2017.06.10

自然林を愛でる天城山脈縦走

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(アマギシャクナゲ・盛りは過ぎていたが見事)

またまた更新が遅れてしまいましたが、先週末(06/03)は一月ぶりの山歩き。ちょこっと遠出して、天城山脈を縦走してきました。

天城縦走というと大抵は万三郎の方からがセオリーのようなんですけど、そもそも百名山の上に盛りは過ぎたとは言えアマギシャクナゲがまだ見頃となれば人が多そう。なので午後なら人は減るだろうとみて、今回は修善寺駅から天城峠BSに出て、スタートしました。

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(天城峠)

こちらの方もそれなりにハイカーがいたとは言え、20人といなかったでしょう。のんびりストレッチをして歩き出せばしばらくは本当に一人旅でした。

BSからひと登りでかの有名な天城隧道(旧道・ここも初めてでした)で、そこからもうひと登りすると天城峠。隧道以前の人が越えた峠は西の二本杉峠のようですが、ブナの大木が点在する周囲の林の様子にまずはビックリ。

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(すごいヒメシャラだ)

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(ブナも見事だった)

そして稜線を東へ行くと、次々に立派なブナやヒメシャラがでてきてその林の見事さにまたビックリ。天城の林ってこんな感じだったんですね・・・正直ナメてました。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。。。

地面に下草が無いのが引っかかりますが(以前は下に何が生えていたのでしょうか?)、ブナの樹勢はまだまだしっかりしています。わかりづらい表現ですけど(笑)自分が世附の山に通い始めた頃のような感じのブナ。改めて世附のブナの樹勢の低下が気になりもしますね。

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(巻き道に変わり・・・)

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(本谷川?詰めの緩斜面も素晴らしかった)

そして改めて驚いたのが人の少なさ。道が尾根から巻き道に変わり、淡々と行く箇所は本当に誰もいなくて、心配になるぐらい(笑)。

そんな巻き道が水生地歩道を合わせると、そこから先の本谷川?の扇状地的な源流部の広々とした様子が、地形も林も素晴らしく登りも苦にならないくらい。個人的には大幡川の扇状地を思い出しました。というか林だけ見ればこちらの方が圧倒的に雰囲気は良いのですが。。。

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(展望台より・八丁池と富士)

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(八丁池)

そんな夢のようなな斜面を登り切ると、八丁池口からの林道と合流。ここから人が増えましたが、奥多摩辺りと比べれば知れたもの。まだまだ快適に歩けるレベルです。

展望台でこの日唯一の富士を拝んだら、八丁池に降りランチ。ここは広々とした良いところですね。もっともっと観光地化されたイメージを勝手にもっていたので尚更でした。

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(ヤマツツジ)

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(タニギキョウ)

まだ先は長いので、ランチを終えたら腰を上げて先を行きます。ここから先は稜線上を行くイメージですが、稜線自体が広くのっぺりとしてるので、実際は緩斜面の中を縫っていく感じなのが却って好ましいです。というかここは落葉した冬にこそ木々や斜面を楽しみながら歩きたいな!と。

道は自然林に植林を織り交ぜながら行き、戸塚峠を過ぎると小岳へ向けての登りが始まりますが、急な箇所はそう長くはなく、急斜面を登り切ると再び緩く登る感じになるんですね。なので案外小岳までが長かったかも(笑)。

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(小岳への登りしな)

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(やっと万三郎の姿が見えた)

これまたブナ林の見事な小岳に上がれば、これで先も見えてきました。一息ついたら万三郎へ向かいます。

シャクナゲコースと合流して、山頂へ向かうとまず出てくるのがサラサドウダン。どれもたわわに咲いて凄い花付きです!でも行き交うハイカーでこの花を気にしてるのはあまりいない感じ。。。コレだけ咲いてるのに!

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(サラサドウダン・花付きは良好)

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(万三郎岳山頂)

着いた万三郎岳は木々に囲まれた以外に狭い山頂。展望もないし、人出が多いときハイカーはどこで休憩するのでしょうか?思ってしまいました(笑)。

アマギシャクナゲは万三郎から東へ降りると出てきました。さすがに盛りは過ぎていましたけどどの木も見事な花つき!所用が入らなければ前の週に歩く予定になっていたので、間に合って良かった。。。

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(サラサドウダンでしょう)

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(盛りは過ぎていたけど本当に見事でした)

本来↑↑↓↓こんな感じで当たり年になるのはどこも今年だったハズなんですけどねえ。。。

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(トウゴクミツバツツジも花付きの良さが窺えた)

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(馬ノ背より万二郎岳方面)

万二郎への道のりは途中に岩場もあったりして(まぁツツジ、シャクナゲが咲きますから)、いままでとは違う様子になったものまた楽しかったです。

あと人がかなり少なかったのはもくろみ通り!

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(スノキ)

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(ヤマグルマ)

そんな訳で万二郎に着いても山頂はだれもおらず。ここで最後の展望を楽しんだら、あと天城高原のバス停へ下るだけです。

万三郎から気になってたのは道の荒れ方でしょうか。明らかに人が多い故の。最後の下りはそれが特に顕著で、道が付け替えられている箇所もかなりあり、実際少々歩きづらかったです。

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(万二郎岳山頂)

結局バス停に降りたのは16時台のバスが出た後。最終バスまで時間がありましたが、天気の良さと物珍しさで案外ヒマはつぶせるものです(笑)。万三郎周辺はともかく、そこから西は落葉を終えた冬にでももう一度歩いてみたいなあと改めて思いつつ帰路に就いたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2017.06.03 (Sat)   快晴
修善寺駅 08:15→ 天城峠BS 08:58/09:10- 天城峠 09:30- 展望台 11:30- 八丁池 11:40/12:00- 万三郎岳 14:00/14:10- 馬ノ背 15:05- 万二郎岳 15:20- 天城縦走登山口BS 16:20
 

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2017.02.01

弓張山地の末端部をゆるゆる歩く

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(神石山より・眼下に浜名湖と遠州灘が広がる)

やれやれ・・・二年前のはくたか惜別乗車の際、実はもうひとつ目論んでいたのが、愛知静岡県境末端部の山山たる弓張山地を歩くこと。ただそれは天気が悪くて流れてしまったのですが、それをようやく土曜(01/28)に実現にこぎ着けることができました。。。

ということで今回は新幹線で豊橋へ向かい、それからタクシーで葦毛(いもう)湿原に出てのスタート(¥3120)。お金はかなりかかってるけど(笑)時間的には御坂の芦川へ行くより早かったりするのが妙な感じ。

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(葦毛湿原のひとコマ)

駐車場から一歩きで湿原に出たら、さっそくぐるりと一巡り。さすがに照葉樹に囲まれた湿原というのは少し雰囲気が違いますね。湿原の一部が荒れているように見えたのは植生復活のためにイヌツゲ伐採・シダ引きはがしを行ったためとか。

今の時期ですから当然お花は見あたらず、シラタマホシクサの名残を見るぐらい。湿原も小さいので花期でもない限り一通り見るのに時間はさほどかからないと思います。

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(1月だというのにマンサクが咲き始めていた)

湿原から稜線へ向かうと低い山稜のせいか間道がやたらに通ってました。道標は一応整備されてますけど、巻き込まれやすいような箇所もありますね。

そのまま普門寺峠へ向かうのもちょっとつまらないので、そんな間道を適当に追っていると、おっとおっと!なんとマンサクが咲いていてビックリ!これは温暖で標高が低いせいでしょうけど、想定外のお花に気分も良くなり、せっせと登るとじきに稜線に出ました。

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(稜線に出ました)

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(ヒトツバ)

稜線は豊橋自然歩道と称しており、しっかり整備されている様子。そして中木位の照葉樹が稜線を覆いながら延びているも、時折岩場などでは開けた箇所があり、意外に飽きさせません。

南側に開けた箇所にはベンチも置かれており、ランチ場は山頂にこだわらなくても良いかも、とも思いました。

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(座談山より神石山方面・富士も見える)

