« 春めく道志の山山 | トップページ | 04/01 三ヶ木~月夜野線ダイヤ改正 »

2006.03.18

またまた春の前道志

b060319a
(塩瀬沢・・・二俣手前のナメ滝)

ここ数日気温の高い日が続いて一気に春めいてきましたね。今週ももちろん?ここのところ続いている中央線沿線・・・前道志の山々。ということで土曜(03/18)は先月こちらを歩いた時に矢平山西側の雑木に覆われた山肌を見てから、近いうちに歩こうと決めていた矢平山北西尾根を歩いてきました。

今回はその北西尾根を登路にとって前道志の稜線にあがり、稜線を西へ倉岳山まで行き、懸案ともなっていた北東尾根747m峰の北支稜を下降するコース。実は最後の最後にちょっとした余禄??もあったのです。(^^)

b060319b
(矢平山はもうすぐ・矢平山北西尾根上部にて)

筆まかせさんが本で紹介されている矢平山北西尾根本来のルートは瑞淵寺まで歩いてから塩瀬沢沿いに遡るのですが、ちょっとした目的もあり今回は塩中橋のたもとから沢へ下っている道に入ってさっそく入渓。

沢に降りてまず驚いたのがその水量の豊富さと意外とも云える渓相の良さで、前道志の山の浅さを考えれば深山幽谷も決してオーバーな表現ではないですね。さすがに新しい林道の通る一ノ瀬橋まではボサっぽかったですが、そこから先はスッキリします。

b060319c
(舟山からの下りしなより、倉岳山までの稜線)

なおも沢をつめて、目的だったハナメコノメにも無事に逢えたしそろそろ径路へあがろうかな、と思いながらなおも行くと、沢が右へ直角に曲がる手前辺りで右岸に本来のルートを見つかり、ここで径路に這い上がりました。

径路を辿るとほどなく良い休憩ポイントにもなりそうな二俣に出て、ここで北西尾根に取り付きます。

急な尾根をせっせと登り周囲の様子が見えてきた所でまた驚いたのが、塩瀬沢流域の山肌の大半が雑木林に覆われており、植林がかなり少なったこと。あの流域の規模であの水量があった理由はここにあるのかも、と思いました。

b060319d
(鳥屋山の辺りだったと思う)

もちろんそんな北西尾根も露岩混じりの雑木林が続く尾根で、あがってから間もなく南アが見え出したのが嬉しかったし、ダンコウバイやキブシも咲き始めて楽しい道のり。

矢平山にあがったらすっかり春模様になった稜線を西へ行き、はからずも稜線から外れた751.3m峰で先月同様にランチ。ランチ中に曇ってきた事もあり早めに切り上げて倉岳山に向かいましたが、今回は曇っていたにもかかわらず富士が見えていたのは幸運でした。

b060319e
(北支稜にも道標が・倉岳山北東尾根747m峰附近にて)

下りの倉岳山北東尾根を歩くのも丸三年ぶり。747m峰までは雑木と植林に分けられた、急ながらもふかふかの道のりは変わり無し、ですが747m峰のすぐ先の分岐には「梁川」と記された私製の道標がありました。

そしてその分岐で右に曲がらず、なおも直進するのが北支稜で、通せんぼを越えて先を行くとこちらにも「下畑」の同じ道標があってビックリ。最初はアカマツ立ち枯れ・倒木の夥しい荒れた雰囲気が続きます。

b060319f
(この先みつやぶ・桂川右岸の径路にて)

そんな様子もまもなくスッキリすると、尾根上には明瞭が道筋が現れてまたビックリ。道筋は藪っぽい箇所があるものの、その下にある急斜面を大きく捲いたりしながらも尾根に沿ってしっかりついており、これはこのまま行けるかも、と思っていたら尾根末端部に近づくと道は尾根から西へ外れてしまいました。おそらくこの西へ外れる方が下畑への道なのでしょうね。

ここでそのまま道筋を追う事を考えたのですが、尾根筋はまだまだ明瞭だったのでなおも尾根の方を追うと、桂川の流れが見える尾根末端で尾根を東西に乗り越す明瞭な道に飛び出してまたまたビックリ。

道は藪が被るものの明瞭で西へ行けばすぐに下畑へ出られるのだろうけど、もしかしてこれは立野(梁川)へ繋がっている桂川右岸の古道なのでは?と思いつき、ここで時間もある事だしダメもとで東へ辿ってみる事にしました。

b060319g
(右岸径路も後半はしっかりした道)

実際に径路を辿ってみると不明瞭な箇所が多く、沢を渡る所で捜索したり、思いもかけず大藪漕ぎな場面もありましたが、きちんと繋がっており、後半は林道状の明瞭な道になって無事梁川駅にたどり着きました。

今回は春の低山をのんびりと楽しむつもりだったのに、思いもかけない径路探索がプラスされて、楽しく充実感のある山行きでした。それに今回歩いた桂川右岸の径路もあの附近の地図を見るたびに、おそらくあるのでは?と思っていたので、それが確認できたのも嬉しかったです。

こうなるとあとは下畑と繋げてみたい所だけど、実行はいつになる事やら。。。(笑)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

|

« 春めく道志の山山 | トップページ | 04/01 三ヶ木~月夜野線ダイヤ改正 »

【前道志・道志・丹沢 2006】」カテゴリの記事

コメント

いや~、あそこはここまで来たんだからもう行くしかない!って感じでした(笑)。

よい子のみんなは下畑へ行きましょうね~。(^_-)

投稿: komado | 2006.03.26 20:21

桂川右岸は閉口するようなみつやぶですね。
僕ならUターンしちゃうかな。
思わぬ道の発見と寄り道は僕も読んでいて楽しかったです。

素敵な歩き方をされていますね。

投稿: かず | 2006.03.24 22:31

ごめんなさい。今回は文章と写真がかなーり不一致でしたのです。<(_ _)>

あの藪は桂川右岸径路のやつ。下畑へ下る分には明瞭な道筋を追っても、末端から右岸径路を西へ行っても、おそらく大したことはないと思いますヨ。

投稿: komado | 2006.03.20 19:21

トップの写真が、先日見た、すてきなナメ滝だったので嬉しくなりました。
それはさておき、倉岳山のことです、
下畑の道標はわたしも見たし、そんなに古そうでもなかったので、よい道が通じていると思っていました、でも不明瞭なトコロやヤブなどもあったのですか。最後の古道に行き当たったくだりは、読んでいて楽しかったです。REPも楽しみにしています。

投稿: ba_sobu | 2006.03.19 22:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: またまた春の前道志:

« 春めく道志の山山 | トップページ | 04/01 三ヶ木~月夜野線ダイヤ改正 »