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2006.02.27

そろそろ50000・・・

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(02/11・セギノ沢とバケモノ沢の中間尾根にて)

普段カウンターなんてほとんど気にしないんですけど、最近は50000に近づいてきた事もあってけっこう気になってます。しかし、開設してから2年チョイで5万とは・・・実はつくっている本人が一番驚いているのです。

もお何遍も云ってますけど、奥多摩や中央線沿線など南関東の低山の・・・しかも登山の対象から甚だ疎外された山歩きを続けている、甚だ偏ったしょうもないページなのに・・・私が云うのも何ですが、これは一体どういう事なのでしょうか??(笑)

松浦さんの本の売れっぷりを見るまでもなく最近の傾向から見ても、いわゆる「バリエーションハイキング」が注目されつつあるのは私自身肌で感じている事ではあるんですけど、長年しこしこと、そして孤独に歩いてきた身には未だに信じられないという気持ちもあります。実のところ。



でも、ありがとう。
 
 
 
ほんとうにありがとう。



今年に入って遅延の限りを尽くしているのに
なおもメールをくださる方々には特に。<(_ _)>



これからも私の好き勝手にやっていくページのままではあると思いますけど、みなさま呆れずにおつきあい頂けたらと思います。


あっ、あとキリ番の方にはお山でヱビスのつもりですので、報告してもらえると嬉しいです。(^^)

 
・・・・・☆

あとも一つ。リンクの方に細野山で偶然遭遇した(写真の主でもある)八木さんのサイト四季の山便りを追加しました。

八木さんもほとんど毎週精力的に歩かれているようで、関東周辺のマイナールートを含む山歩きの数々を読みやすく、そして素敵にまとめられています。みなさま、ぜひご覧ください。(^^)
 

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2006.02.20

前道志も春の装いへ

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(矢平山への登りしな)

2月に入って寒さも随分と和らいできて、そろそろ春の兆しも感じられるようになってきましたね。先週でいちおう猟期も終わったので土曜(02/18)は春を探しに久しぶりの前道志。

今回は秋山の無生野からフジノタ沢と穴路沢の中間尾根・・・倉岳山南尾根を登路にとり、倉岳山からは前道志の主稜線を東へ矢平山まで行き、デン笠・金ピラ山と繋げて歩いてきました。

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(倉岳山南尾根から見る倉岳山の姿)

久しぶりに乗った無生野行きのバスも団体さんがいたこともあり、あの便にしては結構な人が乗っていて驚きましたけど、終点まで乗ったのはやはり私ひとり。

このバスは無生野より先の朝日山や倉岳山への登山口がある赤倉岳まで送迎してくれる(転回場があるため)のですが、今回は丁重にお断りして無生野で降り、まずは地形図の破線路になっている立野峠みちに入ります。

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(南尾根にて)

峠道はフジノタ沢の右岸に沿ってついていて道も明瞭。しばらく行くと峠道が木橋で左岸へ移る場所から左に踏跡が別れていて、それを辿るとまもなく尾根に。そしてしばらくは植林の中を行きますがやがて雑木林が混ざるようになって、尾根は意外や明るい雰囲気。まったく期待していなかった事を割り引いても悪くない雰囲気だと思います。

やがて伐採跡の灌木帯にでると展望も良くなり、行く先の倉岳のいつもとは違う姿に、そして高畑山の意外な端正さに驚きつつ尾根を詰めるとあっけなく稜線の登山道に飛び出します。そして最後の急な登り10分ほどで山頂でした。

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(細野山より。右手の山は秋山廿六夜山)

登りだしが遅い事もありさすがに山頂には先客さんが数名いましたが、曇っていて寒いし富士も見えないので少々滞在しただけで来た道を引き返し矢平山へ向かいました。

主稜線の道は雪はないけど泥濘にもなっておらずとりあえずは歩きやすかったです。雑木の尾根道が続くだけでなく、細野山辺りでは南面が伐採地になってる事もあり展望を楽しめたのもまた良いアクセント。(^^)

ただ、天気が曇りがちだったのが惜しかった、というよりこの日は前道志の稜線が天気の境になっていたようで、向かいの扇百蔵権現の山山には日差しが燦々と降り注いでいる様子がチト恨めしかったです。

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(舟山の辺りだったと思う)

んで、今回歩いていて一番楽しかったのが寺下峠から矢平山への道のり。道中急ではあるものの、雑木美林の尾根にこれまた雑木をまとった矢平山の姿が頼もしく見えます。天気も回復してお昼を回ったのに2月に入ったせいでしょうか、まだ眩しいくらいの日差しがその尾根道に彩りを加えて、そんな様子にしんどいのも忘れて心が浮き立つひとときでした。

しかしそんな良さげに見えた矢平山も東側は植林が大半で少々ガッカリ。デン笠へは新大地峠から一度林道を突っ切ってそのまま行く感じで、ここは高柄山へ向かう方が却って気を遣う感じです。

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(金山峠附近にて。バックはデン笠)

