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2006.06.14

南大菩薩・・・花ではなく緑のみち。

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(ハマイバ丸と南東尾根・行きしなの林道より)

朝からしっかり晴れているのって本当に気持ちが良いですネ!ここのところぐずついた天気が続いていたので尚更そう思ってしまいます。

ということで土曜(06/10)はもちろんお山へ。長らく懸案となっていたハマイバ丸南東尾根と登路にとり、ハマイバ丸からは稜線をお坊山まで辿って南東尾根~棚洞山南尾根~笹子駅というちょっと長目のコースを歩いてきました。

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(ハマイバ丸南東尾根中部にて)

貸し切りと思っていたハマイバ前行きの一番バスは5人程のハイカーいてちょっとビックリ(どうやらタカさんも同じバスにいらっしゃった模様 ^^)。タクシーに追い抜かれながら林道をてくてく歩いてテニスコートのある日向部で真木川を渡り、すぐにハマイバ丸の南東尾根に取り付きました。

尾根はのっけからスズタケが被りますが、さほどではありません。ただ晴れたお陰でヤブが乾いていたのは助かりました。しばらくは雑木とカラマツ植林に分けられた痩せた急な尾根が続きます。

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(稜線の草原はまだまだ淋しい状況)

徐々にスズタケが濃くなると尾根の右側が自然林に変わるのですが、ミズナラにブナ、カエデの巨木が多いなかなかの林で、鹿鳴の滝経由の道を歩いた印象から林相的な妙味は少ないと思っていただけに、これは大変嬉しい光景でした。

1300m圏辺りから尾根が緩んで広がってもスズタケは濃くなったり途切れたりを繰り返す感じで、盛夏のお花見用とっておかなかったのは正解でした。1525m峰を過ぎるとようやくヤブから解放されて、まもなく鹿鳴ノ滝からの道と合流。今回は南東尾根をトレースすることが目的だったので山頂まで尾根を詰め切りました。

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(ハマイバ丸からの下りしな・正面は大谷ヶ丸、左奥は滝子山)

山頂の三角点をタッチしたらさっそく南の草原に向かいのんびりランチ。今回は虫も少なく、久しぶりに富士も見えたし昼寝もできて至福のひとときでした。(^^)

ちなみに草原の方はまだまだ草自体が淋しく、お花はイワキンバイにエゾノタチツボスミレ、チゴユリにキンポウゲがようやく咲き始めた程度。お花の方はまだまだこれからでしょうね。

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(大谷ヶ丸からの下りしな)

休憩を終えたら稜線を南へ向かいます。当初は久しぶりに大谷ヶ丸の西尾根か南東尾根でも降りようかと思っていたのですが、このまま降りると帰路のバスの時間が微妙に開いてしまうのでちょっとイヤな感じ。

・・・と、ここで個人的に大好きなお坊山の南東尾根も緑の覆う時期は歩いたことがなかった事を思い出して(!)、ここでお坊山へ向かうことにしました。

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(今日のお花・くさたちばな)

大谷ヶ丸から曲沢峠へ向かう道はおそらく6年ぶり。道脇の下草が刈られたのか薄くなったのかはわかりませんが、道もスッキリして随分と歩きやすくなっていました。しかし・・・大谷ヶ丸より先はお花がほとんどなくてそれがちょっとだけ期待外れだったかも。

そして大鹿峠に近づくにつれ、屏風のように聳えるお坊山がイヤでも見えてくるのですが、実際の登りは確かにしんどいことはしんどいけど、さほど時間はかかりませんでした。

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(お坊山南東尾根上部にて)

西峰で最後の展望を楽しみ、東峰のベンチでまた昼寝をして(笑)南東尾根の下降に移ります。

やはりいつ来てもこの尾根はいいですね。美しい雑木林の中を歩けるだけでも良いのに南東尾根に入った途端、今年初となるクサタチバナのお出迎え。しかもそれが道中を彩っており思いもかけない花の道になっていました。さすがにお向かいは御坂だけあってこの様子は納得だったのですが、それまで花がほとんどなかったのでこれは嬉しかった。

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(棚洞山山頂直下は山火事の跡が痛々しい)

本当はそのまま南東尾根を末端まで降りるつもりでしたが、さすがに面倒になってきたので棚洞山からは南尾根を使って笹子駅へ直滑降。山頂附近は比較的新しい山火事の跡があり思わずビックリ。

もしかして去年滝子山であった山火事って実はここのことではなかったのでしょうかねぇ??とにかく南尾根は急だから早い早い。笹子駅まで40分とかからずに到着でした。

今回は長年の懸案をこなし、久しぶりに長目の行程だったこともあり充実感のある山行きでした。クサタチバナも咲き始めたし、今年もそろそろお花モード・・・かな~??(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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