を吐いて満開で色も鮮やか。

今年は2ヶ月前からヤマツツジは見てたけど量も状態も今回のが一番でした。というかここへ来てようやくヤマツツジを堪能できた、そんな感じです。

B060621e
(倉掛山への向かいしな)

三窪高原を過ぎると、ここも東京都の水源林の一角と思わせるスッキリとした防火帯になって、あとは倉掛山を目指すだけ。お花こそキンポウゲが咲き出したぐらいで少なかったのですが、時おり現れるヤマやレンゲツツジが緑の防火帯に彩りを添えています。

さすがにツツジの季節??のせいなのか倉掛山への道すがらもハイカーが結構いたのは意外や意外(yamyamさんご夫妻との遭遇もありましたし)。途中から藪っぽくなるかと思われた防火帯もずっとスッキリしており、草露対策に穿いていたオーバーパンツは無用の長物でした。

B060621f
(やまつつじ・・・満開)

あとHgさんに言われるまで気がつかなかったのがサラサドウサンの多さ。もちろん今年は不作だし、立派な大木がいくつもシカに囓られて枯れているのは気がかりではあるけど、ごく普通に咲けばかなり壮観なんでしょうね。

歩く前からわかってはいたものの、ドウダンの少なさには少々ガッカリだったのですが、捨てる神あれば・・・なのか白沢峠への下りしなで今年は完全に諦めていたアズマシャクナゲ(さすがに終期でした)に逢えたのは本当に嬉しかったです。

B060621g
(白沢峠への下りしな)

密かに期待で心を膨らませていた、かの古びたトラックでも有名な白沢峠は、いろいろあって落胆の方が大きかったのが今回一番残念だったこと。

帰りは来た道を戻るのではなく今は水源林巡視路となっている斉木林道を辿って戻りましたが、手入れの良い植林に自然林が混ざる道は少々長いけど雰囲気は悪くありません。途中の沢ではこれまた今年は諦めムードだったクリンソウにも逢えましたし。(^^)

B060621h
(斉木林道にて)

今回思いもかけず、未踏だった三窪高原とヤブ沢峠の間のその半分を歩くことができました。それに今年は春先からツツジにフられる事が多くて、今頃になってようやく堪能できた。

おかげで今回で春先からの山行きに一区切りつけることができました。お誘い頂いたHgさん、そしてba_sobuご夫妻さま、ほんとうにありがとございました。これで来週からは心おきなく夏のお花を目当てに歩くことができそうです。(^^)

・・・・・☆

ということで06/10、ハンゼノ頭~藤谷ノ頭~板橋峠~倉掛山~白沢峠~斉木林道を歩いてきましたが、今回REPの方はありません。悪しからずです。<(_ _)>
 

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2006.06.14

南大菩薩・・・花ではなく緑のみち。

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(ハマイバ丸と南東尾根・行きしなの林道より)

朝からしっかり晴れているのって本当に気持ちが良いですネ!ここのところぐずついた天気が続いていたので尚更そう思ってしまいます。

ということで土曜(06/10)はもちろんお山へ。長らく懸案となっていたハマイバ丸南東尾根と登路にとり、ハマイバ丸からは稜線をお坊山まで辿って南東尾根~棚洞山南尾根~笹子駅というちょっと長目のコースを歩いてきました。

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(ハマイバ丸南東尾根中部にて)

貸し切りと思っていたハマイバ前行きの一番バスは5人程のハイカーいてちょっとビックリ(どうやらタカさんも同じバスにいらっしゃった模様 ^^)。タクシーに追い抜かれながら林道をてくてく歩いてテニスコートのある日向部で真木川を渡り、すぐにハマイバ丸の南東尾根に取り付きました。

尾根はのっけからスズタケが被りますが、さほどではありません。ただ晴れたお陰でヤブが乾いていたのは助かりました。しばらくは雑木とカラマツ植林に分けられた痩せた急な尾根が続きます。

