2005.09.19

臼ヶ岳南尾根・・・丹沢の別天地

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(バックは臼ヶ岳・・・臼ヶ岳南尾根1196m峰にて)

この三連休、好天に恵まれ山に行かれた方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も今週(09/18)は歩きましたよ~。久しぶりの丹沢でまったりブナ&お花見を楽しんできました。(^^)(^^)(^^)

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(源蔵尾根中部にて)

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(臼ヶ岳附近にて)

今回はba_sobuさんご夫妻と一緒なんですけど、車ではなく高尾駅からタクシーで神ノ川の日陰沢橋まで乗り付け(¥10670)、源蔵尾根~臼ヶ岳~臼ヶ岳南尾根(朝日向尾根)~ユーシン~玄倉のコースです。

もちろん源蔵尾根も楽しかったし、種類はさすがに少ないけど主稜の意外な花の多さも嬉しかったのですが、この日の目玉はなんといっても臼ヶ岳南尾根のブナ林。

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(臼ヶ岳南尾根上部にて)

さすがに今は紅葉の時期(二年前)に降りた時とは全く違って、先ずはそよそよなびく緑の下草がカーペットのように敷き詰められた1196m(コイタゾーリの頭)峰南鞍部の様相に声を失い、夢見心地で広い鞍部をただただ彷徨うだけ。

そして1196m峰に向かうと、立派なブナがずらりと並んだ尾根筋をこれまた夢見心地で歩く感じ。

とにかく去年の年末に歩いた竜ヶ馬場東尾根とはまた違うタイプではありますが、ここも丹沢の別天地だ~、とひとり心の中で叫び続けておりました(笑)。

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(丹沢の別天地・・・1196m峰北鞍部にて)

好ましい林は葉のある時期に歩きたい・・・というのが私の最近のテーマであり、今回の臼ヶ岳南尾根もその一環だったのですが、やはり山は季節を変えて歩かないといけないなぁ・・・というごくごく基本的な事を思い知った一日でもありました。

昨日は本当に・・・本当に衝撃でした。二度目なのに(笑)。
惜しむらくは1196m峰附近に二年前にはなかった植生保護柵が張られていたこと。でもこれは今の丹沢の状況を考えるともうしょうがないのでしょうね。

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(1196m峰附近にて)

ちなみに主稜のお花はシロヨメナとトネアザミがわんさと。あとはイワシャジンにヤマジノホトトギス、シラヒゲソウ、ハンカイシオガマなどなど、個人的に予想していたトリカブトは一株も見つかりませんでした。これは地質のせいなのでしょうかね??

帰りのユーシン~玄倉の林道歩きは覚悟していたとはいえやはりしんどいものでしたが、それに泣き言も云わずにおつきあい頂いたba_sobuさんご夫妻には本当に感謝です。これに懲りずまたおつきあい頂けたらと思います。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.06.06

しろやしおシロヤシオに東国三葉躑躅??

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(檜洞丸直下より大室山方面)

いや~、参りました。丹沢フリークの皆さん、今まで侮っていて本当にゴメンナサイです。<(_ _)> 心からそお思えるほど素晴らしかった!!

とうことで、昨日(06/05)は4年ぶりの当たり年らしいシロヤシオを見に久しぶりに丹沢に入りました。

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(檜洞丸北尾根中部にて)

とにかく登路にとった桧洞丸北尾根からして、シロヤシオなんかなくても自然林の素敵な尾根な訳ですからいわずもがな。花の盛りがもう檜洞や蛭の山頂付近に移っていたことからしても、この尾根を登路にとったのは正解でした。

とにかく誰もいない静かな中、シロヤシオを存分に楽しめたのが大きかったです。南側の西丹沢の方は知らないけどシロだけならこの尾根を歩いただけで充分満足していたことでしょう。

今回は歩き出しが早かったこともあり9時半頃には檜洞の山頂に着いたのですが、その時間ですでに20人ほどおり、10分ほどいただけでさっさと東進。東へ行くと日帰りだとなかなか難しい場所??な事もあって人が少ないですね。

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(北尾根上部にて)

ブナの美しい臼ヶ岳(個人的には蛭ヶ岳や丹沢山なんかより全然好き!)でお昼をとって蛭ヶ岳に向かうと、またまた満開のシロにトウゴクミツバが続き、かの急な登りも もうルンルン。(^^)(^^)(^^)

意外に人の少なかった蛭ヶ岳も10分ほどの滞在で主脈を降り、噂に聞く姫次も初めて訪問。あとは袖平山北尾根を降りる予定でしたが、バスの時間に余裕がないので八丁坂の頭から青根へ下りました。

んが、林道に出て袖平山北尾根から来た道を合流すると、そこに<袖平山>と書かれた比較的新しい道標が立っていました。ということはこの尾根もそこそこ整備されているようです。

