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2004.12.31

大蔵沢から大蔵高丸へ

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(大蔵高丸より)

昨日(12/30)は今年の歩き納め。これまたながらく課題になっていた大蔵沢から大蔵高丸へのルートを歩いてきました。

気になっていた積雪も大したことはなく、久しぶりな銀世界の中 沢登りを少々。そして雪藪にまみれ(笑)、展望にまったりスノーハイクと、私らしい??よい歩き納めになりました。

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(大蔵沢上流部にて)

今日のメインとも云える大蔵沢ルートは、タナン沢より一つ奥の右(左岸側)の沢の出合まではプラ杭の続く明瞭な道がついており、出合でその明瞭な道を右の沢へ分けると、それより奥は沢歩きという感じ。本流筋は明るく広いのでおそらく分岐で迷うことはないと思われます。

が、ここでなぜ<思われます>と書いたかというと、実は大蔵沢を最後まで詰めずに当初からついていた明瞭な道の行く先を調べたからです。

かの出合で一度は調査を放棄してなおも大蔵沢を歩いたものの、やはり確認したくなってしまい、ツメの二俣で右の枝沢に入ってからすぐに右手の尾根(地形図で大蔵沢沿いの破線路が途切れている尾根)に這い上がりました。

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(大蔵高丸のやや直下)

這い上がった尾根の右手(東)はカラマツ植林になっていて、やはりというかスズタケが密生。スズタケが倒れていたこともあり、雪まみれになりながら大藪をこぐと、まもなく右手の斜面から刈り払われた明瞭な道が合わさりました(プラ杭あり)が、道はじきに植林の上端に沿うような感じで尾根を右に外れてしまいました。

ということで大蔵沢に沿って延びていた道はおそらくこの植林地の作業道だったと思われます。

あとはなおも尾根伝いに藪をかき分けなんとか大蔵高丸へ。しかし展望は良好だったものの、風が強くて(雪が飛ばされ地肌が出ていた)15分居るのがやっと。そうそうに南西尾根を下り始めました。

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(大蔵高丸南西尾根にて)

南西尾根は大蔵沢ルートの分岐でもある西鞍部附近こそスズタケで若干わかりづらくなったかな、とは思ったものの、3年前はほとんど見かけなかったマーキングがやたらと増えていたのには驚きました。でも、尾根中部までは自然林も美しく、慣れた人であれば長い林道歩きを避けられる格好の?下山ルートとして推奨できると思います。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2004.12.29

雪だぁ~っっ!!

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わぉ~~~ん!(^^) (^^) (^^)
 

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2004.12.26

東丹沢、楽しいワ (^^)

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(龍ヶ馬場東尾根上部にて)

土曜は(12/25)約1年ぶりの東丹沢入り。
例によって普段は行けない(^^)塩水橋から竜ヶ馬場東尾根~丹沢山~瀬戸沢の頭~堂平の周回コースを歩いてきました。

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(東尾根下部にて)

竜ヶ馬場東尾根とはキュウハ沢と四町四反ノ沢(手沢)に挟まれた尾根の事で、この尾根に取り付くには先ず尾根末端の四町四反ノ沢出合に出なければいけないのですが、出合までゴルジュを連ねるキュウハ沢の河床歩きはちょっと無理がある。

ということで、今回はキュウハ沢出合から三角沢ノ頭(寿岳)への尾根を登り、しばらく上がったところで四町四反ノ沢出合へ延びる枝尾根を下降して出合に出るという大高捲きルートをとりました。

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(東尾根中部にて)

実はこの東尾根、地図を見る限り尾根は短いし、針葉樹記号も多いのでさほど期待していなかったんだけど、ところところが・・・のっけからアセビに立派なツガ(針葉樹記号はこの事だった!)の連なる落ち着いた佇まい。

そしてアセビにシロヤシオの灌木帯を抜けると立派なブナ林に変わり、上部では白馬尾根(鬼ヶ岩ノ頭北東尾根)を想起させる一面小笹を敷き詰めた中にブナが点在するプロムナード・・・と全行程自然林の素ん晴らしい尾根。

とにかく想像を遙かに上回る様子に、バカにしてごめんなさいごめんなさい・・・と心の中で謝りながら歩いていました(笑)。

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(堂平にて)

竜ヶ馬場に上がった後は本間ノ頭まで足を延ばして南東尾根を降りるつもりだったのですが、四町四反ノ沢出合へ出るのに手間もかかったし、竜ヶ馬場東尾根が大満足だったので、予定を変更して瀬戸沢ノ頭を過ぎたところで堂平へ降りました。

かの堂平も丹沢随一のブナ林と謳われているだけあって<さすが>の林。ここは雪が降ったらスノーシューで遊んでみたいと思わせる所ですね!

