2018.06.10

華やぐ表参道を登って金峰山へ

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(五丈石が近づいてきた!表参道上部より)

更新があいておりますが、表向きにできないだけで(笑)山はぼちぼち歩いております。とはいえ今年の暖かさにはいろいろと困ってしまいますね。

ということで先週末(06/03)は予定を変更して、今年ならバッチリだろうと予想した金峰山の表参道を二年半ぶりに歩いてきました。

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(コミヤマカタバミ)

表参道とはいえ、麓の金櫻神社から猫坂越えて・・・な訳はなく(笑)、この週より始まった大弛峠行きのバスでアコウ平に出てからのスタート。ここで標高1900mと労せずして本年度最高所に上がっているわけで、そうなるといきなりコミヤマカタバミやシロバナノヘビイチゴが咲いていて、なんか少々申し訳ない気分で歩き始めます。

ただ気になったのはアコウ平にあった「金峰山」の道標が外されていたこと。そして軌道跡の水平道へ降りる箇所が倒木で少々わかりづらくなっていたこと。まぁ慣れている人なら問題ないレベルですけど、すでにこのコースに入ること自体「招かざる客」化しているのかしらん・・・。

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(荒川徒渉点)

じきに降り立つ荒川不動尊のあった徒渉点の雰囲気はいつ訪れても素敵なところ。対岸の草地なんかテントを張って、清流をぼーっと眺めながらのんびり過ごしたくなるような場所です。

ただ飛び石で徒渉できるポイントは一箇所のみですので、よーく観察されてください。ここは相変わらず徒渉にまごつかれている人が多いので。

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(御室小屋跡)

徒渉してからも道は少々不明瞭気味な感じでしたが、水晶峠からの道が合わさる刈合平に出ると、ここからは登拝路として最低限の整備がされているようで、後は問題ない感じです。

刈合平からひと登りすると御室小屋跡に。倒壊した小屋はすでに片付けられており、スッキリしていました。奥のお宮があったとおぼしき場所に参拝をして気を引き締めたら、先を行きます。

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(アズマシャクナゲはすでに満開)

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(アカバナヒメイワカガミ)

道はここから岩尾根に上がり、尾根上を行くようになるのですが、そうなればもちろん出てくるのはアズマシャクナゲとイワカガミ。すでにこの辺りで盛りだったのは予想通り。

ただシャクナゲの花つき自体はまぁまぁといった感じではないでしょうか?それでもこの辺りはシャクナゲの木ばかりなので、黒木が多う仄暗い尾根上に花が咲く様子は、それでも壮観なのです。

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(鶏冠の上に上がってみました)

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(片手廻しと五丈石はまだまだ上だ)

今回は時間に余裕があるので、登れる岩はみんな登ってみましょう!ということで鶏冠の岩頭にも上がってみました。ここは上がること自体は簡単ですけど、尾根上の移動が少々厄介かも。

岩頭より下手には富士が、振り返って上手には大仏のようにも見える片手廻しと山頂の五丈石が望めます。そしてまわりの御堂川流域の急峻な枝尾根にも奇岩が多く、これは丸腰だとどこまで歩けるのかしらん?と興味津々です。

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(このあたりが一番綺麗でした)

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(ひたすらに急登が続きます)

岩から降りて登山道に戻れば、道は急登が続くものの満開のシャクナゲが続く、まさにシャクナゲトレイル。コレ、大当たりの年に当たったら凄いだろうね。

もし大当たりの年だったら、喜んで大藪こぎますよー。冗談抜きで。

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(道は片手廻しの裏側に出る)

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(ここまで来ると咲き始めの木も多い)

今回は歩き出しが遅かったので、片手廻しの肩のスラブでランチになりました。

目の前に聳える富士を、そして足下の鶏冠や御堂川を見下ろしていると、もうなんべんも言ってるけど「お山の大将、お猿さん」になれた気分です。こういうのは単純に好きですね。要は自分が単純なんでしょうけど(笑)。

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(ヒメイチゲ)

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(上部の森林限界では低木化しているせいか花は盛りを過ぎていた)

なおも続くシャクナゲトレイルも徐々に咲き始めの花や蕾を見るようになって、標高をかなり上げていることがわかります。森林限界に出る直前に現れたヒメイチゲに狂喜。いや決して珍しい花ではないんですけど久しぶりだったもので。。。

そして森林限界に出ると、あとは目の前に聳える五丈石を目指すのみ。でもここにも低木化したアズマシャクナゲが結構いらっしゃる。標高は高いながらも低木化しているせいか、花はすでに盛りを過ぎていましたけど。

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(山頂より五丈石)

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(キバナシャクナゲ!満開でした)

やがて山頂に着いたら、まずは一礼して五丈石に登り、それから山頂へ。でも今回嬉しかったのが山頂周辺のキバナシャクナゲが満開だったこと。そうか、このタイミングで訪れればアズマとキバナが楽しめるのか!と。

でも訪れるハイカーで気にする人は悲しくなるぐらいに少ない。。。奥秩父でキバナシャクナゲが唯一見られる山なのにねえ。

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(ミネズオウ)

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(瑞牆・裏瑞牆を侍らす小川山の雄姿よ)

山頂はさすがに2600m近い高山帯です、他にも山頂周辺にはミネズオウやコメバツガザクラ、そしてミネザクラもかなり久しぶりでこれにも狂喜してしまいました。まあありふれてる花ではあるんですけど(笑)。

そんなわけで五丈石に登った後はとっとと大弛へのつもりが、ここで想定外の撮影大会。曇ってしまったのは残念でしたけど、ホクホクですよー。

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(コメバツガザクラ)

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(ミネザクラ)

