2005.12.26

すでに真冬の装い

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(三頭大滝・・・氷結が進んでいました)

先週、五十人平で強風吹く中めげずにランチをとったせいでとうとう風邪をひいてしまい、病み上がりの身ではとりあえず軽い所がよかろうぞ・・・ということで日曜(12/25)は久しぶりに三頭山へ行ってきました。

まぁ三頭山がいくら楽な山になったからとはいえ、12月から翌年の2月一杯までは都民の森へ行くバスが運休しているので今の時期はしっかり数馬からの出発です。(^^)

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(大沢山東尾根でみかけた木々)

そこそこハイカーの乗っていた数馬行きの一番バスも終点に着けば結局三人のみで、本当に久しぶりだった三頭沢の登山道を40分ほど行くと都民の森に入り(今回はけやきの路から入った)、人の気配がまるで感じられない三頭大滝には歩き出してから一時間ほどで到着。

滝は↑上のトップの写真の通り予想以上に凍っており、私はわからないけどおそらく近年の12月の姿ではないのでは?という凍りっぷり。滝の上も流れが凍っていて寒いけど見事。でも今回もちょっとだけヒネって(笑)その滝上の二俣へ延びる尾根・・・大沢山東尾根を辿ったので氷結鑑賞は距離からするとほんの少しだったのですが、もう充分に満足でした。

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(大沢山直下にて)

その大沢山東尾根、尾根上は灌木にアセビが若干煩いですが、まわりの自然林が素敵で歩きやすい尾根でした。特に大沢山山頂直下が小笹の敷き詰められた広がりになっており、辺りをウロウロ彷徨っても大沢山までは正味50分ほど。

大沢山から三頭山に向かうとさすが山頂にはベンチが埋まるぐらいにハイカーがいたので、展望を楽しんだだけ(おそらく日光連山も見えました)で来た道を引き返し、富士を眺めながら大沢山でのんびりとランチをとりました。

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(槇寄山にて)

が、のんびりランチを取り終えてもまだお昼前。これではこれまた久しぶりな大茅尾根を下ってしまうと帰りのバスまで時間をもてあましてしまう。しょうがないのでここで予定を変更して西原峠回りで下山する事にしました。実のところ大沢山から西原峠の間は15年以上歩いていなかったのです。

その久しぶりだった尾根道も雑木林が多く楽しかったし、槇寄山はなんと展望の山になっていて、傾きかけた西日を浴びた山頂はこれはこれで風情のある山頂だと思いました。

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(西原峠道の下りしな)

でもでも・・・この日のヒットは最後の西原峠道。日が燦々と入る明るい雑木林の道は歩きやすいし、吹きだまりには落ち葉がどっさりと積もっており、その落ち葉をざくざくラッセルしながら下るのは(深い所では股下まであった)、その音が感触が心底心地よくて最高のひととき。

それに西原の集落を見下ろしながら下っていくのもなかなかだし、明るい郷原の台地に降り立つというフィナーレもニクい。棡原にしろ西原にしろ鶴川沿いは明るい集落が多いんですけど、実際に歩いた所になってしまうと意外に少ない。要はバスやバイクで通る時に眺めている事の方が圧倒的に多いということで、今回久しぶりに歩いてみて、他の集落も実際に歩いてみたいなという気持ちがちょっと湧いてきました。

・・・・・☆

ということで12/25、数馬~三頭大滝~大沢山東尾根~三頭山~西原峠~郷原を歩いてきましたが、今回REPの方はありません。悪しからず。<(_ _)>
 

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2005.12.18

塩沢から石尾根へ

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(1587m峰の南東尾根を捲き終えた辺り・・・バックはヨモギ尾根上部)

しかし今年は冬の訪れ方が早く普段がけっこう寒い上に、先週所用でお山へ行けなかった間にとうとう低い所でも積雪がありこりゃイカ~ン!ということで土曜(12/17)は当初の予定を変更。年明けにでも、と思っていた塩沢沿いの水源林巡視路から奥甚助尾根を歩いてきました。

