マミエ尾根から小金沢山
(露岩混じりの黒木の尾根・マミエ尾根上部にて)
GWを前に真木小金沢林道がようやく開通して、土曜(04/29)はながらく懸案となっていた小金沢山の東尾根たるマミエ尾根を歩いてきました。年がら年中低山を徘徊している私にとっては本当に珍しく2000m峰が続いています。(^^ゞ
とはいえ毎度毎度大峠までひとりでタクシーなどというブルジョアオナシスな事はできないので(笑)、今回はかずさんのお誘いを受け、hllwalkerさんと三人で大峠までのタクシーを同乗したというのがミソ。おかげでひとり頭2200円で済みました。<(_ _)> <(_ _)>
(小金沢山林道分岐よりマミエ尾根の姿)
大峠で雁ヶ腹摺山へ向かわれるhillwalkerさん、かずさんと別れて、今回も石小屋尾根の時と同様ゲートをくぐって小金沢方へ林道をてくてく下っていくスタート。のっけから長峰や牛ノ寝通りを見下ろしながらのはじまりはアプローチがそれしかないとはいえ、ちょっと倒錯していますね。
40分弱で石小屋尾根の駐車場を過ぎ、そこからひと下りすると左へ小金沢山林道が分かれており、今回はそちらに入ります。
(マミエ尾根1580m峰附近にて)
しばらく行くと再び分岐があり、ここはどちらの道をとってもマミエ尾根には行けるのですが、やはり行くからにはできる限り尾根をトレースしたいのでここは右の道に入り、もったいないけどなおも下っていきます。
そしてしばらく行くと、道は発電所の入口と思しき厳重なゲートのかかるトンネルについた所(地形図で道の途切れている所)でおしまい。この先は行けないのでトンネルの右脇から尾根に取り付きました。
(マミエ尾根1580m峰より・中央奥が小金沢山)
尾根はスズタケの被るカラマツ、ヒノキの植林ではじまり下道は明瞭。尾根の全貌を見てもわかるように、岩コブの続く痩せた露岩の尾根という感じです。でもスズタケの濃い所が所々にあり手前の石小屋ノ尾根よりかは歩きでがあると思います。
そんな尾根なので所々展望も楽しめるのはgoodですけど、天気がイマイチだったのがちょっと残念。1580m峰からひと登りした1660m圏辺りから徐々に黒木が現れ、ようやくそれらしい雰囲気になってきます。
(マミエ尾根上部にて)
とはいえ、良い雰囲気な黒木の林というのは尾根の南面が伐られていることもあってごく一部。スズタケや幼木低木灌木の藪に阻まれながら登っていき、周囲にシャクナゲ(おそらくハクサン)が現れて喜んでいたらすぐに小金沢山の山頂に着いてしまいました。
当初は順調にいけば小金沢山か気持ちのよい狼平でランチと思っていたのですが、稜線にはガスがかかりだして強風も吹き付けるという、とてもそういう気分になれない天気だったので、一休みしただけであっさり下山開始。
(狼平より)
今回も狼平へ下る間が凍結していて、これも難所の一つでした(笑)。しかしさすがにGWですね、さして人通りの多いと思えない狼平へ下るまでの間に20人以上のハイカーとすれ違ったと思います。
上日川峠もそんなわけで周囲は車車車で大盛況。裂石へ向かう道中も午後なのに結構すれ違ったのには驚いたけど、よくよく考えてみれば小屋は近いんですよね。介山荘は好きな小屋だけどもう8年近く泊まってません。夏のお花がごっそり減っちゃったし。。。
(ミツバツツジは裂石に近い所でようやく)
芽吹きやミツバツツジは下の林道へ出る辺りからようやく見られました。まぁ山もそうだけどスタートがスタートだから(笑)これはしょうがない。というか今回は懸案の尾根を歩けただけで満足だし、今回で大菩薩の稜線から派生する主立った尾根をだいたい歩けたという、一区切り感もあったりします。
そんな喜びもあったし、行きがけの事もあり気持ちが大きくなっていたか、帰りも塩山から特急を使うという普段ではあり得ない行動に出てしまいました(笑)。それでもこの日使った金額は大峠へのタクシー代よりも安く上がっているのです。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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