« 2005年6月 | トップページ | 2005年8月 »

2005.07.19

とうとう梅雨明け!

b050719a
(天狗棚山より狼平・小金沢山)

といいつつ夏の山は好きだけど、暑いのは非常に苦手だったりします。(^^ゞ

塩山からタクシーに乗って上日川峠に出たら(なんと¥1000で行けてしまいました~)、この青空ですからこの時点でもう梅雨明けを確信。海の日(07/18)は久しぶりに小金沢連嶺を歩いてきました。

b050719b
(牛奥ノ雁ヶ腹摺山附近にて)

小金沢連嶺を通しで歩くのはおそらく6年ぶり。山梨百名山効果のせいでしょうか??スズタケが被りまくって結構に歩きづらかった道のりも、しっかり刈り払いが入って問題なく歩けるようになっています。

そして今回一番驚いたのは小金沢山で、なんと南東面が一斉に伐られて展望の山になっていたんですね。南の方はガスっていましたが、おそらく富士山を見えるようにしたのでしょう。

お花は少ないけど(でもハクサンシャクナゲがいました)、黒木の林に展望の良い笹原を交互に繰り返す道のりは低山ばかり歩いている身には新鮮かつ爽快。稜線を通る風は意外や涼しく、そよそよなびく笹原はみどりの絨毯のようで、一瞬上信越境の山を歩いているような感覚にすらなっていました。

スカッとした山歩きなんてホント何年ぶりでしょう!(^^)(^^)

b050719c
(黒岳附近にて)

んで小金沢連嶺の末端といえばもうお気づきかも、な白谷ノ丸。夏の花が咲きそろってきて先月よりもお花畑らしくなっています。

ちなみにお花の方はチダケサシとシモツケ、キバナヤマオダマキ、ネバリノギラン、岩砂礫地ではヤハズハハコとイワキンバイが盛りで、キンポウゲ、ニガナ(シロバナも)、グンナイフウロが終わりかけ。そしてウスユキソウ、ノアザミ、タチフウロ、オオバギボウシ、コウリンカ、コキンレイカ、ヨツバヒヨドリ、ヤナギランが咲き始めといった具合。

b050719d
(白谷ノ丸・・・花が増えてきた)

そして先月よりも幾分背の高くなった草むらの中には、あまたの花々がたくさんの蕾をつけてスタンバイ。これらが一斉に咲き出す来月がほんとうに楽しみになってきました。今からワクワクしています。♪o(^o^o)(o^o^)o

・・・・・☆

ということで07/18、小金沢連嶺(上日川峠~石丸峠~小金沢山~牛奥ノ雁ヶ腹摺山~黒岳~湯ノ沢峠~やまと天目山温泉)を歩いてきました。が、今回REPの方はありません。あしからず。<(_ _)> 
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.07.16

盛夏のタワ尾根

b050717a
(人形山の大ミズナラ)

そろそろ梅雨明けも間近だから盛夏でもいいでしょう。(^^)

先週の記事で自然林の佳い所は葉のある時期にも歩いてみたいと書きましたが、じゃぁ日原だったら・・・ということで、昨日(07/16)はタワ尾根の下部、人形山を二月ぶりに訪問です。

b050717b
(ケヤキの巨木・スミ窪にて)

もうタワ尾根は何遍も歩いているし、近年拓かれたかの大ミズナラに至る道も全て歩いているので、今回はタワ尾根と人形尾根(宮内本で云うカロー出合尾根)を分けるスミ窪を遡行してみました。

小川谷林道の入口から山道に入り、燕岩へのルートを分けて右折すると涸れた沢沿いを行きますが、その沢がスミ窪。暫くは巨樹の道の山道を行き、道が左右に別れた所で入渓・・・といっても涸れているのでそのまま詰めるだけだろうと思っていたら、いきなり細いながらも水流が現れてビックリ。

b050717c
(スミ窪のツメのあたり)

沢自体はそのすぐ上にある小滝の辺りが若干めんどいぐらいで、あとは周囲の緑を楽しみながらの河床歩きがツメまで続きました。
時間の方は燕岩ルートの分岐から大ミズナラまで40分ほどと、他のルート比べるとやや早い感じです。まぁ距離的には最短なのだからこりは当たり前か。

今回は大ミズナラまでと決めていたので、あとは周囲を散策&偵察したり、珍しく持参してきた黒ヱビスを開けて、昼寝したりと久しぶりの超のんびりモード。下りはこれまた久しぶりに燕岩コースを降りました。

b050717d
(燕岩にて・バックはおそらく八丁山)

東日原で山歩きを終え、一息ついたらこれまた予想通りに雨が降り出して妙にいい気分。(^^)(^^)

こういうピリリとしたショートコースも、普段は何かと欲張ってしまいなかなか歩きにいけないので、私の中では溜まる一方。今回みたいに機会を見つけて歩きたいなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005.07.10

大菩薩は枕??

b050703a
(階段桟道Part1・小菅川源流部の水源林巡視路にて)

今夏はどうもダニが多いような気がして早々とお花モードに切り替えちゃっていますが、だからといって「お花だけ」というのも私にとっては少々物足りないものがある。なので御坂や南大菩薩辺りだったら短いのとか藪の少なさそうなルートを選ぶのですが、多摩川の流域・・・しかもそれが東京都の水道水源林だったら水源林巡視路を歩くという手があったりします。