しうばらくは丘陵歩きの風情もあった稜線も、座談山を過ぎるとアップダウンもそれなりになってようやく縦走気分を味わえるようになってきました。

座談山から下りきった鞍部が普門寺峠。葦毛湿原からの直登路がここへ来てますが、無視して稜線を歩いて良かったです。

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(ヤブツバキ・たくさん咲いていました)

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(神石山山頂・盛況です)

普門寺峠から先は一気に人が増えるもののそれも知れたもの。行き交うハイカーの年齢層が高いのは・・・とはいえ5年以上前の低山なんてどこもそんなものだったことを思い出しました。

登り切って神石山に着くと山頂はすごい人出でビックリ。遠州側からのハイカーも来ているせいでしょうね。そうそう、この山の三角点は一等点で、それもなぜだか嬉しいものです。

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(ラクダ岩に降りてランチ)

頃合いも良いので山頂でランチにしたかったのですが、人出が多い上に開けた西側以外は照葉樹に囲まれて少々寒いので、ちょっと無理そうな感じ。でも実はそのことも想定していて(笑)遠州側のラクダ岩に降りることにしました。

神石山から梅田峠方面へ20分ほど下ると、あっさりラクダ岩に到着。目論見通り人はいません。岩の先にはベンチがあって展望はよろしく富士も正面に見えて言うことなし。もちもち当然ここでランチとなりました。^^

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(仏岩にも寄って)

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(開けた露岩にいた、この木なんの木?)

ランチを終えたら仏岩にも寄って、神石山へ登り返します。登りで気がついたのはマンサクがちょこっといたこと。でも花も蕾も皆無で、今年のお花はあまり望めない?のかも??

仏岩から30分ほどで神石山に着いたら、そのまま北へ延びる稜線を歩きます。湖西連峰とは浜名湖の西と言うことでおおむねこの辺りのことなのでしょうかね?

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(多米峠・大木はスダジイか?)

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(稜線は防火帯が切られていて意外に明るい)

稜線は照葉樹林ので少々暗いのかな?と予想していたのに、実際は稜線に沿って延びている送電線のおかげか、防火帯の切られた箇所が多く、明るく展望の稜線だったのは意外と言えば意外。

それにヤブツバキの多さにも驚きで、傷んだ花も多かったけど、それでも冬の稜線を彩る様子はなかなか見事でした。

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(赤岩尾根分岐のピーク)

そんな稜線歩きも赤岩尾根の分岐のピークまで。ここがおそらくこの日の最高点で、ここでようやく下山です。

稜線と別れて赤岩尾根を下り始めると、なぜかヤブツバキが消えてしまった不思議。それでも照葉樹主体の雑木林に植林を交えた尾根は意外に明るく好ましさも感じました。

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(タブノキの見事な大木)

でも後は下りと思っていたのに、意外にアップダウンがあってしばらくは稜線歩きといった感じ。

↑のタブノキの大木はみごとでしたし、↓の石巻山の様子もなかなかそそられるものがありました。

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(石巻山の岩峰がそそられる)

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(ここまで来れば登山口は近い)

下りと決めた身に登り返しは案外しんどいものですが、それでも下ってみれば一時間半ほどで登山口に到着。あとは路面電車の通る赤岩口を目指すだけで、そんな電停の近くに着替えができる公園があったのもラッキーでした。

おかげでサッパリした気分で電車に乗り込み、帰路に就いたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2017.01.28 (Sat)   快晴
葦毛湿原P08:30- 葦毛湿原 08:40- 二川TV中継所 10:40- 神石山 11:15- ラクダ岩 11:35/12:15- 仏岩 12:30- 神石山 13:00/13:05- 多米峠 13:50- 赤岩尾根分岐P 14:20- 送電塔 15:10- 登山口 15:50- 赤岩口電停 16:05
 

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2016.08.26

久しぶりの夏山縦走を愉しむ 3(立山~東一ノ越~黒部ダム)

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(別山への登りしなより、真砂岳と立山、左奥は針ノ木岳)

この日も朝から快晴。場所柄か朝食は少々遅かったものの、行程を考えればこれでも余裕があるので、のんびり朝食を採ってからのんびりスタートをきります。

人が多いであろう立山の稜線も朝はさすがに人が少ないですね。おかげで展望良好の稜線を気ままに歩けてご機嫌でした。

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(同じく、剱沢と剱岳)

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(別山北峰・バックは後立山の山山)

気ままに歩いても30分ほどで別山の分岐に着いてしまったので、ここは当然北峰へ寄ってみます。

分岐からこの北峰への尾根の広がりがなんとも魅惑的です。前日の岩場のアップダウンより、こういう稜線歩きの方が自分は好きなんだと改めて思った一瞬でした。

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(立山と笠・黒部五郎・薬師、別山南峰)

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(真砂岳へ向かいます)

北峰で劔や、雲海の中で島のようにぽっかり浮かぶ後立山の山山を堪能したら、来た道を戻りお次は真砂岳へ向かいます。

稜線歩きなので当然アップダウンはあるのですが、こういうゆるゆる歩ける稜線ならそんな上下はもはや難でもないですね(笑)。こういう稜線歩き、なんか忘れかけてましたよ。。。

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(室堂と大日岳、奥大日岳)

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(内蔵助カール)

歩き出しは日影だった室堂の辺りも、日差しが入って一望できます。まぁあちらには近づくつもりはありませんが(笑)。

個人的には真砂岳を越えた後の内蔵助カールの様子が印象的。今年は雪が本当に少ないから、例年ならもう少し雪があるのでしょう。できることならあのカールの中を気ままに歩けたらなあと思ってしまいました。

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(富士ノ折立)

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(大汝山が見えてきた)

内蔵助カールの脇から登り切るとそこはもう立山の頂稜。富士ノ折立はなぜか人が多かったのでパスして、最高峰である大汝山へ向かいます。

大汝の直下に休憩所とはさすが立山。でも朝のせいか周囲はガラガラです。そこからひと登りで行ける大汝山も同じような感じでした。人もまばらなのであんパン食べつつ展望を楽しんでいると、ここでようやく富士の姿を確認できたのが妙に嬉しかった不思議。

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(黒部五郎と薬師岳、雄山)

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(雄山は凄い人出だ)

ぼちぼち人が上がってきたところでおいとまして雄山へ向かうと、着いた雄山は凄い人出でただただ唖然。室堂からの人はここまでなのが大半なのですね。前に一ノ越で見たあの人出そのままで、ここで当時の一ノ越の様子にようやく納得がいったのでした。

さて雄山と来れば有名なお祓いですが、当然自分も受けてきましたよ。あの狭い山頂に座って(転落防止のため)のひとときは妙な感じではありましたけど、こちとら今回は下から上がった身。おっさんの通過儀礼といったところでしょうか(笑)。

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(一ノ越から人が続々と上がってくる)

下には売店があって、冷たいお茶が売られていたのを見て反射的に購入してしまいました。。。立山ありがてえ。冷たいお茶を飲みながら展望を楽しめるなんて、観光地と腐す以前に快感ですよ。やっぱり。

ということで気持ちよくお茶を飲みきったら、ここから下山といったところでしょうか。まずは一ノ越へ下ったのですが、上も人出が凄かったけど、この間も人がもの凄く多くてこの時間帯では少数派の下りには本当に気を遣いました。正直劔の下りよりも嫌らしかったです。

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(一ノ越山荘を振り返る)

それでもなんとか一ノ越に降り立ってホッと一息。これで劔と太郎兵衛平が繋がりました。

山荘に着いても室堂から人がまだまだ上がってきますが、もう無問題です。ここから東の一ノ越へ向かうので。山荘から東の方はカールの中を行く感じで魅力的に見えますけど、あのギャラリーの中、あの道を下るのはちょっと恥ずかしいかも。

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(一面コガネギクのお花畑でした)

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(この開放感が良いですね)

それでも山荘から下り出せばあっという間に周囲は静かになって、行く先の槍ヶ岳を望みつつ、そして右岸側の鬼岳を望みつつカール状の御山谷に沿ってトラバースする道のりは超快感のひとこと。

今年は雪が少ないからお花が進んでしまっていましたが、例年ならお花ももっと楽しめると思います。

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(オヤマソバ)

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(東一ノ越)

