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2006.11.15

藤沢川を遡って滝子山へ

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(藤沢川・・・マキヨセ沢出合から少し奥へいった辺り)

先週の土曜は無情にも雨が降り、楽しみにしていた予定が潰れてしまいがっくりしていましたが、翌日曜(11/12)はなんと好天の予報が出ています。そんなわけで、さてどうしようか・・・と思案して出たのはやはりというかお馴染みの滝子山。

ということで今回は藤沢川を上流部まで遡ってから、滝子山東尾根(東稜)・御正人ノタルのすぐ東にある1250m圏ピーク・沼ノ沢峰の南東尾根を捉えて、滝子山へ上がってみました。

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(沼ノ沢峰南東尾根下部にて)

当日は雨後の雲一つない好天。初狩駅から見える滝子山もクッキリ威風堂々と見えて頼もしい限りで、ストレッチもそこそこにさっそく歩き出します。

先ずは藤沢へ向かい、子神社の手前でふと振り返ると真っ白に雪化粧した富士との対面。これで気分が盛り上がらないわけはありません。

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(滝子山、ではなく南東尾根の三角点峰手前のピークだと思う)

ルンルン気分で子神社を過ぎるとまもなく滝子山の登山道を分けますが、奥に瑞岳院(地形図の卍マーク)があるせいでしょうか?道はなおも舗装されていたのは意外。道中は植林が大半でしたが、日差しが結構強かったので明るかったし、体が熱くもならず正直助かります。

藤沢川の破線路は瑞岳院へ向け道がヘアピンカーブに差し掛かる手前に右へ明瞭に分かれていました。道はすぐに河床に降り、あとは何度も渡り返しながら小広い河床を歩くといった感じで、ずっと右岸を行くように記されている地形図の表記とは実際は違っています。

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(南東尾根中部にて)

藤沢川の河床歩きも植林が多く素晴らしいとまでは云えませんが、それなりの雰囲気もあり悪くはありません。ヘアピンの分岐から30分程で沼ノ沢峰南東尾根の末端でもあるタツ沢と神戸沢の出合に出ました。

末端はちょっとした露岩になっており、それを左へ捲くように取り付けば後は尾根を詰める段取り。さっそく今が盛りといった紅葉黄葉の出迎えを受け、梢越しにはこれまた良い感じに色づいた鞍吾山の山肌が目に入ります。

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(滝子山東尾根上部にて)

その沼ノ沢峰南東尾根は地形図と周辺の様子から露岩やザレ混じりの痩せた尾根と予想したのは合っていて、藪は灌木や枯れたスズタケが若干絡む程度。紅葉を愛でつつスムーズにかつ気分良く尾根を詰めていきます。

取付から一時間程で右手から滝子山の東尾根を合わせると、そのすぐ先のピーク沼ノ沢峰。でもここはほとんど素通りな感じで御正人ノタルへ降りました。

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(滝子山山頂より)

ザレた御正人ノタルの鞍部に降りるとここから滝子山への急登が始まり、淡々と急登をこなしていきます。

この辺りまで上がると周囲はほとんど葉を落としており、冬支度も完了といった様子。今は中盤の岩場にもロープが張られているのですね。まぁこれは前回歩いた時は雪が積もっていたので気がつかなかっただけかも知れないけど。。。前回は煩いぐらいにあったマークがキレイに整理されていたのもgoodでした。

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(滝子山山頂より南尾根の姿)

御正人ノタルから30分程で滝子山の三角点峰にあがれば山頂はもうすぐ。でも三角点峰に上がった時点で山頂からは団体の声が聞こえてきたのにはビックリで、焦って山頂へ向かうとまだ10時半過ぎだというのにすでに人人人。さすがは滝子山です。

そんな状況だったので周囲の展望を楽しんだらさっさと西にあるP2へ行き、南面の狭いテラスを陣取りさっそく休憩。南アこそ雲がかかって今ひとつでしたけど、目の前には大きな富士が聳えるというローケーションはよろしく、しかも風が強かった事もあり、こちらへ来て正解でした。

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(南尾根の紅葉は今ひとつ)

富士に雲が次々と絡む姿を愛でつつのんびりしてもまだ12時。ふだんならもう少しのんびりしたい所だけどあとに準メインな目的が残っている事もあり、腰を上げて今回は南尾根(南稜)を下りました。

南尾根を下るのは初めてでしたが、上部の岩場はやはり気を遣います。その岩場をこなすと紅葉も見頃の筈なんですけど、行きがけとは違い色づきは今ひとつどころか今ニ今サンといった所。紅葉は行きがけに楽しめたので良かったのですが、この違いはいったい。。。

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(今年も新酒祭りに・・・)

結局P2から一時間半程で桜公園に降り立ち、後は笹子駅・・・ではなく笹一酒造へ向かい(笑)、恒例の新酒祭りに参加。この日は気温が下がり風も強くて日本酒日和といったところでしょうか。ひとりだったので短時間ながらも新酒をしこたま「試飲」して、フラフラになりながら帰路につきました。(((。o・))))((((・o。)))

天気に恵まれた事もあったし、もうこの場でも何度もいっているんですけど、ルートをどうとっても楽しませてくれるのが滝子山の本当に良い所ですね。というか「遊んでもらった」と云うべきかもしれません。お陰で今年もお山と新酒祭りを同等に楽しめた佳き一日でした。でもこの「同等」をいうのが年々むつかしくなっているのも確かなんですけど、来年もその辺りを何とかクリアーしたいですね。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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コメント

タカさん、こんばんわ。ようやく歩いてきましたよ。(^^)

行きしなの林道では軽トラに乗った瑞岳院のお坊さんとも挨拶。あんな所で「滝子山」と言ったら怪しさ100倍なのにとりあえず笑顔で応じてくれて一安心。今回はパスしてしまいましたが瑞岳院も見てみたいですね。

投稿: komado | 2006.11.20 22:58

お早うございます。

行かれましたね。

投稿: タカ | 2006.11.20 09:26

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