大弛への帰り道は人が多そう・・・と思ったら、まだシーズンはじめのせいかなのか?ハイカーが少なくて快適に歩けたのは意外と言えば意外。

一部道が荒れているせいか、道が付け替えられていた箇所がありました。ただ付け替えられた新しい道は雨が降るとドロドロになりそうだから、旧道歩いちゃう人も多そうな予感がします。。。

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(朝日岳より、歩いてきた稜線を振り返る)

初訪の折よりこの時期に・・・と決めていた表参道は想像以上に楽しい道でした。確かに万人向けではないけれど、この時期は特に、大弛往復や大弛~みずがき山荘縦走より遙かに楽しいはず。歴史を感じられる古道の魅力は伊達じゃないですよ。

今回歩いたら別のプランも浮かんで、いろいろ楽しみも増えました。バスの時間が時間なので制約は厳しいけど、金峰南面は本当に楽しい!数年前まで「深田百名山」という色眼鏡でしか見ていなかった金峰山のことを、自分が好きになったのはこの山域のお陰なのですから。
 
・・・・・☆
  
◆ 2018.06.03 (Sun)   晴 時々 曇
塩山 08:30→ アコウ平 09:50- 荒川徒渉点 10:15/10:30- 御室小屋跡 10:55- 片手廻し 11:45/12:00- 金峰山 13:15/14:00- 朝日岳 14:40- 大弛峠 15:25
 

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2018.04.25

熊倉山のアカヤシオ、今年は。。。

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(シラカケ岩のアカヤシオ・盛りだが花は少ない)

しっかし今年の暖かさはいったいなんなん!もうアカヤシオ花期の熊倉山には20年近く通っていますけど、ここまで早いのは初めてです。

という事で先週の土曜(04/21)は恒例のアカヤシオのお花見で熊倉山へ行ってきましたが、いつものコースではなく、訳あって聖尾根ははしょって、日野コースを下ることになってしまいました。

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(フモトスミレ)

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(1003m峰・アカヤシオはほぼ終わり)

今年も、のんびり一番のレッドアローからのタクシーで宗屋敷尾根の取付に出て(¥3340)からのスタート。でも例年と違うのは気温の高さと、市議選中とあって選挙カーの声が山中に響きわたっていたことでしょうか(笑)。

そんなわけでのっけの急坂に大汗かきかき、一時間程で1003m峰に着くと、さすがにアカヤシオはほぼお終い。周囲に生えているイワウチワの花がやけに少ないのが気になりました。

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(この辺りですでに新緑)

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(イワウチワ)

1008m峰を過ぎると周囲はすでに新緑。ヤマザクラも満開で、これは稜線でアカヤシオがちょうど盛りのタイミングではあるんですけど、まだ4月ですからねえ!歩いててもいささか信じられない気分。。。

そして次の岩峰に上がると、ようやく出てきましたアカヤシオ。花もいいけど、落花して地面をピンクに彩る感じも楽しめるのがこの花のイイトコロ。ヒカゲツツジの様子も確認しながら、なおもせっせと登っていきます。

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(アカヤシオがぼちぼち出てきます)

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(ヒカゲツツジ・例年並み)

道中見かけるイワウチワは少なめな印象でしたが、カタクリは案外多い、というか踏み跡附近の株が育って花が咲くようになったという言い方が正解なのかも。

自分が宗屋敷尾根で一番好きな大岩の辺りも、淡い新緑。今年はイヌブナの花がかなり目立ちました。

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(1284m峰への登りしな・淡い新緑)

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(1284m峰で盛り過ぎか)

そして1284m峰に上がると、アカヤシオはここで盛りちょい過ぎといった感じ。日陰に近い場所ではまだまだ綺麗な木も多く、休憩がてらここでちょこっとお花見。でも結果としてここで休んで正解だったのでした。

というのもここからなおも登っていくと、なぜか徐々にアカヤシオのお花が減っていく感じで、なにかおかしいな?と感じつつ先を行き、例のギャップに出た所でようやく花の少なさに気がついたのでした。

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(熊倉山と・花が少し淋しい)

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(坊主山・小黒・大黒<酉谷山>を望む)

ギャップからの最後の登りは花の時期としてはちょうどいいのに、なんとも淋しい感じ。

それは稜線に飛びだしてからも同じで、今年の定点は↓↓↓こんな感じ。

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(シラカケ岩より)

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(稜線もアカヤシオは少し淋しい)

花のタイミングは良かったので、それなりに見事でしたが、花の量としては例年よりやや少なめだった去年よりも少ないですね。残念ながら裏年といえる状態でした。

しかしこの少なさは年回りなのか、それとも今年は寒い冬から一気に気温が上がってしまったせいで、花が育つ期間が短くなってしまったから、お花が少なくなったとか??藤四郎の自分にはよくわかりませんが、当たり年3年周期が崩れてしまったので、もう様子を見るしかないのですが。あとこれから咲き始めるシロヤシオの具合も気になります。

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(熊倉山山頂)

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(ちょいと寄り道。渓畔林の新緑が素晴らしい)

こんな状況では聖尾根に寄る気にもなれないし、どうしよう・・・と一瞬思いかけたのですが、そうそう!こういう時こそ逢いたい方がいらっしゃいましたね。

ということでとりあえず熊倉山の山頂へ向かい、それから日野コースを下ってちょっと寄り道。新緑のエネルギーで満ちあふれる素敵な渓畔林を抜けて・・・

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(レンプクソウ)

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(久しぶりに熊倉の主にお逢いしてきました!)

はい、前の裏年に偶然見つけた熊倉の主な大ブナさんに5年ぶりにお目にかかってきたのでした。決して樹勢が旺盛とは言えませんが、まだお元気そうで何よりです。そうそう幹廻りはあらためて測ってみたら4mほどでした。

しかしですね、造林が盛んだった故に周りは植林に囲まれたこの山域の狭い一角だけ、なぜに伐りもせずにこんな素敵な渓畔林を残してくれたのでしょうか?本当に謎。ここは今後も訪れるたびに、残してくれてほんとうにありがとう!と心の中で感謝するのだろうなあ。。。

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(よくぞ残してくれた!)