10月に栗ノ木ダワ尾根を歩いたのも、そもそもはこの塩沢沿いの巡視路と奥甚助尾根が念頭にあった、というか下見を兼ねていたのです。

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(ワサビ沢附近にて)

今回はいつもの電車でなんとシマダさんとバッタリ(雲取~鷹ノ巣日帰りなんて元気ッスね~)。バスも一緒でしたが、終点まで乗っていたのは当然ながら?私ひとり。今回も塩沢橋まで林道をえっちらと歩いていきます。

塩沢橋から塩沢沿いにしばらくいった所でヨモギ尾根の登山道に入り、今回も右の沢道をとりました。

当初は植林の中、徐々に高度を上げながら塩沢を高捲く感じで行きますが道はしっかりしており、ワサビ沢の手前辺りから自然林も混ざるようになり徐々に雰囲気が出てきます。

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(奥後山への分岐の手前辺り)

そしてワサビ沢を渡ってしばらく行き、道が1587m峰の南東尾根を絡む辺りで奥後山への登山道と塩沢沿いの道の分岐があるのですが、これがちょっとわかりづらい、というかわざとそうしているのでしょう。(分岐の性質上、くれぐれもマーキングをつけるようなおバカな真似はしないように!

分岐から一旦先へ行くといきなり道が荒れ出して一瞬焦りましたが、しばらく行くとまたしっかりした道形を取り戻し、素敵な自然林の中見慣れぬまわりの山稜を楽しみながらゆるゆる行くと、道は下りに転じてまもなく奥甚助クボに降り立ちました。(おそらく1200m辺りじゃないかなと思う。)

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(奥甚助クボにて)

ここは沢の水量も多いし、明るく落ち着けるいい場所でした。頃合いも良かったのでここでランチにしても良かったのですが、せっかく石尾根に上がるんだから・・・ということで対岸に渡ると急な斜面の上にしっかりした切り開きが延びています。

道はまず東へトラバースする感じで延びており、奥甚助尾根に乗ればあとは尾根伝いの快適な道。切り開きは3m以上あってスズタケは被らないし、道も急な尾根を忠実に辿るのではなく、つづら折れになっていたので歩きやすかったです。一昔前のハンギョウ尾根を想起させるような感じといったらいいのか。

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(奥甚助尾根にて)

奥甚助クボから石尾根の縦走路までは1時間20分ほど。すぐ先は予想通り五十人平のヘリポートだったのでこの附近でランチにしたのですが、風が強くてこの時ばかりは展望にこだわった自分を呪いました。

石尾根は思ったよりも雪が少なく総じて10cm以下でしょうか。でも久しぶりにサラサラの雪を蹴散らしながら歩く感触が思いの外懐かしく、その展望と相俟ってたいへん楽しいものでした。(^^)

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(一応石尾根の様子も・・・ブナ坂にて)

んで七ツ石山に寄った後は、これまた久しぶりに登り尾根を尾根通しに下降。

堂所から1214m峰迄はアセビ・灌木の若干被る痩せた尾根なのですが、その先は雑木にカラマツ植林のからむ広尾根が本当に心地よい所で、傾いた夕日の色に染まった林の中をゆるゆる歩くひとときは、この時期最高のフィナーレだったのかもしれません。

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(登り尾根1214mからの下りしな)

しかし、今回の塩沢沿いの巡視路はなかなか楽しかった。沢から石尾根へ上がるルートというのも貴重だし、何よりその効率の最悪さが(笑)いちばんの魅力かも知れません。ここも緑の覆う時期にもう一度歩いてみたい、今回歩いてそう思いました。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.11.20

山は冬の装い

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(グミの滝・・・高さ約25m)

今週に入ってめっきり寒くなってきましたね。
お山の方もつい一月前までは汗をかきかき、水も結構消費していたのに、朝は寒いし、夜明け前の空はきれいだし・・・どうも今までの「暖かい」という感覚が残っていて、心も体もついていけてない感じです。

