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2006.10.30

浅間山を見に行くつもりが・・・

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(紅葉は旧碓氷峠付近が盛り)

ここを見ている方はおそらくご存じのことと思いますが、最近かずさんが幹事役となっていろいろとタクシー相乗りをしています。

そんな中、以前から「二度上峠へ行かない?」って誘われていて、最初は「それどこよ~」って感じだったんですけど、いつも同じ山域ばかり歩いている身にはたまには別の所を歩くのも悪くないし、なにより浅間山すぐ東の山稜だから浅間の雄姿を間近に見られるのも魅力的だな、と思って浅間のエアリアを購入。先週の土曜(10/28)にとうとう実行の日を迎えました。

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(小天狗附近より浅間隠山方面)

体育の日の連休に飯豊から南アに転進したこともありお金が多少余っていたので、今回は旅行気分も味わいたくて集合場所の高崎駅まで新幹線を使いました。ずっと立ってたけど(笑)。でも高崎って意外に近かった。最寄りのJRの駅からの運賃は石和へ出るのとなんと同じだったのです。

そして今回は高崎駅でお昼用にと名物でもあるだるま弁当を奮発。集合場所の改札に向かうとすでにかずさんがいて、その後ゴン太さんが、そしてリブルさんは??と思ったんですけどみんな顔を知らず(笑)ちょっと困ったな~って話していたら、近くにザックを担いだ単独の方が立っていたので、かずさんに聞きに行ってもらったら何とリブルさんとのこと。ここでようやく全員が集合して、さっそく西口へ向かい予約していたタクシーに乗り込みます。

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(鼻曲峠への下りしなより大天狗)

やっぱりタクシーはバスに比べると全然速いですね。1時間10分ほどで二度上峠にたどり着きました。(¥13060) でも朝から今ひとつの天気は峠についても変わらず、目の前に見えるはずの浅間もガスに覆われ見えません。峠でお話をしながらストレッチしてから、浅間隠山へ向かわれる三人と別れてまず南の鼻曲山へ向かいます。

稜線は紅葉どころかすでに落葉完了寸前で、クマザサの敷き詰められたミズナラの疎林はなかなか素敵です。時折残っているカエデやツツジの紅葉を愛でながらすいすい行き、意外や一時間半弱で小天狗に着いてしまいました。ここまでで出逢った人はひとりのみ。二度上からは浅間隠に行かれる人が大半のようですね。

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(留夫山への登りしな)

でも長日向からの道を合わせるとハイカーが一気に増えます。折角の展望も時折ガスが晴れて周囲の様子が見れるぐらいで浅間も裾野が見えるぐらい。でも西側の緩やかな感じはこれが晴れていたら・・・とその様子は容易に想像がつくだけに・・・。

大天狗もガスっていたし、すでに霧積温泉からの登山者でいっぱいだったので半ば素通りする感じでなおも南へ向かいます。でもあれだけ多かったハイカーも鼻曲峠から先へ行くとぱったり。鼻曲山はどうやら霧積や長日向から歩かれるのが大半のようです。

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(お昼はたかべんの だるま弁当 ^^;;)

この辺りからカラマツの黄葉がつづき晴れ間も多くなり、ようやく気分もノってきます。そして何と一等点峰だった(!)留夫山に着くと、梢越しながら浅間の山頂部だけがその姿を現してくれ思わずひとり歓声を上げてしまいました。

ランチも留夫山直下の気持ちよい雑木の緩斜面で頂きました。ちなみにお弁当に付けられている紙には「閑雅静寂な境地で禅の心と季節の味覚を楽しむ普茶料理の深い味わいを存分にお召し上がりください」と書かれており、今はまさにそんな感じ。(^^) 余談ですがボクのオヤジが新潟の人間だったので子供の頃からだるま弁当はよく食べていたのですが、煮物が多く子供の頃は正直あまり嬉しくなかった、このお弁当が美味しいと思えるようになったのは大学生になってからだったように思います。

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(旧碓氷峠にて)

そんなちょっと幸せなひとときを過ごしたら、腰を上げてなおも南へ向かいます。留夫山を過ぎると伐採後の若い二次林に変わり、道は尾根の中心に延びているというか掘れている「もと登山道」と思われる溝を右左へ何度も渡りながら下る感じ。

そして周囲が立派な雑木林に変わるとここでようやくきれいな紅葉黄葉が見られるようになり、心もちょっと浮き立ち良い気分になるとあっけなく旧碓氷峠に降り立ちました。

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(旧中山道・909m峰手前だったと思う)

紅葉は峠附近が最高潮。曇っていたのは惜しかったけど、古道の面影を残す峠の良い雰囲気と相俟ってこの日一番の良い所。車道(R18)の方は何遍も通っていたけど、こういう歴史のある道はやっぱり雰囲気が違うな、と改めて感じたのでした。

旧碓氷峠からはどちらへ降りようか道中ずっと迷っていたのですが、意外に早く着いたので横川へ下ることにして、道標に従い旧中山道に入ります。

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(旧中山道の北向い馬頭観音)

