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2006.05.30

いろいろ変えています (^^ゞ

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(王岳と吉沢巖・・・御坂主稜より)

はい、今週はお休みです。(^^ゞ
日曜は目が覚めたんですけど睡魔に負けてしまって。。。

ええと・・・お気づきの方は少ないでしょうし、今までお知らせもしなかったのですが、実は山歩きの記録倉庫の方をちょこまかイジっております。

まぁ私の文章自体が酷すぎるので、それこそいじる箇所なんて腐る程あるじゃんって云われそうなんだけど、今回変更しているのはほとんどが尾根の名称(あくまで仮称よ~)。サイト開設当時はきちんと用意しようと思っていた概念図の作成を放棄してしまったので、地形図エアリアを参照してもう少しわかりやすい表記にしてみました。

それでもわかりづらいよ~という声もありましょうが、ここは文章を丹念に追ってみてください、とお願いするしかございません。もともとそういう山歩きばかりでもありますし。。。<(_ _)>

それともう一つ大きな変更点があって、それは今まで「創研山」としていた御坂・王岳の南尾根上にある1428m峰を、とりあえず出自のしっかりしている「吉沢巖」に変更したこと。しつこいようですがあくまでとりあえずですので、この岩峰については私自身今後も調査していくつもりですし、もし詳細をご存じの方がいらっしゃったら、ご教授頂けると嬉しいです。

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(酉谷源流部の一角)

あと、今年に入ってから東京都の水源林巡視路・・・特に日原周辺の質問が増えているのですが、それと同時に巡視路の道筋を図説してくれといった要望もぼちぼち来るようになりました。

もちろん質問にはできる限りお答えしておりますが、図説の方は今後も一切するつもりはありません。理由を一つ云えば、こういった整備の保証されていない径路/廃道歩きというのが実は一番難度が高いからです。

こういった径路歩きはともするとこの手の山歩きをはじめた人向きのモノと思われがちですが、慣れていないと現在地がわかりづらいし、なにより径路が悪くなって進退窮まったとき藪尾根・沢の登下降のスキルがないとまず切り抜けられない。

そういう状況になったら引き返せばいいじゃんって思われるかもしれないけど、水源林でも引き返した方がえらく時間がかかるような場所もあったりするのです。
 
それに必要以上に説明しすぎるのも結局歩く楽しみをスポイルしちゃいますし・・・というかコレが図説をしない一番の理由なのかも知れません。(^^ゞ
 

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2006.05.22

水雲山と御巣鷹山、ようやく繋がる

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(水雲山の尾根の全貌・一番左が御巣鷹山・右隣が水雲山)

先週と同様、今週もぐずついた天気が続き直前まで週末の天気も今ひとつの予報でしたが、日曜(05/21)は本当に久しぶりの晴れマークが並んで、私もお山は日曜でした。

ということで今回は去年の冬以来となる水雲山。初訪の折りは雪のせいで御巣鷹山までたどり着けなかったので、今回はそのリベンジもありました。

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(祠の中はなぜかビニールが・水雲山にて)

さて今回はバスを使わず、都留市駅からリッチにタクシーで三ツ峠北口登山口まで乗り付け(¥3130)てのスタート。おそらくタクシーはその奥にある水雲山の尾根まで行ってくれると思うのですが、この尾根はのっけから急登が続くので、準備体操を兼ねた林道歩きが欲しかったのです。

雪の時はわからなかったのですが、尾根の下道は結構明瞭なんですね。登りだしは端境期ということもありお花は少ないのですが、それでも日差しに照らされた新緑の木々はもうもう・・・そこにいるだけで元気が出てきます。

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(扇状地状になった大幡川の源流部・水雲山より)

尾根の中腹あたりに差し掛かる頃、密かに狙っていたイワカガミがちらほら出てきます。まだ咲き始めだったので見頃は来週末以降でしょう。でも見頃前だからってガッカリはしません。なぜなら今年は諦めていたコイワザクラに間に合ったからです。(^^)

そんな花々を愛でつつ、すいすい登っていると、あっけなく水雲山に出てしまいました。のんびり写真を撮りながら歩いても取付から1時間40分程。例の祠の石碑はなぜかビニール袋でくるまれていました。この理由をご存じの方、募集中です(笑)。