想像以上の道の様子に気をよくしながら行くと、一時間ほどで左手の尾根に上がってちょっとした鞍部に出ます。そこがおそらく東一ノ越でしょう。

ここは神社とか小屋とか休憩所的なものがあった?のでしょうか??的な広がりが気持ちの良いところですね。道はここから尾根を乗り越してタンボ沢側を下ります。

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(タンボ平へ下ります)

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(雷殿への道は通行止め)

すると今度はタンボ平の広がりを見下ろしながら下るという、また先ほどとは違う気持ちよさの楽しめる道のり。周囲は草原状で見えませんが、下るにつれてゴロタが続くようになって少々歩きづらくなってきます。

そんな気持ちの良い草原歩きも沢を横切るようになるとお終いで、ここから先はネマガリダケの被るゴロタの道続きます。

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(下ってきた斜面を振り返る)

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(ネマガリの被るゴロタの道が延々と続く)

道は明瞭でしっかりしているものの、ネマガリが被る箇所も多く、夏の早朝は濡れそうですね。人通りの少ない雪国の登山道のイメージでしょうか。

紅葉の時期ならまた違うのでしょうけど、この時期は冗長かも。見上げるとロープウェイが見えるようになると黒部平駅は近く、藪道から解放されたらそこ黒部平駅との分岐でした。

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(黒部平より下はこの辺りらしいブナと)

とはいえここまで来てケーブルに乗るつもりはサラサラなく、もうひとがんばり。分岐からロッジくろよんの方へ下ると、尾根道に変わってぐっと歩きやすくなります。

しかも周囲はブナにネズコ(クロベ)の大木も散見される、この辺りらしい自然林に変わって狂喜してしまいました。ネズコの樹勢の弱さが少々気がかりでしたけど、こういう素敵な林でフィナーレなんて偶然とは言えできすぎですね。

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(ネズコの大木が楽しめた)

分岐から30分ほどであっけなくロッジくろよんの前に出たら、あとは懐かしい湖岸歩道を下って黒部ダムへ向うだけ。実はこの道のりもなかなか素敵な道なのです。平とか奥黒部までになるとさすがに長いけど(笑)。

そして吊り橋を渡るとそこはもう黒部ダムの観光地の領域。そこからは自分も観光客の一人になって黒部ダムへ向かったのでした。

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(吊橋を渡ると黒部ダムは近い)

今年の夏も近年の例年通り不安定な天気が続いてしまい、予定を短縮してしまいましたけど、それでも今年は何とか歩けてそれだけで冗談抜きで幸せでした。この調子で秋も少しは歩きたいけど、はたしてどうなることやら。。。

それはそうと今年は雪が少ないせいで黒部周辺で秋の営業が危うい小屋がぼちぼちありそうです。記録的な小雪ってこんな所に影響が出るのかと驚いた次第で。だってどこも水の豊富なイメージでしたからね。普段はお風呂に入れるぐらいの。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.08.14 (Sun)   晴 時々 霧
剱御前小舎 06:10- 別山北峰 06:45/06:55- 真砂岳 07:45- 大汝山 08:55/09:15- 雄山 09:30/09:55- 一ノ越 10:25/10:40- 東一ノ越 11:20- 黒部平分岐 13:15/13:25- ロッジくろよん 14:00- 黒部ダム 14:30
 
 
お茶(雄山・PET 500ml) ¥500
雄山神社登拝料 ¥500
トローリーバス(黒部ダム~扇沢) ¥1540
 

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2016.08.18

久しぶりの夏山縦走を愉しむ 2(早月小屋~剱岳~剣御前小舎)

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(朝の早月尾根)

夜半はガスられたものの、翌朝は目が覚めれば周囲はスッキリ快晴。さっそく外に出ると前日は殆ど見えなかった大日岳や小窓尾根も姿を見せてくれて、それだけでやる気が出てきます(笑)。

この日も距離はさほどでないので、のんびり朝食を採って準備をして6時前に出発。天気が良すぎてもう結構暑くなってました。

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(オンタデ)

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(尾根の左手は小窓尾根のシルエット)

でも早月尾根自体が北西に延びている尾根のお陰か、日影が多くて登りもはかどります。とはいえ行程的にあまり急いでもしょうがないので、こまめに休憩を取りながらというかチンタラ登るような感じで先を行きます。

お花もぼちぼちあって前日のお花にプラスしてミヤマキンバイ、ハクサントリカブトやミソガワソウ、サラシナショウマ、ウメバチソウともう秋のお花がメイン。でも標高を上げているせいか花の残っているミヤマダイコンソウにも何とか逢えました。チングルマは全て綿毛でしたけど(笑)。

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(ミヤマキンバイ)

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(おもしろいように登れます)

尾根も喧伝されているよりは急ではなく、それなりに人出もあるのでしっかり整備されており、むしろ非常に歩きやすい印象で、おもしろいように標高を稼げます。

尾根の左右も今回は見え見えで、上がるにつれ、その存在が徐々に大きくなる薬師岳が懐かしかった。薬師~五色の稜線はしんどかったけど良い思い出しかないんですよお。

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(ヨツバシオガマ)

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(尾根の右手には剱御前と薬師岳)

なおも登っていくと右手には薬師の隣に黒部五郎が、そして特徴的な笠ヶ岳も見えてきてワクワクしてきます。

行く先も剱岳が近くなると岩岩してきて、それらしい雰囲気。でもまだまだ普通に歩けます。

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(劔が近づいてきた)

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(クモマグサ・間に合いました!)

尾根が岩岩してくるとさっそく出てきましたクモマグサ。何とか間に合った感じでホッとしました。シコタンソウは見落としたみたいです(笑)。

↓のカニのハサミのトラバースも足場がしっかりしており、慎重に行けば鎖も不要のレベルでした。

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(「らしい」のはこのカニのハサミぐらいか)

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(劔岳山頂)

カニのハサミを過ぎるとひと登りで別山尾根の登山道と合流。ここで一気に人が増えてその先が剱岳の山頂でした。

しかし覚悟はしていたけど本当に人が多い。だってみんな記念写真撮るから山頂の神社に参拝すらできません(笑)。

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(山頂より剱沢・立山方面)

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(毛勝三山はすでに雲の下)

山頂に着く頃にはガスが上がってきて北側は雲海っぽくなってましたが、南側はまだまだ展望良好。

そんな展望を楽しみつつのんびり。ただ剱沢の方は雪が少なく、平蔵谷出合辺りはクラックが入ってどう見てもかなり悪そうな様子。これ本当に真砂沢まで行けるのかなあ。。。

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(平蔵谷出合は雪の状態が悪そうだ)

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(平蔵の頭の方もエグいですねえ)

そうやってのんびりしているうちに山頂の神社もようやく空いたので、ようやく参拝(笑)。山頂を辞して先を行きます。

メインルートの別山尾根は嶮所なのに人が多いところなので、どうなることやらと思いつつ下ってみると・・・

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(カニのヨコバイ)

よく言われるカニのヨコバイは最初のスタンスを取るところが五丈石の上部のようですね。そこをクリアすれば鎖があるのでまぁ問題ないのかな、と。後のペアはしっかり確保してましたけど、本来はそれが理想でしょう。丸腰で危ないところを行けちゃったなんて本当はイバれた話じゃないんですから。。。

でもヨコバイや平蔵の頭の登り降りより個人的にしんどかったのが、前剱からの下りでした。個人的にああいう下りが苦手な上に人が多いから、気を遣って消耗しまくりです(笑)。

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(前劔からの下りがしんどい)

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(一服劔より、剱岳を振り返る)

それでもなんとか武蔵のコルに一安心。ここから先は普通に歩けそうです。

一服剱を越えて剣山荘への分岐を分ければ、人も一気に減ってルンルン気分。クロユリのコルから稜線を行く予定も、コルからの行く先がすでにハイマツに埋もれていたので、断念して巻き道を行くことにしました。

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(お花畑が点在しているが、チングルマはすでに綿毛)

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(剱御前の巻き道より、剱沢小屋を望む)

でもこの巻き道が良かった。お花畑も多く、ちょっとした雪渓横断もあって単調でないし、それより左手のカール状になった剱沢の小屋やテン場を眺めながら歩くのが楽しい。

おかげで緩い登りもなんなくこなせて、あっさり稜線上の剱御前小舎に着いてしまいました。

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(小屋が見えてきた!)