そんな訳で土曜(11/19)は久しぶりだった蕎麦粒山。
今回は笙ノ岩山南西尾根たる神庭(かにわ)尾根を登路にとり、鳥屋戸尾根の稜線をのんびり散策?、そして蕎麦粒山に上がった後は一杯水へ向かい、これまた久しぶりだった秩父側のグミノ滝の径路を下って川俣に出ました。

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(神庭尾根はこんな感じ)

神庭尾根は大日堂近くにあるおそば屋さんに寄るため用(笑)にとっておいた尾根で、ようやくの訪問。この尾根は末端部の状態がよろしくないので、以前FYAMAで筆まかせさんが紹介されていた、桜平のバス停 目の前にある仕事道の入口から尾根に取り付きました。

尾根は925m峰を境に植林と雑木林に分かれており、925m峰附近では紅葉がまだ盛り。特に紅葉の赤がきれいで今シーズン一番いい状態!(^^)

んでその上は露岩のやせ尾根が続き、急なこともあってあっさりと鳥屋戸尾根からの登山道と合流。笙ノ岩山頂附近のスズタケもすっかりなくなっており、パスすることなく山頂にも寄れました。

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(鳥屋戸尾根・稜線上の自然林)

笙ノ岩山からは鳥屋戸尾根の東を捲く登山道ではなく、ブナ・ミズナラの大木が多い自然林を愛でながらのんびり尾根上を行きます。鳥屋戸尾根は展望の良い東側もいいけど、西側の自然林もこの尾根の隠された魅力ではないでしょうか。

さすが尾根上は詰めるに連れスズタケが出てきますが、下道もそこそこ明瞭で藪の状態としては4、5年前のタワ尾根といった感じ。とはいえ、笙ノ岩山から蕎麦粒山まで2時間は若干かかり過ぎかも知れません。

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(長沢背稜/都県界尾根の稜線上・棒杭ノ頭附近にて)

蕎麦粒山に着いてまず驚いたのが北面にうっすらと雪が積もっていた事。近年の暖かさに慣れきっている事もあるけど、この時期に雪を見たなんて何年ぶりの事でしょうか。

それはともかく、山頂からは川苔やその奥に広がる東京・埼玉の市街地が見え、それだけで単純に嬉しく、寒い中ついつい長居。その後は捲道である登山道や上の稜線を気ままに歩きながら一杯水へ。

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(北面はうっすらと雪。グミノ滝の径路の下り始め)

下りにとったグミの滝の径路もよく考えてみたら6年半ぶり。

ここもご多分に漏れず下り始めの急斜面のスズタケはすっかりなくなり、のっけから道は不明瞭。その下もマーキングこそ増えていましたが、以前に比べると(特にグミの滝分岐までが)道は荒れていると思います。

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(グミの滝分岐にある作業小屋跡)

そして無事 川俣に降り立てば、あとは大日そばへ直行。
お目当てだった焼酎の蕎麦湯割りがメニューから消えていた??のは残念でしたが、暖かいお店の中でお酒にざるそば、そして変わらぬもてなしが冷え切った体にしみ込みます。(^^)

このお店がある限り17時台の遅いバスも却ってありがたいんですけど、お店は12月から翌年の3月まで冬季休業に入りますのでお気をつけくださーい・・・って云っても  なーんて思う人はほとんどいないんでしょうネ(笑)。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>

・・・・・☆・・・・・☆

あとリンクの方にリブルさんのページ、山と温泉の風を追加しました。

低山高山に季節も問わず歩かれている豊富な山行記録と温泉の情報。それらが全て電車バスといった公共交通機関で行かれている所が凄い。ぜひご覧くださいませ。
 

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2005.11.05

錦秋・錦繍の日原

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(篶坂ノ丸附近にて)