この日は堂平にも寄れて、丹沢初心者の私にとって非常に楽しい一日でした。今回歩いて気になるところも増えたし、また機会を見つけて歩きたいです。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2004.12.20

今週はお休み。(^^ゞ


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(倉岳山北西尾根・北尾根分岐の大モミ)

で、ござんした。いろいろ忙しくて・・・(^^ゞ
ということで、こおいう時恒例の(笑)お知らせなどなど

 まずは山歩きの記録倉庫の11月分をアップしました。
よろしかったらご覧ください。

 お気づきの方がどれだけいらっしゃるかわかりませんが、リンクの方、実は徐々に増えております(笑)。一番新しいのは先の鷹ノ巣山(例のオフぢゃなくて)で遭遇したenoさんのページ。奥多摩のマイナールートを中心に毎週更新されているようですので、その筋の方は要チェックでしょう。(^^)

 ええと、先月ちょっと気になる・・・と書いた奥多摩界隈の狩猟についてですけど、予想通り本気モードでかなり大きなものになりそうです。私も含めて、この手の山歩きをされている方々におかれましては<本当に気をつけましょう>というしかないようですね(笑)。

しかし日原、川苔山周辺はともかく、三頭山北面が猟区に指定されたのには驚きを隠せません。なんか多摩川北岸の山々のようにしたくないという意志が感じられるのは私だけでしょうか?ちなみに私がこちらでニホンジカを見かけたのは夏場に歩いた三頭山中尾根での一回きりです。

詳細はHgさんとこの掲示板やウチの掲示板にも載せてありますので、気になる方はご覧ください・・・というか奥多摩駅や山中にもかなりの数、掲示してあるようです。

 最後は私のシュミの話(笑)。
libido.l'ete.sse8001cd求む!こり←できれば¥3000ぐらいで。ダメかなー??

一年ぶりに聞きたくなったので家の中を探してみたのですが、見つからなかったのでちょっとサグりをいれてみたらパクられてた(笑)。あるヤツに。

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2004.12.12

倉岳山を北面から

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(富士山・・・ギリギリ。倉岳山山頂より)

 山はいくつもの顔を持っている。こちらからの倉岳山の風貌はお世辞にも「蒼空を圧する峻峰」とは言い難いが、それであっても「2流の風貌ではない」と言い切れるのは、北東尾根・北西尾根・北尾根の3本の尾根が山体にアクセントを与えていたからであろう。
(筆まかせさんのREP・FYAMA8番144145より)

中央線沿線の山々によく行かれる方はおわかりの事と思いますが、中央線の車中から見える倉岳山はなかなか立派で、その姿をかたちどる北尾根群はどれも登降意欲をそそられます。ということで土曜(12/11)は本当に久しぶりの前道志。倉岳山でした。

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(倉岳山北尾根にて・枯れた巨樹が多い)

北東尾根は以前に歩いたことがあるので、今回は下畑から458m峰を通って突き上げる倉岳山北尾根を、そして下りは途中まで登山道?のヘソ水コースが通っている北西尾根をとりました。

北尾根は↑上の写真の通り、露岩の目立つやや急な尾根で、立ち枯れた巨樹(おそらく大半がアカマツ)が目についたのが印象的でした。北西尾根合流点の大モミもほとんど枯れる寸前で、これらの木々が元気だったらまた違う雰囲気だったかも知れません。

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(倉岳山北西尾根・ヘソ水コース)

んで、着いた倉岳山頂は陽気のせいかハイカーで一杯。そんな中、南面の日当たりの良い場所を確保して早々にお昼をとったら昼寝、というかぽかぽか過ぎてほとんど爆睡状態。この日はなんか倉岳山へ眠りに来た感じです(笑)。

下りの北西尾根は途中までは登山道??なヘソ水コースが通っており、雑木林の続くなかなか楽しい尾根。ヘソ水コースと分かれても明るい雑木林が続き、藪も北尾根に比べると少なく、いい雰囲気が下まで続きました。とはいえ、さすがに末端は藪くぐりが待っていましたが、知れたものです。

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(倉岳山北西尾根にて)

倉岳山は前道志の最高峰とはいえ標高1000mを割る山なのでどうしても侮りがちになってしまいます。でも今回のようなショートコースでも中身は濃く、非常に楽しめました。

今回で北面の主立った尾根は歩いたとはいえ、この山にはまだまだ気になる尾根がいくつもあります。今後も気が向いたらこれらの尾根を歩いてみようと思いました。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2004.12.06