林道を突っ切ってからもしばらくは植林が続きましたが、しばらく行くと再び雑木林に変わり、これまた意外で楽しく好ましい道のりデン笠の少し先まで続きました。

さすがに金ピラ山附近からは灌木の藪に倒木が現れて歩きづらい箇所も出てくるけど道筋は至って明瞭です。ただアップダウンがなかなかキツく、植林が多くなった事もあり一古沢までの予定も結局は桜井峠で打ち止め。峠には秋山側から林道がのびており県道までは10分ほどでした。

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(金ピラ山の金比羅さま)

今回久しぶりに前道志を歩かせてもらったんですけど、失礼ながら思いの外、本当に楽しかったです。マンサクやダンコウバイも遅れ気味ではあるものの蕾をそれなりに膨らませているし、春の草花もスタンばってる。それに最初だけちょこっと触れた無生野からの立野峠みちも非常に気になる所。

でも冬と一番違うのが日差しの明るさ。ちょっと前ならお昼を回るともう頼りなくなっていたのに、今はぜんぜん明るい。光の春とはよく云ったものですね。これからは花粉のしんどい時期でもあるんだけど、山行きのたびに彩りが増えていくこれからの時期は一番ワクワクする季節でもあるんですよね。(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.02.13

道志から地蔵平、そして畦ヶ丸へ

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(朝の城ヶ尾峠)

まぁほとんど年一ぐらいなんだけど西丹沢にボチボチ入るようになると、だんだんと気になってくるのが大又沢の上流部にある地蔵平の存在。

公共交通機関ハイカーの私がここに行くには浅瀬入口から延々林道を歩くか、細川橋から二本杉峠を越えるのが現実的な線なんだろうけど、新松田へ出る事自体 煩わしい身ではなかなか行く気になれなかったのですが、今回ba_sobuさんの力をお借りしてようやく実現に漕ぎつけました。(^^)

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(城ヶ尾峠からの径路が合わさるまではこんな感じ)

ということで土曜(02/11)は道志側から西丹沢への山歩き。今回は三ヶ瀬川東沢の水晶橋から城ヶ尾峠にあがって地蔵平へ降り、セギノ沢とバケモノ沢の中間尾根を辿って畦ヶ丸へ登り返して、城ヶ尾峠に戻るというコースを組んでみました。

心配していた林道の方もゲートのかかる水晶橋まで無事入れ、城ヶ尾峠までは日陰で少し寒かったけど10cmほどのまっさらな新雪が積もる素敵な道のり。地蔵平への道はその城ヶ尾峠から別れているのですが、その径路の峠から城ヶ尾山の南尾根までトラバースする箇所が悪いらしいので、大事をとって今回は一度城ヶ尾山に上がってから南尾根をそのまま降りる迂回ルートをとりました。

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(地蔵平の一角・右手がセギノ沢とバケモノ沢の中間尾根)

城ヶ尾山からの下り初めは美しい自然林の許スズタケが煩いのですが、下道は明瞭でマーキングも複数つけられているようにやはり迂回路して使われているようです。菰釣-大栂の間から顔を出す富士の姿も新鮮に映ります。

ほどなく東から城ヶ尾峠からの明瞭な道が合わさればあとは降りるだけで、信玄平を過ぎるとまもなく植林に突入。気がかりだった南尾根下部で道が東に外れる所も、道なりに曲がってくれるので間違えようがなく、あっさりと地蔵平に降りてしまいました。

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(地蔵平の地蔵堂)

地蔵平のシンボルとも言えそうな地蔵堂が暗い植林の中にあったのが意外でしたが、さっそく参拝して少々休憩。本当は南にあるらしい集落跡(かっては小学校もあったとか!)もぜひ見てみたかったんだけど時間の都合で今回は割愛せざるを得ませんでした。

さて今回は地蔵平からが本番。目的のセギノ沢とバケモノ沢の中間尾根はセギノ沢沿いの廃林道をしばらく行くと難なく取り付け、尾根中部の1003m峰まではスズタケの被る暗い植林の尾根続きます。丹沢というか西丹沢は植林帯にまでスズタケが絡む事が多いと思うんですけど、アレはいったい何故なんだろう。理由を知りたい。

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(中間尾根中部の自然林)

そして次の1010m圏のピークに着くと、ようやくとも言えるブナ自然林との再会にほっと一息。水晶沢を挟んだ対岸の山肌も遠目から見ても大木とわかるような木々がボンボン立っており、非常にそそられます。やはり一度は東海自然歩道の旧道も歩いてみないといけませんね。

そんな光景に出逢えて気分も上々。でも尾根の右側はまだ植林が続いているせいでランチ場に適した日の当たる緩斜面がなく、ランチ場を探してなおも尾根を辿ったのですが、旧道を突っ切りなお先を行っても藪は深くなるばかり。

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(大界木山への登りしなだったと思う)