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(いわかがみ・咲き始めた)

水雲山は開けた岩峰なので展望も良いのですが、初訪の折りから個人的にここでいいな~と思っているのが、眼下に広がる扇状地状になった大幡川の源流部の様子。周りの山稜から下へ延びる枝尾根の一本一本が下で集まった様子はまるで緑の流れのようで、なんとも印象的です。

そして水雲山を過ぎるとツガやモミなどが増えて、三ツ峠山頂直下の独特の雰囲気が出てきます。水雲山からも相変わらず急登が続くものの、北口登山道を合わせて御巣鷹山までは40分程でした。

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(富士と富士桜のつもりが・・・開運山より)

山頂附近はまだまだお花も少なく、目につくのは花付きの良いフジザクラぐらい。その上、この辺りから曇りだして開運山からの富士も見えずじまい。人も多いのでさっさと東尾根を下りはじめて大久保山へ向かいました。

東尾根も端境期のせいかお花は少なく、大久保山に着いてランチにしようとしたら、ここで単独さんと遭遇。いろいろ話しているうちに、山頂のすぐ下にある大久保山の三角点を探しているとの事だったので、私もまだ見たことがなかったし、さっそく捜索してみたのですが・・・

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(大久保山南尾根上部にて)

・・・コレがないんですね~(笑)。探せばすぐに見つかると思っていたので意外だったし、ここは「点の記」をきちんとチェックするべきでした。結局その後にランチをとり、下りは大久保山の南尾根を辿る事に決めて下山をはじめます。

南尾根の最初は岩場を縫うように急降下するのですが、イワカガミでも・・・の思惑も外れてお花は尾根全般にわたって少なかったです。しかし、岩あり、緩やかな自然林あり、伐採跡あり、そして下のアカマツ林では灌木のジャングルにRFの妙味も加わったなかなか楽しい尾根。

しかもこの尾根の末端附近には山祇神社があるという準備の良さ??で、全身の埃を払ってからいつものようにお礼をして山行きを〆る事ができるのも、きりが良くて気持ちのよいものです。

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(大久保山南尾根885m峰附近にて)

三つ峠付近は去年の秋に通うかも、と云いつつ実際に歩いたのは今になってしまいましたが、今回は本当に楽しかったです。これからの時期、アカマツ林に茂る灌木の藪がちょっとというかかなりイヤなものではありますが、これから御坂は花の季節に入るのでお花に絡めてでボチボチ歩こうかな、と思いました。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.05.16

鶴ヶ鳥屋山・・・思わぬ藪遊び

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(市境界の稜線・近ヶ坂峠と△685.2mの中間辺りか)

奇跡的に??天気の良かったGWを挟んで、ぐずついた天気が続きますね。ここ数年は5月に入るとぐずつく事が多くて、「五月晴れ」という言葉がある意味死語になりつつあります。個人的には05/07から勝手に梅雨入りにしていたりして(笑)。

ということで先週末も土曜が朝から雨だったのでお山は日曜でした。予定では久しぶりに藪尾根でも・・・と思っていたのですが、先に云ったとおり土曜が雨だったので予定を変更。本社ヶ丸から高川山にかけての大月都留市界稜線の唯一の未踏部分である近ヶ坂峠から大幡峠~鶴ヶ鳥屋山を歩いてきました。

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(滝子山、顔を出す)

天気がぐずついているせいなのか、GW明けのせいかなのか、朝の電車は初冬並みにハイカーが少なくて少々ビックリ。そんなわけで初狩駅でも私ひとりが降りただけで、天気が回復して顔を出し始めた滝子山の姿にちょっとワクワクしてさっそく歩き出します。

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今回は近ヶ坂峠へは屏風岩・大岩廻りではなく八田川沿いに通る鍵掛峠みちを歩いてみたのですたが、堰堤工事が進んでいて林道が結構奥まで延びているんですね。お陰で峠みちはよくわからず、地図を見て直接鍵掛峠へ詰めたという感じ。

そんなわけで峠みちがどう延びているのかは一度下らないとわからないでしょう。しかし今度歩くとなったら何年後のことになるのだろう。。。

 
 