さてこの旧中山道、降り始めこそ軽井沢から延びている廃道化した林道を行く感じで、途中に別荘だったと思われる廃屋も残っていたりして雰囲気はいまひとつでしたが、山中茶屋跡からしばらく降りるとようやく山道になって一安心。道標こそ少ないものの道は広いし、安中遠足(おそらく)と書かれた謎の標識もあって迷う心配は無いでしょう。それに松井田町で付けられた説明書きがたくさん立てられており、古を偲ぶアイテムも豊富で飽きさせません。

個人的には座頭転がしから北向い馬頭観音の間が左手に沢を見ながらの伸びやかな雑木の美しい道で、一番素敵だなと思った箇所でした。

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(横川まではアプトの道遊歩道を・旧丸山変電所にて)

結局急いでもいないのにR18の通る中山道口のバス停へ降りるのに二時間とかからず、長いかな~?と思っていたコースも終わってみれば程よい一日コース。南画を思わせる裏妙義のシルエットをボーっと眺めれば、あとはアプトの道遊歩道を辿って横川駅を目指すだけ。

アプトの道はR18をくぐり、峠の湯に出た所で本線に接続するんですね。線路を残して舗装された上り線が遊歩道になっており、ふと上を見上げるとまだ架線がかかっている・・・(ToT)。でも右手の下り線が今すぐにでも電車が走れるように見えたのが不思議だったんですけど、丸山変電所に着く直前、妙な音がするのでなんだなんだ??と思っていたらなんとトロッコが!横川から峠の湯まで運行しているんですね。ビックリです。

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(妙義のシルエット・R18の下りしなより)

それに遊歩道も観光客が意外に多くて、その筋と明らかにわかる人は少なかったです。それに横川駅周辺もかなり変わっていて観光地化していました。ひっそりとしているのかな?と勝手に思っていたのも全くの杞憂でした。

んで横川駅に着いたら、おぎのやの本店に寄ってこれまたボクにとっては贅沢にカツ丼とビールで〆。えっ、何で釜めし食べないかって??だって釜めしはその気になれば近所で売られることがありますから(笑)。それにおぎのやのお弁当だったら玄米弁当が好きなんですけど、量が少ないしなぁ。。。

今回お目当ての浅間山は残念でしたけど、awayの山を歩くのはやっぱり新鮮ですね。それにプラスして今回はいろいろと旅行気分も味わえて楽しい一日でした。幹事役のかずさんをはじめ、ゴン太さん、リブルさん、本当に有り難うございました。また機会がありましたらヨロシクお願いしますね。

・・・・・・☆

◆ 2006.10.28 (Sat)  曇 時々 晴
二度上峠 08:55- 鼻曲山(大天狗)10:35- 留夫山 11:30/12:10- 旧碓氷峠 13:05- 山中茶屋跡 13:40- 弘法の井戸 14:35- 中山道口BS 14:55- 旧丸山変電所 15:20- 横川駅 15:45

だるま弁当 ¥900
高崎駅~二度上峠 タクシー ¥13060(・・・を四等分)
カツ丼(おぎのや) ¥650
缶ビール(おぎのや) ¥300
 

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2006.10.28

すげぇ すげぇ スゲェーッッ!

 
最近のTVって本当につまらないからニュースとか天気予報ぐらいしかまともに見なくなっているんですけど、今週に入って恐ろしいまでに凄すぎる番組に出逢ってしまいました。
 
 
 
 
 
     5時に夢中
 
 
 
 
 
何ですか?アレ?
 
 
 

司会が代わって一ヶ月と経っていないのにすでに非難囂々・苦情に罵倒の嵐で、とにかくヤケっぱちになってるのか何なのか、独断につぐ独断、好き勝手にしゃべりまくり、話は方々へ飛びまくる。ゲストやコメンテーターやアシスタントを惑わせ怒らせ呆れさせ、視聴者や制作関係者を完全に無視したというよりバカにしきったを萩原流行のMCぶりはとにかく「シビれる」の一言。

それに日替わりのコメンテーターも木曜の岩井志麻子・中瀬ゆかり(新潮45も立ち読みが多くなったな・・・)を筆頭にどこか怪しげな雰囲気漂うメンツも素晴らしい!!MXTVというローカルな局だからこそ成り立つ番組でしょう。いや~久しぶりに腹抱えて笑わせて貰いましたし、ずっぽりとハマりました。ハッキリ云ってサイコー!

もうこれは東京の奇跡!と云わさせてください。内容が内容なのでおそらくもってあと半年、下手すると1クールで年内終了という線も考えられなくはないので、一日一日がアツ○リソウやホ○イランなんかよりも遙かに貴重なプログラム。萩原流行・・・決して好きな役者ではないのですが、この番組の仕事ぶりには超・超・超リスペクトさせて頂きます!
 
