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2005.06.27

御坂も夏の装い

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(大石峠にて)

しっかし、ここ数日のクソ暑さはいったいなんでしょう!!
そんな暑さにもめげず、日曜(06/26)はお花の様子見がてら御坂の気になる藪尾根を歩いてきました。

御坂主稜の中部、大石峠から新道峠の間には3本の顕著な南尾根が延びており、去年の初夏は西の1630m圏峰南尾根と真ん中の中藤山南尾根を歩いたので今回は最後となる一番東の尾根、馬場川と中藤川に挟まれた1620m圏峰南尾根を登路にとりました。

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(クサタチバナに埋もれる1620m圏峰南尾根・1340m峰にて)

取付は毎度ながらの灌木に埋もれたアカマツ林で先が思いやられましたが、いざ尾根に足を入れると藪はそんなには濃くなく、御坂らしい露岩を見ながらの登りが続きます。

やがて行く先に高木が見えなくなると通過のしんどい倒木帯を介して、風向計の立つだだっ広い台地に出ますが、これは御坂に通われている人なら一度は見かけたことがあるでしょうハングライダーの発着所で、この辺りからニッコウキスゲやアヤメ、クサタチバナなどお花が徐々に出てきて思わずにっこり。(^^)

なおも先を行くと、3年ぶりとなるサンショウバラとの再会があったり(コレが一番嬉しかった!)、グンナイフウロにキバナノヤマオダマキ、そしてなおも咲き残るヤマツツジにオトコヨウゾメやガマズミといった木の花てんこ盛り状態で、上部の藪こぎはそんな花々をかき分ける少々贅沢??なものでした。

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(不逢山~大石峠間はキスゲロード)

んで御坂主稜に上がったら、今回は稜線を西へ。
花の方は先週の大菩薩同様にまださみしく、キンポウゲにアヤメ、ヤマオダマキ、マイヅルソウ、ユキザサ、ヤグルマソウ、ハコネシロガネソウ、コウゾリナ・・・ぐらい。

しかし、そのまだみどり色な下草をよく見てみると、シモツケソウやクガイソウにオオバギボウシ、カイフウロなどなどがそろそろスタンバイな状態で、レンゲショウマも蕾ができはじめ盛夏に向けて準備着々といった所。でも一見パッとしないそんな下草を見て、季節の進み具合をいつの間にやら感じられるようになっていた自分に今回一番驚いたかもしれません(笑)。

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(テンニンソウに埋まる尾根・節刀ヶ岳への道すがら)

サラサドウダンの花ガラで埋もれた節刀ヶ岳でランチをとったあと、下りはこの時期の様子を見てみたかった鬼ヶ岳北尾根をとりました。とはいえ今回は尾根末端まで降りるのではなく、<地形図でいう水ノ沢山>南鞍部から東へ中芦川入沢へ降りる破線路を辿るのが目的。

その北鞍部からの破線路は、やはりというかボサに倒木が絡んで不明瞭な箇所が多く、沢沿いの道をいう性質を考えると登りはちょっと難しいかもしれません。でも中腹にはこの日一番の林ともいえる立派なケヤキが林立する雑木林があったりしてなかなか楽しませてくれました。

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(立派なケヤキの木々・水ノ沢山南鞍部からの下りしな)

ほんとうに何もない所だけど、その明るい佇まいが好ましい芦川村も久しぶりの訪問。今夏もあと何回かこの山間の村を訪れる機会がありそうで、それは私の中では御坂の花花と同じくらいに楽しみな事でもあったりします。(^^)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.06.19

そろそろお花モードか??

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(湯ノ沢峠の草原から大蔵高丸)

先週、日川尾根でクサタチバナの花を見かけて、私もそろそろ夏のお花モードに切り替えかな~・・・ということでも今週(06/18)は御坂ではなく、2月のスノーハイク以来な南大菩薩の稜線(白谷ノ丸~湯ノ沢峠~大蔵高丸~ハマイバ丸~天下石)をba_sobuさんご夫妻と一緒にのんびり歩いてきました。

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(白谷ノ丸附近にて)

朝方東京はこぬか雨が降るような天気だったのが、小仏峠を越えると道が乾き、南大菩薩の稜線に上がる頃には晴れ間も覗く思いもかけない好天。おかげでちょっと暑いけど、流れるガスを見ながらのご機嫌な稜線漫歩が続きました。