さて、小屋に着いて手続きがてら確認したのが剱沢の状況。今年は雪が少なく雪の状態がかなり悪いので、通行困難と聞いていたのでした。

詳細は下の剱沢小屋で聞いてくれとのことでしたが、話しぶりは慣れていれば自己責任で行けそうな感触。となるとあとは天気次第でしたが、翌々月曜からの天気が台風の影響で宜しくない予報になってしまったので、裏剱の方は断念。翌日立山を回って下山することにしました。

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(暮れなずむ剱御前小舎)

今回も裏剱とは縁がなかったけど、剱沢は雪の豊富なときに歩きたかったのも事実。まぁしょうがないですね。

あと今回驚いたのが小屋が意外に混んでないこと。お盆は分散するからそんなに混まないとのことのようで、稜線上の小屋は特にそうらしいです。でも小屋の若旦那しっかりしていて快適で気持ちの良い小屋でした。

この日も同宿者に恵まれて楽しい一夜。でも流星群の方はこの夜もガスられて見られなかったのでした。。。(笑)
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.08.13 (Sat)   晴 時々 霧
早月小屋 05:50- 2614m 07:05/07:15- 劔岳 09:10/10:10- 前剱 11:55- 一服剱 12:55- クロユリのコル 13:35- 剱御前小舎 14:45
 
 
お茶(PET 500ml) ¥500

剱御前小舎(1泊2食) ¥10000
ビール(ショート缶) ¥600
水(PET 500ml x2) ¥800
お茶(PET 500ml x2) ¥1000
 

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2016.08.16

久しぶりの夏山縦走を愉しむ 1(馬場島~早月小屋)

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(これが噂の「試練と憧れ」・馬場島登山口)

遠出は「天候が命」の自分にとって近年の夏の不安定さはもはや鬼門でしたが、今年は何とか3年ぶりに歩くことができました!ということで今回選んだのは長らく課題にもなっていた、北アで残された二つのおおもの片方のお山。

それにしても新幹線は速い!大宮から富山二時間かからず。地鉄でちょい待ちがあったものの(これはこれで楽しめた)、10時半には登山口である馬場島から歩き出せるんですから。早月小屋までなら余裕の行程です。

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(展望台より・大窓が真正面に望める)

とはいえ西日本は高温続きのこの夏。覚悟はしていたものの馬場島で33℃では歩き出し早々から大汗かかされて大変な道のり。とはいえ尾根自体は急ではありますけど、しっかり整備されていて大変歩きやすいですね。

あと空気が乾燥していて、少し上がると風が通るようになったのはちょっと救いでした。

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(10mを超えるスギの巨樹)

人が全くいないと言うことはないけど、さすがにこちらは人が少ない。至って静かで快適なのもポイント高いです。ただ花も少なく、咲き始めたツルリンドウがぼちぼち目に入るぐらい。

でも↑↓のようなスギの凄い巨樹が何本もいて驚きました。これはこの周辺の山では珍しくない?のか、それとも劔の登拝路になっていたせいなのか??おのぼりさんの自分にはよくわかりませんが。。。

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(これもゴイスー!)

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(1600mを越えた辺りからガスってくれた)

時間に余裕があったのでこまめに休憩を入れながら登っていくと、周囲からガスが上がってきて、まもなくこちらにもかかってきたのはラッキーでした。

ガスのお陰で助かった。ピーカンのまま小屋まで行かされてたら少々バテてた所でしょう。

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(ツルリンドウ)

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(こんな池もあり)

するとお花も徐々に出てきて、目立ったのはミヤマアキノキリンソウ、ヤマハハコ、タテヤマアザミ、ハクサントリカブト、オンタデあたり。道脇にイワイチョウが咲いていたところは最後まで雪が残っているところなのでしょうか。

今年は雪が超少なかったようなので、雪解けの花が殆ど終わっていたのはしょうがないところでしょう。。。

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(キヌガサソウ間に合わず・・・)

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(オオシラビソが出てくると小屋は近い)

それでもお花はぼちぼち咲いていたので、それを愛でつつのんびり登っていると、周囲にオオシラビソの木が目立ちはじめてそろそろ小屋近しの雰囲気。

と思いはじめたら突然周囲の開けた2224m峰に飛び出し、そのすぐ先には小屋とテン場が見えていました。

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(劔岳と早月小屋)

そおいや北アの小屋に泊まるのってなんと3年ぶりでした。早月小屋は稜線上のシンプル且つ快適な小屋で、自分的にはキレット小屋をちょっと思い出しました。

ちなみにここは水が本当にないので、飲料水はお金で解決(笑)それ以外のもろもろは持参が宜しいかと思います。

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(小屋から雲海も楽しめた)

寝所も蚕棚ではないので明るく、しかもこんな↑↑雲海や夜景も楽しめ、布団も一人一枚を確保でき、同宿の方にも恵まれて、楽しい一夜を過ごすことができました。

でもこの時期目玉のペルセウス座流星群をその時間だけガスって見られなかったのが・・・(T-T)。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.08.12 (Fri)   晴 後 霧
馬場島 10:30- 展望台 11:05/11:15- 1600m標識 12:45/13:05- 1920.7m峰 13:45- 早月小屋 15:10
 
 
タクシー(上市駅~馬場島) ¥9100
早月小屋(1泊2食) ¥10000
水(PET 2L) ¥900
お茶(PET 500ml) ¥500
 

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2015.08.05

後立山の稜線をつなぐ 2(針ノ木岳~赤沢岳~種池)

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(針ノ木峠からの稜線を振り返る)

今回は前日から本当によく眠れて、まわりの撤収の音で目が覚めて時計を見るとすでに4時過ぎ。完全に寝過ごしてしまいました。

テントから顔を出すと雲一つない快晴なのは良いけど、これではご来光は間に合わないので朝食をとりつつおかたづけ。それでも5時過ぎには歩きだせました。しかし外はすでに暑く、稜線を抜ける風が強いのが救いでしょうか。

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(針ノ木岳へ向かいます)

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(シナノキンバイ)

前日より遙かにクリアな好天のお陰でしょう。行き交うハイカーのみなさんも皆さんテンション高めです(笑)。針ノ木岳への登りは想像よりも急ではなく楽ですね。

お花も想像より多く、ミヤマダイコンソウにシナノキンバイの黄色いお花が目立ちます。そしてシナノキンバイの咲いている脇でようやくマトモに咲いているショウジョウバカマに逢えました。時期が遅いせいか前日も、そして岩手でもフられていたのです。

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(ミヤマクワガタ)

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(槍ヶ岳から野口五郎~水晶~赤牛~薬師)

ということで良い気分で登っていくと小一時間で針ノ木山の山頂に。ここでようやく黒部湖や黒部川左岸の稜線とご対面で、薬師から立山の稜線がとにかく懐かしく、こちらからだとこう見えるのか!と。

前に五色から針ノ木岳を望んでから何年経ったのでしょうか?(笑)

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(振り返って蓮華岳)

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(イワオウギ)

そして北側の常念山脈から穂槍、野口五郎、水晶、赤牛、薬師と連なる稜線も見事で懐かしゅうございます。

あちらの方もご無沙汰しているなあ、なんて思いながら楽しむ展望。なんやかんや言って自分も北アの稜線を結構歩いているんですよね。

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(シコタンソウ)

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(針ノ木岳が立派だ)

そんな展望を楽しんだら、お次は北のスバリ岳へ向かいます。この下りも意外にお花が多くてビックリ。タカネシオガマにイワオウギ、ミヤマオダマキにも何とか間に合ったのはラッキーでしたし、

岩場の斜面を下るようになるとそこにはシコタンソウがびっしり。そしてトウヤクリンドウがもう蕾を大きくしていてそろそろ咲き出しそうな勢いです。

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(スバリ岳へ向かいます)

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(スバリ岳を越えたらお次は赤沢岳)

スバリ岳に登り返したところでお腹が減ってしまったので(笑)またまた長めの休憩。天気が良いと周囲の山山を眺めても飽きませんね。ホント。

そしてスバリ岳を過ぎるとハイカーもばらけて、ここから快適な稜線歩きの始まりです。

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(左手には剱岳と黒部別山)

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(赤沢岳を過ぎると五龍や鹿島槍がぐっと近づく)

赤沢岳も鳴沢岳も意外に楽だったのは前日寝まくったせいなのか、気分が良かったせいなのか、それとも本当に稜線のアップダウンが楽だったのか、よくわかりません。

でも歩くにつれ近づいてくる後立山北部の山山、そして遠ざかる針ノ木岳の様子がその時々で変化するのも、好天時の稜線歩きの楽しみ。ホントごく基本的な?こういう楽しみってずいぶん長い間忘れていたような気がします。

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(赤沢岳を振り返ります)

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(ハクサンフウロ)

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(最後まで雪の残る所かな?)

