あかやしお・・・大不作
(あかやしお・・・宗屋敷尾根中部にて)
ええと・・・昨日、画像掲示板の方には速報という形でお伝えしましたが、昨日(05/03)は恒例のアカヤシオのお花見ということで秩父の熊倉山へ行ってきました。
コースは毎度おなじみの宗屋敷尾根を上がって聖尾根を下るという、例年だったら静かな環境でアカヤシオを存分に楽しめるコースです。
(長尾根・秩父市街を望む。宗屋敷尾根836m峰附近より)
んが、実際はアカヤシオの花の少なさに唖然茫然の一日になってしまいました。
よくよく考えてみれば、駅からの歩き出しで遠目に見る尾根・稜線が例年だったらぽつぽつピンクに染まっているのに、それが全く見えなかった。その時はちょっと早かったかな~と軽く思っていたし、事実 下の方はそれなりに咲いていたのです。
(シラカケ岩より・・・右上は長沢山)
事の深刻さに気がついたのは1284m峰に上がったとき。例年ここからピンクに染まった尾根歩きが続くのに、周囲が異様にスッキリしているのでおかしい、と思って周囲をよく見てみると、花や蕾が少ない若しくは全くつけていない木々が大半。
思いもかけない様子に茫然自失と尾根を詰めても様子に変わりなく、稜線に上がった時点で諦めがつきました。普段はハズレなしな↑のシラカケ岩や↓の聖尾根の1307m峰もこんな状態でした。
(聖尾根1307m峰にて)
確かに去年は見事な花つきではありましたが、アカヤシオはシロヤシオと違ってあたりはずれの波が小さいものだと思っていました。現にアカヤシオの花期に通い出してから丸八年経ちますけど、ここまで少ないのは初めてのことです。
去年咲きすぎた反動なのか、それとも寒くて雪が極端に少なかった冬の影響があるのか・・・不作の原因は私には皆目見当がつきませんが、こんな年もあるのですね。
(聖尾根802m峰附近より)
GWを過ぎてから見頃になる長沢背稜や両神山などはどうなるのだろうか。。。
今回歩いて気がついたのは、下の方はまぁまぁ普通に咲いていたのに、1200mを境にして花が極端に減っていた事。なので今後見頃を迎える標高の高い所の状況が非常に気になっているのです。
(ひかげつつじの花つきは例年通り)
今回はアカヤシオの少なさにかなりガックリでたが、下の方での芽吹きに眩しいまでの新緑。そして寒い日が続いたせいか、普段は探しまくるカタクリやイワウチワが普通に見られて、なぐさめてくれました。
とにかく今の時期の山は生命のエナジーに溢れ、歩いていて一番元気の出る季節。これにメゲずこれからもガンガン歩いていこうと思っています。(^^)
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