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(トウゴクサバノオ)

寄り道を終えたら、新緑麗しい渓畔林が続く日野コースを下ります。

このコースは渓畔林も素晴らしいけど、お花が多いのも魅力。ニリンソウにコガネネコノメソウ、ヤマエンゴサク、レンプクソウ、ハシリドコロ、フタバアオイ、エイザンスミレ、ヒナスミレ・・・そして急遽日野コースを歩けたので、今年は諦めていたトウゴクサバノオに逢えたのが、自分的には一番嬉しかったかも。

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(三ツ又のあたり)

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(ニリンソウのみち)

ただ難場の巻きが植林帯なのが玉に瑕か、でもこの時期の渓畔林の素晴らしさはヘタな言葉を弄するよりも、写真を見た方が早いかも(笑)。

ニリンソウの道もまだまだ健在で、ずっとなにかしらのお花を愛でながら下れるのも楽しいですね。

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(どこまで下っても新緑が素晴らしい)

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(一ノ橋。川に架かる橋は総じて老朽化していた)

ただそんな日野コースにも難があって、それは沢に掛けられた木橋が老朽化して使えず、飛び石の徒渉を強いられることと、林道終点より下は沢が荒れてコースが少々解りづらかったことでしょうか。

でもそれも高巻き道に変わればあとはひたすらに下るだけです。

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(登山口より・新緑の山肌を望む)

まもなく登山口に降り立ったら、久しぶりに武州日野駅へ。寺沢の佇まいは相変わらず好ましくて、山歩きのフィナーレとしては上々なのですが、いかんせん暑すぎる(笑)。最後はヘロヘロになりかけながらも、なんとか駅へ向かったのでした。
   
・・・・・☆
 
さて・・・最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコース(登山においてGPSを利用する際も、ごく基本的な地形判断スキルのあることが前提のはず)であって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山です。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。

2017年 【2017.05.05】
2016年 【2016.04.30】
2015年 【2015.05.03】
2014年 【2014.05.03】
2013年 【2013.04.28】
2012年 【2012.05.13】
2011年 【2011.05.08】
2010年 【2010.05.04】
2009年 【2009.04.29】
2008年 【2008.05.04】
2007年 【2007.05.05】
2006年 【2006.05.03】
2005年 【2005.04.30】
2004年 【2004.04.25】
 
・・・・・☆・・・・・☆
  
◆ 2018.04.21 (Sat)   快晴
宗屋敷尾根取付 08:15- 1003m峰 09:20- 1284m峰 10:10/10:20- シラカケ岩 11:15/11:40- 熊倉山 12:05/12:15- 官舎跡 13:30- 三ツ又 13:45- 一ノ橋 14:05- 登山口 14:15- 武州日野駅 14:55
 

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2018.04.11

日向沢ノ峰~大丹波川・早や春爛漫

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(日向沢ノ峰より蕎麦粒山方面)

まず結論から言っちゃいますと、ことしの花の進み具合はおおよそ例年よりも2週間早い!状態です。

ということで先週の日曜(04/08)は早くもアカヤシオの下見、ということで、大丹波スタートの川苔・・・ではなく、長尾ノ丸~都県界尾根~日向沢ノ峰廻りで歩いてきました。

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(真名井北稜の山肌はすでに芽吹き)

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(都県界尾根も芽吹きが始まっている)

朝から大丹波に着いた頃までは雲一つない快晴で、ちょっと寒いものの爽快な朝だったのに、いざ歩き始めるとなーんか曇ってきて・・・

小一時間で長尾ノ丸に上がった頃には完全に曇ってしまい、その上稜線は冷たい風が吹き抜けて寒いこと寒いこと。こんなハズじゃなかったのに!

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(ミツバツツジ・盛り)

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(カタクリ)

稜線があまりに寒いので、予想してたお花の本当に咲いているのかかなり心配になってしまいましたが、さすがにそこはぬかりなく(?)咲いていたカタクリを見つけて一安心。稜線ですでに見頃どころか盛りに近いかも。

あと久しぶりに都県界尾根を歩いて驚いたのが、意外な人の多さ。今はレースをやっているようで、その影響のようです。

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(岩稜に変わると・・・)

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(アカヤシオ・満開)

カタクリが咲いていれば、岩稜のアカヤシオももちろん咲いていて、こちらもすでに満開。曇っていて光量が足りず写真はうまく撮れていませんが、お花の状態がかなり良く、自然のものとは思えない鮮やかなピンクが大変見事でした。

そしてアカヤシオが咲いていれば、足下にはもちろんイワウチワ。こちらは咲き始めなので、次の週末でもまだまだ大丈夫だと思います。

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(イワウチワ)

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(防火帯に出れば山頂は一投足)

コース的に短めという事もあって、お花を撮影したり、寄り道したりして、長尾ノ丸から3時間かかって日向沢ノ峰にようやく到着。ハイカーは通りがかりますが、やはりこちらは静かです。

そうそう、このあたりの防火帯を見ると、蕎麦粒山方面が懐かしくなってしまいますね。機会を見つけて歩かなければいけないなあと。

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(富士もうっすらと見えてます)

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(川苔山を見ながら下ります)

山頂でのんびりしたら、お次は南の踊平へ急降下。基本、防火帯の気持ちの良い尾根道なんですけど、急な箇所は少々気を遣います。

20分程で踊平の鞍部に降りたら、なにはなくとも定点のアカヤシオの確認。んが、なんとここでも一部咲き始めていて驚きました。次の週末は1200m以上が花の見頃のレンジになりそうですね。

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(踊平のアカヤシオはすでに咲き出していた!)