結局なにも食べられないまま稜線の登山道に出てしまい、ヘロヘロになりながら畦ヶ丸の避難小屋までなんとか上がってようやくランチ。この時点ですでに14時を回っており、ここまでお昼が遅れたのも本当に久しぶりの事で、快晴で気温も上がって暖かかったのが救いかもしれません。

ようやく人心地を取り戻したら、畦ヶ丸に寄って帰路についたのですが、大界木山への登りがこれまたしんどく、城ヶ尾峠に戻ったのが16時半。そして水晶橋戻りが17時過ぎと思いもかけず長い行動なってしまいました。

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(城ヶ尾峠より・・・屏風岩山の下に中間尾根が通っている)

しかしこの県界の稜線(甲相国境稜線)も自然林が多く、なかなかの雰囲気。それに落葉している事もあり周囲の山山の様子をよく見る事ができたのも収穫で、今まで想像だけだったプランが現実にちょっとだけ近づいてきたような・・・そんな気分にもなった山行きでした。(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2006.02.06

ごくごく普通に?鷹ノ巣山

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(鷹ノ巣山山頂にて)

鷹ノ巣に限らずそうなんですけど、北斜面から石尾根に上がった時の・・・その上がった瞬間の開放感がたまらなく好きです。通い慣れた道でも稜線が近くなると未だにドキドキしてしまい、自然と早足になってしまいます。

ということで日曜(02/05)はそんな鷹ノ巣山。今回は稲村岩尾根を上がって鷹ノ巣に上がったあとは、捲き道経由で六ツ石山へ行き、最後は当然ながら?チトひねって山ノ神尾根を下降してきました。

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(稲村岩尾根中部にて)

普段は早朝でも必ず誰かは入っている稲村岩尾根も今の時期となるとやはり私ひとりだけ。登りだしは寒いながらも雪はなく滑り出しは快調。

好天の許、快調に稲村岩のコルに上がって稲村岩尾根を辿り始めるとここはやはり人通りのある登山道。1200m附近から断続的にアイスバーンが現れて歩きづらくなったので、ここでチェーンを装着。しばらくは快調でしたが、30分ほど経つとまた滑るようになったのでおかしいなー、と思って足許を確認したらなんと両足ともにチェーンが切れていて使い物にならなくなっていました。

要は前に使ったのが2年前で(しかも洗いもせずにそのまま放置)点検もせずに持っていったのが仇となったのです。

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(石尾根縦走路・捲道の様子)

これはヤバいなーと思いつつ尾根を詰めていくと、ヒルメシクイノタワが近づく頃にはとうとうアイスバーンが続くようになりもう大変大変。木に枝に岩にそしてスズタケに捕まりながらなんとか足場を確保して登っていく感じになってしまい、鷹ノ巣山までがこの日一番大変な行程でした。

鷹ノ巣山に上がるとさすがにポツポツ人がいましたが普段に比べれば少なすぎるぐらいで、目の前の大きな展望を楽しみつつのんびり休憩。とにかく鷹ノ巣からの展望は本当に素晴らしい!個人的には雲取よりも好きです。(^^)

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(六ツ石山にて)

のんびり休憩してもまだお昼前だったので、今回は3年ぶりに捲道経由で六ツ石山へ向かいました。もちろん展望には恵まれませんが、ここも自然林が美しく、とても素敵な道のりです。

尾根道と合わさり六ツ石山西鞍部に下ると道は北側を捲き出すのですが、ここがまたアイスバーンになっており、こりゃ たまら~んとばかりに登山道と離れて直に六ツ石へ詰めてしまいました。(^^ゞ

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(山ノ神尾根上部の雑木林)

いつの間にか立派な標識の立っている山頂で一息ついたら、となりの狩倉山へ向かいさっそく山ノ神尾根の下降開始。

尾根上部は美しい雑木林のもと、のんびりしたくなるような広尾根もあったりしてなかなかの雰囲気。心配していた1250m圏の露岩帯は凍結もなく東側を慎重に捲いて下ります。そして1200m圏を過ぎると東側が植林になりますが、西側は雑木が続いてなおも好ましい雰囲気。こんな事ならもっと早く歩いておけばよかったです。

小菅山(989m)を過ぎると暗い植林帯に入りますが、尾根が広いせいか踏跡が皆無で、そんなものなのかなーと思いながら降りていたら、実は一つ北の尾根へ外れていました(笑)。

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(山ノ神尾根、1250m圏露岩記号の場所)

慌ててトラバースして尾根に戻るとそこには明瞭な道筋がついていて、無事 小菅の伽藍神社に到着。でも今回はここからがしんどかった。

小菅から大沢へ下るのも結構かかったし、大沢に着いたら運の悪い事にバスは10分前に通過したばかり。結局奥多摩駅まで40分弱の歩きが加わって、バスの事でガックリした事もあり駅までの道のりは本当に長かったです。

帰りはちょっとしんどかったけど、好天の時の石尾根はやっぱり楽しいですね。でも今シーズンは果たしてスノーシューの出番があるだろうか。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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