鍵掛峠に上がると尾根を通る大岩からの登山道の他に、峠を乗越す感じで近ヶ坂峠へのトラバース道も延びていますが、市境界の稜線の未踏部分が厳密に言うと近ヶ坂峠ではなく、その東にある750m圏峰より西なので、ここは面倒でも一度750m圏峰へ登り返してから、尾根伝いに近ヶ坂峠に下りました。
 
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(近ヶ坂峠附近にて)

しかしその750m圏峰から一旦西へ降りはじめると、下道は明瞭なものの尾根には灌木が被りだし、すぐ下の近ヶ坂峠に降り立つ頃には下はすでにびしょ濡れに。これを避けるためにこちらへ転進したのに思惑は大ハズレでした。

とはいえ今頃のように気温が高くなってくれば、雨具を着て中が蒸れ蒸れになるよりは思いっきり濡れてしまった方が却って気持ちが良いもの。藪を分けるたびに当たる水気は身体がひんやりするし、化繊の服なのですぐに乾く。なので日帰りの時は藪こぎのために雨具を着る事は滅多になかったりします。

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(市境界の稜線・1160m圏の鞍部にて)

結局、普通に車道を歩けば小一時間程で着く大幡峠まで3時間かかってしまい、峠でちょっと休憩・・・のつもりが、服や靴下を絞ったりしてのんびりできないのに大休止になってしまいました。(^^ゞ

でも峠から一歩先を行けば藪は収まり今までのスローペースが一転、明るい雑木林の許、急な登りをせっせと詰めていきます。

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(鶴ヶ鳥屋山山頂付近にて)

中腹の林道も一時間とかからず着き、なおも行くと南東尾根と合流。ここでようやくの自然林との再会・・・だったのですが、この辺りからガスりはじめて最初こそ幻想的だ~なんて思っていたけど、登るにつれガスは濃くなるばかり。

結局山頂もほとんど素通りして、その先の美林地帯ももちろん素通り。新緑の時期だし楽しみにしていたのに、こればかりはもうしょうがないです。

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(船橋沢への下りしな)

んが、船橋沢の分岐で稜線と別れて笹子へ向かうとガスは徐々に晴れ、ふと振り返ると今さっきまでいた稜線や鶴ヶ鳥屋山の山頂がクッキリ。

まぁ・・・タマにはこういう事もありますね。(^ー^*)♪

でも遠回りして鶴ヶ鳥屋屋へ向かう道のりは楽しかったし、これで御坂の主立った稜線も三方分山~蛾ヶ岳と天子山地との境になる仏峠の辺りを残すのみ。この辺りは交通の便がよくないのですが、できれば今年中に歩こうと思っています。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.05.10

にっぱら新緑ミニツアー

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(新緑真っ盛り・孫惣谷にて)

ツアーって云っても別にパーティで行ったワケではございません。本当は別の所へ行くつもりだったのですが、当日大寝坊をしてしまい、急遽こういう事になってしまったのです。(^^ゞ

ということで先週の土曜(05/06)は孫惣谷からウトウ窪に上がり、先月歩きそびれた焼小屋窪右岸尾根(焼小屋尾根)の下部を降りるというショートコースを組んで歩いてきました。

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(シオジも芽吹きはじめた)

今回は東日原歩き出しが11時半というかなり遅いスタート。でも行きしなの電車もバスもGWなのにそこそこ空いていたのはその時間のお陰でしょうか。

GWの時期は遅発ち遅着きというのも一つの手になりそう、ということがわかったのは今回一番の収穫かも知れません。

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(カツラの巨木・孫惣谷にて)

桜も散り始めた新緑真っ盛りの中、本谷~孫惣谷の林道をてくてくと一時間半弱歩いて採石事務所の下で孫惣谷に入れば、ここも新緑の盛りになりつつある渓畔林の木々が出迎えてくれます。

先ずはそんな河原で貧しいながらも美味しく感じるランチをとってから、孫惣谷を遡るとまぁ・・・これが・・・なんと素敵な沢。サワグルミにトチノキや芽吹きの一番遅いシオジも芽吹きはじめ、なおもゆるゆる行くと今度はカツラの巨木が出てきて・・・とそんな夢のようなひとときも、間もなく出てくる堰堤まで。下には滝もありそうだけど、孫惣谷は出合から行くのも面白そうかな、と思いました。