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(大丹波川の源頭部も芽吹き)

アカヤシオを確認したら、ここから大丹波川を下ります。

上はすでにアカヤシオが咲いているのですから、この沢道もネコノメソウを主にすでに花盛りになっていました。

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(チシマネコノメソウ)

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(ハナネコノメ)

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(獅子口小屋跡)

獅子口小屋での休憩が、晴れてて気持ちよかったです。

もちろん獅子口の水場にも寄って、水をくんでから、なおも下ります。

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(ツルネコノメソウ)

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(ニッコウネコノメソウ)

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(この辺りで新緑)

下るにつれ、周囲の木々は芽吹きから新緑に変わり、ちょうどこの辺りが大丹波川の道のハイライト。

道脇や斜面にはコガネネコノメやヤマエンゴサク、アズマイチゲ、ニリンソウなどの草花で埋まり、そこに少し傾いた日の光が差しこんで輝く様子は、いつ訪れても感動的に映ります。できることならずっと佇んでいたい気分。

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(コガネネコノメソウ)

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(ヒナスミレ)

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(老朽化の進んだ桟道の通過には注意が必要)

とはいえ、もういい加減な時間になっているので、なおも先を行きます。

しばらく行くと、狭い道にモノレールの軌道が併走するようになり、かなり歩きづらくなったのですが、もしかするとこれは古くなった桟道の改修かも?というbさんの予想はおそらく当たり?かも??

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(ナガバノスミレサイシン)

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(ニリンソウ)

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(曲ヶ谷出合の辺り)

曲ヶ谷の出合まで来ると、この辺りでまたアカヤシオと再会したのですが、花が意外に綺麗だったことに驚きました。上が見頃なら下はかなり傷んでいるのが普通ですからね。

もしかすると、今年は気温が一気に上がったので、おそらく400m~1000mぐらいのお花がほとんど差もなく咲き始めたのではないか?とも思えるわけです。

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(ヒトリシズカ)

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(ヤマネコノメソウ)

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(そろそろ夕暮れ)

例によって下りもかなりのんびり歩いてしまい、駐車場に戻ったのは17時前。こちらは2年ぶりでしたが、今の時期の定番コースですね。ほんとうにハズレなしに偽りなしですぞ!(笑)

新緑に芽吹きも素晴らしく、これからしばらくが山歩きの一番楽しい季節。あとは天気に恵まれることをお祈りするのみでしょうか。
   
・・・・・☆
 
◆ 2018.04.08 (Sat)   曇 後 晴
大丹波P 08:05- 長尾ノ丸 09:10/09:20- 送電塔 12:00- 日向沢ノ峰 12:35/13:20- 踊平 13:45- 獅子口小屋跡 14:25/14:40- 曲ヶ谷出合 16:25- 大丹波P 16:55
 

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2018.03.18

マンサクの様子を見に棒ノ嶺へ

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(マンサク・棒ノ嶺山頂附近で満開)

さて先週は本当に珍しく一人火曜隊(03/13)。お花が順調に咲き始めてきているようなので、棒ノ嶺のマンサクもそろそろでしょう、ということで、6年前の大不作の時と同じ白谷沢~北東尾根~仙岳尾根のコースで歩いてきました。

平日の名栗線は本当に久しぶりで、8時台のでもさわらびの湯に寄らないことを忘れて、乗り越し。。。まぁ短いコースなので問題ないけど、出端からくじかれた感が強いです。

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(ハナネコノメ・開花寸前)

でも天気は良く、春の日差しを浴びながら歩けば気分もすぐに晴れてきます。白矢沢のなーんかもやった感じに少々恐怖を覚えつつ、さっそく登山道に入ります。

高巻いて沢みに降りたところでまず探すのははやりハナネコノメ。でもまだ少し早くて、開花寸前でした。おそらくこの週末は咲き始めていると思います。

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(白谷沢・すでに雪はない)

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(ヨゴレネコノメ)

ハナネコノメがまだ咲いてないのですから他のお花は推して知るべし。それでもいろいろチェックしながら、上がっていきます。

一時間程で林道に出たらちょっと休憩して、ここから岩茸岩ではなく、そのまま北東尾根の枝尾根に取り付きました。

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(花粉が凄い)

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(北東尾根に上がりました)

個人的にはここから北東尾根と合流するまでがある意味一番インパクトのあった区間。

スギの植林下を花粉の最盛期に歩くわけですから、もう花粉が煙のように舞っていて、まぁこれも春なんでしょうけど(笑)、花粉症の自分にはなかなかの区間でしたよ。

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(花粉で周囲が霞んでいる)

そんな花粉に煙った植林帯を抜けると、北東尾根の広大な緩斜面に飛び出します。周囲のアブラチャンはさすがにまだまだといった感じ。

でもそこから尾根を詰め始めると、遠目でも何となくそれとわかる薄い黄色のかたまりが見えてきました。

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(たくさん咲いてて幸せでした)

もちろんその薄い黄色のかたまりはマンサクの花!