鳴沢岳を越えると行く先に新越山荘が見えてくるのですが、ここの下りが見た目よりも意外にエグくて焦りました。でも針ノ木岳の前後と同様に、これも稜線の良いアクセント。

それをこなすと、道は尾根の東側を巻くようになり、雰囲気が一変します。もう雪は溶けているものの、おそらく最後までの雪の残るところなのでしょう。ショウジョウバカマが咲き始めていて、シナノキンバイはまだ蕾。シナノキンバイは蕾の姿も良いですね。

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(ショウジョウバカマ)

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(クルマユリ)

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(ミヤマキンバイ)

ただ巻き道は風が通らないのでかなり暑かったです。そして足下にミヤマキンポウゲやミヤマキンバイの黄色で埋まるころ、新越山荘に着きました。

小屋は想像通りこじんまりとした小屋ですね。何か飲もうかとも思ったけど暑過ぎるので(笑)今回ばかりは手持ちのお茶で充分です。なのでほぼ素通りで登り返しを始めます。

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(新越山荘が見えてきた)

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(鹿島槍と岩小屋沢岳)

登り返しは再び尾根の東側を行くせいか、この登りがこの日で一番暑く、しんどかったです。

2623m峰を越えるとようやく稜線上に戻って、ここから岩小屋沢岳までの間は短いですけど歩いて気持ちの良いところですね。

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(種池までの緩やかな稜線がそそる)

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(ミヤマトリカブト)

そして岩小屋沢岳から先は今までの稜線らしい稜線から一転、左右非対称の広くのっぺりとした稜線が種池小屋へ延びています。

実際歩いてみると、ザレの際を通ったかと思うと、草原を抜け、黒木の林に入り、雪田を見たりと、これはアルプスというより東北の山のような感じですね。暑いのが少々キツかったけど、個人的には種池までのこの道のりが一番印象的でした。

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(緩やかな稜線のお花畑が続いて東北の山のようだ)

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(種池山荘)

そんな緩やかな道のりも、突然という感じで種池山荘に出ればお終い。小屋で最後の休憩を取ったらあとは柏原新道を下りましたが、こちらもかなり暑かったです。でも途中で横切った雪渓の雪のビニールに詰めて首を冷やしながら下ったら、これのおがげか?意外に楽に下れましたとさ(笑)。

一年ぶりの北アルプスはなんか針ノ木へ寝に行った感じもしますけど(笑)、地味と思いこんでいた稜線の表情の多彩さがとにかく印象的でした。というかここはバラエティに富んだ好コースですよ!どこかの○名山だけ登って帰るだけなら、こちらの方が数十倍は楽しい。そんなことを思いつつホクホク気分で帰途についたのでした。

 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.26 (Sun)   晴
針ノ木小屋 05:10- 針ノ木岳 06:00/06:15- スバリ岳 06:50/07:10- 赤沢岳 08:15- 鳴沢岳 08:50/09:00- 新越山荘 09:30- 岩小屋沢岳 10:10- 種池山荘 11:10/11:25- 登山口 12:55- 扇沢駅 13:10
 
 
ポカリスウェット (種池山荘) ¥500
コーラ (扇沢) ¥210
バス (扇沢~信濃大町駅)¥1360
 

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2015.07.30

後立山の稜線をつなぐ 1(扇沢~針ノ木峠~蓮華岳)

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(蓮華岳への登りしなより針ノ木岳)

予想はしていたものの梅雨明けとは言えどうも不安定な天気が続いてますけど、先の週末は意外に天気が安定しましたね。そういう自分も今回は急遽予定を組んで、一年ぶりの北アでした。

今回は本当に急遽決めたため何も用意をしてなかったので、金曜最終のあずさで松本へ行き、時間調整の後、タクシーで直接扇沢へ出る段取り(¥19260・深夜割増)・・・

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(朝の大沢小屋)

が、予定では4時ぐらいに扇沢着のつもりも3時には着いてしまい、一瞬どうしようかと悩みましたが、一度寝ると調子が悪くなるので、のたのた準備をしてスタートしてしまいました(笑)。

道は当然真っ暗で関電管理道と交差している辺りは幾分わかりづらかったものの、針ノ木自然歩道に変わるとあとはおおむね一本道。自分以外にも歩く人はいたものの、皆さん軽装で日帰りのようですね。

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(針ノ木雪渓を登ります)

しらじらと夜が明けて周囲が明るくなってきた頃、大沢小屋に着き、ここで朝食。普段の様子は当然わかりませんが、小屋の方が起き出した時間とあって静かでなによりです。

休憩を終えて再び歩き出し、タニウツギなんて久しぶりだなあ~なんて喜んでいると、じきに針ノ木雪渓に出ました。

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(意外に短かったですね)

ここからしばらくは雪渓歩き。雪は思いの外締まって快適に歩けまるし、。傾斜もさほどではなく、涼しい風に吹かれながらすいすい登れて快適そのもの。アルプスもみんなこんな感じで登れると嬉しいんだけどなあ・・・と思ってしまいますね(笑)。

両側の迫ったのどを過ぎると傾斜も緩み、その先で雪渓はあっけなく終了。夏道に入ると今度はお花たちが目を楽しませてくれます。

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(ミヤマキンポウゲ)

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(アオノツガザクラ)

草地ではミヤマキンポウゲにベニバナチゴ。そして岩手では遅かったチングルマ、アオノツガザクラもまだまだ見られてホッとしました。

さすがに峠近くは傾斜が急でしたけど、道がしっかり切られており難なく歩けて、あっけなく針ノ木峠に着いてしまいました。

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(雪渓自体は針ノ木峠まで繋がっていた)

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(コイワカガミ)

この時点でまだ7時半前。手続きをするには時間が早すぎてかなり行きづらいので、展望を楽しんだり、峠にいたハイカーとお話したりして時間調整をします(笑)。

そして8時を過ぎたところで小屋へ向かい手続きをし、さっさとテントを張って寝てしまいました。

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(さて、蓮華岳へ向かいましょうか)

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(のっけの急登をこなせば、あとは緩やか)

ふと目が覚めるとまだ9時半。午後の天気がわからないので、蓮華岳へ向かうことにして小屋前に出ると、先ほどまでとは違って凄い人。さすがに夏山最盛期ですね。

その中かいくぐって峠に出てたら、のっけは急登。も、さほど続かず、傾斜が緩むと周囲の山山を眺めながらの快適な稜線歩きの始まりです。

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(ミヤマリンドウ)

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(タカネヤハズハハコ)

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(蓮華岳が見えてきた)

周囲の展望が素晴らしいのはいうまでもなく、お花も意外に多かったのがあまり期待してなかっただけに、これもも嬉しい道のり。のんびり歩いて、1時間ほどで蓮華岳の山頂に着きました。

山頂からは東へ延びる東尾根が見た目快適そうで気になりますね。積雪期のルートでしょうか。

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(蓮華岳より)

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(クモマスミレ)

北側は存在こそ小さいものの、やはり槍ヶ岳が目を引きます。そして目の前の大下りに、七倉・不動の稜線はえぐいアップダウンを連ねてます。蓮華から南は烏帽子までが未踏なので、次はこの稜線かとまじまじと見てしまいました。

展望を楽しんだら来た道を戻ります。コマクサはこちらでも盛り過ぎ。岩手のコマクサロードと同じような状態でした(笑)。でも規模の小ささは否めないなあと思ってしまったのは岩手のを見た後だからだと思います。

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(タカネシオガマ)

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(剱岳も近い!)