 
 
 
 
 
 
・・・って書いちゃったけど、この番組を見て心底楽しめる人はおそらく非常に少ないと思われます。怒るでしょう、普通は(笑)。ということで番組のサイトのリンク等はあえて致しません。興味の湧いた方はググってからご覧になられてださいませ。<(_ _)>
 

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2006.10.25

日原もそろそろ見頃

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(朝のハンギョウ尾根)

先週の鷹ノ巣山の様子から日原辺りの紅葉も今週あたりからそろそろ見頃かな・・・ということで、はい今週(10/29)も日原に入りましたです。(^^ゞ

今回は日曜なので30分遅れだけどいつもの二番バス。紅葉シーズンに入ったせいかバスは盛況でしたが、東日原から小川谷橋へ向かうのはごくわずか。そして小川谷へ向かったのはやはりというか結局私ひとり。周囲は曇って今一つの天気のもと、今回はハンギョウ尾根を登路にとるので賀郎橋へ向かいます。

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(ハンギョウ尾根中部のミズナラ林)

賀郎橋に着き、確認のため周囲の写真を撮っていたら、突然車から「komadoさ~ん」と見知らぬ人に声をかけられて、はて??・・・そうしたら車の主が何とyamyamさんご夫妻だと云うことがわかってビックリでした。

当初からハンギョウ尾根を行くつもりだったので、林道終点までのお誘いを丁重にお断りして、さっそくハンギョウ尾根に取り付きました。のっけから急なものの、ブナにツガの大木が目を引く自然林の尾根筋は一旦植林を介しますが、すぐに抜けて再び自然林に変わります。

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(ハナド岩より大栗尾根を見下ろす)

ここで意外や朝日が差し込んできて、周囲の木々が一斉に輝きはじめた姿に声も出ずただただ尾根を詰めているとモノレール軌道の通る主尾根と合流。もうどうにもしようがないのはわかっちゃいるけど、やっぱりうざったいわ~。

でもでも、ここからのミズナラの疎林はやっぱり美しいです。詰めるにつれ徐々に色づいてくるのもワクワクしてくるし、時折だけど日差しがあると紅葉黄葉の輝きがやはり違いますね。(^^)

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(坊主山附近にて)

そんなミズナラ林に酔いしれながら詰めていくとあっけなく長沢背稜/都県境上の縦走路に飛び出しました。

今回はこの辺りが紅葉の盛りかな、と予想していたのですが、思いの外落葉が進んでいて、楽しみにしていたアカヤシオや稜線で多いハウチワカエデの色づきがアレレ・・・いまひとつ。う~ん先週の石尾根がいい感じだっただけに期待しすぎたか。それでも近年の様子に比べたら充分に楽しめると思います。

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(酉谷山山頂は落葉が始まっていた)

酉谷の山頂は後回しにして先ずは避難小屋に寄ると、yamyamさんご夫妻が待っていてくれてようやく再会。暖かい小屋でいろいろお話しさせて貰って楽しいひとときを過ごすことができました。<(_ _)><(_ _)>

ここまで来れば後の行程は楽なので、yamyamさんご夫妻が行かれた後ものんびり。久しぶりに見た小屋のノートもな~んかどこかでお見かけする方ばかりのような。。。(笑)

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(大京谷ノクビレにて)

結局一時間半近く滞在してしまいこのまま小屋に泊まりたくなってしまいましたが、当然ながら翌日はお仕事。重い腰を上げて、一度酉谷山の山頂に上がってから縦走路をなおも西へ行き、タワ尾根の下降点を目指します。

下降点までの道のりもなかなか良い所なのですが、周囲はガスってしまい残念でした。でも、行きしなに晴れてくれたからこの日はそれだけで運が良かったのかも知れません。

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(篶坂ノ丸附近にて)

さて、タワ尾根の方はウトウノ頭からひと下りしてからが紅葉の見頃。そこか篶坂~金袋辺りが一番楽しかったです。というか藪の無くなった今は天国のような道のり??(というのは言い過ぎだな) ただ、もうこの辺りを歩いている時は夕方近かったし、曇っていたこともあって周囲が暗かったのが惜しかったです。

今回はヒネらずに??尾根通しに辿って一石山神社へ降り、道中の無事を感謝してから東日原のバス停へ向かいました。10月の下旬になると日の落ちるのが早いですね。バス停に着く頃にはもう暗くなり始めていました。そおいや最近は朝家を出る時も結構暗いもんなぁ。

よく考えてみると酉谷山を訪れたのはけっこう久しぶりの事(一年半ぶりか)なんですね。おかげで道中はいろいろと楽しめました。こちら側の紅葉は下の方で期待、になるのでしょうね。

・・・・・☆

ということで10/22、ハンギョウ尾根・酉谷山・タワ尾根を歩いてきましたが、今回諸般の事情によりREPの方はありません。あしからず。<(_ _)><(_ _)>
 

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2006.10.19

今年はちょっと・・・(^^)

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(石尾根縦走路・水根山と鷹ノ巣山の間)

今週末は先の連休の疲れもあってどうしよう・・・と思っていたのですが、日曜になって天気予報に晴れマークがついたので軽~く紅葉の様子でも見てみよう、とお馴染みの鷹ノ巣山へ行ってきました。