今年はよく咲いてます。花をつけた木も多くて必死に探す必要がないのが本当に嬉しい。そんな花を愛でつつゆるゆる上がっていくと、じきに棒ノ嶺の山頂に飛び出しました。

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(棒ノ嶺山頂)

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(仙岳尾根・雑木林が多く、快い)

さすがに3月半ばの平日となると人出もパラパラで、花粉で霞んだ展望を少し愉しんだら、稜線を東でなく西へ行きます。

今回、槇ノ尾山までの稜線でマンサクを確認したかったのですが、稜線はあまりない様子でした。

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(仙岳尾根でもマンサクがかなり見られた)

でも槇ノ尾山から仙岳尾根を下り始めれば、快い雑木林の許よーく見てみると、こちらもマンサクがいっぱい。いやー6年前のリベンジを果たした気分ですよ(笑)。

この尾根は本当に雑木林が多くて楽しい尾根。中盤から急になるのが玉に瑕ですけど、その辺りでもマンサクがまだまだ残ってました。

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(コチャルメルソウ)

ということで下ってみれば、あっという間に麓の釣り場に着地。戻りしなの大ヨケノ滝ではコチャルメルソウにも逢えて、くしゃみ連発しながらも、ほくほく気分でさわらびの湯へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
ちなみに6年前のマンサク大不作の年の記事が↓↓こちら。参考程度にどうぞ。

マンサク探しまくり・棒ノ折山
http://komado.tea-nifty.com/blog/2012/03/post-e59e.html
   
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2018.03.13 (Teu)   晴
飯能駅 08:51→ 川又名栗湖入口 09:30- 白谷沢登山口 10:10- 林道 11:20/11:30- 棒ノ嶺 12:40/12:45- 槇ノ尾山 13:00- 有間渓谷観光釣場 13:45- さわらびの湯 14:35
 

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2018.02.27

春めく伊豆ヶ岳の短くも楽しい周回

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(伊豆ヶ岳南東尾根・上部の露岩帯)

さて先週末は久しぶりに日原でもと思っていたら案の定寝坊してしまい、さてどうしましょうか。。。の割に比較的すぐに思いついたのが長らく放置してあった伊豆ヶ岳南東尾根のこと。

ということで土曜(02/24)は南東尾根を登路に取り、花桐ルートを下るコースで久しぶりに伊豆ヶ岳を一山として歩いてきました。

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(森坂峠)

西吾野に着いたのは11時半前で、この時分でも自分以外のハイカーがぼちぼちいたのはさすが気軽に登れる山の多い奥武蔵。とはいえ、そもそも遅出ですし(笑)あまり褒められたことではないんですけどね。

まずは南東尾根の取り付けを目指して10年ぶりに森坂峠へ。マイナーどころと思い込んでいたここで二名程のトレランさんに抜かれたのが意外でした。尾根伝いに子ノ権現へ行くルートが今やその筋では有名なコースになっているのでせうかね??

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(フクジュソウも咲き始めた)

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(奥の観音堂が南東尾根の取付)

峠を越えて日用橋に降り立ったら、ここから再び車道歩き。交通量が意外に多いのは子ノ権現の参拝者でしょうか。20分程登っていくと、右手にそれとわかる観音堂に着きます。

ここが伊豆ヶ岳南東尾根の末端で、まずは挨拶がてら参拝してから南東尾根に取り付きます。のっけは急なものの、それを登り切るとあとは植林下の尾根筋をゆったり登っていく感じに変わりました。

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(登り出しは植林が続く)

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(二本杉の傍らに愛宕社)

せっせと登っていると、どこからともなく突然明瞭な道が現れて、これは?と思っていたらまもなく祠が現れて、どうやらこれが愛宕社のようです。

大きい二本杉(残念ながら樹勢は弱い)の傍らに造られた感じからして、それなりの歴史がありそうですが、残念ながらすでに面倒見されていない様子。まぁ麓からそれなりに登らされるからもうしょうがないのでしょうけど。。。

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(愛宕社を過ぎると雑木混じりに変わり・・・)

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(アセビ・咲き始め)

その愛宕社を過ぎるとなんと植林から雑木林に変わったのは嬉しい誤算で、明るくなった尾根を歩くのはそれだけで気分が違います。

その上尾根を被うアセビも一部咲き始めていて、お初だからこれもかなり嬉しい!とはいえありふれた木ゆえに、すぐにありふれた光景にしてしまう人間の身勝手さよ。。。

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(尾根中腹以上は痩せた露岩の尾根が続く)

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(山頂直下も直登した)

なおも登っていくと、やがて露岩混じりの痩せ尾根に変わったのも伊豆ヶ岳らしくて、ワクワクしてきます。確認はしなかったけど、もしかしたらアカヤシオを期待できるのかも。

そして右手の東尾根が近づいてくると、じきに最初の悪場に出ますが、ここは当然直登です(笑)。

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(男坂より・左は二子山と甲仁田山)

その悪場を登り切ると東尾根と合流。山頂直下の悪場ももちろん直登して(笑)、登り切ると伊豆ヶ岳の山頂の傍らに飛び出しました。

山頂に着いたのは14時過ぎなれどハイカーがまだまだいたのはやはり人気の山ですね。今は男女坂とも通行止めでその中間に新たな道が付けられているとか。でも一番展望が良いのは男坂のてっぺんなので、とりあえずそちらへ寄って、それから花桐へ下る形をとりました。

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(花桐ルート・道形は何とか残っているようだ)

さて、下りの花桐ルートは彼の大雪の年以来。大雪の影響で倒木だらけだった沢は綺麗に整理されていて、肝心の道筋も「わかる人には判別できるレベル」で残っている感じです。

ただ沢筋ゆえに雪も残っていて、ちょっとでも咲き始めてたら嬉しいなあ、と思っていたハナネコノメは影も形もありません。。。

B180227n
(スラブ滝がまだ凍っていたとは!!)

B180227o
(ここまで来れば林道は近い)

でもでも途中にあるスラブ滝がまだ凍っていたのは予想外で、滝と中の岩屋には氷の造形がたくさん残っていたのに狂喜しまくり(笑)。おかげで前の海沢よりも遙かに収穫多く、終わってみればホクホク気分で西吾野へ向かっていたのでした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2018.02.24 (Sat)   晴 時々 曇
西吾野駅 11:25→ 森坂峠 11:40/11:50- 観音堂 12:20- 愛宕社 12:50- 712m峰 13:45- 伊豆ヶ岳 14:15/14:35- 花桐林道終点 15:30- 西吾野駅 16:15
 

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2017.05.13

熊倉山のアカヤシオ、今年は・・・?