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(稜線の草原はまだまだ淋しい状況)

徐々にスズタケが濃くなると尾根の右側が自然林に変わるのですが、ミズナラにブナ、カエデの巨木が多いなかなかの林で、鹿鳴の滝経由の道を歩いた印象から林相的な妙味は少ないと思っていただけに、これは大変嬉しい光景でした。

1300m圏辺りから尾根が緩んで広がってもスズタケは濃くなったり途切れたりを繰り返す感じで、盛夏のお花見用とっておかなかったのは正解でした。1525m峰を過ぎるとようやくヤブから解放されて、まもなく鹿鳴ノ滝からの道と合流。今回は南東尾根をトレースすることが目的だったので山頂まで尾根を詰め切りました。

B060614d
(ハマイバ丸からの下りしな・正面は大谷ヶ丸、左奥は滝子山)

山頂の三角点をタッチしたらさっそく南の草原に向かいのんびりランチ。今回は虫も少なく、久しぶりに富士も見えたし昼寝もできて至福のひとときでした。(^^)

ちなみに草原の方はまだまだ草自体が淋しく、お花はイワキンバイにエゾノタチツボスミレ、チゴユリにキンポウゲがようやく咲き始めた程度。お花の方はまだまだこれからでしょうね。

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(大谷ヶ丸からの下りしな)

休憩を終えたら稜線を南へ向かいます。当初は久しぶりに大谷ヶ丸の西尾根か南東尾根でも降りようかと思っていたのですが、このまま降りると帰路のバスの時間が微妙に開いてしまうのでちょっとイヤな感じ。

・・・と、ここで個人的に大好きなお坊山の南東尾根も緑の覆う時期は歩いたことがなかった事を思い出して(!)、ここでお坊山へ向かうことにしました。

B060614f
(今日のお花・くさたちばな)

大谷ヶ丸から曲沢峠へ向かう道はおそらく6年ぶり。道脇の下草が刈られたのか薄くなったのかはわかりませんが、道もスッキリして随分と歩きやすくなっていました。しかし・・・大谷ヶ丸より先はお花がほとんどなくてそれがちょっとだけ期待外れだったかも。

そして大鹿峠に近づくにつれ、屏風のように聳えるお坊山がイヤでも見えてくるのですが、実際の登りは確かにしんどいことはしんどいけど、さほど時間はかかりませんでした。

B060614g
(お坊山南東尾根上部にて)

西峰で最後の展望を楽しみ、東峰のベンチでまた昼寝をして(笑)南東尾根の下降に移ります。

やはりいつ来てもこの尾根はいいですね。美しい雑木林の中を歩けるだけでも良いのに南東尾根に入った途端、今年初となるクサタチバナのお出迎え。しかもそれが道中を彩っており思いもかけない花の道になっていました。さすがにお向かいは御坂だけあってこの様子は納得だったのですが、それまで花がほとんどなかったのでこれは嬉しかった。

B060614h
(棚洞山山頂直下は山火事の跡が痛々しい)

本当はそのまま南東尾根を末端まで降りるつもりでしたが、さすがに面倒になってきたので棚洞山からは南尾根を使って笹子駅へ直滑降。山頂附近は比較的新しい山火事の跡があり思わずビックリ。

もしかして去年滝子山であった山火事って実はここのことではなかったのでしょうかねぇ??とにかく南尾根は急だから早い早い。笹子駅まで40分とかからずに到着でした。

今回は長年の懸案をこなし、久しぶりに長目の行程だったこともあり充実感のある山行きでした。クサタチバナも咲き始めたし、今年もそろそろお花モード・・・かな~??(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.06.08

恵能野川から滝子山へ

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(恵能野川の径路・恵能野川最後の徒渉点にて)

