今年も静かな歩き納め
(源次郎岳山頂・・・金峰はさすがにわからんな。。。)
暮れも押し迫った大晦日、年内の仕事をあらかたやり終え、今んまいお酒を開けてちびりちびりやりながらこの記事を書いています。(^^)(^^)
ということで昨日(12/30)は今年の歩き納め。今回も毎年恒例となりつつある大菩薩方面で、裂石から上日川峠に上がり、日川尾根と源次郎岳の北洞沢ルートを歩いてきました。
(上日川峠のテン場?)
さすがに暮れも押し迫ると電車バスもガラガラで、裂石へ行くバスも私含めて二人のみ。丸川峠分岐や上日川峠(車は嵯峨塩側からしか入れません)の駐車場にも車は一台ずつしか停まっていないという超閑散ぶりでしたが、こんな静けさが歩き納めには好ましいもの。
さっそく林道を南へ行き駐車場のあるゲートに出ると、私製ながら道標のある取付があり、ミヤコザサが被るものの明瞭な道形が延びていました。
(ミヤコザサに埋もれる砥山峠)
地形図(大菩薩峠)によれば、道はまず砥山の東鞍部に上がりピークには寄らず捲いて降りていくので、ここで西の高なりに上がったが、あるはずの三角点がない。おかしいなーと思いながら鞍部に戻り今度は東の高なりに上がるがここにも三角点はなし。
慌ててここで地図を広げると、砥山の三角点は附近の最高点ではなく西にズレて位置している事がわかり(をいをい)、もう一回西の高なりに上がってからなおも西へ下るとようやく砥山の三角点と対面できました。
要は地形図の破線路が間違えており、実際の道はその一つ東の鞍部・・・東西の1610m圏峰を挟んだ鞍部を通っていたのです。
(日川尾根1627.1m峰からの下りしな)
砥山から南の砥山峠(砥山西尾根の破線路が別れる地点)に降り立てば、先程の明瞭な藪道(笑)と合流。あとは時折林道歩きを交えながら、ミヤコザサに埋もれたカラマツ植林の尾根道が続きます。林道の入口出口にはマーキングも豊富でRFの手間も皆無。
日川尾根は林相的な妙味はほとんどないものの、その静けさ、そして甲府盆地の奥に広がる南アに八ツ(見えなかったけど)、奥秩父など梢越しの展望があり、道中は思ったよりも楽しかったです。
(源次郎岳分岐附近の木々)
下日川峠でようやく新しい道標を見ると今までつきあってきたミヤコザサが消え、尾根の西側が見応えのある自然林に変わると間もなく源次郎岳の分岐に着きました。
砥山からカラマツ林の中を延々と歩いていたせいもあるけど、この附近はブナの大木も多く、この附近で一番の見所だと思います。なぜここだけに自然林が残されているのかなんて私にはもちろんわかりませんが、この一帯の自然林はずっと残して欲しい所ですね。
(北洞沢上部は凍っていました)
砥山の三角点探しに時間をとられた事もあり、源次郎岳までお腹が保たずその手前の分岐でグロッキー。でもこの附近も雰囲気のよい所なので、ここでランチをとって源次郎岳へ。
んで今回の準メインとも言える北洞沢ルートですが、一度鬢櫛川へ下る鞍部に降り、キリガ尾根の分岐するピークに登り返してから適当に沢筋を降り始めると・・・まもなく比較的明瞭な道筋が現れて驚いていたら、またまたというか鬢櫛川ルートと同様、伐採地にぶち当たり、すぐに林道に出てしまいました。
林道は荒れていたので山道の雰囲気もそれなりにある感じではありましたが、これにはかなりガックリ。でも北洞沢もご多分に漏れず氷結が進んでおり、そんな様子を見ながら歩けたのが救いだったかも知れません。
(北洞沢の林道・・・もう起点に近い所)
そして、その林道はやがてキリガ尾根末端部の果樹畑の裏側に出て、鬢櫛川を渡る橋のたもとで鬢櫛川沿いの道と合流しました。(このあたり、地形図にはまったく記載されておりません)
ここまで来ればあとは車道を歩いて勝沼駅へ向かうだけ。甲府盆地を見下ろし、そして雲一つない青空に聳える山々を眺めながら歩くのは楽しいのですが、それでも傾きかけた西日に当たった周囲の様子はなぜか不思議ともの寂しい。
晩秋から冬にかけてのそんな様子が・・・真っ白な雪や氷より・・・歩き納めにはふさわしい、というより私自身が好きなのかも知れません。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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