ちょっくら伊豆ヶ岳へ・・・
(伊豆ヶ岳東尾根上部にて)
さてさて・・・冷たい雨が降った土曜(12/09)は山行きが潰れて某所で飲み会になってしまい、翌日曜(12/10)もさすがに早起きは出来ず、目が覚めたのは8時過ぎでした。こうなると予定していた日原方面はさすがに無理で、さてどうしようかと10分ほど考えてヒネり出したのが、本当に久しぶりとなる奥武蔵の伊豆ヶ岳。
ということで今回は長らく忘れていたけど(笑)長らく懸案でもあった伊豆ヶ岳東尾根を登路に訪れてみました。
(東尾根542m峰附近にて)
家を9時半に出て西吾野駅11時の歩き出し。でもさすがに標高の低い山域だけあってこの時間でも歩き出す人が結構いました。雨後の澄んだ空気のお陰か周囲の山も麓の集落も何か輝いているように見えて気分も上々。さっそく尾根末端を目指します。
R299から天目指峠を行く県道に入り、東尾根の末端までは駅から30分ほどの道のり。さっそく尾根に取付くとアレチウリの大藪地帯があったものの、さほどの労なく尾根上に上がります。
(尾根上部には立派なツガも)
尾根上は予想通りの暗い植林尾根、趣にも乏しく淡々と歩くだけ。でもよく見てみると大きなモミがポツポツと残されていたり、ちょっとした鞍部にもそれを乗り越す道筋がついていたのは興味深かったです。
378m峰を過ぎてしばらく行くと左手から明瞭な道筋が合わさったのには驚きましたが、植林はまだまだ続き、542m峰を越え、670m峰への登りに差し掛かるとようやく雑木林が現れてホッとしました。
(山頂直下の急登。トラロープがフィックスされていた)
しかし670mを過ぎてからがこの尾根の本領で、まもなくスズタケが出てきたり、灌木の被る露岩の痩せ尾根になったり、梢越しながら展望も楽しめたりと変化に富んで、なかなか楽しい道のり。終始趣のない植林尾根がそのまま続くものだろうと思っていたので、これは意外で、本当に嬉しかったです。
そして左に捲き道のある770m圏を直登すると、あとは山頂直下の登りの残すのみ。ここは巨岩の姿がちらつくかなり急な斜面で、当然道も左へ捲いていましたが、ここまで尾根を忠実に歩いて来たのでもちろん直登。途中にはトラロープもフィックスされていて、慎重に登るとあっけなく伊豆ヶ岳の山頂に飛び出しました。
(伊豆ヶ岳山頂にて)
山頂に着いたのが13時半過ぎとなれば、人はまばらで本当に静かでした。展望は平野部はさすがにクッキリ、そして普段は見下ろすことの方が多い有馬も武川も武甲も頼もしい姿を見せてくれます。
そんな中、のんびりランチをとってしまえばもう14時半。日の短い時期なので今回はおとなしく男坂を下って正丸駅へ向かいました。道中↓の男坂鎖場上の岩頭から見えた正丸峠方面のたおやかな稜線が今回一番印象的な光景でした。今まで忘れていたんだか覚えようともしなかったのか、植林多過ぎだけど私にとっては魅惑的な姿でもあるのです。
(男坂の岩場より、正丸峠の稜線。左は二子山、奥は堂平山)
今回思いもかけず??奥武蔵のこちらの方を歩く機会に恵まれましたが、伊豆ヶ岳東尾根の意外な(失礼だな)面白さもあって短いながらも充実した山行きになりました。この辺りはお寝坊用になってしまいそうだけど、これからも趣のない植林尾根だろう決めつけないで、ボチボチ歩こうと思います。(^^)(^^)
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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コメント
あ~、そんな様子なら降りちゃえば良かったかなぁ。間違えに気がついた時、どうしようかしばらく考えていたんですよ。んで、今回は本当に久しぶりだったんで正丸駅の様子を見たかった。なので今回は正丸へ降りたのです。
これは覚えておきますよ。ありがとうござました。(^_-)
投稿: komado | 2006.12.16 23:24
〉これが花桐への道なのでしょうね。