そんなわけで今回は歩き出しも珍しく遅く、8時半のバスで東日原へ。紅葉の時期に差し掛かったこともあり、さすがにこの時間は電車もバスも人が多いわ。とはいえ毎度の如く川乗橋で乗客の半分以上を下ろし、東日原から無妙橋へ下ったのは私ひとりでちょっとホッとしました。

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(カラ沢尾根下部にて)

今回久しぶりに無妙橋へ下ったのは、未だ未踏だったカラ沢尾根を歩くため。道ばたにはリンドウも咲き始め晩秋の気配漂う山道を下って橋を渡り、先ずはタル沢尾根に取り付く道を辿ります。

道がタル沢尾根の主尾根を乗り越し、ゆるく下りはじめるとまもなく水流のないカラ沢に降り立ち(タル沢尾根の下降時この辺りで右往左往したのが懐かしい)、カラ沢の右岸を少し上がってから沢を渡るとマーキングあって、そこから尾根には難なく取り付けました。

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(カラ沢尾根中部にて)

尾根を辿るとさっそく露岩帯になり二つ目の開けたピークがいわゆる待ってろ岩峰なのでしょうか?足下に日原の集落を見る感じははまさにお山の大将、お猿さん気分。そしてその岩峰を過ぎても暫くは痩せた露岩帯が続きますが、いつしか尾根が広がるとあまり見栄えのしないアカマツ・カラマツに変わります。

それでも1010m圏の緩斜面の辺りから雑木林が混ざるようになり、1229m峰はそんな色づきはじめた雑木の広いピークで居心地の良い場所。でも一番の見所はネズミザス尾根を合わせた後の尾根右側の自然林でした。この辺りまで来るとそろそろ見頃に近い感じで尾根を詰めて行くにつれワクワクしてきます。(^^)

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(石尾根縦走路・城山の辺りだったと思う)

尾根が再び痩せてくるとまもなくカラ沢ノ頭に飛び出し、あとは石尾根を西へ向かうだけ。でもこの日はここからが本番でした。

防火帯の切られた自然林の紅葉は見頃に入った状態で、今回本当に驚いたのが「紅」が近年になくごく普通に色づいていること。これは嬉しかった・・・のまえに「飛び上がるほど」をつけたいくらいの気持ちで、ひとりで勝手に盛り上がりながらルンルン歩いている様子はかなりアヤしかったかも(笑)。

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(紅葉は「紅」がきちんと色づいている・バックは鷹ノ巣山)

結局そんな様子にペースはがた落ちで、鷹ノ巣山に着いたのは13時チョイ前。でも遅れたお陰で山頂の人出は意外に少なく却って良かったかも知れません。

晴れてはいるものの周囲は霞んでいたので展望はいまひとつ。でもそれより気になったのが遠目から見ても色づきはじめたのがわかった南斜面の浅間に榧ノ木尾根の様子で、当初は日原側に降りようと思っていたのに、休憩中にだんだんとこちら側を歩きたくなってしまい、結局休憩を切り上げる頃には下山は榧ノ木尾根~ノボリ尾根に変更していました。(^^;;;

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(榧ノ木山附近にて)

休憩を切り上げる頃には雲が切れて快晴になっており、水根山へ向け来た道を戻る時もその強い日の光のおかげで紅葉が来た時よりもより一層鮮やかになっており・・・もうもう言葉が出ません。

榧ノ木尾根の方は標高を一段下げるのでまだまだ色づき始めでしたけどこちらも当然素晴らしく、日光が当たる南斜面に変えて良かったと心底思いました。

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(ノボリ尾根上部にて)

そして榧ノ木山からはかのブナ林に逢いたくてノボリ尾根に入りましたが、いつの間にやら道標が切り落とされており、道中頻繁につけられていたマーキングもほとんど取り払われておりました。よって下降にはある程度の地形判断のスキルが必要になっています。おそらく廃道ということにしたのでしょうね。

しかし今週は疲れ気味で山行きの直前までいくかどうか本当に迷っていたんですけど、本当に行って良かった!このまま無事に行けば近場の紅葉は久しぶりに良さそうです。近年の状況を考えるとこれは千載一遇のチャンスかも。とにかくこれから約一ヶ月間はかなり忙しくなりそ~~~です。(^^)(^^)(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.10.16

深閑、黒木の地蔵尾根

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(仙丈ヶ岳より地蔵尾根)

三日目(10/10)は昔から歩いてみたいと思っていたもう一つの尾根、地蔵尾根を辿って伊那側の市ノ瀬(伊那里)へ降りる行程。地図を見てもわかるように標高差2100m以上ある長い尾根ですが、帰りのバスの時間が決まっていたこともあってのんびり眠ってしまい、今回は周囲が完全に明るくなった6時半のスタート。ゴン太さんはすでに出発していました。

まずはもう一度仙丈の山頂に登って、おそらく今回の山行きで最後になるであろう展望を楽しんでから下山開始。松峰の分岐に戻って、さっそく地蔵尾根に入ります。

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(苔むすシラベの自然林)