紅葉は遅れてるし、気がついたらすでに猟期に入っているし・・・で文化の日(11/03)はようやくというか久しぶりの日原入り。早くも猟区内は今シーズン最後になってしまうので、歩くコースを考えに考えた結果はやはりタワ尾根。

今回はタワ尾根をウトウノ頭まで上がって四間小屋尾根を下降。途中で尾根を離れて上段歩道の行方を探しながら三又に出て、小川谷左岸の中段歩道をハンギョウ尾根の辺りまで歩いて日原に戻るという小川谷の周回?コースでした。

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(ウトウノ頭の下りしなより、酉谷山、喜右衛門尾根)

ここのところ毎度というか休みが近づくにつれ予報が悪くなっており、今回も天気はあまり期待していなかったのですが、終日曇りベースだったものの晴れ間も時おり覗いてくれ、おかげで標高1100m~1500m位で見頃になっていた紅葉も思いの外楽しむ事ができたのはラッキーだったかもしれません。(^^)

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(四間小屋尾根1388m峰附近の様子)

んで今回も毎度のごとく紅葉の盛りだった四間小屋尾根1388m峰の広尾根でランチをとり、枝尾根を拾って上段歩道の通る滝谷右岸のシオジ平(あくまで私が勝手に呼んでます <(_ _)>)に降りたら、前に頓挫した上段歩道の「その先」探索のはじまり。

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(踏跡薄し、滝谷右岸の上段歩道?)

道はまずシオジ平先の枝尾根に出た所で滝谷に降り、あとは右岸を高捲いていく感じ。が、当初は明瞭だった道もだんだん不明瞭になり、ほとんど斜面をトラバースする形になってしまい、かなり危険な道のりになったのでしょうがなし滝谷の下降に切り替えることに。

しかしその滝谷の下降も高捲きの連続で丸腰・ビブラムの身分ではけっこうしんどい道のりではありました。

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(三又附近にて)

何とか三又に降りたあとは、犬麦林道を終点まで歩いて中段歩道へ。
今回、中段林道を歩く予定はなかったのですが、この日の様子から紅葉の見頃がこの道のライン辺りだったので急遽変更したのです。

中段歩道は基本的に植林の多い道なのですけど、そのぶん右岸とは違って道がしっかりとしており、以前通過に唯一気を遣った滝上谷の辺りも改修されて問題なく通れるようになっていました。

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(小川谷左岸中段歩道、滝上谷にかかる桟道 と ハンギョウ尾根附近)

中段歩道の一番の見所であるハンギョウ尾根附近の自然林ももくろみ通り盛りになっていて、思わずにっこり。(^^) しかしこの日は帰宅時間を厳命されていたので、ここで打ち止めにせざるを得なかったのが心残りだったかも。ここまで来たならやっぱり日原まで通しで歩きたかったなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.10.25

北がダメなら・・・

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(栗ノ木ダワ尾根中部にて)

南があるさ~ (^^)、ということで日曜(10/23)は久しぶりだった好天のもと、これまた久しぶりな奥多摩・石尾根は七ツ石山・・・長らく懸案となっていた七ツ石山南西尾根とも云える栗ノ木ダワ尾根(諸左衛門尾根)を歩いてきました。

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(ミズナラとブナ・・・栗ノ木ダワ尾根中部にて)

栗ノ木ダワ尾根に取付くには塩沢の遡行が必須なのですが、沢歩きはできるだけ避けたい私にとってそれは無理なお話。なので今回はヨモギ尾根の塩沢廻りの道を辿ってから、枝尾根を拾って諸左衛門谷出合に下るという相変わらずの大高捲き戦術をとりました(笑)。

んで、尾根に取り付いたらのっけは広葉樹の二次林で始まり、それを過ぎると意外やツガやアセビの茂る痩せた岩尾根になって藪も消滅。想像では登りだしからスズタケのしっかりした藪が続くだろうと思っていたので、面食らってしまった感じ。

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(七ツ石山山頂)