4度目の正直

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(鷹ノ巣山山頂にて)

本当は山頂に上がったら、眼下に広がる山並みから雲が続々と湧き上がってくるような様子を期待していたんですけど、天気の回復が思った以上に早く、山頂に着いた時にはもう空には高い雲が流れていました。

ということで日曜(12/05)は今年4度目の鷹ノ巣山。今年4度目にして初めて・・・そして約1年ぶりの展望に恵まれました。(^^)

とはいえなぜこおなったかといえば、雨から天気が急速に回復するような日に、最初に書いた様子を狙って歩いていたからでして、実際は4度目にして半分ぐらい当たったかなーって感じです(笑)。

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(稲村岩尾根にて)

写真を見てもらうと少しはわかってもらえる事と思いますが、雨上がりで風が強いとなれば空気が澄むのは当たり前で、山頂からは近傍の山々はもちろん、都心や東京湾、そしておそらく房総半島も確認でき、ここまで東側がよく見えたのは本当に久しぶりのこと。

ちょっと気温が高すぎましたが、天気はいいし電車や山もガラガラで、鷹ノ巣なのに静かで穏やかな山行きでした。

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(石尾根縦走路・城山附近にて)

当初の予定では久しぶりにヒネりなしで峰谷にでも降りようかと思っていましたが、風が強くて鷹ノ巣山頂でのんびりできずに時間が余ったのでここで未踏だったタル沢尾根の下降に変更。

ぽかぽか陽気の石尾根縦走路を東へ行き、これまた久しぶりだった将門馬場に寄って北東へ延びる尾根を捉えれば、あとは下るだけ??で、下りだしこそカラマツ植林だったものの、じきに落ち葉の積もった雑木林のプロムナードに変わり、藪も少なく快適な尾根でした。

それとこちら側から見える長沢・都県境尾根南面の山々の見え方が凄く新鮮で(!)、お隣の山ノ神尾根も優美な裸木のラインを見せ、こちらもそそられるものがありました。

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(タル沢尾根にて)

が、順調に末端近くまで降りると尾根を水平に乗越す道に出るのですが、ここで自然に左(西)へ入ってしまったのが大間違い。じきに水流のないまさに<カラ沢>に出てしまいここで間違えに気がついたものの、戻るのも面倒だったのでカラ沢の下降に切り替えたらじきに滝場に阻まれ、ようやく引き返す事に(笑)。

引き返したら尾根東側の植林帯をすいすい下って、あっさりと本谷にかかる吊り橋(無妙橋)に降り立ちました。でも・・・無妙橋に着いた時間が東日原のバスの発車時間~。(ToT) しょうがないので河原でお茶しましたが、気温が高かったのが救いでした。12月の日が傾きかけた時間、河原に佇んでいて寒くないなんてありえません。普通(笑)。

・・・・・☆

ということでこの日のREPはこちらをご覧くださいませ。<(_ _)>
 

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2004.12.01

女坂峠越えの古道

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(女坂峠の石垣・・・こやつがそもそもの発端)

大沢山から八丁山へ歩かれたことのある方は↑女坂峠を乗越すこの石垣、見覚えがあるのではないでしょうか?

土曜(11/27)は本社ヶ丸にあがったものの、行きがけにタクシーを使ってしまい大幡側へ下れなくなったので、さてこれからどうしようかと思案したところ思いついたのが笹子側の女坂峠みちを探すことでした。

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(<逓信>の石標 と ナゾのコンクリ塊)

去年、この石垣の謎を解きたくて女坂峠から藤野木側(御坂町)へ降りたのですが、その時にこの石垣が女坂峠越えの古道の跡らしい事がわかり、いつかは笹子側へも・・・と思っていたのです。

んで去年藤野木側を歩いてみてわかったのは、石垣は枝尾根と枝尾根をトラバース気味に結んでおり、枝尾根で石垣が切れると道はその枝尾根(尾根には必ずナゾのコンクリ塊がある)を伝って降りて、しばらく降りると再び石垣が現れトラバースしていく・・・といった法則らしきものがある、ということでした。

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(やはりこんな感じで延びています)

降りてみたところ、結果笹子側も同じような法則で石垣が延びており、やはりこの石垣は女坂峠越えの古道だったようです。

とはいえ古道とは云ってみたものの、その石垣の立派さや用途不明なナゾのコンクリ塊の事を考えると、思いっきり古いものではなくおそらく戦後のもの??のようですが、土曜に見かけた逓信の石標が関係しているのであれば古くても昭和以降??のものと思われます。

この道についてご存じの方、もしいらっしゃったりしたらご教示頂けるとたいへんうれしいのですが・・・。(^^?
 

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