分岐から暫くは森林限界上のたおやかな尾根歩き。尾根左手の大仙丈岳西面のド迫力な斜面を見ながらすいすい下り、尾根が右へ曲がる辺りからダケカンバが現れると、まもなくシラベの幼木やシャクナゲで埋まるシラベの中木林に変わります。

降りるにつれシラベの木は徐々に高くなり、いつしか苔むした成木林になっていい雰囲気になってきます。(^^)

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(だけかんばの黄葉)

急な下りも落ち着き、ここからが期待の持てる所だな・・・と思っていたら、ここで予想外にお腹が減ってしんどくなってしまったので、平坦な場所を見つけて早過ぎるランチというより二度目の朝食(笑)。

苔むした静かな黒木の林の中でとる食事はまた格別で、まだ先が長いのにちょっとだけのんびりしてしまいました。

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(シラベ林の中の紅葉)

南へ丸山の尾根を分けると黒木の中にダケカンバやナナカマドの紅葉が混ざるようになり、ウデの悪い写真ではうまく表現できませんが、これもまたなかなかのもの。滅多に歩かないこともあるけど、こんな黒木の林が延々と続く尾根道もまた素敵ですね。

地蔵岳手前の2400m圏のピークは周囲が開けており、思いもかけず展望を楽しめたのもまた良いアクセントでした。

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(2400m圏のピークより地蔵岳・バックは中ア)

その2400m圏のピークから鞍部に降りると道は地蔵岳を右に捲き始めるのですが、その分岐を見落としてしまい、今までしっかりとついていたマーキングを見かけなくなったので「なんか、おかしいな~」と気がついた時にはすでに地蔵岳の三角点に上がっていました。(古くて判別できない大きい標識の上にK氏の標識あり)

でもこの地蔵岳の広い山頂も素敵な所で、ここでも思わず小休憩。
三角点から少し戻ると北へ明瞭な尾根が分かれていたのでその尾根を降りるとまもなく登山道と合流。ここにはしっかりマーキングがついていたので、先の分岐は林の雰囲気に呆けていて見落としていたのでしょう。

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(地蔵岳を過ぎるとコメツガ林に変わる)

地蔵岳を過ぎると今まで続いたシラベやトウヒの林からコメツガ林に変わって行きます。こちらも当然ながら雰囲気は悪くないけど、このあたりから松峰小屋分岐へ下るまでが道筋が不明瞭だったりコメツガの幼木が被って藪っぽかったりするので、一番慎重にマーキングを追わなければいけない所です。

そんな道も再び尾根に乗るようになり、周囲がスッキリするとまもなく松峰小屋への分岐に着きました。

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(松峰小屋にて)

この分岐も立派なコメツガの木々に囲まれた所で、分岐から小屋へは道標に従い左(南)の斜面を下ります。所要時間は下り4分登り6分といった所でしょうか。

小屋はしっかりとした建物ですが、中にはいると窓が一つしかないせいか暗く、隙間があったりして泊まるに支障はないけどやや荒れている印象です。エアリアの水場マークはおそらく小屋下の沢筋と思われますが、まとまった雨が降った後なのに水の流れていた様子がまったくありません。まだ先が長いのでここで切り上げましたが、もしかすると沢をもっと下るとしっかりした水場があるのかも知れませんね。

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(2087m峰を過ぎるとカラマツ林に)

分岐に戻って、2087m峰に登り返し北へ下りはじめると、今までずっと続いていた黒木の自然林はおしまいになり、ここからカラマツの植林が続きます。カラマツはすでに色づきはじめておりそれなりに雰囲気はありましたが、松峰の長い長い捲き道を捲き終えたら、すでに若干飽き気味。。。

次のピーク群も南に捲いてしばらく降りた所で、ゴン太さんが休んでいたのでちょっと挨拶をして先を行かせてもらいます。するとまもなく林道終点に出て、ここには松峰分岐以来となるまともな道標が立っていました。

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(林道に出てようやく広葉樹の紅葉に)

あとは林道歩きと山道歩きを交互に交える感じ。分岐には必ず道標があり見落とすことはないと思いますが、肝心の道の方がろくずっぽ歩かれていないせいでしょう、倒木に藪が被ったりと若干荒れ気味です。ここでようやく広葉樹の紅葉が見られましたが、ごく一部で基本的には下までカラマツ植林が続きました。

そして「孝行猿の碑」を見るとまもなくというかようやく柏木の集落に降り立ちました。孝行猿の碑からは道標がマメにあったので、もし地蔵尾根を登りにとる奇特な方がいらっしゃったら、この「孝行猿」の標識を追えばいいと思います。

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(市ノ瀬の様子・三峰川を渡る橋より)

ここまで来たら市ノ瀬はもうすぐだと思っていたら、ここからが長かった。結局伊那里のバス停まで40分ほどかかってしまい、仙丈からの実働時間はだいたい6時間40分。個人的にのんびり歩いたわけではありませんのでエアリアのコースタイムで歩くのはけっこうキツいと思います。

