徳並沢ノ頭から源次郎岳へ
(徳並沢ノ頭・・・南尾根の伐採跡より)
気がつきゃこちらを歩くのも5年ぶり・・・ということで、日曜(06/12)は徳並沢の頭から古部山~源次郎岳と本当に久しぶりに日川尾根末端部を訪問。5年前は水野田山の尾根から古部山に上がったので、今回は入梅したというのに甲斐大和駅前に延びている徳並沢の頭南尾根を末端から辿ってみました。
(古部山山頂)
さて、その南尾根ですが、さすがに灌木がうるさいものの思ったほどではなかったし、岩も絡むもののしんどいものではなく案外スムーズに行けたのは意外といったら意外。徳並沢ノ頭からは雑木林に変わってもうあとは大丈夫だろ~と思っていたら、その先の幼木の植林帯がこの日の道中一番藪の濃い箇所だったのもまた意外。
でも一月ぶりに富士や南アの稜線も見られたし、たわわに咲いてるヤマボウシを手に取ることができたのは有り難かったです。古部山まで意外にアップダウンがあるんですね。
(源次郎岳手前の自然林)
そんな藪も1292m峰への登りになると抜けて、あとは緑美しい雑木のプロムナードが延々と続きます。満開のヤマツツジ(こりも花付きがよい!)がボツポツと彩りを添えて歩いていて楽しくなります。やっぱ葉っぱがある時期は雰囲気が一変しますわ。(^^)
古部山を過ぎると古い道標がポツポツ現れますが、稜線の道自体は整備されているとは言い難く、1459.9m峰(境沢の頭)先の林道が稜線を乗越す箇所までは慣れた人向けの道であることには変わりありません。
(やまぼうし満開・源次郎岳西鞍部にて)
林道を歩いて再び山道に入る箇所からは源次郎岳の登山道になっていて、途端に道がしっかりします。日川尾根と別れるとこの日唯一とも云える美しい自然林を介してようやく源次郎岳に。
んで、今回下山は去年キリガ尾根を歩いた時から気になっていた、源次郎岳の西鞍部から鬢櫛川を降りる地形図の破線路ルートをとりました。
このルート、最初は涸れた緩い沢筋をボサや倒木を避けながら降りていく感じで始まり、やがて水流が現れ沢歩きらしくなったな~と思う頃、突然という感じで右岸側一面の皆伐跡に出くわして全てがぶち壊し。
(鬢櫛川・1004m附近にて)
まぁその伐採跡もそのうち抜けるんですけど、沢は緩いナメの続く好ましい渓相なだけにとにかく惜しい!というのが正直な感想。不明瞭ながら道筋も通っていたし、「伐採前なら」下り限定のエスケープルート(源次郎岳から勝沼駅まで2時間ちょい)として使えるでしょう、と云いたかったです。
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
・・・・・☆・・・・・☆
あと、1459.9m峰(境沢の頭)から稜線通しに下った 林道の乗越す鞍部に「伝説地 かくれっ窪」という小さな標識がついていて、ちょっと気になりました。これについてなにかご存じの方がいらっしゃったらご教示頂けるとたいへんに嬉しいのですが。。。
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コメント
タカさん、こんばんわ~。
すずらん・・・だれか確認してくださ~い!。三角コンバまでの間に。(^^)
かくれっ窪の件、さっそくありがとうございます。こりは一どどんなものか見てみたいですね。
でもひとつ気になるのが、二キロ先のものがなぜにあそこについていたかです。あの標識に矢印なり「2キロ先」とか(笑)ついていれば気分良く眠れるんですけど。。。
投稿: komado | 2005.06.16 23:02
間違っていました。
躑躅ヶ崎 ですね。
投稿: タカ | 2005.06.15 07:04
スズランの花は?
次回を期待します。
伝説地かくれっ窪
場所はその看板から林道を2キロほど宮宕山へ下ったところにあり、人が住める大きさの洞穴だそうです。
これは、武田の武士が狼煙をあげて、戦況を
躑躅ヶ先へ知らせた場所だそうです。
これは、今年あそこへ降りた時に、地元の山
菜採りの人に聞いた話し。
その場所に現在は、幟がたてられています。
そして、水が出ています。洞穴は記憶がないですけど。
これ以上詳しい人誰か情報くださ~い。
投稿: タカ | 2005.06.15 07:00
某Sさん、こんばんわ。っていうか、なんか最近某某が流行ってるな~(笑)。
あ、桝岩ってそんないわくがあったのですか!そんなことも知りませんでした。確か源次郎岳山頂のすぐ西にある大岩が桝岩だと思うので、某Sさんもいらっしゃる機会がありましたら、ぜひともご覧になってください。
かくれっ窪の標識は比較的古そうなので、もしかしたら林道の通る前からあったヤツかも知れません。今はベンチがしつらえてある休憩所といった風情ですが(ランチはここでとった)、ここから南側の展望が意外に山深さを感じられたのは面白かったです。
投稿: komado | 2005.06.14 22:46
伝説といえば木曾義仲の家来、岩竹源次郎が頼朝の落人狩で逃げ切れず自刃した地(枡石というのが有るらしい)として有名ですが、「かくれっ窪」の地名は心当たりがありません。
投稿: 某S | 2005.06.14 19:59