とはいえそんな楽な行程も1210m圏のピークまで。ピークを過ぎると辺りは色づき始めたミズナラ・ブナの自然林に変わり、スズタケが再び出現。それにつれ色づき始めた木々もポツポツ現れてきましたが、色づきはやはり今ひとつ。そんな紅葉黄葉より、色づく寸前の緑が燦々と降り注ぐ日の光にあたって光り輝いて 殊の外美しかったです。

スズタケが現れてから暫くは明瞭な切り開きがありましたが、1500mを過ぎて左手に雲取や石尾根の稜線が見えてくるとスズタケも濃くなりとうとう下道をロスト。

もう下道を探すのもメンドイし先は見えているので倒木をくぐったりスズタケを乗り越えたりしながらのろのろ進んでいくと、突然という感じで七ツ石南面の捲き道に飛び出しましたが、ブナ坂へは回らずそのまま尾根通し。七ツ石尾根と合流すると下道も明瞭になり七ツ石山の山頂に着きました。

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(堂所への下りしな)

さすがに一応は紅葉の時期、山頂は結構な人出で展望も良好。しかし石尾根の稜線はまだ緑が優勢といった感じでとても10月の下旬とは思えない姿。そんな山頂でのんびり休憩をとった後は堂所へ向かい、片倉谷に沿って通る水源林巡視路を降りました。

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(片倉谷への下りしな)

この片倉谷の径路、道が不安定だったり、不明瞭でわかり辛い箇所もありましたが、大半がミズナラやシオジ、ツガなどの大木も多い自然林・雑木林の中を行く大変に好ましい道。

しかし日の傾きかけた時間になると巡視路の大半を占める右岸側が完全に日陰に入ってしまい、道中暗かったのが本当に惜しかった・・・。この道は午前中に歩けるようなコースを組んでもう一度歩いてみたい、そお思っています。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.10.09

弱った。。。

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(今シーズンの猟の範囲・・・クリックすると大きい画像がでます

ちなみに↑上の画像、赤く囲まれた区域が猟の範囲ではない、というか猟の範囲とは限らないので、要注意!(私も早とちりしました) 今年は川苔や三頭山の北面は指定から外れ、石尾根南面のモクボ谷流域以外は日原川上流域、小川谷に限られているようです。

私にとっては新緑と紅葉の時期は日原・・・なので秋になると必ず日原に通っていたのですが、うちの掲示板でのKandaさんのご報告やHgさんの掲示板を覗いている人はもうおわかりの事でしょう。気がついた時にはもうすでに猟期に入っておりました(笑)。

去年は大々的に猟が入ると予想して9月の半ばからせっせと日原に入って、実際の始まりは11月。今年もそんな感じだろうとタカをくくっていましたが、どうやら悠長すぎたようです。

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(ちなみにチラシはこんな感じ・・・クリックすると大きい画像がでます

猟に関して云えばみなさんいろいろ意見をお持ちの事でしょうけど、私としては植生(特に下生え)の復活、そして夥しいまでにあったのシカの糞が一斉に消えたことを見ても、日原周辺に関して云えばその効果は認めざるを得ません。

ということで個人的には去年同様、基本的に期間中は猟区の立ち入りを自重しますが、長年紅葉の時期に通っている身として、紅葉の時期・・・しかも自然林が最も美しい日原核心部の紅葉狩りを完全に放棄しろと云われても、心ではなかなか納得いかないのもまた事実。なので天気、紅葉の進み具合、自分自身の都合などタイミング次第ではありますけど、一回に限り核心部に入るかも知れません。

それと今月に入ってからその核心部の照会が増えていますが、照会とともに猟の詳細・対策・裏情報などを教えてください、と云われることも増えてきました。しかし私としてはそういった情報は一切持ち合わせておりませんので、関係者とお友達になるとか、足で稼ぐとか・・・ご自分で努力されて情報を収集されるようお願い致します。<(_ _)>

