女坂峠越え古道の謎・・・解ける (^^)
(女坂峠古道・笹子側の一コマ)
笹子スキー場(東山梨変電所の辺り??)を出外れて、オクノ澤を渡つて、逓信省地中ケーブルに沿うて行く。間もなく無人小舎の先で、左手に淸八峠、三ツ峠山への逕を見送って、尚も進む。この邊り地中ケーブルを埋没した跡とて、幅廣い逕をなしてゐる。・・・(略)・・・女坂峠からは、前方にケーブル埋没線に沿うて降るのであつて、右手に女坂山(大沢山)に登つて行く逕を見送って、急な傾斜を電線に沿うてジグザグに降る。
(鐵道省山岳部編・日本山岳案内第三集 より)
そおいや、御坂には女坂峠が二つあるんですよね。
今回触れる女坂峠はもちろん東にある藤野木と笹子を結ぶ方の峠です。
昨年の12月に上げた女坂峠についての記事を覚えている人は少ないでしょうけど、そこで触れた峠道についているしっかりとした謎の石垣に関する疑問が↑上記の通りあっさり解明しました。(^^)
とにかく笹子にスキー場があったという事自体驚愕でしたが、もうこの文が書かれた時点で雪が少なく放置状態だったのは、いくら昔のことでも納得です。
でもこの鉄道省の本、凄いです。戦前の段階で御坂や南大菩薩、権現あたりの詳細な記述はこれまた驚愕で、持ち主である某I氏(<(_ _)>)の言葉じゃないけど、奥多摩や丹沢のも見てみたいですね。
ちなみに女坂峠古道についての興味のある方は
以下に掲げるの二つREPをご覧くださいませ。(^^)
女坂峠~藤野木(御坂) <2003.12.23>
女坂峠~笹子 <2004.11.27>
・・・・・☆
blogの方、久しぶりにデザインを変更しました。
とはいえこの変更、実は積極的なものではなくその逆で、要はここ数ヶ月のココログのトロさにとうとうキレて、プラスからベーシックにプランを戻してしまったのです。
まぁなんやかんや云っても腐ってもni○tyですから(笑)いろいろ利点もあって今まで我慢してきましたが、月700円もとられてこのトロさ。もうボッタクリ以外の何ものでもありません。
早く 何とかしろーっっ!!
ということで、眞鍋かをりじゃないけど、古河しゃちょーの所へ人生初のとらっくばっくをしてみたい気持ちです(笑)。
あっ、今週は今まで遊び呆けていたツケを払ったためお山はお休みでした。
| 固定リンク
「【御坂・天子・富士 2005】」カテゴリの記事
- 鶴ヶ鳥屋山・・・参りました(2005.11.15)
- 今回は大満足!(^^)(2005.11.09)
- 本社ヶ丸・・・宝鉱山からの新ルート(2005.10.19)
- 初秋の三ツ峠(2005.09.05)
- 甲府-富士吉田線が・・・(2005.09.04)
コメント
PARKERさん、こんばんわ。ようこそいらっしゃいました。(^^)
痛い所ツかれましたね。というか、あの道はそういうことなのか、と納得するしかなかったというのが実情なのです。
ですので、その謎のコンクリ塊といい石垣といい、当時どのようにしてゲーブルが張られていた(埋められていた)のかがわかれば少しはその意味がわかるのかな?と思っています。
ご期待に添えなくて申し訳ないです。というかその辺りは私の方がぜひ知りたいぐらいですので、PARKERさんの考えなり情報があれば、いつでも構いませんのでご教授願えたらと思います。
投稿: komado | 2006.03.14 19:51
komadoさん、今晩は
先日、私も数名の仲間と薮の薄いこの時期を狙って、藤野木から登り笹子へ下りるコースで女坂峠を越えました。
本当に不思議な道ですね。逓信省の地中ケーブルを埋設したとの事ですが、確かにあの足元にある石杭にはしっかりと『逓信省』の文字と進むべき方向(登り方向ですが)が記されていました。あの道は今でいう送電線監視路のような役割をしていたのでしょうか?
ただあそこまでしっかりと石垣をあの山奥に何故つけたのか?(上段と下段にしっかりと着いており、場所によっては林道位の幅があります。)そして所々にあるあのコンクリートの塊の正体は?
私にとってはますます謎が深まってしまったようです。komadoさんがここで書かれた情報以外に何か分る事がありましたら是非教えて下さい。
投稿: PARKER | 2006.03.13 23:48