B170513a
(アカヤシオ・宗屋敷尾根上部で見頃でした)

歩いたのは5/5なのに更新が遅れに遅れて申し訳ございません。去年が想定外の当たり年だったせいか今年の花付きは?だったので、まぁ良いのではないでしょうか(笑)。

ということでGW後半は恒例の熊倉山へアカヤシオのお花見で、恒例の宗屋敷尾根~聖尾根のコースを歩いてきました。

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(宗屋敷尾根1003m峰)

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(1003m峰を過ぎてもまだ咲いた花が多い)

今年はお花もそれなりなので、のんびり一番のレッドアローからのタクシーで宗屋敷尾根の取付に出て(¥3340)スタート。天気は下り坂の予報ながらも朝から快晴で、のっけの植林帯の急登も気分よくすいすいいけます。

今年は久しぶりに涼しいというか二昔前ぐらいの季節の進み方で、1003m峰はお花が終わっていたというより、おそらくお花が少なかったのではないでしょうか?でも足下のイワウチワはまだまだ健在。そこからひと登りすればもう満開のアカヤシオが見られて、しかもそれなりに量もあるのには正直ホッとしましたよ。

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(1284m峰への登りしな・淡い新緑)

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(イワウチワ・満開)

とはいえ、今年の特徴は花付きの良いのとほとんど咲いていない木の落差が大きい感じですね。そして1284m峰附近が満開寸前の一番良い状態でした。この辺りで綺麗な状態のお花を見たのは久しぶりですよ(笑)。

1284m峰から1370m圏の岩コブに上がり、ギャップに降りると、そこから蕾も目立ってきたのは意外ではありました。もうちょっと進んでいるだろうという踏んでいましたから。。。

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(坊主山・小黒・大黒<酉谷山>を望む)

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(シラカケ岩より)

ということでシラカケ岩からの今年の定点は↑↑こんな感じ。

ぱっと見想像以上にピンクに染まっていたことに驚きましたけど、おそらくあの辺りの花付きが良いのでしょう。ただ全般的にはほとんど花のついてない木も多く、均すと例年より少々少なめといった感じでしょう。そうそう今年は後からハイカーさんがやってきたのにもビックリでした。本当に珍しい!!

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(稜線はまだ蕾も多い)

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(三門の広場)

シラカケ岩に着いた頃から予報通り曇ってきたので、軽くランチを取って少し休んだら崩れる前にとっとと下山することにしました。熊倉山までの稜線もまだまだ蕾が多く、先週末の段階ならまだまだ楽しめる所でしたが、更新が遅れてスミマセン。。。

そんな塩梅なので↑↑の三門の広場も周囲は芽吹き始めたばかりの感じ。このタイミングで来たのも久しぶりでした。

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(ちょうど見頃のタイミングで花が綺麗だ)

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(1307m峰直下のテラスより)

聖尾根1307m峰附近も花は満開で良い状態でしたけど、やはりこちらも少々淋しいですね。

去年当たらなければ今年は十数年ぶりとなる木の花の当たり年になると踏んでいただけに、自然相手とは言えちょっとだけ残念かも。。。しばらくは当たりの周期がズレた事による変化を楽しむ事にしましょうか。

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(ヒカゲツツジ・例年並みに咲いてました)

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(大岩を巻くトラバースの辺り)

久しぶりにちょっと早い時期に歩いたので聖尾根の下りではイワウチワやカタクリがたくさん咲いていて、芽吹きの雑木林を合わせてとても楽しい道のり。

おかげでアップダウンも軽快にこなして、スムーズに聖山(725m峰)に着いてしまいました。

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(聖山より・・中央やや右より奥の▲が熊倉山)

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(聖山より下ではヤマツツジも咲き始めた)

山頂の岩コブから下ってきた尾根をしばし眺めて一息ついたら、あとは三峰口駅へ下るだけ。とはいえレンプクソウは先月の大持山で十二分に堪能したので、今回は三年ぶりになおも尾根伝いに下ることにしました。

わかっちゃいたけど、聖山からの下りが相変わらず急でなかなかしんどい。でもそんなところに限ってフデリンドウがこれまたたくさん咲いていて・・・困るんですよ(笑)。

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(新緑見事な△622.7mへの下りしな)

下るにつて雑木林の緑は濃くなり、そしてヤマツツジも見られるようになり、あの急降下さえなければこちらも悪くないんだけどねえ・・・と思ったりもしながら三峰口へ向かったのでした。

さて今年のアカヤシオは以上のようにそれなりに見られましたけど、次のシロヤシオはおそらく壊滅的ではないのかなあと予想しております。実際はどうなるでしょう。。。
  
・・・・・☆
 
さて・・・最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコース(登山においてGPSを利用する際も、ごく基本的な地形判断スキルのあることが前提のはず)であって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山です(現在、宗屋敷尾根の取付に行方不明者に関する情報を求めている掲示があります)。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。

2016年 【2016.04.30】
2015年 【2015.05.03】
2014年 【2014.05.03】
2013年 【2013.04.28】
2012年 【2012.05.13】
2011年 【2011.05.08】
2010年 【2010.05.04】
2009年 【2009.04.29】
2008年 【2008.05.04】
2007年 【2007.05.05】
2006年 【2006.05.03】
2005年 【2005.04.30】
2004年 【2004.04.25】
 
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◆ 2017.05.05 (Fri)   晴 一時 曇
宗屋敷尾根取付 08:00- 1003m峰 09:10/09:20- 1284m峰 10:05- シラカケ岩 11:00/11:25- 熊倉山 11:50/11:55- 1307m峰 12:15- 1165m峰 12:50- 聖山(725m峰)13:50/14:00- △622.7m 14:35- 三峰口駅 15:05
 