あっ、あと猟の是非についてもこの場で議論する気は一切ありませんので悪しからず。
 
・・・・・☆

今回使った二つのチラシの画像、Hgさんの画像掲示板より頂きました。
ありがとうございました。<(_ _)>
 

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2005.07.16

盛夏のタワ尾根

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(人形山の大ミズナラ)

そろそろ梅雨明けも間近だから盛夏でもいいでしょう。(^^)

先週の記事で自然林の佳い所は葉のある時期にも歩いてみたいと書きましたが、じゃぁ日原だったら・・・ということで、昨日(07/16)はタワ尾根の下部、人形山を二月ぶりに訪問です。

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(ケヤキの巨木・スミ窪にて)

もうタワ尾根は何遍も歩いているし、近年拓かれたかの大ミズナラに至る道も全て歩いているので、今回はタワ尾根と人形尾根(宮内本で云うカロー出合尾根)を分けるスミ窪を遡行してみました。

小川谷林道の入口から山道に入り、燕岩へのルートを分けて右折すると涸れた沢沿いを行きますが、その沢がスミ窪。暫くは巨樹の道の山道を行き、道が左右に別れた所で入渓・・・といっても涸れているのでそのまま詰めるだけだろうと思っていたら、いきなり細いながらも水流が現れてビックリ。

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(スミ窪のツメのあたり)

沢自体はそのすぐ上にある小滝の辺りが若干めんどいぐらいで、あとは周囲の緑を楽しみながらの河床歩きがツメまで続きました。
時間の方は燕岩ルートの分岐から大ミズナラまで40分ほどと、他のルート比べるとやや早い感じです。まぁ距離的には最短なのだからこりは当たり前か。

今回は大ミズナラまでと決めていたので、あとは周囲を散策&偵察したり、珍しく持参してきた黒ヱビスを開けて、昼寝したりと久しぶりの超のんびりモード。下りはこれまた久しぶりに燕岩コースを降りました。

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(燕岩にて・バックはおそらく八丁山)

東日原で山歩きを終え、一息ついたらこれまた予想通りに雨が降り出して妙にいい気分。(^^)(^^)

こういうピリリとしたショートコースも、普段は何かと欲張ってしまいなかなか歩きにいけないので、私の中では溜まる一方。今回みたいに機会を見つけて歩きたいなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.05.16

酉谷と滝谷をめぐる

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(酉谷小屋にて)

はい。今週も準連荘?で新緑の日原 第二弾です。(^^)

今回は去年の大雲取谷をめぐるコースを歩いた時と同様、ba_sobuさんが車を出してくれると言ってくれたので、ならば今回は小川谷源流部を歩いてみよう、ということで酉谷と滝谷をめぐるコースを組んでみました。

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(酉谷最奥の二俣のシオジ林)

歩き出しの天気は今ひとつでしたが、普段東日原を出る時間に林道終点にいること自体 感慨一入なので気分は上々。一歩山道に入れば、新緑眩しい渓畔林が続きます。

喜右衛門坂を越えて再び河床に降りると、道はまもなく左に骨谷を分けて酉谷山南東尾根を絡むんですけどここは素通り。シャク○ゲが咲いているだろう岩塊を左に見ながらなおも酉谷に沿って行き、屋根と外壁だけの酉谷小屋を過ぎて、最奥の二俣で緩斜面に広がるシオジ林をしばらく散策した後、というか散策しながら、ここで南東尾根に取付きました。

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(酉谷山南東尾根にて)

南東尾根は実際も緩くて、どこでも歩けそうに見えましたが、大半が枯れてはいるもののスズタケがそれなりに残っていて、簡単には散策させてもらえません。とはいえ、立派なブナやミズナラが散見される自然林は芽吹き新緑と相俟ってなかなかの見応え。

そして急登になると辺りはダケカンバ林に変わり、枯れたスズタケに気を遣いつつ慎重に詰めていくとあっけなく縦走路に出て、縦走路からは下道も明瞭になり、ひと頑張りで酉谷山の山頂に飛び出しました。

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(酉谷山直下にて)

