鶴ヶ鳥屋山・・・参りました
(大月・都留市境界尾根にて)
11月に入り、恒例となりつつある笹一酒造の新酒祭り向けの山はどれにしようとba_sobuさんと相談した時、ふと浮かんだのが本社ヶ丸と高川山という人気のある山に挟まれてイマイチ地味な存在の鶴ヶ鳥屋山。
大月側からだと立派な山姿を見せているこの山も、個人的には本社ヶ丸の帰りしなに寄った一回きりで、当時はさしたる印象もなく、そのまま私の頭の中から消えてしまって丸六年。本当に久しぶりの訪問でした。
(南東尾根836m峰にて)
今回は都留市側の上大幡から836m峰を通り、高川山からの大月・都留市境界尾根を経て山頂に突き上げる南東尾根を登路に、そして下りは笹一直行尾根ともいえる(笑)北尾根(正確には鶴ヶ鳥屋山西隣ピーク北尾根)をとってみました。
(鉢巻林道からこの斜面を上がります)
とにかく驚いたのが、もちろん植林やアカマツが絡むんだけど南東尾根ののっけから雑木林が続いたこと。藪っぽいのはごく一部で、1000m以下では見頃だった紅葉と相俟って明るい道のり。
尾根中腹の鉢巻林道を突っ切ってからはしばらくしんどい登りが続きましたが、それも高川山から繋がる大月・都留の境界尾根に出るまで。合流したピークから鞍部(1100m圏)に下るとそこは一面雑木林の広い、和やかな鞍部になっていて、まずはその様子にヤられてしまいました。
(市境界尾根にて)
そして山頂へ向け急な斜面と化した尾根を登り始めると、今度は伐り残されたと思われるミズナラやツガ、ブナにイヌブナなどの大木が次々と現れるに至り、もうKO。鶴ヶ鳥屋ってこんなに佳い林を持っていたのですね!
とにかく鶴ヶ鳥屋山を「見直した」とか「侮っていた」とかそんなある意味ゴーマンな感想ではなく、「今まで放置してしまってほんとうにゴメンナサイ <(_ _)>」最後はそう思いながら歩いていました。ホントですよ!
(鶴ヶ鳥屋山山頂付近にて)
山頂(南側が切り開かれて富士が見えるようになっていた)でとったランチは団体さんが入ってイマイチ落ちつかなかたけど、頂稜の自然林も良かったし、下りにとった北尾根なかなか。こちらは要所にマーキングがついており、心配していた鉢巻林道の通過も難なく一安心。
(北尾根は雑木のプロムナード)
こうなればあとは送電塔のある808.0m峰に降りれば巡視路が船橋沢の林道に導いてくれるだろう・・・という考えはやはり甘く、巡視路が尾根の東側についていたのは完全に想定外。
でももう麓も近いので北西の枝尾根を拾って下るとまもなく船橋沢に降り立ち、徒渉。無事林道に上がりましたが、ここでba_sobuさんがなおも沢沿いに延びる道をめざとく見つけたので試しに辿ってみると・・・これが本当に笹一への近道で、R20に出たと思ったら目の前が新酒祭りで賑わっている笹一酒造!ba_sobuさん、ファインプレーでした。(^^)
(笹一酒造、新酒祭りの様子)
受付でコップを貰ってさっそくお酒を頂こうと思ったら、すでにできあがっていた?ゴン太さん(この日は富士急・宝行きのバスも一緒でした)と合流。美味しいタダお酒をたらふく頂き、帰りはひたすらに寝るだけ??
去年も書きましたが、外で飲むというシチュエーションもいいし、とにかく従業員総出で盛り上げている様子はまさにお祭り。本当にいい雰囲気です。(^^) さて来年どんなコースをくもうかなぁ。。。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)