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(コマクサは盛りを過ぎていた)

これまた小一時間ほどで峠におりたら、小屋に寄って針ノ木ラーメンを食べてみました。あんかけなんですね。自分で言うのもなんだけど、なんか凄いお金の使いっぷりですよ(笑)。

お腹を満たしたらテントに戻って、クソ暑い中ひたすら熟睡。ホントによく寝ました。なんか針ノ木へ眠りに来た感じですね(笑)

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(夕暮れのテン場より)

でもたまにはこんな時間の使い方も悪くないです。小屋は布団二人以上なんて話を聞くと、こんな事をやること自体が実は贅沢なことなのかも。おかげさまで本当に気持ちよく寝られましたよ。

夕暮れはそれなりに雰囲気ありましたけど、雲が多くて星空は×。でも今回はほっとんど寝てましたから。。。(笑)
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.25 (Sat)   晴 時々 曇
扇沢駅 03:40- 大沢小屋 04:55/05:15- 雪渓に出る 05:30- 夏道に入る 06:45- 針ノ木小屋 07:25/09:45- 蓮華岳 10:40/10:50- 針ノ木小屋 11:40
 
 
針ノ木小屋(テント) ¥700
発泡酒 (ロング缶) ¥300
コーラ(PET 500ml) ¥500
針ノ木ラーメン ¥1200
水(2.5L) ¥500

 

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2015.07.18

夏の岩手山、まったり縦走 2

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(お鉢より、カルデラと屏風尾根・裏岩手の稜線を望む)

岩手山の朝は早い。2時を過ぎると誰かしら起き出し、ごそごそご来光の準備でしょうか。自分は行く気はなかったんですけど、妙にぱっちり目が覚めてしまったのでご来光を見に行くことにしました。

ということで3時過ぎに小屋をスタート。八合目小屋からもぼちぼち人が登ってきているようで、真っ暗な中灯りがぽつぽつ見えるのが、なんとも「らしくて」これはこれで良い光景ですね。

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(盛岡の夜景と登山者の灯りが見える)

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(この日のご来光)

さすがにお鉢になると足許は火山砂で、お鉢の形状からしてもなんか富士山のようですね。でも富士と違うのはお鉢の中に妙高岳という立派な山があることでしょうか。

40分ほどで山頂の薬師岳に着いたら、ご来光を待ちます。気温は13度ほどと意外に暖かく、待っている間にもハイカーが続々とやってきますが、ここも山ブームのお陰かみんな若い!自分は明らかに最高齢の方でしたよ(笑)。

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(コマクサ・お鉢で盛り)

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(イワブクロは咲き始め)

完全に日が上がったらお鉢の続きを歩きます。周囲が明るくなってわかったのは、周囲にはコマクサが咲いていてすでに満開だという事。ここで満開だと下のコマクサロードの様子が少々心配ですけど、コマクサは花期が長いからおそらく大丈夫でしょう。

そしてコマクサの脇ではイワブクロが咲き始め。タカネスミレは盛りややすぎといった感じでしょうか。

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(山頂を振り返る)

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(タカネスミレはこんな感じで咲いている)

そしてもう一つ気がついたのはお鉢に沿って様様な?石仏が点々と並んでいたこと。さすがに信仰の山ですね。

妙高岳は今回寄らず、途中でお鉢を外れて中の岩手山神社の奥宮に寄ってみました。ここは岩の間から噴煙が少し出ていて、やはりこの山は活火山なんだなあと改めて思った次第。参拝を終えたら、来た道を下って不動平に戻りました。

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(岩手山神社の奥宮)

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(お鉢巡りを終えたら、不動平へ戻ります)

不動平に戻ってもまだ5時過ぎ。このまま下ってしまうと下の温泉があく前に着いてしまうので(笑)、時間調整を兼ねて小屋の前で朝食をとり、のんびり朝寝?して、そろそろかなあと腰を上げたのは6時半前。

今回は焼走りコースを下るので、もう一度お鉢に上がって(笑)山頂手前の分岐へ向かいます。

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(ミネウスユキソウ)

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(もう一度お鉢に上がって)

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(お鉢の中にある山は妙高岳)

もう一度お鉢にあがったとはいえ、もう一度山頂に寄る気はサラサラなく(笑)焼走りコースの道はその手前のピークから分かれています。分岐に着いたら、一息ついて左の道を下り始めました。

のっけは足下にカルデラや裏岩手の手稜線、そして屏風尾根と平笠不動の小屋を見ながらの爽快な下りを楽しめます。

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(イワギキョウ)

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(右の平笠不動へ向けてひたすらに下ります)

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(平笠不動避難小屋)

お花を撮りつつのんびり下ると30分ほどで平笠不動に到着。さっそく避難小屋をのぞくと、こちらも綺麗でよさげな小屋でした。ただこちらは水場がないのが最大のネックですね。

そして来た道を振り返ると、さっきまでいた岩手山はもうかなり大きな存在になってました。

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(振り返ると岩手山がすでに大きい)

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(オオヤマオダマキ)

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(ここでムシトリスミレに逢えるとは!)

平笠不動からは樹林帯に入って、ここから徐々に暑くなってきます。それでもまだ風が通っているのでマシでしたけど、スライドする人たちを拝見すると、今日の登りはなかなかきつそうに見えます。

途中で完全に諦めていたムシトリスミレに逢えたのには狂喜してしまいましたし、あと不動平でもたくさん咲いていた、近場で見るヤマオダマキよりかなり大ぶりなヤマオダマキは、やはりオオヤマオダマキでした。

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(立派なダケカンバの樹林帯を抜けると)

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(コマクサロードに出ます)

道を下るにつれ、周囲には立派な、そして少々異形のダケカンバが目につくようになるのも東北の山らしいですね。そんな木々を愛でつつ歩いていると、突然という感じで樹林帯を抜け、周囲が開けた火山砂の道に変わると、そこが今回のお目当てだったコマクサロード。

お花はさすがに盛りを過ぎていましたけど、それでも量が凄い!そしてお花も大株で見事でした。いわゆる有名な群生地とされる所の比じゃないですね。他の緑のお陰で花のピンクが際立つのもここの特色でしょうし、道を挟んで上も下もみんなコマクサの斜面。日本一と言われる理由がよーくわかりました。

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(斜面いっぱいにコマクサが咲いている)

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(下ではイワブクロも見事です)

もうかなり下っているのでコマクサはここで終わりかと思っていたら、下の第一噴出口跡でもまだ咲き残りがあってビックリ。

そしてイワブクロは第一と第二の噴出口の辺りで盛りで楽しめました。岩手山では普通に咲いてますけど、この花も北に来ないと逢えないお花なので、満開な大株のお花も見られて幸せでした♪

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(第二噴出口跡より)

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(噴出口を過ぎるとミズナラの疎林に変わった)

第二噴出口跡を過ぎるとスッキリしたミズナラの高木林に変わり、再び風も通るようになって、すいすい下れます。

そしてそろそろ登山口が近くなった頃、おとなりの溶岩流に出られそうな踏み跡があったので、時間に余裕がありまくりだったので出てみたら、↓↓こんな感じ。なかなか壮観な光景でしたけど、直射日光当たりまくりでただただ暑い・・・(笑)。

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(焼走り溶岩流にも寄ってみました)

なので早々に引き返して、登山口の近くにある焼走りの湯を目指したのでした。

今回は結果として泊まりになってかなり余裕のある行程でしたけど、天気に恵まれ、山にも人にも恵まれ、しかもかなり暑かったので、結果泊まりで大正解。皆さんに感謝です。次はもう少し快適な時期に歩きたいですね。今夏は不安定な予想も出ているけど、本当に当たるのでしょうか??
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.12 (Sun)   晴
不動平避難小屋 03:10- 薬師岳(岩手山)03:45/04:30- 岩手山神社奥宮 04:55- 不動平避難小屋 05:10/06:25- 焼走りコース分岐 06:55- 平笠不動避難小屋 07:30- ツルハシ分れ 08:15/08:25- 第二噴出口跡 09:00/09:05- 焼走り登山口 10:00
 