山頂の展望はかすんでイマイチだったので、少し休憩しただけで下山開始。縦走路を西へ行き、途中のブナ林でランチをとってからタワ尾根を下りて、ウトウノ頭からは四軒小屋尾根を下降。

この日はこの間に曇→雨→晴を繰り返すめまぐるしい天気で、ウトウの頭の下りだしで雨に降られたと思ったらじきにやんで、1388m峰附近の緩斜面を散策していたらまた晴れてきた、という感じ。

とにかくこの晴れ間が怖ろしくクリアで、木々のみどりをこれまた怖ろしいぐらいに鮮やかに染めあげ、同じ場所を全くの別世界に変えていました。

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(四間小屋尾根にて)

さすがにそのみどりは写真には撮れないとわかっていたので心に留めておこうと思ったんだけど、勝手に突き刺さるような強烈な感覚。こんな鮮烈な感覚を覚えるもの久しぶりで、このことが今回歩いて一番嬉しかったことかも知れません。

この日は基本的には曇りベースだったのですが、酉谷源流部~南東尾根やランチをとった縦走路のブナ林、そして四間小屋尾根の1388m峰附近の緩斜面と ここがハイライト と云えるような場所で晴れてくれたのは神の御業なのか何なのか。とにかく昨日はお山に・・・お天気に・・・そしてba_sobuさんご夫妻に感謝です!

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.05.06

奥多摩最奥の尾根へ

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(孫惣谷水松谷にて)

昨日(05/05)は5月恒例となっている新緑の日原シリーズ。今回は「奥多摩最奥の尾根を歩く」ということで、長沢谷最奥の二俣・・・桂谷と右谷に挟まれた長沢山南尾根を歩いてきました。

長沢谷の・・・しかも最奥の尾根へ行くのですから普通なら長沢谷の遡行が必須なのですが、持病のある私にとって沢歩きはかなりしんどい。なので去年のノーナギ尾根同様、孫惣谷から梯子坂ノクビレに上がって長沢谷へ降りる古道をとってみました。

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(孫惣谷ワサビ沢??出合にて)

孫惣谷といっても御供所(今はただのゲート)までは東日原から二時間近くの林道歩きがあるし、そこから水松谷へ降りる高捲き道が難所(道はしっかりしているが徒労感が非常に強い)で、個人的にはここまでがかなりしんどいです。

しかし水松谷に降りてしまえば、あとは素ん晴らしい~!としか云いようのない自然林のもと、沢に沿った非常に快適なルートで、天祖山の傷や採掘の音が玉にきずではありますが、新緑紅葉の時期になると歩きたくなってしまうルートです。

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(長沢谷桂谷右谷出合にて・目の前が長沢山南尾根)

んで、梯子坂のクビレからがこのルートの核心で、薄い踏み跡??を追って下りながら北へトラバースして、1662m峰南の1590m圏から西へ延びる尾根を捉えるのが本来のルート。

しかし今回は慎重に行き過ぎてしまい、ルートも捉えた尾根もイマイチ不明瞭でおかしいな~、って思いながらも惰性で下っていたら、登る予定の長沢山北尾根が間近に見えてきたので明らかにおかしい、ここで慌てて地図を出して確認したら実際は1662m峰の西尾根を降りていた(笑)。要はクビレからの下りが甘く、上の方をトラバースしていたので確認できる沢筋を見落としていたのです。

しょうがないのでここで南へトラバースして一つ南の沢(右谷の枝沢)に降りてみたら、水量のわりに渓が広いので難場はなさそうと勝手に判断。その枝沢を降りて右谷にでました。(よいこのみなさんは決して真似しないでください)

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(長沢山南尾根・長沢山直下のダケカンバ林)

枝沢の出合から下ればまもなく桂谷の出合で、ここが目的の長沢山南尾根の末端。

肝心の尾根はというと・・・長沢谷周辺の尾根をいくつか歩いた感触からあまり期待はしていなかったのですが、やはりその通りで(笑)、アゼビ茂る伐採跡の二次林が大半。上の方でようやく<らしい>コメツガなどの黒木が現れましたが、すぐに抜けてダケカンバ林に入ったと思ったらあっけなく長沢山でした。

