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2006.10.11

飯豊転じて・・・

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(黒戸尾根の刃渡り)

いや~、この連休は当初からほんとうに久しぶりな飯豊と決めていろいろ準備していたのに、皆さんご存じの通り大荒れの天気になってしまい今年も泣く泣く断念せざるを得なくなってしまいました。

そんなわけで土曜(10/07)は行けなくなったショックのあまり半ば放心状態で過ごしていたのですが、まだ休みは続くわけだし、南関東の方は怖ろしく良い予報が出ていたので一時間考えてヒネり出したのが今回のコース。そう、丸6年ぶりとなる南アです。(^^)

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(横手白須分岐附近にて)

ということで翌日曜(10/08)は普段からよく利用する中央線427M(高尾06:14発のスジ)で長坂へ向かいます。韮崎を過ぎると車窓からは鳳凰や甲斐駒(山頂附近はガスがかかっていた)・鋸などの見慣れた山並みが見えてきますが、今回ははじめてそこを歩く事もあって気持ちが高鳴っているというか、いつもとは違う気持ちで車窓をずっと眺めていました。

そして風が強くて少々寒かった長坂で下車。タクシーで黒戸尾根の登山口となる尾白渓谷Pへ出ました(¥3450)。ちなみにここへ出るにはは韮崎や小淵沢からタクシーというパターンが多いように感じますが(夜行や特急も停まるし)、地図を見てみると長坂からが一番近そうだったので今回は長坂から乗ってみました。でも実際どのくらいの違いがあるのかがちょっと気になっています。

B061011c
(刃渡りに上がる手前のコメツガ林)

尾白渓谷の駐車場はさすがに秋の連休ということもあり9時前だというのにほとんど満車状態。実はここへ来るまでまったく知らなかったのですが、この辺りは観光地でもあるんですね。駐車場に着いた当初はみんなハイカーだと思いこんでおりました。(^^ゞ

すぐ先の甲斐駒神社で参拝をしてから吊橋を渡って登山道に入ると、人けがほとんどなくなります。

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(甲斐駒山頂は大荒れか・五合目附近より)

黒戸尾根の登山道はしんどい割にはよく歩かれているようで道自体はたいへん歩きやすく、急な登りが続くものの思ったよりはかなり楽な印象。強風が吹き付けるものの、色づきはじめた雑木林の中を気分良く上へ上へとせっせと上がっていくと、いともあっけなく横手との分岐に出てしまいちょっとビックリ。広葉樹林の紅葉はこの辺りでそろそろ見頃に入った感じでした。

この辺りからさすがに人が増えだし、それを追い抜きながらしばらく行くとコメツガなどの黒木の林に変わって、じきに難所で有名な??刃渡りに出ると周囲が一気に開けます。周囲はもう見え見えで気持ちよいのですが、いかんせん風が強すぎました。でも刃渡り自体は想像していたのとは違い、けっこう歩きやすかったです。(というか歩きやすくしたのでしょうね)

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(五合目の鞍部にて)

風が強すぎてどうしようかと思っていたオベントタイムも、刃渡り途中の東側のテラスで何とかとれたのは幸運でした。

その後も小屋泊まりであろう人々を抜きながら快調に黒戸山を捲いて五合目へ下りはじめると、ここでようやく上のガスが切れて甲斐駒の山頂がその姿をあらわしてくれました。でも、その姿は樹氷で真っ白。おそらく山頂附近は大荒れだったのではないでしょうか。この日の内に一気に山頂まで登ろうなんて考えないで正解でした。

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(七丈小屋への道すがら)

そして倒壊しかけた五合目小屋に降り立てば、七丈小屋へはもうすぐ。まだお昼過ぎだし、もう超余裕コイていたのですが、実はここから七丈までがこの日一番大変な箇所。

飯豊転進で重荷だったとはいえ別にそれまで飛ばしたわけでもないし、ここからは梯子や桟道が続いて行程的にもしんどいことはしんどいんですけど、それより低山ハイカーの悲しさか標高が2200・2300mを越えると身体が一気にしんどくなってしまう。小屋についた頃にはもうヘロヘロになっていました(笑)。

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(本日のお宿・七丈第二小屋)

受付のため第一小屋に入ると中にはもう20名程がいたでしょうか。そんな様子にやはり今の時期は・・・と一瞬諦めかけましたが、素泊まりは第一小屋奥にある第二小屋だと小屋番さんに言われてのこのこ行ったら、こちらは7.8名といった所でホッとしました。

