西からぐるりと王岳へ
(王岳山頂より・・・わかりづらいが左奥の山中湖が結氷して白く見える)
結局先週の雪も大したことはなかったので、土曜(01/28)は先週予定していた御坂の王岳へ行ってきました。
今回は王岳南尾根の初訪の折りに歩きそびれた五湖山南尾根(といっても途中で東へ折れ曲がっているのですが・・・)から、御坂主稜を東へ辿って王岳へ。そして下りはこれまた王岳南尾根初訪の折りから懸案となっていた根場(ねんば)へ直接降りる西入川ルートを歩いてみました。
(樹氷祭りの様子・・・今冬は管理も楽でしょう (^^)
今回一番驚いたのが9月以来の訪問となった河口湖駅の様子で、いつのまにか駅舎の改築工事に入っており、駅舎もバス停の待合室も売店もみんな仮の建物になっていました。
その上、西湖行きのバスが年頭からダイヤ改正されたらしく一番バスが8分繰り下がって07:38発。ちなみに二番電車の河口湖駅着が07:43という、ある意味非常にムカつくダイヤになっています(笑)。
あと甲府行きの方もどうやら改正されているようですのでご利用の際は吉田営業所(0555-22-7131)に確認された方がよろしいかと思います。(ウェブサイトの方は01/30現在、更新されていません)
(△1292.5m峰附近の雑木林)
根場から西へ歩き出して間もなく通りがかる野鳥の森公園では、樹氷まつりの初日という事もあり朝っぱらから意外な人出で、それを一瞥して先を行くともうそこはかの青木ヶ原の一角。いきなり「命は親から頂いた大切なもの・・・」という立看番が車道とはいえイヤでも樹海にいる事を認識させてくれます。
目的の五湖山南尾根には御殿庭でR139と合流し、なおも先へ行った所で分岐する大和田林道を少し入ると難なく取り付けました。
(御坂主稜はこんな感じ)
1126.6m峰に上がると尾根上にはササやバラ藪がやや被るものの明瞭な道筋が現れてまずビックリ。尾根も地形図から歩きやすい広尾根と想像したのは大ハズれで、実際にはやはりここも御坂の一角と思わせる痩せた岩尾根の上下が続く感じ。梢越しながら展望もきき、南ア(特に南部の山山)が大きく見えて堪能できたのですが、開けた所がなかったのでいい写真を撮れなかったのがちょっと残念でした。
でも西精山の標識がついていた1292.5m峰の周辺は小笹の敷き詰められた気持ちのよい雑木林が広がっており、風さえなければもうちょっとのんびりしたかった所です。
(王岳の姿・・・御坂主稜の道すがらより)
藪らしい藪も五湖山に上がる直前だけで、五湖山あがったあとは西の展望台?に寄って早めのランチと思ったんですけど、主稜に上がった途端強風が吹き付けるようになり断念。
しょうがないのでランチ場を探しつつ主稜を西へ向かうも主稜は尾根が痩せている事が多く、適地となると登山道の上とかになってしまい、結局お腹を空かせたまま王岳まで行ってしまいました。ちなみに主稜の積雪は吹きだまり以外で15cm以下とこちらも少ないです。
(王岳南尾根上部のブナ林)
根場から大回りで丸4時間かけ、ようやく王岳に着けばあとは直に根場へ下るだけなので、今回は富士をぼんやり眺めながら心ゆくまでのんびりできました。
そして下りにとった西入川ルートですが、道はまず王岳南尾根沿いに降り、途中(おそらく1490m圏)で尾根を東へ外れてカラマツ植林の中 急な斜面を電光形にしばらく降ります。やがて枝尾根を捉えて右手に涸沢を見つつ尾根伝いに下って対岸に渡り、間もなく堰堤に出ると山道はあっけなくおしまい。
(西入川ルート。夏期は藪っぽいかも)
堰堤からの林道歩きも30分ほどで、結局急いでもいないのに王岳から1時間チョイで根場へ降りてしまいました。おかげで予定より一本早いバスに乗れて、河口湖からはホリデー快速でゆったり帰宅。これは運がよかったです。(^^)
この西入川ルートは道標も山頂にしかないし(なので下りにとったのは正解でした)、植林帯が大半で道の様子から夏期は藪っぽくなる事が予想されますが、慣れた人であれば王岳からのエスケープや根場起点の周回ルートが組めるという意味で使い道は大きそうですね。
ただ私が今後も歩くと言えるかは微妙な所かな。少なくとも時間的な制約がきつくなければ、やはり創研山には寄りたい所ですから。。。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)