ちなみにお花の方は写真の通り、まだまだ淋しく、キンポウゲが主であとはスズラン、アマドコロ、クワガタソウ、スミレ(おそらくシロスミレにエゾノタチツボかもだけど自信は全くなし)、シロバナノヘビイチゴ、マイヅルソウ、ミヤマカラマツ、チゴユリ、ユキザサ、ミヤマハンショウヅルにヤマオダマキが咲き始め云った感じ。

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(ズミも凄い花つき・・・)

しかし、まだ時期の早い草本(苺の類は違うが)にくらべて、今回凄かったのはやはり木の花!ヤマツツジはもちろんミヤマザクラにサラサドウダン、一本だけだけどレンゲツツジ。そして今年はズミ「も」凄かった。

ズミは盛り過ぎのが多くて、花が散り始めて3弁しかないのに遠目から見ると真っ白な塊にしか見えないような木もたくさん。ちょっと前のシロヤシオを思い出してしまい、見ている方はただただ唖然とするばかりでした。

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(ハマイバ丸からの下りしな・大谷ヶ丸方面)

んで今回の下りは2月の時同様、1626m峰東尾根をとって桑西テニスコートのある日向部に降りました。

この尾根は2月に歩いた時の感触から藪はさほどでないということはわかっていたものの、夏に向けて一度下見しておきたかったルートで、今回辿ってみた感触では若干のスズタケ帯があるけど終始歩きやすく、まずは合格!といった所。

おかげで、盛夏のお花見は白谷ヶ丸から天下石までの南大菩薩の草原・・・お花畑全てを効率的に鑑賞できるというゴールデンコースがようやく完成しました!もう今から盛夏が楽しみでしょうがありませーん。(^^)(^^)(^^)

・・・・・☆

ということで06/18、白谷ノ丸・湯ノ沢峠・大蔵高丸・ハマイバ丸・1626m峰東尾根を歩いてきましたが、今回REPの方はありません。あしからずです。<(_ _)>
 

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2005.06.13

徳並沢ノ頭から源次郎岳へ

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(徳並沢ノ頭・・・南尾根の伐採跡より)

気がつきゃこちらを歩くのも5年ぶり・・・ということで、日曜(06/12)は徳並沢の頭から古部山~源次郎岳と本当に久しぶりに日川尾根末端部を訪問。5年前は水野田山の尾根から古部山に上がったので、今回は入梅したというのに甲斐大和駅前に延びている徳並沢の頭南尾根を末端から辿ってみました。

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(古部山山頂)

さて、その南尾根ですが、さすがに灌木がうるさいものの思ったほどではなかったし、岩も絡むもののしんどいものではなく案外スムーズに行けたのは意外といったら意外。徳並沢ノ頭からは雑木林に変わってもうあとは大丈夫だろ~と思っていたら、その先の幼木の植林帯がこの日の道中一番藪の濃い箇所だったのもまた意外。

でも一月ぶりに富士や南アの稜線も見られたし、たわわに咲いてるヤマボウシを手に取ることができたのは有り難かったです。古部山まで意外にアップダウンがあるんですね。

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(源次郎岳手前の自然林)

そんな藪も1292m峰への登りになると抜けて、あとは緑美しい雑木のプロムナードが延々と続きます。満開のヤマツツジ(こりも花付きがよい!)がボツポツと彩りを添えて歩いていて楽しくなります。やっぱ葉っぱがある時期は雰囲気が一変しますわ。(^^)

古部山を過ぎると古い道標がポツポツ現れますが、稜線の道自体は整備されているとは言い難く、1459.9m峰(境沢の頭)先の林道が稜線を乗越す箇所までは慣れた人向けの道であることには変わりありません。

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(やまぼうし満開・源次郎岳西鞍部にて)

林道を歩いて再び山道に入る箇所からは源次郎岳の登山道になっていて、途端に道がしっかりします。日川尾根と別れるとこの日唯一とも云える美しい自然林を介してようやく源次郎岳に。

んで、今回下山は去年キリガ尾根を歩いた時から気になっていた、源次郎岳の西鞍部から鬢櫛川を降りる地形図の破線路ルートをとりました。

このルート、最初は涸れた緩い沢筋をボサや倒木を避けながら降りていく感じで始まり、やがて水流が現れ沢歩きらしくなったな~と思う頃、突然という感じで右岸側一面の皆伐跡に出くわして全てがぶち壊し。

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(鬢櫛川・1004m附近にて)

まぁその伐採跡もそのうち抜けるんですけど、沢は緩いナメの続く好ましい渓相なだけにとにかく惜しい!というのが正直な感想。不明瞭ながら道筋も通っていたし、「伐採前なら」下り限定のエスケープルート(源次郎岳から勝沼駅まで2時間ちょい)として使えるでしょう、と云いたかったです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>

・・・・・☆・・・・・☆

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あと、1459.9m峰(境沢の頭)から稜線通しに下った 林道の乗越す鞍部に「伝説地 かくれっ窪」という小さな標識がついていて、ちょっと気になりました。これについてなにかご存じの方がいらっしゃったらご教示頂けるとたいへんに嬉しいのですが。。。
 

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2005.06.06

しろやしおシロヤシオに東国三葉躑躅??