小屋は狭い尾根に張り付くように建てられたほとんど避難小屋といった風情で、有人小屋に慣れていない身には却って親しみの持てるもの。噂には聞いていましたがハイシーズンだというのに小屋番さんが本当にお一人で切り盛りされているんですね!最終的にはこちらにも20名以上入って寝具つきの方は詰めて使っていましたが、寝具無しの方はわずか三名で広げた荷物を置く余裕があるぐらいとけっこう快適に過ごすことができました。


・・・つづく。(^^)

 
・・・・・☆

◆ 2006.10.08 (Sun)  快晴
長坂駅 08:15→ 尾白渓谷P 08:40/08:50- 竹宇甲斐駒神社 09:00- 横手白須分岐 10:20- 刃渡り 11:35/12:05- 五合目小屋跡 12:55- 七丈小屋 13:50

長坂駅~尾白渓谷P タクシー ¥3450
七丈小屋 寝具無素泊 ¥3000
 

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コメント

をを、はいぼーるさんわざわざ有り難うございます!
そうですか韮崎で4500円ならやはりけっこうお得だったかも知れませんね。長坂のタクシー会社は駅前にあるので、訳の解らない妙な料金がのっかることもないと予想できたし。。。

でもあの尾根を夏に歩くのはやはりしんどそうですね。標高低いから小屋まで出るのに大汗かきそう。そう言う意味でもあの尾根はあの連休が一番の適期だったのですね。

投稿: komado | 2006.10.16 22:42

尾白川渓谷Pへのタクシーは
距離で言えば長坂か日野春駅からが最短距離ですよね。
私はこの夏、韮崎から行きましたが、小型タクシーでも
¥4,500くらいのお値段でした。
時間的には、私も全く同じ時刻の電車に乗車しており、komadoさんと全く同じ歩行スタートとなりましたので、
今回のkomadoさんの選択がベストなのではないかと思います。

黒戸尾根、紅葉時期がいちばん入山者多いんですね~。
夏は暑いから人少なかったですよ~。

投稿: はいぼーる | 2006.10.16 00:20

最初に甲斐駒を訪れたのは早川尾根から。
その時から今度は黒戸尾根からと漠然と思ってはいましたが、まさか今になって実現するとは思ってもいませんでした。

>タカさん
ホント甲斐駒は「団十郎」。どこから見てもほれぼれする姿ですね。
これでもっとアクセスしにくい山だったらもっと訪れるのが早かったかも知れません。でも人は多いけど歩いてもいい山だと思いますよ。

>かずさん
BBSの画像もすごかったね。ホントに大荒れ。
8日は天気が良くなっていると思って訪れた人も多かったはずだから、面食らっただろうし、断念した人もそれなりにいたんじゃないでしょうか。それだけに何事もなく笑われるだけで済んで良かったね。(^_-)---☆

>ba_sobuさん
七丈小屋のことは昔ba_sobuさんから聞いたのを覚えていたんですよ~。だから素泊まりにしたんです。(^^)

んで寝具持ってったのは重荷をかついて今、どれだけ歩けるかを確認したかったから。重荷で今回のルートを楽に歩けなければ、飯豊は楽しめない。そう思ったのです。

投稿: komado | 2006.10.14 22:08

寝具は自前だったのね。
5年前の第二小屋の毛布はすんごくふわふわで気持ちよかったよ~

投稿: ba_sobu | 2006.10.13 23:36

マジですか~。
僕はあの雲の中にいましたよ~。
一言行ってくれれば迎えに行ったのに。
ってそれは無理…。

あの日、甲斐駒から下山したら髪の毛凍ってて、すれ違う人に笑われたんだよ~。
それくらい寒かった。

投稿: かず | 2006.10.13 19:44

黒戸尾根を登って、さてどちらへ?

タカもまだ行けてませんわーーー。

黒戸尾根を上がって、鋸岳へ行こうか、

早川尾根を歩こうか、いやどちらも歩きたい。

どう計画しようかと考えあぐねただけで、

まだ行けてません。

甲斐駒はやはり「山の団十郎」、一度は登って

みたい山。

投稿: タカ | 2006.10.13 07:23

ぶるぶるぶるぶる・・・甲斐駒はさむいよお。
実際の様子はkuroさんの方で報告しときました~。

投稿: komado | 2006.10.12 22:28

あれまっ・・話が盛り上がりだしたら・・
つづきだって、私も一度黒戸尾根から甲斐駒めざしたいんだぁ~天気よかったみたいね、でも上は寒かったでしょ
同じ時期に沢から詰めてた人がいてね、凍えるようだったって言ってたよ~

投稿: kuro | 2006.10.12 18:15

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