んで、ようやくたどり着いた伊那里のバス停で高速バスの時間を確認しようとしたら、なんと高速バスのバス停が入浴に寄ろうと思っていた入野谷始発に変更されていました。ということで入野谷(おそらく学校跡に建てられたと思う)へ行きさっそく入浴。お風呂から上がると丁度ゴン太さんが入ってきて、ゴン太さんの入浴後ふたりでビールで乾杯して今回の山行きを〆ました。

そして帰りの高速バス(南アルプス号)は入野谷から乗り換え無しで日野バス停までひとっ飛び。これで¥3000チョイは安いです!途中の双葉SAで休憩があるので小腹も満たせるし、とにかく乗り換えがないのが素晴らしい。今回初めてバスに乗ってみてその楽さを実感できました。とはいえ、ハイシーズンの休日は高速の渋滞があるからこちらが絶対にが良いとは言い切れませんけどね。

・・・・・☆

◆ 2006.10.10 (Teu)  快晴
仙丈小屋 06:25- 仙丈ヶ岳 06:45/07:00- 松峰分岐 07:10-(途中休憩40分)- 地蔵岳 10:00- 松峰小屋 10:35/11:00- 松峰北鞍部 11:55- 林道終点 12:30- 柏木 13:50- 市ノ瀬(入野谷)14:30

入野谷 入浴料 ¥500
缶ビール ¥280
伊那里~中央道日野BS(高速バス・南アルプス号) ¥3050 
 

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2006.10.14

錦繍の南ア銀座通りを歩く

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(早朝の黒戸尾根を見下ろす)

さて2日目(10/09)は甲斐駒にあがってから仙丈ヶ岳へ向かう行程。間に北沢峠を挟んでいるので稜線漫歩とは言い難いし、人が多そうでもあるけど紅葉と展望、そして前日大荒れだった山頂附近の様子がどうなっているのかがかなり楽しみです。(^^)

山肌の紅葉と相俟って周囲が鮮やかに朝焼けの色に染まる中、七丈小屋をスタート。風はまだ強く吹いていましたが前日のような強さではなく、そのお陰か気温は高めで助かりました。

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(八合目より)

テンバを過ぎてひと登りした所で日の出を迎えてなおも気分良くせっせと詰めていきますが、やはり高い所はちょっとしんどい。ペースをゆるめて一歩一歩ゆるゆる行くことにします。

やがて周囲のダケカンバがなくなると展望がひらけて、鳳凰越しの富士に、奥秩父、八ツ。そして白くなった北アは乗鞍から後立山の方までともうどこも見え見え状態。途中、そんな北アを狙って撮っている人もいました。

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(甲斐駒山頂直下だと思う)

八合目を過ぎると巨岩の間を縫うように行くようになり、梯子や鎖場も難なくこなしてなおも行くと、をを!前日の名残であろうハイマツや草木についた霧氷がちらほら出てきます。実は霧氷を見るのも本当に久しぶりのことで「よく残ってくれたよっ!」とおもわず叫んでしまいました。

じきに北岳も見えるようになり、そんな中をルンルン気分で行き甲斐駒神社の本社に参拝すれば山頂はもうすぐ先。山頂に着くとすでに10名程のハイカーがいましたが、これは少ない方だと下りだしてからよ~くわかりました(笑)。

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(直登コースより駒津峰を見下ろす)

そしてここで行く先の仙丈ヶ岳や南部の山山ともご対面。こちらや中アは白くなかったけど、奥の御嶽や白山はさすがに白くなっていました。

そんな爽快さにここでもう少しのんびりしたかったのですが、ここから仙丈へは稜線漫歩の類ではなく、一度大きく下って登り返す感じなので適当な所で泣く泣く切り上げざるを得ません。そして行ったことのなかった摩利支天へ向かうつもりでさっそく下りはじめたら・・・。

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(仙水峠への下りしなより)

何と間違えて直登コースを下ってしまい、それに気がついたのはかなり下ってしまった後のこと。もう登り返すのはしんどいので諦めてそのまま下りましたが、ここでふと駒津峰の方を見るとすごい数の人人人。これだけ人がいれば直登コースの方も途切れず登ってくるわけで、ここは石を落とさないよう慎重に下りました。

そしてようやく直登捲き道分岐に降りたらここからが人出の最高潮で、ハイカーで溢れかえる駒津峰で少し休んでいる間にも次から次へとハイカーが上がってきます。さすがは甲斐駒。でもそこから振り返った美しい山姿はやはりさすがは甲斐駒だったのです。(^^)

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(仙水峠附近より仙丈ヶ岳)

尾根伝いの道は以前歩いたことがあるので、今回は仙水峠へ降りて駒仙小屋(いつの間にか長衛小屋から名前が変わっていたのですね!)に出る道をとりました。紅葉は仙水峠へ降りるまでが最高潮で、ダケカンバやカラマツの黄色にナナカマドの赤も鮮やか。そして双児山の山腹は黒木の緑とダケカンバの黄色がこれまたいい感じ。

あれだけたくさんいた人もはじめてだった駒仙小屋への道に入るとぱったり。この道、沢の水量は豊富だし意外やなかなかの雰囲気。狙い通りに河原でのんびりランチもとれてもう言うことナシです。