ちなみに草本の方はクワガタソウにシロカネソウ、ツルキンバイ、マイヅルソウにキンポウゲも咲き始めていました。

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(トウゴクミツバツツジも凄い花付き・・・檜洞丸にて)

んで今回なぜに青根へ降りたかというと、東野じゃなくて奥相模湖BS17:12発やまなみ温泉行きの藤野町営バスに乗ってみたかったから。

東野から奥相模湖まではバス停の時刻表では徒歩20分と出ていましたが、実際もその通り。奥相模湖BSのすぐ下には<いやしの湯>なる施設もあり、日の短い季節でもここで一休みしてバスを待つ、という手もありそうです。

バスの方も時間通りにぴったり来て一安心。(ローカルだと実際に来るかが かなり心配なのです)やまなみ温泉や藤野駅での連絡も非常に宜しく、二時間かからずに帰宅できたのには驚きました。

青根って藤野廻りだと本当に近いわ!これでこの辺りの足の確保にも目処がついたので、涼しくなったらこの辺りもボチボチ行こうかしらん、と思っています。

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(蛭ヶ岳附近もこんな感じ)

しかし、今年はアカヤシオにシロヤシオ両方ともに二日づつとって十二分に堪能できました。そのせいで今年は諦めた花もあることはあるんですけど、後悔していません。こんなの初めてでしたから。

これもひとえにみなさまから情報を頂いたり、お誘い頂いたりしたお陰。ほんとうにありがとうございました。ツツジのシーズンはまだまだ続きますけど、この先はどおしようかなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.04.03

ミツマタ求めて屏風岩山へ

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(みつまたばっちし v(^^)・・・屏風岩山東尾根下部にて)

まずはTYAのSさん、ありがとう。<(_ _)>
ということで、土曜(04/02)は恒例になりつつあるミツマタ目当ての丹沢入り、屏風岩山です。

去年、ミツバ岳から屏風岩山へ抜けた時、確かにミツマタは凄かったんだけど平日でもかなりの人出で、これはちょっとヒネらないと・・・という印象だったので今回は道志側から入って、シャガクチ丸北尾根~畦ヶ丸~屏風岩山東尾根とコースを組んでみました。

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(シャガクチ丸北尾根にて)

登りのシャガクチ丸北尾根は行きがけの駄賃というか、地図を見ると最短で県界稜線に上がれそうなのでこの尾根にしたのですが、これが結構な藪尾根で、稜線へ上がるのに一時間もあればの思惑は大きく外れて2時間近くかかる始末。

当初はかなりナメていたので、短いけれどこんなオレでも西丹沢の端くれだぁ~と主張している感じ。シャガクチ丸に飛び出した時は全身埃じゃなくて花粉まみれになっていたので、今回は正直尾根が短くて助かりました。

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(畦ヶ丸直下にて・・・アセビは開花直前)

稜線に何とか上がった後は、畦ヶ丸~大滝峠と辿って屏風岩山へ。

道中、アセビを多く見かけましたが、蕾がほとんどでお花は来週以降でしょうか。登山道の自然林も佳かったんだけど、それより畦ヶ丸より南の稜線の西側の自然林がなかなか良さげで、ランチもそんな緩斜面でとるほど。

そおいや去年もランチは屏風岩山西側の自然林でとったし、この辺りが今回歩いてますます気になってます。

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(屏風岩山東尾根にて)

んで、屏風岩山に上がるとやはりというかパーティさんが休憩中(いろいろ恵んでもらいました <(_ _)> )。そして東尾根に入ってミツマタを探しながらのんびり降りていると、今度は60人ほどの大パーティが追いついてたり、予想通りかなりの人出。

ちなみにミツマタは上の方ではまだ蕾が多く降りるにつれ徐々に咲いているのに出会う感じで、尾根下部で丁度バッチリでした。(^^) ちなみにミツバ岳の方は7分咲きということで、ミツバ岳から屏風岩山の稜線は来週末が見頃になりそうです。

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(なんとなくおまけ・笑)

おかげで今回もミツマタの花に香りに触れることができて大満足だったのですが、実は帰りのバスが大変で、私が乗った大滝橋ですでに満杯。それでも後から後からお客さんを乗せていったんだけど、丹沢湖でとうとう積み残しが発生し、バス会社との連絡や谷峨での乗り降りで渋滞はないのに新松田まで一時間半以上かかりました。

私はうまく機転を利かせて席を確保できたのですが、バスの中は荷物にハイカーにとその様子はオーバーじゃなく地獄絵図といった感じ。私自身も疲れたしのんびりビールも飲んでいないので、帰りは秦野から特急で帰ってしまいました。前にも云ったかも知れないけど、小田急ではのんびりビールも飲めない(笑)。丹沢は登山口に出るまでが鬼門です。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>

