2025.10.31

嶺にも峠にも寄らない大菩薩

B251020a(まさか富士が拝めるとは)

今までの怖ろしい暑さからようやく解放されたと思ったら、今度は不安定な天気が続いて10月は山の計画が流れる日々。でもようやく晴れそうな日がやってきて、久し振りに大菩薩の本丸を訪れました。

人手不足が続いて上日川行きのバスは乗り残されましたが、まぁゆるい計画なので問題ありません。人で溢れる上日川峠の様子に面食らいながらもいそいそ準備して歩き出します。

B251020b(ツタウルシ)

大菩薩のメインルートを歩くのは6.7年ぶり(ブログに載せていない)かな?

ここはオソロシク人が多いので、登りは車道を歩くに限ります(笑)。福ちゃん荘を過ぎ、富士見小屋に着いたところで今回は旧峠(賽ノ河原)みちへ。実はこの道、はじめて歩く道なのです。

B251020c(沢沿いを行く箇所もある)

旧峠みちに入ると今までの喧噪が嘘のよう感じる静かな道のり。もちろん多少すれ違うものの、かなりマイナーな登山道の雰囲気ぷんぷんで、これはいいですね。

林相もいわゆる秩父山系の自然林の良いところがつまったよう箇所もあって、そういう意味でも良い道だと感じました。

B051020d(木々は色づき始めている)

標高が高いので周囲の木々はすでに色づきはじめ。登って登って、稜線が見えるようになると周囲のダケカンバが色づいているのがよくわかります。あとはサラサドウダン、ナナカマドあたりも色づきはじめ。

B051020e(稜線が見えてきました)

稜線上の人の声が聞こえるようになると、旧峠も間近。

間もなく出た稜線は人で溢れているので、そのまま妙見ノ頭へ登ります。

B051020f(妙見ノ頭・奥には飛龍・雲取)

ここは登山道から外れているので、訪れる人も少なんいですね。

北側に見えるのが飛龍と雲取。あちらの山もずいぶんとご無沙汰しています。というかこの辺りで秩父奥多摩方面が綺麗に見える所ってここぐらいじゃないかなぁ、、、と!

B051020g(南側には富士)

そして南には富士。南アは曇り気味でしたが甲斐駒辺りは見えていました。

来たときは誰もいなかったし、ランチ中も訪れたのは数人とここは穴場ですねえ!おかげさまで人の多い山域にもかかわらずのんびりできましたよ。

B051020h(稜線はさすがに人が多い!!)

ランチを終えたら稜線を北へ行きます。

行き交う人はかなり多く、↑↑は登山者が道に列をなしているように見えています。でもこういうのもたまーになら悪くないですね。

B051020i(リンドウ・ほぼ満開)

今年もなんとか逢えました!

B051020j(これが神部岩??)

稜線を北へ、といっても嶺まで足を延ばすのではなく、今回は標高2000mジャストの神部岩まで。

夏山シーズンも終わり、ここへ来てようやく2000mぐらいの山が続くようになっているという(笑)。

B051020k(富士見新道は岩場を巻いていうようだ)

今回神部岩に寄ったのは富士見新道の確認のため。

道はこの急な岩場の左側を巻いているよう。この道、表向き通行止めにしていなかったのですね。

B051020l(ホツツジの返り咲き)

帰りにもう一度妙見ノ頭に寄ったら、ホツツジの返り咲きがいたことに気がつきました。

よく気にしてみると、岩場にボチボチいました。

B051020m(旧峠・・・賽ノ河原に戻りました)

のんびり歩いていたので、旧峠に戻る頃にはハイカーもかなり減っています。

人の多い道は勘弁なので、結局来た道を戻ります(笑)。

B051020n(そろそろ富士見小屋も近い)

ということで旧峠みちを下る頃にはもう誰もいません。

でも福ちゃん荘に出れば、まだまだ賑やかな様子。テン場を確認したり休憩している最中に、道中見かけたヤマブドウとも違うつる性の紅葉のことを福ちゃん荘のご主人さんに聞く機会があり、曰くツタウルシとのこと。またひとつ勉強になりました。ありがとうございました。

そして下の長兵衛ロッジで気になっていたリンゴを購入して帰路につきました。これが爽やかで瑞々しく、本当に美味しいリンゴでしたんです。

 

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