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(森林限界を超えた所)

そしてテントの花が咲く駒仙小屋を通り抜け林道に上がると、ここから仙丈へ向けての登り返しのはじまり。ひと登りで北沢峠への捲道と合わせると、今度は仙丈の下山組に次々とすれ違います。こちらも人出は多いんだけど甲斐駒の方に比べれば若干少ない感じ。

黒木越しの紅葉を楽しみながら二合目・五合目と順調に上がり、そこからひと登りするとようやく森林限界に出ます。ここでハイマツの緑に覆われた、なんともたおやかな稜線が目に入るのですが、この瞬間に今の今まで心の中でうじうじうじうじ持ちつづけていた「飯豊に行きたかったよぉ」という気持ちが氷解していったのです。

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(山頂はもうすぐ)

ここからは下山者もほとんどいなくなり、ボク好みのゆるゆる稜線歩き。ここまで上がっても北岳はまだ巨きいし、その脇の富士は頂部にだけ雪をつけたなんか締まりのない姿でちょっとユーモラス。間ノ岳・塩見の奥に見える荒川や赤石もやはり大きかった。

そして小仙丈のカールを見て、その先の仙丈のカールが近づいてくるともう山頂は間近。カールの底に立つ仙丈小屋を確認して山頂に上がります。

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(カールの奥には馬の背・鋸・八ツ・・・仙丈ヶ岳山頂より)

山頂には小屋泊まりの人がひとりいただけで連休最終日ということもあって本当に静かでした。山頂では展望を楽しむというより、ただただボーっとしていたのでしょう。

ここで翌日下る地蔵尾根の姿を確認。やっぱり長いねぇ。。。そして下のカールに立つ仙丈小屋がかげってきたのを見計らって小屋へ向かいました。

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(本日のお宿・仙丈小屋)

噂には聞いてきましたが、建物は新しくキレイで快適な小屋でした。
さっそく中に入って受付を済ませ、奥の自炊スペース??に行くとなんとそこにはゴン太さんがいて思わず絶叫。もしかして・・・と思って翌日の予定を訊いたらやはり地蔵尾根でした(笑)。

この日の宿泊者は10名程。夜中にふと目が覚めて表に出たら、立待の月明かりがカールを照らして幻想的でした。明るいお陰で☆はいまひとつだったけど、それでも下界とは比べものになりません。雲一つなく明日もいい天気になりそうです。


・・・つづく。(^^)


・・・・・☆

◆ 2006.10.09 (Mon)  快晴
七丈小屋 05:25- 八合目 06:14- 甲斐駒ヶ岳 07:25/07:45- 駒津峰 09:00- 仙水峠 09:50/10:00-(途中休憩60分)- 北沢駒仙小屋 11:35- 二合目 12:10- 大滝頭五合目 13:00- 小仙丈岳 14:00/14:10- 仙丈ヶ岳 15:00/15:40- 仙丈小屋 15:55

仙丈小屋 寝具無素泊 ¥3500
缶ビール ¥600
 

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2006.10.11

飯豊転じて・・・

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(黒戸尾根の刃渡り)

いや~、この連休は当初からほんとうに久しぶりな飯豊と決めていろいろ準備していたのに、皆さんご存じの通り大荒れの天気になってしまい今年も泣く泣く断念せざるを得なくなってしまいました。

そんなわけで土曜(10/07)は行けなくなったショックのあまり半ば放心状態で過ごしていたのですが、まだ休みは続くわけだし、南関東の方は怖ろしく良い予報が出ていたので一時間考えてヒネり出したのが今回のコース。そう、丸6年ぶりとなる南アです。(^^)

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(横手白須分岐附近にて)

ということで翌日曜(10/08)は普段からよく利用する中央線427M(高尾06:14発のスジ)で長坂へ向かいます。韮崎を過ぎると車窓からは鳳凰や甲斐駒(山頂附近はガスがかかっていた)・鋸などの見慣れた山並みが見えてきますが、今回ははじめてそこを歩く事もあって気持ちが高鳴っているというか、いつもとは違う気持ちで車窓をずっと眺めていました。

そして風が強くて少々寒かった長坂で下車。タクシーで黒戸尾根の登山口となる尾白渓谷Pへ出ました(¥3450)。ちなみにここへ出るにはは韮崎や小淵沢からタクシーというパターンが多いように感じますが(夜行や特急も停まるし)、地図を見てみると長坂からが一番近そうだったので今回は長坂から乗ってみました。でも実際どのくらいの違いがあるのかがちょっと気になっています。

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(刃渡りに上がる手前のコメツガ林)

尾白渓谷の駐車場はさすがに秋の連休ということもあり9時前だというのにほとんど満車状態。実はここへ来るまでまったく知らなかったのですが、この辺りは観光地でもあるんですね。駐車場に着いた当初はみんなハイカーだと思いこんでおりました。(^^ゞ

すぐ先の甲斐駒神社で参拝をしてから吊橋を渡って登山道に入ると、人けがほとんどなくなります。

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(甲斐駒山頂は大荒れか・五合目附近より)