ということで今回は丸川峠から大菩薩に上がって黒木の森の散策&お花見を楽しんだあと、小菅側の水源林巡視路を繋げて小菅へ降りるルートを組んでみました。

b050703b
(コメツガの林・大菩薩嶺附近にて)

丸川峠や大菩薩稜線の草原は盛りを過ぎたキンポウゲやシモツケが目立つぐらいでまだまださみしいですが、ウスユキソウがそろそろ開花という感じで、こちらも盛夏に向けて徐々に咲きそろってきそうです。

黒木の林を行く丸川峠~大菩薩嶺間はゴゼンテタチバナが盛り。でもそれより松ヤニの薫りが漂う中を歩くこと自体が久しぶりで、ガスったり日が射したりをめまぐるしく変わる天気のもと下草の緑の鮮やかさと相俟って非常に清々しい雰囲気でした。

b050703c
(大菩薩の稜線はまだこんな感じ)

んで、大菩薩峠からがこの日のもう一つのメインで、今回は峠から東へ少し下った荷渡し場(ニワタシバ)から小菅川源流部をめぐる巡視路に入って(GWに画像掲示板でKandaさんからご報告頂いた道です)、榧ノ尾山の上で牛ノ寝通りに出たらショナメまで行き、丸木橋~小菅へ降りるというもの。

b050703d
(階段桟道Part4ぐらい)

小菅川源流部の巡視路は黒木から広葉樹の移り変わりが楽しく、横切る沢はどれも水量が豊富。ニワタシバから牛ノ寝通りの登山道まで小一時間のショートトリップで、面白かったのが階段状になった桟道がいくつもあったこと。ビブラムだと当然滑りやすく通過に気を遣うのですが、そんな桟道自体が周囲の自然林と相俟って不思議と山の深さを感じさせる。

桟道に興味を持ったのは某WFさんの影響が大きいけど、山道にかかる桟道を見かけるたび(しゃれぢゃないよ)にそう思うようになっています。

b050703e
(ショナメから棚倉沢への下りしな)

牛ノ寝通りから小菅川に下る間道はいくつかあるけど、今回、去年の冬に歩いたショナメからの下降路をとったのは、やはり葉っぱのついている時期の姿を見てみたかったから。

広葉樹の自然林は新緑も紅葉も、そして冬枯れの明るい雰囲気ももちろん素晴らしいのですが、今の時期のような昏く鬱蒼としたその姿も好ましい。今回歩いた小菅の辺りに限らず、自然林の佳い所は葉のある時期にも歩いてみたい・・・そう思うようになっています。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.07.05

女坂峠越え古道の謎・・・解ける (^^)

b050705
(女坂峠古道・笹子側の一コマ)

 笹子スキー場(東山梨変電所の辺り??)を出外れて、オクノ澤を渡つて、逓信省地中ケーブルに沿うて行く。間もなく無人小舎の先で、左手に淸八峠、三ツ峠山への逕を見送って、尚も進む。この邊り地中ケーブルを埋没した跡とて、幅廣い逕をなしてゐる。・・・(略)・・・女坂峠からは、前方にケーブル埋没線に沿うて降るのであつて、右手に女坂山(大沢山)に登つて行く逕を見送って、急な傾斜を電線に沿うてジグザグに降る。

(鐵道省山岳部編・日本山岳案内第三集 より)

そおいや、御坂には女坂峠が二つあるんですよね。
今回触れる女坂峠はもちろん東にある藤野木と笹子を結ぶ方の峠です。

昨年の12月に上げた女坂峠についての記事を覚えている人は少ないでしょうけど、そこで触れた峠道についているしっかりとした謎の石垣に関する疑問が↑上記の通りあっさり解明しました。(^^)

とにかく笹子にスキー場があったという事自体驚愕でしたが、もうこの文が書かれた時点で雪が少なく放置状態だったのは、いくら昔のことでも納得です。

でもこの鉄道省の本、凄いです。戦前の段階で御坂や南大菩薩、権現あたりの詳細な記述はこれまた驚愕で、持ち主である某I氏(<(_ _)>)の言葉じゃないけど、奥多摩や丹沢のも見てみたいですね。

ちなみに女坂峠古道についての興味のある方は
以下に掲げるの二つREPをご覧くださいませ。(^^)
女坂峠~藤野木(御坂) <2003.12.23>
女坂峠~笹子 <2004.11.27>

・・・・・☆

blogの方、久しぶりにデザインを変更しました。
とはいえこの変更、実は積極的なものではなくその逆で、要はここ数ヶ月のココログのトロさにとうとうキレて、プラスからベーシックにプランを戻してしまったのです。

まぁなんやかんや云っても腐ってもni○tyですから(笑)いろいろ利点もあって今まで我慢してきましたが、月700円もとられてこのトロさ。もうボッタクリ以外の何ものでもありません。


早く 何とかしろーっっ!!


ということで、眞鍋かをりじゃないけど、古河しゃちょーの所へ人生初のとらっくばっくをしてみたい気持ちです(笑)。

あっ、今週は今まで遊び呆けていたツケを払ったためお山はお休みでした。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2005年6月 | トップページ | 2005年8月 »