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2005.03.28

雑木の魅力・・・権現山

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(権現山南東尾根より、雑木の稜線。右・雨降山)

しかし、先週のREPをあげた直後にFYAMA閉鎖のお知らせが入ってからというもの、あっちへバタバタこっちへバタバタ・・・

お陰で土曜は寝坊して一日の予定がメチャメチャになり、日曜はお山へは行けたものの、朝飯がまずかったり、バスがなくてタクシーになったり、財布をなくしたと勘違いしたり、昼飯買い忘れたり(笑)、唯一咲いていたカタクリを取り損ねたり

・・・と物事がスムーズに行かないというか、心と体がうまく噛み合わないというか、ある意味かなりしんどい週末でした。

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(麻生山への道すがら)

ということで日曜(03/27)は久しぶりの権現山。今回は権現山南東尾根(正確に云うと1245m峰南東尾根なのだが)登路にとって、権現山~麻生山~三ツ森(北峰)~長尾根と訳あって今週も葛野川左岸の径路も歩いてきました。

久しぶりとは云っても三ツ森は1年、権現山は2年ぶりで他がおそらく3・4年ぶりぐらいでしょうか。

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(三ツ森<北峰>を望む)

先程ちょっと触れたけど、予定では四方津駅からバスで矢坪へ出て南東尾根取付の奥山まで歩くつもりだったのですが、バスの時刻が山渓のバス時刻表と変わっており、結局タクシーで奥山まで。(¥2740)

南東尾根はその見た目よりも思いの外雑木林が少なかったけど、明るい雰囲気で藪も薄く、楽しめました。

さすがにこれぐらい間が開くといろいろ変化があるもので、和見峠に車道が通じていたり、以前、麻生山の標識のあったピークが南に切り開かれ展望が良かったり、三ツ森の灌木が刈られていて歩きやすくなっていたり、長尾根の駒宮分岐辺りが皆伐されていたり・・・と驚くことも多かったのですが、辺りの雑木林の多さ、和やかさは基本的に変わりありません。

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(長尾根にて)

特に長尾根と鋸尾根をめぐる沢(名前不明)は両岸ともにほとんどが雑木林で、その山肌はある意味何の変哲もないものなんだろうけど、高くてもたかだか1200m程度の沢筋で辺りがほとんど雑木林なんて所は珍しいのでは?と思っています。

人けない(ここで人が多いなんてヒカゲツツジの頃だけだろうし)雑木林の中をただゆるゆる歩く。幸せを感じるひと時です。そんな歩きをしたくなったら、またこの辺りを訪れようと思います。

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(浅川の指さし地蔵尊・・・確かに<指さし>してます)

・・・・と普段ならここで終わりなんだけど、今回は続きが・・・。(笑)

長尾根を末端の駒宮砦(498m)まで辿り上平に降りてあとはバスを待つだけ、と思って落合橋のバス停に着いたら、「浅川の指さし地蔵尊」を紹介した説明版があり、それを読んでいるとそのお地蔵さんがどうやら先週歩いた葛野川左岸の径路の入口付近にあることがわかって俄然興味が湧き、左岸の径路を歩くことに決定。

お地蔵さんの方はコタラ沢を渡ったらあっさり見つかり、あとは先週同様左岸径路を歩きました。しかし植林帯はともかく、明るいところではアブラチャンが一斉に花を開きアズマイチゲポもツポツと花を咲かせて、先週とは全く違う春の彩りに驚くやら嬉しいやら。山での開花がイマイチ進んでいなかったので、最高のフィナーレでした。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.03.23

大洞岩から百蔵山へ

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(東光寺より。右 岩殿山、左端が大洞岩。 2003.02撮影)

↑上は2年前、セイメイバンの帰りしなに東光寺上の台地から撮ったものです。

写真左端の三角錐が大洞岩なんですけど、南側の中央線から見るとただの尾根の肩といった感じのこの山も、いっぱしの山姿をしているというか、葛野川対岸の岩殿山を挟んで対になって聳えています。この様子を見てはじめて大洞岩の存在を認識し、いつか訪れたいと思い始めて2年。今日(03/21)ようやく訪れる機会に恵まれました。