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2017.04.26

アカヤシオの下見を兼ねて大持山へ

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(新緑萌える・橋立川の径路)

二週連続で山歩きなんて久しぶりですねえ(笑)。さすがに今は新緑が楽しい時期ですのでできることなら平日でも歩きたいぐらい。

ということで先の日曜(04/23)はアカヤシオの様子見を兼ねて久しぶりに奥武蔵秩父方面。この日のために??ずーっと取っておいてあった妻坂沢左岸尾根を登路に取り、大持山・小持山と回った後はこれまた久しぶりにスヤマ沢右岸尾根を下るコースを組んで歩いてきました。

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(ヒトリシズカ)

当初は名郷歩きだしの予定でしたが寝坊してしまったため、急遽レッドアローで西武秩父へ向かい、駅からタクシーで重役出勤のつもりも・・・西武秩父に着くとなんとタクシー乗り場はすでに行列しまくり(汗)。

今は観光客が一頃よりも増えてるんですね。かなり焦りましたが、ここで偶然やってきた吉田行きのバスに飛び乗り、秩父駅でタクシーを確保して無事に登山口の一の鳥居に出ることができました(¥2890)。いやぁ今回はマジで危なかったわ。。。

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(妻坂沢左岸尾根・800m附近の緩斜面)

そんな訳で武甲山の登山口である一の鳥居はすんごい路駐・人出でげんなりしかけたものの、ストレッチをしてとっとと歩き出せばしばらくは人混みと無縁です。

さっそく妻坂沢の左岸尾根に取りつくと、植林帯が続くのはこの山域では仕方ないところ。でも案外早く雑木林に変わった事に驚いていると、じきに800m附近の広大な緩斜面に出ます。林こそ荒れ気味なもののお花もちょこっとあって楽しいところでした。

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(上部の岩峰への登りは斜度がきつく要注意)

緩斜面を過ぎるとしばらくは植林と雑木に分けられた間を行く感じ。上部で横切る明瞭な道は廃道になって久しい持山寺コースの名残でしょうか。

そこからひと登りで急な岩の斜面に変わって面食らいますが、ここはかなり急なので通過には慎重を要する箇所です。

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(岩峰附近のアカヤシオは見頃)

ただそういう急峻な岩場にいるのがアカヤシオなのですよ(笑)。ちょうどこのレンジで見頃でしょうか。

去年が当たりだったのでお花の量が心配だったのですが、少なめではあるもののどうやら楽しめる量はありそうです。

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(南鞍部から岩峰側の様子)

登り切った岩峰から南側も落ちてるので、ここは東を巻いて南の鞍部に降りるのが上策でしょう。

鞍部から先は美しい雑木林が続き、それを登り切ると妻坂峠からの登山道に飛び出しました。

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(カタクリは見頃)

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(稜線の登山道は低木が一部芽吹き始め)

稜線に上がれば次は尾根通しに登って大持山へ向かう段取り。ここから大持山にかけても雑木林が美しく雰囲気の佳い所。すでにカタクリは盛りでバイケイソウも芽を出しはじめています。バイケイソウの緑がまた良いアクセントなんですよね。

手前の肩も大持山山頂も人が多いと見て、ランチは途中の緩い箇所で頂きました。

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(大持山山頂)

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(小持山山頂・アカヤシオはほとんどがまだ蕾)

上がった肩や山頂には人はいたものの意外や想像よりも少ない感じ。それでも小持山までの間はそれなりにすれ違う感じではありましたが。。。 

アカヤシオの方はこの標高だとほとんどがまだ蕾で、この辺りは次の週末が見頃になりそうです。花付きも少なめながら酷いことになってはなさそう、というかアカヤシオは基本当たり外れの幅が大きい花ではないんですけど。

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(覗き岩より・大平山が巨きい)

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(スヤマ沢右岸尾根・)

下りはスヤマ沢右岸尾根と決めていたので、高ワラビ尾根を1160m峰まで降りてから右岸尾根を下りはじめます。

右岸尾根は基本痩せ尾根と急降下の続く尾根で、

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(右岸尾根のアカヤシオは見頃~盛り)

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(尾根は痩せてるか、急降下が続く)

だからこそ、この尾根はアカヤシオが見られるのですが、1070m圏のピークから先は基本急降下が続くので、興味のあるヘンタイさんに於かれましては(笑)できれば登りにとって欲しい尾根ではあります。

この尾根でのお目当てはアカヤシオはもちろんのこと、アカヤシオの許に咲く花と言えばイワウチワ!もお目当ての一つ。なんとか咲き始めの株に逢うことができました。

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(イワウチワ・咲き始め)

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(ヒナスミレ)

尾根を下るにつれ、周囲が芽吹き、そして新緑に変わるとまもなくスヤマ沢との出合に着地。この辺りはお花もあるんですけど、今回に限って言えば周囲の渓畔林の新緑が最高潮で、素晴らしすぎました。

でも一応今年お初となるお花に一通りお目にかかり、それから橋立川に沿って下っていくと・・・

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(スヤマ沢出合・渓畔林が美しい)

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(ニッコウネコノメソウ)

西向きの沢という事ともあって、輝く新緑を目にしながら下る道のりはこの日のハイライト。

奥武蔵秩父方面で渓相・樹相美ともに兼ね備えた渓谷コースってほっとんどなくて、この橋立川の道は短いながらもその両方を兼ね備えた貴重な道。ただ、いかんせん道が荒れていて現状、仕事と好事家だけのものになっているのは本当にもったいないなあ、と。

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(新緑が見事だ)

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(コガネネコノメソウ)