すっかりご報告が遅れましたが、先週末は珍しく連荘でした。(^^ゞ

そんな日曜(06/04)は一月以来となる滝子山。今の時期だったらイワカガミにツツジの見頃な南尾根(南稜・寂しょう尾根)が一番妥当なコースなのでしょうが、この時期は人も多いだろうし結局ヒネって、久しぶりに恵能野川からアモウ沢乗越を経由して上がってみました。

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(径路は明瞭なれど、桟道未だ手入れされず)

恵能野川沿いの径路は恵能野川の出合でもある遊仙橋BSから行くのがよく紹介されていますが、今回もそちらからは行かず、間明野から切目峠を越えて恵能野川の径路に出ました。

下りでは何度か歩いた切目峠みちも登りは今回がはじめて。金山神社で参拝して、峠で一休みしても径路に出るまでは20分弱。やはり恵能野廻りよりは若干早いようです。とはいえこの道の真価が発揮されるのはやはり下りなのでしょうかね。間明野には酒屋があるから(笑)。

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(恵能野川径路の 山ノ神)

恵能野川の径路の方は変わらず明瞭でしたが、手入れはされていないようで、桟道・橋ともに柔くなっていたり、破損箇所が増えています。今後もこのままだとすると通過に支障がでてきそうです。

山ノ神を過ぎ、東尾根(東稜)への巡視路を左に見てしばらく行き、今回はそのまま直進して小沢ドウミからの林道に出た所でアモウ沢とコブトチ沢の中間尾根取り付きました。

B060608d
(アモウ沢 コブトチ沢中間尾根にて)

晴れの予報もこちらでは外れで、ガスの中淡々と尾根を詰めていくと、ガスっているながらも空が明るくなってきたのが救いだったかも。

そんな天気のせいなのかどうかわからないけど、今回も道中でニホンジカの姿を見かけました。日原や丹沢のようにフンが多いわけではけど、ここ2年程はその姿を見かけることが多くなったのは少々気がかりです。

B060608e
(今日のお花・・・たちかめばそう)

そして一つ北の恵能野川とコブトチ沢の中間尾根を合わせる手前辺りから、目当てだったイワカガミがちらほら・・・といいたい所でしたが、残念ながら花は終期でした。というかその葉の量のわりに花が極端に少ない様子はここだけではなく、私の見たところ南大菩薩の稜線東面で思い浮かぶ他の群落ではみんな同じ傾向のような気がします。

まもなく稜線に上がると、マイヅルソウにイワキンバイ、タチカメバソウ、ルイヨウボタンと地味ながらもここから山頂までが一番お花の多い所で、登山道脇の下草も生えそろってきて、そろそろ夏の雰囲気、でした。

B060608f
(鎮西ヶ池にて)

右からズミ沢コースを合わせると行き交うハイカーも多くなり、山頂に着いても空は明るいもののガスがかかったまま。もう少し高い所へ行けば雲海なんかが見られたのかも知れません。

好天の予報が出ていたせいでしょうか、狭い山頂には人が溢れていたので一息ついただけでUターン。分岐まで戻って今回は本当に久しぶりにズミ沢コースを降りました。

B060608g
(ズミ沢コース上部の防火帯)

ズミ沢コースを歩くのはおそらく6、7年ぶり。のっけから防火帯が切られて石尾根のようになっていたのには面食らいましたが、雑木に自然林も多く、沢沿いを行く道のりはなかなか楽しかったです。

というか今回歩いてみてこのコースの良さを再認識したし、やはり滝子山へ延びる登山道はどれもハズレなしという思いを強く持った山行きでもありました。別に無理してヒネらなくてもいいんですよね~、この山は。もちろんヒネっても凄く面白いんだけど。(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.04.30

マミエ尾根から小金沢山

B060430a
(露岩混じりの黒木の尾根・マミエ尾根上部にて)

GWを前に真木小金沢林道がようやく開通して、土曜(04/29)はながらく懸案となっていた小金沢山の東尾根たるマミエ尾根を歩いてきました。年がら年中低山を徘徊している私にとっては本当に珍しく2000m峰が続いています。(^^ゞ