ちなみに大洞岩とは百蔵山西隣の907m峰(大同山と書かれたテープあり)から南西に延びた尾根の末端にある503mの岩峰です。

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(大洞岩より)

今回は猿橋駅からえっちら歩いて南西尾根を登路にとってみました。少々の藪と一箇所露岩を捲く箇所があった(おそらく直登も可能だと思う)ものの思ったよりスムースにいって、駅から山頂までだいたい一時間ほど山頂に着きました。

山頂からは↑の通りで、ほとんど360°爽快な展望が広がっており、期待していなかった分だけ嬉しさはかなりのもので、この山だけの超ショートコースもありかなと思ってしまった程です。

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(百蔵山山頂)

この日のメインとも云える大洞岩を訪れた後は、903m峰南西尾根につけられている破線路を辿って百蔵山に上がり、コタラ山北西尾根(コタラ尾根)を下降。そして尾根末端に出てから浅川を渡らず、葛野川左岸につけられている地形図の破線路を辿って葛野に出ました。

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(葛野川左岸の破線路にて)

葛野川左岸の破線路は一部崩れやスズタケに埋もれた箇所もありましたが、道筋自体はかなり明瞭に残っています。ただこの道、ほとんどがスギ・ヒノキ植林下を通るので素晴らしい道とは言い難いんですけど、それなりの里道らしい風情もあり、対岸の車道を歩くよりは全然いいかなと思いました。上平から葛野まで約一時間ほどのみちのりです。

さて今回のお花ですけど、ようやくマンサクに逢えました~。(^^)
百蔵山山頂付近に今までの鬱憤を晴らすかのようにたくさん咲いており、もうお腹一杯(笑)。ダンコウバイは800m附近まで上がってきているようです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.03.19

今週も またまた道志

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(秋山支所より 右・鳥居立、左端・池ノ上)

2週連荘で道志なんておそらく初めてのことではないでしょうか。

ということで今日(03/19)は快晴のもと、先週歩いた阿夫利山への尾根のお隣の尾根・・・長尾山北尾根(長尾)と鳥居立北尾根を歩いてきました。

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(長尾山北尾根にて)

今回はba_sobuさんに車を出してもらい秋山支所(上野原と合併したのでもう<村役場>ではない)からの歩き出し。

取付附近にある秋山釣場から見えた長尾山北尾根の末端はかなり急に見えましたが、実際に取付いてみると明瞭な道筋が通っており一安心。ただ当初の明るい雑木林は最初の549m峰で影を潜め、あとはアカマツ植林下の灌木・スズタケの藪道が続きます。

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(長尾山頂直下にて)

藪は若干濃いものの下道は明瞭なのでそう難儀することもないのですが、ヤブを漕ぐと花粉が舞うらしく、藪歩きの時だけ花粉症の症状が酷いのにはさすがに参りました。

とはいえ、山頂近くになるとようやく自然林が現れ、長尾山直下から主稜線(長尾山より西側)にかけてはそんな林に囲まれた緩やかな緩斜面でなかなか良い雰囲気。今度はぜひ長尾から朝日山を繋げてみたいな~。

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(鳥居立北尾根下部にて)

そんな長尾山でのんびりとランチをとった後は鳥居立に向かい、北尾根を下降。尾根自体は中間附近で植林が絡むものの、自然林・雑木林が素敵な比較的歩きやすい尾根で、個人的な好みから云うと私は鳥居立北尾根の方が好きです。

この尾根、小林経雄さんの「甲斐の山山」では<歩く価値を失った>と書かれていますが、それはおそらく昔日の姿を知っているからでしょう。でも私にとっては今の尾根の姿でも充分に歩く価値はあると思います。

ちなみにお花の方は尾根中腹より下でダンコウバイが咲き始めました。が、今回もマンサクにはフられてしまい・・・はたして今シーズン、私はマンサクに逢えることができるのでしょうか??(笑)

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.03.14

春を探しに道志へ

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(巌道峠脇の送電塔から・左は大室山)

