たまにはカラマツ林も・・・
(一面カラマツの石小屋ノ尾根・小金沢林道より)
カラマツの新緑に黄葉は鮮やかな時期にあたると本当にきれいなんですけど、こういう藪山歩きをしているとカラマツというのは・・・手の入っていない林は特に・・・枝が邪魔で、灌木もうるさい、そしてスズタケとの相性もバツグンで(笑)どうもイメージが良くない。というか私自身正直言うとあまり好きではありません。
(こういう林はごく一部・石小屋ノ尾根上部にて)
以前、白谷ノ丸南東尾根から黒岳西南尾根を歩いた時に次は・・・と思っていたのが、その一つ北にある川胡桃沢ノ頭から東西に延びる石小屋ノ尾根と間(あい)ノ尾根。でも遠目から見ても一面カラマツ植林をまとったその姿はやはりすぐに行きたいとは思えない姿でした。
ということで二年半放置した末、なぜか気が向いて土曜(11/26)に歩いてきました。
(川胡桃沢ノ頭より・一応バックは塩見から聖まで)
まぁ今回行く気になったのは、大月駅から大峠までタクシーを張り込める小金を持っていたから(¥6490)というのが一番の理由。早朝、駅前で準備中のタクシーを急かしたおかげで7時過ぎにはもう歩き出し。
15年の間に林道とは名ばかりの二車線舗装路に変貌した小金沢林道を40分ほど下って1342m点の辺り(展望の良い駐車場になっている)から石小屋の尾根に取り付きました。
尾根は林道の下りしなから見た通りな林床がスズタケに覆われたカラマツ植林。もちろんしっかりした藪が続くだろうと思っていたら、手入れが入っているおかげで意外に歩きやすく、藪は被るもののもうスイスイ。
(間ノ尾根上部にて)
結局黒木の自然林は稜線手前の1852m峰附近からようやくという感じでそんな林を愛でる間もなく、取付いてから二時間ジャストで稜線に出てしまいました。が、予定よりかなり早く川胡桃沢ノ頭に着いてしまったものの、こんな所では変更するプランも浮かばないので、一息ついたらもう下山開始(笑)。
間の尾根は地形図で破線がついているものの、下りだしは下道のない笹尾根下り。すぐに灌木も混じるようになり行く手を阻まれましたが、カラマツ植林に変わると灌木はなくなり再び純粋な笹尾根に。でもこの辺りが尾根も広くRFに一番気を遣う所でした。
(間ノ尾根下部の1530m圏峰)
神経を遣う箇所から解放されると同時にスズタケもなくなり、あとはカラマツの落ち葉がふかふかな心地よいプロムナード。たまにはこんな雰囲気も悪くありません。(^^)途中の1750m圏峰(改訂前のエアリアで云う大平の辺り)でランチをとれば道はなおも明瞭になり、あとはだいたい破線通りの道筋。
破線路が尾根を外れる尾根末端部も道筋は明瞭で、日川に降り立ち県道に這い上がった所でこちらも実働約二時間。終わってみれば登りも下りも標高差600mの完全なショートコースでした。
(地形図にも載っている日川にかかる橋)
日川沿いの道も歩くのも本当に久しぶりで、標高が高いこともあって全て落葉を終えていましたが、あれはなかなかの美林ですね。今回のコースは尾根の様子、そして行きしな帰りしなの林道の様子を見るとカラマツ黄葉の時期に合わせていくべきだったかな~、とちょっとだけ後悔してしまいました。とはいえ今まで放置していたのですから、まぁこれはしょうがないかな。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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