とはいえ毎度毎度大峠までひとりでタクシーなどというブルジョアオナシスな事はできないので(笑)、今回はかずさんのお誘いを受け、hllwalkerさんと三人で大峠までのタクシーを同乗したというのがミソ。おかげでひとり頭2200円で済みました。<(_ _)> <(_ _)>

B060430b
(小金沢山林道分岐よりマミエ尾根の姿)

大峠で雁ヶ腹摺山へ向かわれるhillwalkerさん、かずさんと別れて、今回も石小屋尾根の時と同様ゲートをくぐって小金沢方へ林道をてくてく下っていくスタート。のっけから長峰や牛ノ寝通りを見下ろしながらのはじまりはアプローチがそれしかないとはいえ、ちょっと倒錯していますね。

40分弱で石小屋尾根の駐車場を過ぎ、そこからひと下りすると左へ小金沢山林道が分かれており、今回はそちらに入ります。

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(マミエ尾根1580m峰附近にて)

しばらく行くと再び分岐があり、ここはどちらの道をとってもマミエ尾根には行けるのですが、やはり行くからにはできる限り尾根をトレースしたいのでここは右の道に入り、もったいないけどなおも下っていきます。

そしてしばらく行くと、道は発電所の入口と思しき厳重なゲートのかかるトンネルについた所(地形図で道の途切れている所)でおしまい。この先は行けないのでトンネルの右脇から尾根に取り付きました。

B060430d
(マミエ尾根1580m峰より・中央奥が小金沢山)

尾根はスズタケの被るカラマツ、ヒノキの植林ではじまり下道は明瞭。尾根の全貌を見てもわかるように、岩コブの続く痩せた露岩の尾根という感じです。でもスズタケの濃い所が所々にあり手前の石小屋ノ尾根よりかは歩きでがあると思います。

そんな尾根なので所々展望も楽しめるのはgoodですけど、天気がイマイチだったのがちょっと残念。1580m峰からひと登りした1660m圏辺りから徐々に黒木が現れ、ようやくそれらしい雰囲気になってきます。

B060430e
(マミエ尾根上部にて)

とはいえ、良い雰囲気な黒木の林というのは尾根の南面が伐られていることもあってごく一部。スズタケや幼木低木灌木の藪に阻まれながら登っていき、周囲にシャクナゲ(おそらくハクサン)が現れて喜んでいたらすぐに小金沢山の山頂に着いてしまいました。

当初は順調にいけば小金沢山か気持ちのよい狼平でランチと思っていたのですが、稜線にはガスがかかりだして強風も吹き付けるという、とてもそういう気分になれない天気だったので、一休みしただけであっさり下山開始。

B060430f
(狼平より)

今回も狼平へ下る間が凍結していて、これも難所の一つでした(笑)。しかしさすがにGWですね、さして人通りの多いと思えない狼平へ下るまでの間に20人以上のハイカーとすれ違ったと思います。

上日川峠もそんなわけで周囲は車車車で大盛況。裂石へ向かう道中も午後なのに結構すれ違ったのには驚いたけど、よくよく考えてみれば小屋は近いんですよね。介山荘は好きな小屋だけどもう8年近く泊まってません。夏のお花がごっそり減っちゃったし。。。

B060430g
(ミツバツツジは裂石に近い所でようやく)

芽吹きやミツバツツジは下の林道へ出る辺りからようやく見られました。まぁ山もそうだけどスタートがスタートだから(笑)これはしょうがない。というか今回は懸案の尾根を歩けただけで満足だし、今回で大菩薩の稜線から派生する主立った尾根をだいたい歩けたという、一区切り感もあったりします。

そんな喜びもあったし、行きがけの事もあり気持ちが大きくなっていたか、帰りも塩山から特急を使うという普段ではあり得ない行動に出てしまいました(笑)。それでもこの日使った金額は大峠へのタクシー代よりも安く上がっているのです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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