高いところではまだまだ雪が残っていますが、雪遊びは先月末の石尾根でケリをつけて、今月からはお花を求めての山歩きのはじまりです。

ということで、昨日(03/13)は久しぶりの道志入り。月夜野からムギチロ南尾根~鳥居立(御牧戸山)~阿夫利山~富岡と歩いてきました。

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(620m圏Pより、ムギチロ南尾根の全貌)

三ヶ木~月夜野のバスも復活してから初めての乗車。相変わらず乗客は少ないですが、蛭へ行かれるパーティの方もいらっしゃりそれなりには使われているようで、空気輸送かも?と思っていたので少々ホッとしました。

とはいえ月夜野まで行ったのはやはり私ひとりで、あとは富岡まで完全な一人旅。山に入るとわかるんだけど道志ってホント人に会う気がまったくしません(笑)。

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(大タギレにて)

今回のメインなムギチロ南尾根や大タギレ辺りも部分的にスズタケが被る箇所はあるものの、総じて歩きやすい部類に入るでしょう。

そんな中、今回個人的には阿夫利山近辺の明るい灌木・雑木の尾根道が気に入りました。しかし阿夫利山があんな素敵な山だったとは・・・。機会があったら今回歩けなかった金剛山の方の尾根も歩いてみたいです。

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(阿夫利山附近にて・バックは左 大室山・右 鳥居立)

ちなみにお花の方はダンコウバイ・アブラチャンが一部綻びかけで、結局マンサクには全く逢えずじまい。毎度ながらのことなんだけど、私自身マンサクとの相性が本当に良くない。いつも普通に逢えてないんです(笑)。

あと野の花の方もそろそろスタンバってる状態ですので、来週になれば1000m以下の山はぼちぼち華やいでくるでしょう。日差しもかなり強くなっているし、本格的な春に突入ですね。来週以降いろいろとお花見に忙しくなりそうです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2005.03.12

なぜか・・・

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(ギ、ギター弾いとる・・・山で・・・笑)

手元には山渓の昭和52年版アルパインガイドが・・・(笑)

今は歩けない武甲山西参道や熊倉山七ツ滝コース、巳ノ戸林道。そして真ノ沢林道や長峰、大蔵沢コースに菰釣山南面のコースなどが普通にガイドされているのも今となってはスゴいですね。

あっ、あと女坂峠越えもガイドこそないものの(当たり前か)きちんと破線がついていました。

30年近く前のものなのに怖ろしく状態も良く、用事を済ませてフリーになった午後はこれを読んで一日スゴしていました。いや~ホンマたのしいわ~。(^^)

さて明日の山行き、もう雪遊びにはほとほと飽きちゃたので、久しぶりに低いお山で春を探してこようかと思っております。
 

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2005.03.07

今年もエアリアの春・・・(笑)

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(まずは富士山・御坂のを買い換えました~)

ここんところのの多忙がたたったか、先週風邪をひいて寝込んだ日があったので自重して山行きはお休みしました。

さて、3月に入って新しいエアリア(と、最近は云わないか。みなさんご存じな昭文社の「山と高原地図」のことです)が書店に並ぶ時期になりましたね。今年も毎度のごとく立ち読みにいそしんでおります(笑)。

ということで、私が定期的に買い換えるのは南関東のばかり。先ずは一番ボロくなっていた「富士山・御坂・愛鷹」を購入しました。

エアリアって全面改訂せずとも毎年少しづつ変わっているもので、こちらもいつの間にか釈迦ヶ岳以西の芦川北稜や倉見山周辺に赤線が入っていたりして、同じ地図でも新鮮な気持ちで見ることができるのが楽しいです。

今回は買いませんでしたが、今年中に買い換えるつもりでいるのがこれも赤線のかなり増えた「高尾・陣馬」。あと「奥多摩」も'02のなんだけど、一番使うせいかかなりボロくなっているんで中風呂~西原峠の<さいはらみち>赤実線昇格??記念に購入するかも。全面改訂するらしい「丹沢」は様子見ということで、今年は立ち読みですませましょうか(笑)。
 

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