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(檜洞丸直下より大室山方面)

いや~、参りました。丹沢フリークの皆さん、今まで侮っていて本当にゴメンナサイです。<(_ _)> 心からそお思えるほど素晴らしかった!!

とうことで、昨日(06/05)は4年ぶりの当たり年らしいシロヤシオを見に久しぶりに丹沢に入りました。

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(檜洞丸北尾根中部にて)

とにかく登路にとった桧洞丸北尾根からして、シロヤシオなんかなくても自然林の素敵な尾根な訳ですからいわずもがな。花の盛りがもう檜洞や蛭の山頂付近に移っていたことからしても、この尾根を登路にとったのは正解でした。

とにかく誰もいない静かな中、シロヤシオを存分に楽しめたのが大きかったです。南側の西丹沢の方は知らないけどシロだけならこの尾根を歩いただけで充分満足していたことでしょう。

今回は歩き出しが早かったこともあり9時半頃には檜洞の山頂に着いたのですが、その時間ですでに20人ほどおり、10分ほどいただけでさっさと東進。東へ行くと日帰りだとなかなか難しい場所??な事もあって人が少ないですね。

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(北尾根上部にて)

ブナの美しい臼ヶ岳(個人的には蛭ヶ岳や丹沢山なんかより全然好き!)でお昼をとって蛭ヶ岳に向かうと、またまた満開のシロにトウゴクミツバが続き、かの急な登りも もうルンルン。(^^)(^^)(^^)

意外に人の少なかった蛭ヶ岳も10分ほどの滞在で主脈を降り、噂に聞く姫次も初めて訪問。あとは袖平山北尾根を降りる予定でしたが、バスの時間に余裕がないので八丁坂の頭から青根へ下りました。

んが、林道に出て袖平山北尾根から来た道を合流すると、そこに<袖平山>と書かれた比較的新しい道標が立っていました。ということはこの尾根もそこそこ整備されているようです。

ちなみに草本の方はクワガタソウにシロカネソウ、ツルキンバイ、マイヅルソウにキンポウゲも咲き始めていました。

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(トウゴクミツバツツジも凄い花付き・・・檜洞丸にて)

んで今回なぜに青根へ降りたかというと、東野じゃなくて奥相模湖BS17:12発やまなみ温泉行きの藤野町営バスに乗ってみたかったから。

東野から奥相模湖まではバス停の時刻表では徒歩20分と出ていましたが、実際もその通り。奥相模湖BSのすぐ下には<いやしの湯>なる施設もあり、日の短い季節でもここで一休みしてバスを待つ、という手もありそうです。

バスの方も時間通りにぴったり来て一安心。(ローカルだと実際に来るかが かなり心配なのです)やまなみ温泉や藤野駅での連絡も非常に宜しく、二時間かからずに帰宅できたのには驚きました。

青根って藤野廻りだと本当に近いわ!これでこの辺りの足の確保にも目処がついたので、涼しくなったらこの辺りもボチボチ行こうかしらん、と思っています。

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(蛭ヶ岳附近もこんな感じ)

しかし、今年はアカヤシオにシロヤシオ両方ともに二日づつとって十二分に堪能できました。そのせいで今年は諦めた花もあることはあるんですけど、後悔していません。こんなの初めてでしたから。

これもひとえにみなさまから情報を頂いたり、お誘い頂いたりしたお陰。ほんとうにありがとうございました。ツツジのシーズンはまだまだ続きますけど、この先はどおしようかなぁ。。。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.06.05

伸ちゃん、おめでとう!

キタキタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

帰りしなの林道で入りの悪いラジオ短波を聞きながら山中で叫んだよ! とにかく3年ぶりのGI勝利おめでとう!

んで、さっきハイライトで安田記念を見たけど本当に良いレース。会心の騎乗ですね。(^^) レース後下り着いた東野でさっそく祝杯っ!と思ったら酒屋が休みでやんの。

来週から北海道シリーズ。ユーイチと安勝はとりあえず引きずりおろせよ!今日はお山も良かったし、本当に良い一日だったわ。
 

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