御坂も夏の装い
(大石峠にて)
しっかし、ここ数日のクソ暑さはいったいなんでしょう!!
そんな暑さにもめげず、日曜(06/26)はお花の様子見がてら御坂の気になる藪尾根を歩いてきました。
御坂主稜の中部、大石峠から新道峠の間には3本の顕著な南尾根が延びており、去年の初夏は西の1630m圏峰南尾根と真ん中の中藤山南尾根を歩いたので今回は最後となる一番東の尾根、馬場川と中藤川に挟まれた1620m圏峰南尾根を登路にとりました。
(クサタチバナに埋もれる1620m圏峰南尾根・1340m峰にて)
取付は毎度ながらの灌木に埋もれたアカマツ林で先が思いやられましたが、いざ尾根に足を入れると藪はそんなには濃くなく、御坂らしい露岩を見ながらの登りが続きます。
やがて行く先に高木が見えなくなると通過のしんどい倒木帯を介して、風向計の立つだだっ広い台地に出ますが、これは御坂に通われている人なら一度は見かけたことがあるでしょうハングライダーの発着所で、この辺りからニッコウキスゲやアヤメ、クサタチバナなどお花が徐々に出てきて思わずにっこり。(^^)
なおも先を行くと、3年ぶりとなるサンショウバラとの再会があったり(コレが一番嬉しかった!)、グンナイフウロにキバナノヤマオダマキ、そしてなおも咲き残るヤマツツジにオトコヨウゾメやガマズミといった木の花てんこ盛り状態で、上部の藪こぎはそんな花々をかき分ける少々贅沢??なものでした。
(不逢山~大石峠間はキスゲロード)
んで御坂主稜に上がったら、今回は稜線を西へ。
花の方は先週の大菩薩同様にまださみしく、キンポウゲにアヤメ、ヤマオダマキ、マイヅルソウ、ユキザサ、ヤグルマソウ、ハコネシロガネソウ、コウゾリナ・・・ぐらい。
しかし、そのまだみどり色な下草をよく見てみると、シモツケソウやクガイソウにオオバギボウシ、カイフウロなどなどがそろそろスタンバイな状態で、レンゲショウマも蕾ができはじめ盛夏に向けて準備着々といった所。でも一見パッとしないそんな下草を見て、季節の進み具合をいつの間にやら感じられるようになっていた自分に今回一番驚いたかもしれません(笑)。
(テンニンソウに埋まる尾根・節刀ヶ岳への道すがら)
サラサドウダンの花ガラで埋もれた節刀ヶ岳でランチをとったあと、下りはこの時期の様子を見てみたかった鬼ヶ岳北尾根をとりました。とはいえ今回は尾根末端まで降りるのではなく、<地形図でいう水ノ沢山>南鞍部から東へ中芦川入沢へ降りる破線路を辿るのが目的。
その北鞍部からの破線路は、やはりというかボサに倒木が絡んで不明瞭な箇所が多く、沢沿いの道をいう性質を考えると登りはちょっと難しいかもしれません。でも中腹にはこの日一番の林ともいえる立派なケヤキが林立する雑木林があったりしてなかなか楽しませてくれました。
(立派なケヤキの木々・水ノ沢山南鞍部からの下りしな)
ほんとうに何もない所だけど、その明るい佇まいが好ましい芦川村も久しぶりの訪問。今夏もあと何回かこの山間の村を訪れる機会がありそうで、それは私の中では御坂の花花と同じくらいに楽しみな事でもあったりします。(^^)
・・・・・☆
ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
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