 
焼走りの湯 ¥600
タクシー(焼走りの湯~大更駅・迎車) ¥2970
 

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2015.07.13

夏の岩手山、まったり縦走 1

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(お花畑より、岩手山はまだまだ高い)

やっと週末晴れてくれました・・・ということで先の週末は久しぶりのお泊まりaway。好天時にまず行きたかった岩手山を本当に久しぶりに訪れました。

岩手山は日帰りできる山ながら、網張温泉行きの7時台のバスが2年前になくなってしまったので、今回は一番の新幹線で盛岡に出て、今は一番バスとなった9時前のバスで網張入り。でもバスはガラガラで、自分以外のハイカーの姿は皆無とあっては今後の路線維持が心配になってしまう状況です。

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(ヨツバシオガマ・咲き始め)

ということでリフトもガラガラで、周囲の展望を楽しみつつ3本乗り継ぎ、40分で犬倉に着いたらさっそく歩き出します。

こちらの方は裏岩手を縦走して以来14年ぶりで、その頃は岩手山の西側は火山活動の影響で入山禁止だったので、こちらを歩くのは初めての事。標高的に1200m越えるとすでに森林限界で、リフトと同様に展望を楽しみながら歩けて気持ちが良いですね。

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(樹林帯はぬかるみなし)

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(ハクサンチドリ・そろそろお終い)

お花はハナニガナ、シロバナニガナ(もしかするとクモマニガナか?)、マイヅルソウ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、マルバシモツケ辺りがベースになって、ミヤマカラマツ、ヨツバシオガマが咲き始め。オオバキスミレ、ネバリノギランにハクサンチドリはそろそろお終いの感じでした。

時折交える樹林帯の木の花の方はナナカマドにオガラバナがほぼ満開。そしてこの日驚いたのが、その樹林帯につきものの「ぬかるみ」が乾いてほぼ皆無だったことで、これなら普段のショートスパッツで普通に歩けましたよ。こんな日に裏岩手を縦走したら、本当に快適に歩けたでしょうねえ(笑)。

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(姥倉分岐附近より)

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(シロバナトウチソウ)

歩き出しから1時間ほどで姥倉山との分岐に出たら、ここからは行く先に岩手山と鬼ヶ城を眺めながら行くようになります。

広い稜線の両側は草原のお花畑。お花は少々淋しく、ヨツバシオガマとハナニガナ、シロバナトウチソウ、コミヤマハンショウヅルくらい。そしてウゴアザミやイワオトギリは咲き始めと、ここはこれから夏のお花畑になりそうな感じでしょうか。

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(マルバシモツケ)

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(大地獄より黒倉山)

そんなお花畑を過ぎ、黒倉山を巻いて出た東の鞍部が切通で、ここからお花畑へ下ろうか~と思ったら道がないのであれれ?と思ったら分岐はそこからひと登りしたところにありました(笑)。

狭い分岐には団体さんが休憩されていたのでそのまま通り過ぎるように左の道を下り始めると、マルバシモツケにナナカマド、久しぶりだったガクウラジロヨウラク、オオバスノキ、アカモノそしてハクサンシャクナゲとしばらくは木の花が目立つ感じ。

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(ガクウラジロヨウラク)

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(ハクサンシャクナゲ)

そして下り着いた分岐が大地獄なのですが、硫化水素の臭いも漂い、確かに火山の荒々しい感じもあることはあるのですが、周囲の緑のお陰でしょうか?意外に好ましい場所ですね。

ここから道はおおむね大地獄谷に沿うようにいくと、ここでようやくイソツツジが出てきました!そしてイワカガミは盛りを過ぎて終わりかけ、となると春のお花はお終いかなぁ・・・

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(イソツツジ)

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(お花畑は夏の花に切り替わってきた)

道は大地獄沢に沿ってついてはいるもののか細く、夏道を知らないまま雪の残っているときに降りると少々苦労しそうですね。右に屏風のように立ちはだかる鬼ヶ城の稜線を見上げながら沢を登っていく感じは千蛇谷を思い出しました。

じきに木道が現れてお花畑に着くと、やはりというかチングルマは綿毛。となればヒナザクラもムシトリスミレも終わっていて(泣)コバイケイソウやハクサンチドリも盛りを過ぎ、トウゲブキは咲き始めと、こちらも既に夏のお花に切り替わりつつある感じです。

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(コバイケソウ・盛り過ぎ)

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(御苗代湖)

お花畑の分岐で少し休んだら不動平・・・の前に時間にも余裕があるので、カルデラの御釜湖、御苗代湖へ寄ってみることにしました。

分岐から10分ほどで着いた御釜湖は小さい沼のようで少々がっかり感もありましたが、そこからひと下りで出た御苗代湖の意外な大きさ、澄んだ湖水、そしてその静けさは別天地のような素敵なところですね。

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(オオバキスミレ)

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(樹林帯をひたすらに登っていく)

御釜湖手前の分岐から分かれる屏風尾根への道が気になりつつも、今回の所はお花畑の分岐まで戻って不動平へ上がるのが順当な線。

分岐に戻り、そのまま不動平へ向かうと再び樹林帯に入って、急な登りの始まり・・・と思ったら実際歩いてみると、見た目や想像よりは緩くて、これは意外に楽ですよ。

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(シラネアオイ・なんとか間に合った)

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(サンカヨウ・これもなんとか間に合った)

しかもここで終わりかけながら完全に諦めていたシラネアオイやサンカヨウに間に合ったのはラッキーでした。今年は花の開花がかなり早いとは言え、やっぱり春のお花は6月がいいのかなあ。

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(カルデラと裏岩手の稜線を望めるようになると・・・)

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(キバナコマノツメ)

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(ウコンウツギ)

意外に楽だった印象そのままに樹林帯もあっけなくを抜けると、稜線はもう間近。右手に見えた千俵岩は人工的に造られた綺麗な石組みの壁のようで、それが印象的でした。

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(千俵岩・人為的な石組みのようだ)

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(ミヤマキンバイ)

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(タカネスミレ)

稜線近くの砂礫ではタカネスミレにも久しぶりに逢えて、そこからひと登りで不動平に到着。一番人の多い柳沢コースとの合流点でもあるので、ここから人出が一気に増えます。岩手山は20年以上前の学生の時に柳沢コースを登っているのですが、さすがにほとんど覚えてないですね~。

不動平に着いたら山頂は目の前。とはいってもこの日の歩きはここまで。のんびり歩いても4時間弱の行程でしたが、この日の人出を考えるとここで終わりにして結果は正解でした。

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(今日はお鉢を見上げるだけ)

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(本日のお宿、不動平避難小屋)

ということでこの日はお宿は↑↑ここ。近年建て替えたそうで中は綺麗で快適そのもの。好天の週末とあってほとんど埋まる盛況ぶりでした。

そして同宿者の方達も良い方ばかり。もちろん星空の楽しめて、大変楽しい一夜を過ごすことができました。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.11 (Sat)   快晴
盛岡駅 08:55→ 網張温泉 09:59/10:10→ 犬倉 10:50- 姥倉山分岐 11:45-(途中休憩分)- 切通 12:35- 大地獄 12:45- お花畑 13:10- 御苗代湖 13:25- 不動平避難小屋 14:45
 
 
バス(盛岡駅~網張温泉) ¥1140
リフト(網張~犬倉) ¥1100
 

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2014.10.05

黒部峡谷・下ノ廊下を歩く 2

B141004a
(旧日電歩道・S字峡への道すがら)

まぁ周囲に気兼ねなく過ごせるせいなんでしょうけど、テントは小屋よりもよく眠れるような気がします。おかげで3時にパッチリ目が覚めて、星空の広がるもと朝食をとって、さっさと撤収。5時ちょい過ぎにはスタートできました。

お彼岸過ぎると5時でも周囲はまだ真っ暗。阿曽原峠に上がり、仙人谷ダムへ向かうと周囲も明るくなって、もうライトも要らないなと思うようになった頃、ものすごく立派な関電の人見平宿舎に出ます。

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(温いトンネルを歩きます)

