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2006.06.08

恵能野川から滝子山へ

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(恵能野川の径路・恵能野川最後の徒渉点にて)

すっかりご報告が遅れましたが、先週末は珍しく連荘でした。(^^ゞ

そんな日曜(06/04)は一月以来となる滝子山。今の時期だったらイワカガミにツツジの見頃な南尾根(南稜・寂しょう尾根)が一番妥当なコースなのでしょうが、この時期は人も多いだろうし結局ヒネって、久しぶりに恵能野川からアモウ沢乗越を経由して上がってみました。

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(径路は明瞭なれど、桟道未だ手入れされず)

恵能野川沿いの径路は恵能野川の出合でもある遊仙橋BSから行くのがよく紹介されていますが、今回もそちらからは行かず、間明野から切目峠を越えて恵能野川の径路に出ました。

下りでは何度か歩いた切目峠みちも登りは今回がはじめて。金山神社で参拝して、峠で一休みしても径路に出るまでは20分弱。やはり恵能野廻りよりは若干早いようです。とはいえこの道の真価が発揮されるのはやはり下りなのでしょうかね。間明野には酒屋があるから(笑)。

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(恵能野川径路の 山ノ神)

恵能野川の径路の方は変わらず明瞭でしたが、手入れはされていないようで、桟道・橋ともに柔くなっていたり、破損箇所が増えています。今後もこのままだとすると通過に支障がでてきそうです。

山ノ神を過ぎ、東尾根(東稜)への巡視路を左に見てしばらく行き、今回はそのまま直進して小沢ドウミからの林道に出た所でアモウ沢とコブトチ沢の中間尾根取り付きました。

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(アモウ沢 コブトチ沢中間尾根にて)

晴れの予報もこちらでは外れで、ガスの中淡々と尾根を詰めていくと、ガスっているながらも空が明るくなってきたのが救いだったかも。

そんな天気のせいなのかどうかわからないけど、今回も道中でニホンジカの姿を見かけました。日原や丹沢のようにフンが多いわけではけど、ここ2年程はその姿を見かけることが多くなったのは少々気がかりです。

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(今日のお花・・・たちかめばそう)

そして一つ北の恵能野川とコブトチ沢の中間尾根を合わせる手前辺りから、目当てだったイワカガミがちらほら・・・といいたい所でしたが、残念ながら花は終期でした。というかその葉の量のわりに花が極端に少ない様子はここだけではなく、私の見たところ南大菩薩の稜線東面で思い浮かぶ他の群落ではみんな同じ傾向のような気がします。

まもなく稜線に上がると、マイヅルソウにイワキンバイ、タチカメバソウ、ルイヨウボタンと地味ながらもここから山頂までが一番お花の多い所で、登山道脇の下草も生えそろってきて、そろそろ夏の雰囲気、でした。

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(鎮西ヶ池にて)

右からズミ沢コースを合わせると行き交うハイカーも多くなり、山頂に着いても空は明るいもののガスがかかったまま。もう少し高い所へ行けば雲海なんかが見られたのかも知れません。

好天の予報が出ていたせいでしょうか、狭い山頂には人が溢れていたので一息ついただけでUターン。分岐まで戻って今回は本当に久しぶりにズミ沢コースを降りました。

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(ズミ沢コース上部の防火帯)

ズミ沢コースを歩くのはおそらく6、7年ぶり。のっけから防火帯が切られて石尾根のようになっていたのには面食らいましたが、雑木に自然林も多く、沢沿いを行く道のりはなかなか楽しかったです。

というか今回歩いてみてこのコースの良さを再認識したし、やはり滝子山へ延びる登山道はどれもハズレなしという思いを強く持った山行きでもありました。別に無理してヒネらなくてもいいんですよね~、この山は。もちろんヒネっても凄く面白いんだけど。(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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【大菩薩・権現山稜 2006】」カテゴリの記事

コメント

沢で滝子山といえば南面になりますかね。
登りは沢で下り登山道でも充分面白いと思いますよ。

天気予報はもうあてにならないですね。最近は天気図をもとに自分で予想しています。実はこの日も個人的に想定した天気はだいたいあっていたんですけど、上で晴れると見ていたところが外れました~(笑)。1800m以上のお山へ行っていたならそれもあっていたんですけどね~。

投稿: komado | 2006.06.10 22:19

イワカガミとマイヅルソウにイワキンバイ、タチカメバソウ、ルイヨウボタン・・φ(..)メモメモ
滝子山は、最近沢の本をみていたら、つめ上げる沢があるなぁとおもっていたのだっ!でも登山道の花みながら歩くのもいいね、天気予報は・・当たらないと思っていたほうがいいみたいだね、げた投げる←古いかなぁ~(笑)

投稿: kuro | 2006.06.09 07:25

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