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(篶坂ノ丸にて)

やはりこおなるだろうな~、ということは何となく察しがついていたので、あとは長沢山からタワ尾根の頭まで足を延ばして、タワ尾根を一石山神社まで一気に下降しました。

ちなみに新緑は篶坂ノ丸辺りで低木が芽吹き始めで、金袋山より下はもう盛り。ヤマザクラやミツバツツジが彩りを添えてこちらでも新緑の自然林を存分に堪能できました。

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(水源林巡視路・金袋山附近にて)

昨日は始発バスで日原に入って、帰りは最終バス。終日一人旅で(当たり前か)今年もこちらでたっぷり遊ばせてもらった。そんな思いです。(^^)(^^)(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.04.24

アカヤシオ、下見のつもりが

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(芽吹き始まる・・・川苔谷にて)

今週末は下見でも本チャンでもアカヤシオの日と決めて一人で秩父某所へ行く予定だったのですが、Hgさんの所での書き込みがきっかけとなり、お誘いを受けたので急遽予定を変更。ba_sobuさんご夫妻を連れての奥多摩入りとなりました。

今回はHgさんシマダさんかずさんの快速パーティにまぜてもらう形になったので、最初からつきあったのでは足手まといになるのは確実(笑)。ということでこちらが追いつけそうな踊平で合流することにして、久しぶりに下りでは何度か歩いた川苔谷から丸山に上がって踊平に出るコースをとりました。

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(ミツバツツジ満開・川苔谷登山道にて)

川苔谷を歩いたのはおそらく4年ぶり、今回歩いて驚いたのはその道のりの好ましさでした(特に沢沿いの山道)。確かに植林は少なくはないし、この日は好天に新緑といった好条件が重なったことを抜きにしても、そう思いました。

今まで帰りしな、下りにしかとったことがない、と言うこともあるだろうけど、要は見えるものが見えていなかった。奥多摩でも有数の人気コースであることを今回歩いてはじめて諒解した思いです。

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(はじめて訪れた丸山山頂)

今回は踊平へ直に出ることになっていたので、登山道が百尋ノ滝で川苔谷と別れて丸山の山腹を絡んだところで、丸山の南西尾根を捉えて丸山に上がりました。

いつもは林道の乗越す丸山の北鞍部から丸山東面~西面へぐるりと回りこむ水源林巡視路を辿り、丸山南東尾根を捉えて川苔山の登山道に出ていたので、丸山の山頂に上がるのは今回が初めて。丸山直下の緩やかな雑木林はなかなかでしたが、今まで無理して寄らなくて良かったと思えた山頂でもありました(笑)。

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(アカヤシオも見頃・都県境尾根にて)

あとは林道を歩いて踊平に出た所でHgさんと合流。日向沢ノ峰でかずさん(丸山の下りしなに聞いた ヤッホー はかずさんだった!)、そしてシマダさんとの対面を果たして、大休止。休憩中にHgさんからご一緒しません?のお誘いを受けたので、ここで川苔山へ回る予定を変更して、ご一緒に都県境尾根を降りることに。

そしてその都県境尾根では意外なほどのアカヤシオの多さに驚き、Hgさんから様々なお花のレクチャーを受けながらの快適な稜線漫歩続きます。稜線でも芽吹きが始まり、曇ってしまったもののそれは見事でした。

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(薄い芽吹き・棒ノ嶺直下にて)

これまた久しぶりだった棒ノ嶺で最後の展望を楽しんだ後、奥茶屋へ。この道は大半が植林下の道なのですが、下のワサビ田ではこの日一番とも云えるお花の撮影大会になり、最後の最後まで楽しい一日でした。

Hgさんをはじめ、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。また機会がありましたら、その時はよろしくお願いしますです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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