水平歩道はここで終点。ここから先は旧日電歩道となって、しばらくはダム施設内のトンネルを歩くことになります。中は高熱隧道が近くを通っているせいかぽかぽか暖かくて、涼しい朝にはちょっとだけ快適です。

そんな中をしばらく歩き、「踏切注意」の看板が出るとその先は本当に踏切で、高熱隧道から出てくる関電の黒部専用鉄道の線路が通っているのでした。

B141004c
(高熱隧道を抜けると一般人は乗れない仙人谷駅)

そしてその線路はすぐ左手に延びている橋梁で黒部川を渡っていて、その橋梁上には関係者だけが乗降できる仙人谷駅があるのですが、当然カタギのハイカーは乗れません。

試しにホームに寄ってみると、きちんと時刻表やガイドまであって、なんかくやしいなあ。。。。欅平か黒部ダムまでなら一万。通しなら二万まで出してもいいんですけど・・・ダメデスカ?(笑)

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(仙人谷ダムと雲切谷の滝・ガンドウ尾根)

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(東谷吊橋)

踏切に戻ってからなおも先を行くと、こんどはなんと建物(仙人谷ダムの事務所)の中を通り、ようやく外に出るとそこは仙人谷ダムの真上。ここで対岸(右岸)へ渡ると、そこから先はしばらく林道歩きが続きます。

そして行く先に黒四地下発電所からの送電線が見えるようになると、東谷吊橋で再び左岸に戻って、旧日電歩道もここからが本番です。

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(吊橋を渡ると旧日電歩道も本番!)

B141004g
(S字峡)

左岸に戻ると少し登り返して、ここからが下ノ廊下の一般的なイメージでもある岩盤をくりぬいたような高巻き道の始まり。

道はこの時期あまたのハイカーを通すこともあって、細いながらも想像よりもかなりしっかりしており、遙か下に黒部峡谷の流れを見ながら歩く道のりは、程よいスリルを味わえます。とはいえ、一歩誤れば確実に命を落とす区間ですので、慎重に歩かなければいけないのは当然のことですね。

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(オヤマリンドウ)

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(こんな道のりが続きます)

そんな道なのでちょっとした休憩場所にも気を遣います。今回は人が少なかったからさほど問題はありませんでしたけど、これからは人も格段に増えるでしょうから、そうなるといろいろ大変でしょうね。混んでいるときは自分のペースで歩くのはかなり難しそうだし。

S字峡、半月峡と黒部の谷の深さに驚嘆しながら歩いていくと、徐々に水線が近くなって、次の剱沢にかかる吊橋が十字峡。もちろん吊橋からも眺められますけど、ここはぜひとも下の展望台へ降りたいですね。

B141004j
(十字峡・もちろん展望台に降りました!)

ということでもちろん展望台に降りましたけど、降り口の道標が壊れているせいもあって、展望台で休んでいる間もみなさん通り過ぎるばかり。これは本当にもったいないと思いました。

あっあとその降り口に立つ双頭ネズコの大木も見事。朝食が3時過ぎだったので、展望台で早くも昼食です(笑)。

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(ここは水を浴びながら通り抜けるしかない)

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(水線に近づくと朝日が差し込んできた)

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(チョウジギク)

十字峡を過ぎると道はより水線に近づき、今までの岩をくりぬいた道から樹林帯、草原なども交えて少々雰囲気が変わってきます。そしてここでようやく黒部の深い谷にも日差しが入るようになって、明るくなるのは単純に嬉しかったんですけど、日差しが強烈で、暑い(笑)。

でも日差しが入るのもさほど続かず、再び谷が深くなると再び岩の続く道に変わって、白竜峡に入ります。

B141004n
(白竜峡のひとコマ)

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(水流の勢いが凄まじい)

個人的には白竜峡が旧日電歩道の中で一番のハイライトでした。相変わらず岩をくりぬいた道が続くのですが、違うのはすぐ下を川幅が狭まり、ごうごうと音と立てる黒部の流れを間近に見られること。

その道の様子、流れの迫力もさることながら、ここで下り組とのスライドが始まったのも良いアクセントでした(笑)。ホント混んでいる時期はいったいどんな様子になるのでしょう。。。

B141004p
(黒部別山が見えるようになると)

B141004q
(黒部別山谷・壁尾根は綺麗に色づいていた)

そんな白竜峡を抜け、ふたたび川幅が広がると黒部別山谷の出合で、落石に注意しながらもここでようやく一息つけます。

別山谷を渡る箇所にもう雪はなく、奥にブロックをいくつか見るだけ。でも谷の奥に延びる壁尾根の紅葉が見事で、しばらく見とれてしまいました。

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(残雪は新越沢出合付近のみ)

B141004s
(シナノナデシコ・今年も逢えるとは!)

黒部別山谷から先は川床が広がってほぼ水線に近いところを歩くようになります。

雪のブロックが残っていた新越沢出合の辺りも高巻きのハシゴ・桟道が造られており、難なく通過。整備の方には本当に頭が下がりますね。

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(内蔵助谷と丸山東壁)

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(行く先に赤沢岳西尾根を望む)

その先も道は相変わらず水線に近い所を通っているので、このまま川床歩きが続くのかと思ったらやはり甘くて(笑)、川床に近いからこそ小さい高巻きを繰り返す道のりは少々しんどいかも。

それでも徐々に標高を上げていることもあって、周囲の低木は色づき始めているし、ふと山の斜面を見上げれば綺麗に色づいた山肌が目を楽しませてくれる楽しい道のりです。

B141004v
(ハウチワカエデ)

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(この辺りは低木類が色づき始めていた)

B141004x
(トガクシコゴメグサ)

じきに着いた内蔵助谷で真砂沢からの道を合わせると、そろそろ終盤。相変わらず続く高巻きの連続は、真砂沢の方の道もそんな感じなのでしょうかね??

周囲の山山や紅葉を楽しみつつ先を行くと、まもなく平坦な歩きに変わって、ようやく見えてきましたよ、ラスボスが(笑)。

B141004y
(ようやくラスボス登場!)

放水の水煙で良い具合に煙っている黒部ダムを間近にいるともうゴールの様な気になってしまいますけど、まだくゴール「間近」なんですね。じきに現れる橋で右岸へ渡ると、最後の200mの登り返しが待っています。

思いの外早く着いたので橋のたもとで10分ほど休憩してから登り返したのですが、想像通り、ここがこの日一番しんどい所。最後の最後でコレはきついけど、しょうがない。ガマンしつつ何とか登っていると、徐々に周囲が見えるようになり、

B141004z
(立山方面もよろしい感じ♪)

今さっき歩いてきた方向には黒部別山と大タテガビンが一望。ようやく見られたその姿に感動していると、今度は中段辺りが綺麗に色づいた立山が目に入って、ひとり声を上げてしまいます。

本当はこの辺りでトローリーバスの駅に入るのが正式な道なんですけど、それを見過ごし、黒部ダムの展望台まで行ってしまいました(笑)。

B141004aa
(黒部ダムに着きました)

でもでもそのまま行ってしまったお陰で大回りすることもなく、ダムに出られたのはラッキーでした。湖面がきらきら光るダムの様子はちょっとオーバーな言い方をすれば神々しく、まさにフィナーレに相応しい光景。

うまく行くときは得てしてこういうものなのですが、今回はちょっとデキすぎだったかも。帰りもハナから諦めていて考慮にすら入れてなかった白馬発のあずさに乗れたし。今年の夏が酷かったこともあって、本当に久しぶりにいろいろな意味でスッキリしたというか突き抜けた山行きになった事には感謝の言葉しかありません。紅葉の時期もこんな歩きができたら嬉しいなあ。。。
  
・・・・・☆
 
◆ 2014.09.28 (Sun)   快晴
阿曽原温泉小屋 05:10- 仙人谷ダム 06:20- 東谷吊橋 06:40- 十字峡 08:00/08:30- 白竜峡 09:20- 黒部別山谷出合 09:50/10:00- 内蔵助谷出合 11:40- 黒部川を渡る橋 12:30/12:40- 黒部ダム 13:05
 
 
ほうじ茶(PET350ml) ¥140
黒部ダム~扇沢(トローリーバス・荷物代込) ¥1740
扇沢~信濃大町駅(バス) ¥1360
 

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