2021.04.12

武川岳へのややこしい登り降り

B120412a(武川岳南西尾根のひとコマ)

今年は本当に暖かい!おかげでお花の開花も早く、ツツジはもちろんそろそろ沢沿いのお花も確認したくなってきますね。

ということで足が向いたのは久しぶりの秩父方面。今回は一の鳥居スタートで、例によってマイナー尾根の登り降りを繰り返して武川岳をめざすコースを組んで歩いてきました。

B120412b(妻坂沢左岸尾根中腹・アブラチャン満開)

まずは一の鳥居からそのまま妻坂沢左岸尾根に取り付き、せっせとせっせと登っていきます。

この尾根は4年前の初訪以来で変わったところはほぼない感じでしたけど、シカのフンがかなり目立ったのが少々気がかりでしょうか。記憶から00年代初頭のような多さで、こちらはあまり猟がないのかなあ、、、と。

B120412c(ヒナスミレ)

尾根中腹の緩斜面はアブラチャンが満開。あとはヒナスミレ。ヒトリシズカはそろそろ咲き出しそうかな。

見かける花は決して珍しいお花ではないけど、みんな2年以上ぶりに逢うお花なので喜びもひとしおです。

B120412d(巻き道辿ったら鞍部に掛小屋の跡)

登って登って上の岩峰への急登がはじまる直前、右の植林帯へ巻き道が分かれていて、今回はここで尾根を離れて巻き道を辿ってみました。

ひと登りして出た枝尾根の狭い鞍部には↑↑こんな小屋掛けの跡が!キレット小屋かよ(笑)。鞍部から右へ少し辿った先には開けた岩こぶがあり、ちょっとした展望を楽しめたり、お目当てのアカヤシオもちらほら。

B120412e_20210409233701(アカヤシオ・一部咲き始め)

お花はほとんど蕾でしたが花つきはかなり良さそう。去年見られなかった分、今年は本当に楽しみですね!

B120412f(ここは滑って大変でした)

巻き道は枝尾根を乗り越して下ってしまうので、ここで尾根に復帰。枝尾根を登ってみたのですが、こちらも上がるにつれ急になり、手がかりは少なく、しかも雨後のせいもあってかなり滑ってかなり神経を遣いました。

こちらも直登ルートと同じく、もし下りにとるならロープは必須でしょう。

B120412h(稜線の登山道に出たらそのまま乗越し、、、)

岩峰に登ったらお次は東側を慎重に巻いて下り、ひと登りで稜線の登山道に出ました。さすがにここは人が多い!稜線南側の雑木林にはバイケイソウやカタクリの葉がすでに顔を出していて、お花はもう少しで咲き出しそうです。

でも今回は稜線を辿らず、そのまま稜線を乗り越して南へ直滑降。実はここの下りが今回一番大変な箇所でした。

B120412i(よく林道に降りられたものです)

とにかく植林下の急な下りに、間伐された木々が放置された状況はまんま倒木のようで、これを乗り越えるのが大変。その上、下に見えるの横沢入の林道が↑↑こんな感じで、しかも安全に降りられるポイントが周囲に一箇所しかないという、、、(泣)。

ここは記憶を頼りに下手の沢筋へトラバースしてなんとか林道に降り立ちましたけど、これとて丸腰では結構危険な下りでした。

B120412k(トウゴクサバノオ)

そんなわけでなんとか横沢入の林道に降りたって一安心。すぐ先が林道の終点で、ここからそのまま横沢入の登山道に入ります。

横沢入の登山道は短いのがほんとうに玉に瑕なんだけど、秩父・奥武蔵では有数な渓畔林の美しい道。沢に降り立つとすぐにお花が目に入るからなかなか先へ進めません。

B120412j(ハナネコノメはほぼおしまい)

B120412l(二俣の辺り・芽吹きはじまる)

というかもうそうなるのはわかっていたので、撮影しながらのんびりと登っていきます。

お花の方は写真のとコチャルメルソウ、ヤマエンゴサク、ツルネコノメソウ、アズマイチゲ、ヒナスミレ、ナガバノスミレサイシン、ハシリドコロ。

B120412m(ニリンソウも咲き始めた)

B120412o(コガネネコノメ)

周囲のチドリノキも芽吹き始めてたのでここは晴れて欲しかったなあ。なのでランチを二俣の辺りでとって、その間に晴れるのを待っていたんだけど、、、やっぱり晴れませんでしたね。残念。

ランチをとったら来た道を戻り、そのまま林道を下っていきます。

B120412p(林道は一昨年の台風の影響が残っている)

林道は一昨年秋の台風の影響か所々崩れていて未だ改修されていない感じ。後からわかったことですけど、下の大鳩園からまだ通行止めのままなのですね。

自分はそこから妻坂峠への登山口へ登り返して、林道終点から橋を渡って登山道、、、ではなく(笑)その橋を渡った対岸に延びているのが、実はおめあての武川岳南西尾根。そのまま南西尾根に取り付きました。

B120412q(武川岳南西尾根・のっけから急登が続く)

B120412r(ミツバツツジ)

集落の跡地を突っ切ると、あとは地形図通りの急な登り一辺倒。ときおり岩場を交えるおかげか植林は案外少なく、明るかったのが意外。

とはいえ情報のない秩父の急なマイナー尾根ですから、、、やっぱり出てきた岩の急斜面。登りなので行けましたが、こちらも丸腰での下りは宜しくないかも。

B120412s(やはりこういう箇所があるから気が抜けない)

B120412t(岩場が多いせいか植林は案外少ない)

その急斜面がこの南西尾根の核心で、あとは急で岩稜が現れてもなんなく通過できるレベルでホッとしました。

ただお花はほとんどなかったですね。ミツバツツジぐらい。でも個人的には想像以上に明るかったのがとにかく嬉しく、楽しい尾根でした。

B120412u(武川岳山頂)

なので想像よりもあっさりと稜線に飛び出したらすぐお隣が武川岳の山頂。

せっかくの山頂ですが天気イマイチで展望も宜しくないので、お茶をすすったらあとはかなり久しぶりになる天狗尾根を下りました。

B120412v(カタクリ・天狗尾根下部で盛りすぎ)

お花はあまり期待してなかったものの、尾根下部ではカタクリになんとか間に合ってお花的にはもう十二分。ただ少々道のわかりづらい箇所があったのが意外で、今はあまり歩かれていない?とか??。にわかには信じがたいけど。

それはともかくこの日一番華やかだったのが林道に出てからで、林道脇の桜が満開でどこまでも桜の道。下の方では散った花びらが道路を桜色に染めているのもまた華やかで、今は本当に良い時期だなあ!と。今年はこの時期に歩けて本当によかったと心の中で感謝しつつ名郷へ向かったのでした。

 

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