・・・・・☆・・・・・☆

あと04/04から土曜onlyですけど、三ヶ木から月夜野で接続している道志方面の長又行き富士急バスが、07:50発と20分近く繰り上がります。月夜野での待ち時間が減るのはもちろん、御正橋にも8時半には着くので、時間が繰り上がって乗れなくなった吉田廻りのバスの代替にもなりそうで、とりあえずは嬉しいお知らせでしょう。

しかし、毎年4月の富士急バスのダイヤ改正は毎度のごとく縮小改正の嵐なので、他の地域がどう変わっているのががかなり気になるところです(特に大月地区)。私も順次チェックするつもりではおりますが、みなさまにおかれましては気がついた箇所がございましたら教えてもらえるとたいへんに嬉しいです。
 

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2005.03.19

今週も またまた道志

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(秋山支所より 右・鳥居立、左端・池ノ上)

2週連荘で道志なんておそらく初めてのことではないでしょうか。

ということで今日(03/19)は快晴のもと、先週歩いた阿夫利山への尾根のお隣の尾根・・・長尾山北尾根(長尾)と鳥居立北尾根を歩いてきました。

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(長尾山北尾根にて)

今回はba_sobuさんに車を出してもらい秋山支所(上野原と合併したのでもう<村役場>ではない)からの歩き出し。

取付附近にある秋山釣場から見えた長尾山北尾根の末端はかなり急に見えましたが、実際に取付いてみると明瞭な道筋が通っており一安心。ただ当初の明るい雑木林は最初の549m峰で影を潜め、あとはアカマツ植林下の灌木・スズタケの藪道が続きます。

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(長尾山頂直下にて)

藪は若干濃いものの下道は明瞭なのでそう難儀することもないのですが、ヤブを漕ぐと花粉が舞うらしく、藪歩きの時だけ花粉症の症状が酷いのにはさすがに参りました。

とはいえ、山頂近くになるとようやく自然林が現れ、長尾山直下から主稜線(長尾山より西側)にかけてはそんな林に囲まれた緩やかな緩斜面でなかなか良い雰囲気。今度はぜひ長尾から朝日山を繋げてみたいな~。

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(鳥居立北尾根下部にて)

そんな長尾山でのんびりとランチをとった後は鳥居立に向かい、北尾根を下降。尾根自体は中間附近で植林が絡むものの、自然林・雑木林が素敵な比較的歩きやすい尾根で、個人的な好みから云うと私は鳥居立北尾根の方が好きです。

この尾根、小林経雄さんの「甲斐の山山」では<歩く価値を失った>と書かれていますが、それはおそらく昔日の姿を知っているからでしょう。でも私にとっては今の尾根の姿でも充分に歩く価値はあると思います。

ちなみにお花の方は尾根中腹より下でダンコウバイが咲き始めました。が、今回もマンサクにはフられてしまい・・・はたして今シーズン、私はマンサクに逢えることができるのでしょうか??(笑)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.03.14

春を探しに道志へ

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(巌道峠脇の送電塔から・左は大室山)

高いところではまだまだ雪が残っていますが、雪遊びは先月末の石尾根でケリをつけて、今月からはお花を求めての山歩きのはじまりです。

ということで、昨日(03/13)は久しぶりの道志入り。月夜野からムギチロ南尾根~鳥居立(御牧戸山)~阿夫利山~富岡と歩いてきました。

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(620m圏Pより、ムギチロ南尾根の全貌)

三ヶ木~月夜野のバスも復活してから初めての乗車。相変わらず乗客は少ないですが、蛭へ行かれるパーティの方もいらっしゃりそれなりには使われているようで、空気輸送かも?と思っていたので少々ホッとしました。

とはいえ月夜野まで行ったのはやはり私ひとりで、あとは富岡まで完全な一人旅。山に入るとわかるんだけど道志ってホント人に会う気がまったくしません(笑)。

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(大タギレにて)

今回のメインなムギチロ南尾根や大タギレ辺りも部分的にスズタケが被る箇所はあるものの、総じて歩きやすい部類に入るでしょう。

そんな中、今回個人的には阿夫利山近辺の明るい灌木・雑木の尾根道が気に入りました。しかし阿夫利山があんな素敵な山だったとは・・・。機会があったら今回歩けなかった金剛山の方の尾根も歩いてみたいです。

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(阿夫利山附近にて・バックは左 大室山・右 鳥居立)

ちなみにお花の方はダンコウバイ・アブラチャンが一部綻びかけで、結局マンサクには全く逢えずじまい。毎度ながらのことなんだけど、私自身マンサクとの相性が本当に良くない。いつも普通に逢えてないんです(笑)。

あと野の花の方もそろそろスタンバってる状態ですので、来週になれば1000m以下の山はぼちぼち華やいでくるでしょう。日差しもかなり強くなっているし、本格的な春に突入ですね。来週以降いろいろとお花見に忙しくなりそうです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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