そうで~す。源流部から始まって先へ行くほど○○猫が増えます。降りて集落が始まり神社も過ぎてから合流するどぶ川のような小さな沢には絨毯状のそれが…。その広がりを撮ろうとすると、ただの緑だし、それと分かるように撮ると絨毯状の広がりが伝わらない。○○猫はあまりたくさんあると撮るのが難しいよ~。結局なんだか分からない写真になってしまった!しかし、この道は穴場だ。
投稿: hillwalker | 2006.12.15 09:41
hillwalkerさん、こんばんわ。
そうそう!山行きの後ググって他のサイトを見たら、森坂峠を越えてから尾根に取り付くのが普通のようですね、と言うかハイグレードハイキングのコース取りもそうだったんですね。あれを立ち読みしてからずーっと気にしていたのに内容は完全に忘れていました。
でも尾根の完歩にこだわりがないなら、森坂峠越えで来た方が山歩きの趣はありそうですね。
そおいや帰りは男坂を下ったのですが、ゲートから右へ分かれている道が岩場の捲き道だと勘違いして降りてしまいました。これが花桐への道なのでしょうね。
投稿: komado | 2006.12.14 22:27
あら、そのころyamyamさんは蕎麦粒にいらっしゃったのですね。
おっしゃるとおり蕎麦粒は見えませんでした。というより伊豆ヶ岳の山頂が前に比べて周囲の灌木が育って眺望の方が今ひとつだったのです。岩上に上がれば問題ないんですけど、風がけっこうチベたくて。。。
でも棒ノ嶺すら見上げる感じなのは滅多にないことだから新鮮でした~。(^^)
投稿: komado | 2006.12.14 22:26
そうそう、かずさんトコに泊まらなかったのはどうしても山に行きたかったから。家を出る前に用意していたのです。
東尾根は、失礼な言い方だけどホント意外に楽しかった。藪はもちろん濃くはないけど、ちょっとした深山気分も味わえますよ~。
投稿: komado | 2006.12.14 22:26
kuroさん、こんばんわ。
はい、日曜は天気が良かったので何としても行きたかった。でも当日は案外スッキリ起きられたんですよ。焼酎ばっか飲んでたせいかなぁ。。。
短かったけど歩いて良かったです。(^^)
投稿: komado | 2006.12.14 22:25
左から明瞭な道、というのは、花桐分岐を過ぎ、天目指峠に向かって東進し始めると右手中腹に見える金毘羅さん(?)の裏手でしょう。普通はここから取り付くらしいです。この取り付きに向かうときは、駅からR299を南に向かい、対岸にゲートのある橋を渡って小さな峠を越えても東尾根の先端近くにでます。
東尾根上部の林は春先もなかなかでしたよ。頂上直下は、左に巻こうとしたら砂が押し出して道が消えていたので、私も直登しました。ロープがあるところはともかく、最後の数メートルは前が見えないこともあって必死になって登ったら、登山者がキョトンとした顔で見下ろしてました。ちょっと恥ずかしかった。
頂上から男坂の岩場手前から花桐に降りると、多少道は荒れていますが、早春はハナ○○○メが随所で見られます。
投稿: hillwalker | 2006.12.14 15:12
私も似たような状況で歩き出しが遅かったため13時40分頃まで蕎麦粒山にいました。伊豆ケ岳方向は樹林越しだったのでよく見ませんでしたが、蕎麦粒は見えてました?地図で見ると、有馬山や蕨山辺りが被って見えないですかね?
このrep読むと掲示板で『見所ない・・・』って書いたのが、はずかしくなります(-_-;)静かな道で、季節を変えれば見所ある鴨?に訂正してくださいm(__)m
投稿: yamyam | 2006.12.13 23:00
宣言どおりだね~。
もしうちに泊まってたらこのレポは無かったわけだ~(笑)
奥武蔵でスズタケですか~。
植林ばかりと思ってましたが、そおいうお楽しみがあれば、楽しそう!
ちょっぴり、深山気分も味わえる~。
投稿: かず | 2006.12.13 21:30
あらあら、飲みすぎて朝おきれな~い
前にもなかった(笑)
でも、いいですねお天気もよく、ぼちぼち歩きで楽しんだのですね♪
投稿: kuro | 2006.12.13 07:56