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(ウトウ窪にて)

そして今度はウトウ窪に入って、左岸に沿って通る巡視路を上がります。上がるにつれ緑は徐々に薄くなり、ヤマザクラが目立つようになってきましたが、濃いピンクのサクラがオオヤマザクラかな?鮮やかなピンクはなんかアカヤシオにも見えてしまいます(笑)。

巡視路は二俣で右へ行ってしまいますがここは左に入り、まもなく横切る孫惣谷左岸の巡視路を突っ切りなおも詰めて、わき水のあるワサビ田跡でまたまたカツラの巨木を眺めつつ一休み。ここまで上がると緑はまだまだ低木が芽吹いている程度でした。

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(このきなんのき? 焼小屋窪右岸尾根にて)

そして巡視路まで戻って、先月歩きそびれた焼小屋窪右岸尾根下部の下降に移ります。この尾根、すぐ下が自然林の広大な緩斜面になっており、のっけからあっちへウロウロこっちへウロウロ・・・時間がかかることこの上ありません。

とはいえ、実際下るのは200m程なので遅い歩き出しでも余裕はたっぷり。でも心ゆくまで歩いて林道に降り立っても、う~ん思ったよりも早かった。孫惣谷の歩き出しから2時間半弱と云った所。

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(焼小屋窪右岸尾根にて)

そんな訳で帰りは17時台のバスにも余裕で間に合いましたけど、さすがにGW。この時間の便でもバスが二台来ていました。

今回は山歩きより林道歩きの方が長かったのですが、当然ながら林道歩きも楽しい時期だしあまり気になりませんでした。今度は巨木の多いらしい左岸の尾根も歩いてみたいですね。まぁまた大寝坊したときでしょうけど(笑)。

・・・・・☆

ということで05/06、孫惣谷・ウトウ窪・焼小屋窪右岸尾根(焼小屋尾根)を歩いてきましたが、今回REPの方はありません。あしからず。<(_ _)>
 

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2006.05.07

前道志、新緑真っ盛り

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(新緑まっ盛り・・・鈴ヶ尾山山頂附近にて)

直前までぐづついた天気が続いていたのにGWに入った途端、好天が続いていますね。今は新緑の素晴らし時期でもあるし、思わず連荘です。(^^ゞ

ということで05/04は3月以来となる前道志の山。筆まかせさんのガイドでもおなじみの鈴ヶ尾山から鈴ヶ音峠(鈴懸峠)・九鬼山と小沢川流域をぐるりとめぐるコースを歩いてきました。

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(597m峰への登りしなにある伐採跡より・正面は百蔵山)

今回は丸3年ぶりとなる猿橋駅南口からのスタート。小沢沿いの県道も辺りの集落が花や新緑に溢れてなかなかの風情。そんな様子にバスなんて使わなくて良かったと思ったんですけど、9時台のバスは土日祝はお休みでした。

幡野の八幡さまがご開帳らしく、幟がずらりと連なり華やかな田幡橋を渡り、すぐに橋をも一つ渡って尾根に取付きます。尾根は最初こそ植林帯ですが、すぐに新緑眩しい雑木林に変わるとイカリソウにチゴユリ、ヒトリシズカなどのお花がお出迎え。こちらはやっぱり花が多いですね。

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(ヤマツツジは花付きが良い??)

鈴ヶ尾山への道のりは少々藪っぽく、所々で痩せた露岩を絡める所も良いアクセント。植林も一部ありますが総じて新緑の雑木林が続いて、本当に気持ちのよい尾根です。

鈴ヶ尾山の山頂もそんな雑木林に囲まれた心地よいピーク、というよりプロムナード状になった広尾根の一地点といった感じで、この辺りは山頂にこだわらずもうどこでもお休みできますね。

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(ヤマブキに埋もれる尾根道・871m峰附近にて)

ここでのんびりしても良かったのですが、今回は1年ぶりに軽装で歩いたのでパンをかじっただけで出発。ひと登りで前道志の稜線に合流しますが、この辺り、鈴ヶ尾山からの尾根の方が前道志の主稜に見えてしまうのでちょっとだけ注意が必要かもです。