黒戸尾根の登山道はしんどい割にはよく歩かれているようで道自体はたいへん歩きやすく、急な登りが続くものの思ったよりはかなり楽な印象。強風が吹き付けるものの、色づきはじめた雑木林の中を気分良く上へ上へとせっせと上がっていくと、いともあっけなく横手との分岐に出てしまいちょっとビックリ。広葉樹林の紅葉はこの辺りでそろそろ見頃に入った感じでした。

この辺りからさすがに人が増えだし、それを追い抜きながらしばらく行くとコメツガなどの黒木の林に変わって、じきに難所で有名な??刃渡りに出ると周囲が一気に開けます。周囲はもう見え見えで気持ちよいのですが、いかんせん風が強すぎました。でも刃渡り自体は想像していたのとは違い、けっこう歩きやすかったです。(というか歩きやすくしたのでしょうね)

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(五合目の鞍部にて)

風が強すぎてどうしようかと思っていたオベントタイムも、刃渡り途中の東側のテラスで何とかとれたのは幸運でした。

その後も小屋泊まりであろう人々を抜きながら快調に黒戸山を捲いて五合目へ下りはじめると、ここでようやく上のガスが切れて甲斐駒の山頂がその姿をあらわしてくれました。でも、その姿は樹氷で真っ白。おそらく山頂附近は大荒れだったのではないでしょうか。この日の内に一気に山頂まで登ろうなんて考えないで正解でした。

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(七丈小屋への道すがら)

そして倒壊しかけた五合目小屋に降り立てば、七丈小屋へはもうすぐ。まだお昼過ぎだし、もう超余裕コイていたのですが、実はここから七丈までがこの日一番大変な箇所。

飯豊転進で重荷だったとはいえ別にそれまで飛ばしたわけでもないし、ここからは梯子や桟道が続いて行程的にもしんどいことはしんどいんですけど、それより低山ハイカーの悲しさか標高が2200・2300mを越えると身体が一気にしんどくなってしまう。小屋についた頃にはもうヘロヘロになっていました(笑)。

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(本日のお宿・七丈第二小屋)

受付のため第一小屋に入ると中にはもう20名程がいたでしょうか。そんな様子にやはり今の時期は・・・と一瞬諦めかけましたが、素泊まりは第一小屋奥にある第二小屋だと小屋番さんに言われてのこのこ行ったら、こちらは7.8名といった所でホッとしました。

小屋は狭い尾根に張り付くように建てられたほとんど避難小屋といった風情で、有人小屋に慣れていない身には却って親しみの持てるもの。噂には聞いていましたがハイシーズンだというのに小屋番さんが本当にお一人で切り盛りされているんですね!最終的にはこちらにも20名以上入って寝具つきの方は詰めて使っていましたが、寝具無しの方はわずか三名で広げた荷物を置く余裕があるぐらいとけっこう快適に過ごすことができました。


・・・つづく。(^^)

 
・・・・・☆

◆ 2006.10.08 (Sun)  快晴
長坂駅 08:15→ 尾白渓谷P 08:40/08:50- 竹宇甲斐駒神社 09:00- 横手白須分岐 10:20- 刃渡り 11:35/12:05- 五合目小屋跡 12:55- 七丈小屋 13:50

長坂駅~尾白渓谷P タクシー ¥3450
七丈小屋 寝具無素泊 ¥3000
 

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2006.10.04

今週はお休み (^^ゞ

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(ヤケト尾根上部にて・09/24)

はい、今週はいろいろあってお山はお休み。本当は日曜に歩くつもりだったのですが、当日4時半に目覚ましをとめたあと二度寝してしまい、次に目が覚めたらもう10時になっていました。ということで今回はお知らせを二つばかり。。。(^^ゞ

 ええと、このサイトで公開している私(komado)のメールアドレスをGmailの方に変更しました。旧アドレスであるsaku2の方はその名前の通りサクサク使えて使い心地が良かったのですが、スパム対策のフィルタリングがきつすぎて私宛のメールの一部がどうやらサーバについた時点で削除されているらしい、ということがわかってきたのです。当面saku2の方も残しておくつもりですが、メールの方は出来る限りGmailの方へ送って貰えたらと思います。

 あとFYAMA終了以降長らくの課題であった、昔の記事からREPへのリンクがFYAMAへリンクされていた為デッドリンクになっていた件、年内に直すという約束通りようやく修正を終えました。従って去年の年末(2005.12.31)にアップした「これでご勘弁を <(_ _)>」の記事は不要になったので削除しました。REPへのリンクはこれでおそらく大丈夫だと思いますが、まだ記事の中にデッドリンクがいくつかあるようなので、それも順次修正していくつもりです。もうしばらくお待ちください。<(_ _)>

さて、来週は体育の日の三連休を控えているというのに台風ができたりして、なんか雲行きが怪しそうな雰囲気ですね。台風来るならさっさと来て欲しいのに、ウジウジされたら秋雨前線北上・関東附近で停滞じゃないのよぉ~。(-"-;)
 

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