ようやくサカリ山へ
(村界尾根との合流点附近にて・・・バックは中指山)
・・・土曜(12/03)は行ってきました。
この山は丹波大菩薩道が追分からノーメダワまでサカリ山の南斜面を捲いているので(しかもこの間は林相も良い)、この道は幾度か行っているものの山頂に寄る機会が今までなかったのです。
今回は小菅の川久保から宮川右岸の尾根を登って中指山~サカリ山へ行き、そしてこれまた山頂の踏んでいない砥沢山(1458m)に寄ってから砥沢山北東尾根を辿って芦沢山~丹波へ降りるコースでした。
(飛龍山から丹波天平・・・宮川右岸の尾根より)
前の晩に雨が降ったせいかこの日は寒かったけど空気が澄んで、朝からいい気分。行きの青梅線・バスと一緒だった多摩moguさん(この時期の泊まりで30Lザックとは恐れ入りました)と寒い中、いそいそと準備をして私の方が先に出発。
宮川右岸の尾根は県道をしばらく行った所から難なく取付け、尾根に上がれば藪も少ない明るい落ち葉道。そして鹿倉山からの村界尾根と合流して、尾根の肩といった風情の中指山を過ぎると、尾根の北側が待望の自然林に。
(村界尾根1327m峰附近にて)
んが、北斜面は結構急だし日も入らないのでうまいこと散策もできず、結局尾根上から愛でるだけだったのがちょっと惜しかったです。そして、しばらく行くとスズタケも出てきましたがさほどの距離でもなく、藪が切れるとあっけなく追分でした。
予定ではサカリ山でランチのつもりでしたが、お腹が空きすぎてさらに200m登る気力はもうなく、結局またまた追分でランチ。でも上り詰めたサカリ山はアセビに囲まれた暗い山頂でかなりガックリ。追分でランチをとったのは結果 正解だったようです。
(砥沢山への道すがら・・・Part1)
しかしこの日はサカリ山からも良かった。砥沢山までの尾根伝いはスズタケが被るものの、ミズナラブナの大木も多く見かける素敵な自然林。青い空、そして澄み切った空気に、木々がスズタケの緑が日に照らされて輝く様子はまさにこの日のハイライト。
この頃になると強風が尾根をゴウゴウと通り抜けていたのですが、肩より下はスズタケに埋もれているのでヌクヌク。(^^) 強風すらこの光景を引き立てるアクセントになっているような気がしました。
(砥沢山への道すがら・・・Part2)
これまた初めて寄った砥沢山もスズタケに埋もれた息苦しい山頂でちょっとガックリ。スズタケの中を泳ぐように山頂から少し戻って北東へ延びる尾根を捉えると、あとは比較的明瞭な下道がついていました。
つぶれかけた祠の建つ芦沢山南鞍部まで降りると、なんと鞍部の両側から登山道が来ており(知りませんでした!)、芦沢山へ登り返せば丹波へ下るだけ・・・と思っていたらこの下りが私の判断ミスもありこの日一番しんどい所。確かに山頂より東には道標がなかったなぁと、下り終えてから気がついても後の祭りでした。
(芦沢山南鞍部にて)
でもこの辺りは展望は望めないけど、水源林を中心に自然林が多いし、電車バスでも何とかアクセスできる。そして今回も完全な一人旅だったように何より静か。日原のように気軽には行けないけど、ここも通う度にずぶずぶハマってしまう怖ろしい・・・いや素敵な所ですね。
雪が積もる前にあと一回は行けたらなぁと思っています。でも今年は近年になく冬らしいのでどうかな~??
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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コメント
kuroさん、Kandaさん、こんばんわ。
> なめたら・・いかんぜょ(笑)
あはは。エアリアだと追分はただの通過点のように見えますが、あそこは五叉路ぐらいになっていて、ちょっとした要所なんです。
そうそう、あそこは団子屋できるスペースもあるから水道局に許可貰って、お店でもやりますか~?(^^)
Kandaさん、サカリ山の山頂印象が良くなかったのは当日は風が吹いて結構寒かったせいもあるかも知れません。
でも道中はなかなかでした。ノーメダワの方ももちろん歩くつもりですよ。だって南の登山道があれだけ魅力的なのですから。
今度こそ緑の時期に歩きたい。
芦沢山の方は雑木林ですけど、こちらも雰囲気は良いですよ。
投稿: komado | 2005.12.09 22:49
おお、ついに行かれましたか!
サカリ山はこじんまりしていて、山頂としては結構好きなんです。変わり者かも知れませんが。
砥沢山への道はやっぱりいいですよね〜。何度も歩きたくなるところです。この程度のスズタケなら楽しみになるし。ノーメダワ方面も歩いてみてくださいね。春もいいですよ〜。
芦沢山のほうもなかなか良さそうですね。
投稿: kanda | 2005.12.08 21:28
なめたら・・いかんぜょ(笑)
なんだか上り返しの連続みたいじゃん
追分ってここだったんだね・なっとく!
投稿: kuro | 2005.12.08 07:48
hillwalkerさん、こんばんわ
こちらの方はKandaさんからご報告を頂くし、昔の新ハイ・Wフォレストさんの記事のコピーも手元にあるので、私も確かめるより、のっけから楽しませて貰っているんですよ。
記事でも触れましたけどこの辺りも本当に魅力的な山域ですね。土曜のような好天のもと、ひとりああいう所をゆるゆると歩く・・・幸せなひとときです。(^^)
投稿: komado | 2005.12.06 22:58
追分で丹波と小菅に降りる道の間にある尾根に踏み跡。村界の尾根だから多分歩けるのだろうな、とは思っていました。ひとつひとつ疑問を解消してくれて感謝です。少なくとも確かめるために行く必要はなく、楽しむための山行対象を絞れます。
投稿: hillwalker | 2005.12.06 10:25