そして鈴ヶ尾峠に降り立つと稜線を捲いてきた登山道と合流。九鬼山までの尾根道は若干冗漫な感をもちましたが、こちらもお花が随所で見られ、特にヤマブキが全般にわたって満開でヤマブキロードとなっている箇所がいくつもりました。

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(九鬼山北東尾根・・・中間の雑木林)

九鬼山で最後の展望を楽しんだら、北東尾根の下降に移ります。尾根の途中には雑木林の美しい所もあり、これは良い尾根だわ~などと呑気に下っていたら、植林帯に入ったところで尾根を外してしまいました(笑)。

尾根が急になったので尾根を外した事はわかったのですが、訳あってどう外したかもよくわからないし登り返すのも面倒なので、なおも延びている薄い道筋を追うと沢に降り立ちました。んが、そこには「九鬼山」と書かれた道標があってまたビックリ。

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(朝日小沢の諏訪神社)

道標があるぐらいのなので沢沿いの道も明瞭で下り始めると間もなく林道に出て橋を渡るのですが、その橋の名前が深桂橋。これでだいたいの現在地もわかり、橋からバス停のある朝日小沢も5分ほど。

これまた風情のある諏訪神社で道中の無事を感謝して、着替えをすませたらもうバスの時間。今回は尾根を外したのが結果、吉に出ました。

この時期の前道志は初めてでしたが、やっぱり楽しい。道中いろいろな楽しみも見つけて、もう少し後にも行ってみようかな・・・と思っています。(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.05.04

あかやしお・・・大不作

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(あかやしお・・・宗屋敷尾根中部にて)

ええと・・・昨日、画像掲示板の方には速報という形でお伝えしましたが、昨日(05/03)は恒例のアカヤシオのお花見ということで秩父の熊倉山へ行ってきました。

コースは毎度おなじみの宗屋敷尾根を上がって聖尾根を下るという、例年だったら静かな環境でアカヤシオを存分に楽しめるコースです。

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(長尾根・秩父市街を望む。宗屋敷尾根836m峰附近より)

んが、実際はアカヤシオの花の少なさに唖然茫然の一日になってしまいました。

よくよく考えてみれば、駅からの歩き出しで遠目に見る尾根・稜線が例年だったらぽつぽつピンクに染まっているのに、それが全く見えなかった。その時はちょっと早かったかな~と軽く思っていたし、事実 下の方はそれなりに咲いていたのです。

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(シラカケ岩より・・・右上は長沢山)

事の深刻さに気がついたのは1284m峰に上がったとき。例年ここからピンクに染まった尾根歩きが続くのに、周囲が異様にスッキリしているのでおかしい、と思って周囲をよく見てみると、花や蕾が少ない若しくは全くつけていない木々が大半。

思いもかけない様子に茫然自失と尾根を詰めても様子に変わりなく、稜線に上がった時点で諦めがつきました。普段はハズレなしな↑のシラカケ岩や↓の聖尾根の1307m峰もこんな状態でした。

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(聖尾根1307m峰にて)

確かに去年は見事な花つきではありましたが、アカヤシオはシロヤシオと違ってあたりはずれの波が小さいものだと思っていました。現にアカヤシオの花期に通い出してから丸八年経ちますけど、ここまで少ないのは初めてのことです。

去年咲きすぎた反動なのか、それとも寒くて雪が極端に少なかった冬の影響があるのか・・・不作の原因は私には皆目見当がつきませんが、こんな年もあるのですね。

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(聖尾根802m峰附近より)

GWを過ぎてから見頃になる長沢背稜や両神山などはどうなるのだろうか。。。

今回歩いて気がついたのは、下の方はまぁまぁ普通に咲いていたのに、1200mを境にして花が極端に減っていた事。なので今後見頃を迎える標高の高い所の状況が非常に気になっているのです。

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(ひかげつつじの花つきは例年通り)

今回はアカヤシオの少なさにかなりガックリでたが、下の方での芽吹きに眩しいまでの新緑。そして寒い日が続いたせいか、普段は探しまくるカタクリやイワウチワが普通に見られて、なぐさめてくれました。

とにかく今の時期の山は生命のエナジーに溢れ、歩いていて一番元気の出る季節。これにメゲずこれからもガンガン歩いていこうと思っています。(^^)
 

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