とはいえこれだけ道が荒れていると場所柄復旧はかなりキツいものがありますし。。。

武甲山の下りにここを歩くことができれば、武甲山の山行きの深みがより増すのは確かなんですけどねえ。。。

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(渓谷と新緑がタマランチ会長・Part1)

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(ミツバコンロンソウ)

・・・と歩きながらそんなことを思ってしまったのはこの日の新緑が感動的なくらいに素晴らしかったから。

おそらく時期と好天、そして雨後で空気が澄んでいたこともあったのかも知れません。

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(渓谷と新緑がタマランチ会長・Part2)

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(レンプクソウ)

例年よりちょこっと時期が早かったお陰でレンプクソウは盛り。ひさしぶりにお花を愛で、しかもたくさんカメラに収めることもできて気分は良くなるばかりです(笑)。

あとは下るにつれ徐々に濃くなる新緑を愛でながら、のんびりと浦山口へ向かったのでした。
   
・・・・・☆
 
◆ 2017.04.23 (Sun)   快晴
一の鳥居 09:40→ 岩峰 11:10/11:20- 縦走路に出る 11:]30-(途中休憩30分)- 大持山 12:40- 小持山 13:05- 1160m峰 13:30/13:40- スヤマ沢出合 14:35- 林道終点 15:10- 浦山口駅 15:50
 

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2016.12.04

久しぶりに日原から秩父へ抜ける

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(茅尻沢左岸尾根・上部のひとコマ)

いやいや本当に久しぶりになってしまいました。(^^ゞ な日原方面。土曜日(12/3)は未踏の尾根と絡めて秩父へ抜ける形で久しぶりに歩いてきました。

近年の山ブームの混雑で足が遠のいていた奥多摩方面ですが、12月には入れば少しは空くだろうと思っていって見たところ、コレがどんぴしゃ。ホリデー快速、バスも続行を先に行かせれば悠々座れて行けた時点で一日の流れは決まっていたも同然でしたね。

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(茅尻沢の巡視路・ほぼ落葉)

遅めのバスだと川乗橋で9割方を降ろすので、この時点で一人旅は決定です。落葉の進んだ倉沢からてくてく林道を歩いて魚留橋を目指します。

2年前の大雪の影響で倒木だらけだった長尾谷出合の辺りもずいぶんスッキリしましたね。ここで塩地谷の巡視路に入って、茅尻沢へ。人通りは少ないようだけど道の変化はなしといったところでした。

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(末端部の緩斜面からそのまま尾根を行きます)

茅尻沢を渡って、じき塩地谷へ降りる手前の緩斜面でいつものように小休止。ここは相変わらず素敵な林の広がる素敵な場所。しかも静かでいつ来てもホッとできる場所。

そして今回歩くのがここからそのままのびる1388m峰南東尾根というか、茅尻沢左岸尾根を辿ること。休憩を終えたらそのまま尾根を上がります。

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(尾根はほぼ植林・・・)

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(上部でようやく植林を抜けてくれた)

最初こそ雑木林を交えてそれなりの雰囲気ですが、やがて植林に入ってあとはひたすらに植林の中。尾根が緩むと左手から茅尻沢の巡視路が合わさりますが、最後の急斜面にさしかかるところで左へ外れたのでそれからはひたすらに直登。

登って登ってようやく植林を抜けると素敵な自然林に変わりましたが、もう横にはヨコスズ尾根が見えている(笑)。ひと登りで1388m峰に上がってしまいました。

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(1388m峰はタカノツメの落葉で埋まっている)

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(ヨコスズ尾根のひとコマ)

1388m峰はタカノツメの落ち葉で埋もれていて、まだほんのりと甘い香りを周囲に漂わせていただけで、なんとなく嬉しくなってしまうから不思議です。

少し休んだらそのままヨコスズ尾根を登って、今回は西廻りで三ツドッケへ向かいました。

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(三ツドッケへは西廻りで行ってみました)

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(三ツドッケ山頂・お昼時なのに誰もいない)

12月に入るとこの辺りはさすがに静かになりますね。なんとすれ違ったのは一人だけ。そして一杯水からぐるりと西廻りで三ツドッケへ向かうと、なんとお昼時だというのに誰もいないのにはさすがに驚きました。誰かさんのお陰で(笑)展望の山になったというのにこれはいったい・・・

まぁ思いもかけず山頂でのんびりランチをとれたのはラッキーだったのでしょう。そうこうしているうちに一人やってきたので、ここでおいとまして下山です。

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(展望は良好・三ツドッケより川苔山方面)

とはいえこの時間でシャクナン尾根を降りるとバスの時間に早すぎるし、グミノ滝はこれからの楽しみ(今冬は寒くなるようですし)がある、となると残されたのは仙元尾根。ということで稜線を東に仙元峠へ向かいました。

都県界の稜線を歩くのもかなり久しぶりのような気がします。今回の変化点はグミノ滝への丸太の道標がとうとう撤去されたこと。これは道の状態を考えると当然でしょう。道標が置かれた当時ですら疑心暗鬼だったわけですから。本当に整備する気あるのかよって(笑)。

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(仙元峠)

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(大楢)

大ブナのなくなってしまった仙元峠の様子が未だに慣れない感じでありますけど、祠はまだ面倒見されていてそれだけでホッとします。今はどなたがやられているのでせうか。。。ここで道標に従い北の仙元尾根を下ります。

さて、その仙元尾根。長沢背稜/都県界尾根の北面で数少ない登山道ではありますが、上部はスズタケが枯れてしまったが故に少々危なっかしい箇所がありますね。尾根を一旦東へ外れてトラバースするところ。ここ、前は道標ありませんでしたっけ??

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(尾根に復帰するとじきに57号鉄塔)

そして尾根を東に外れて明治神宮の敷地を抜け、下手からの送電線巡視路(新秩父線)が合わさる辺りは、昔から言われている箇所ですが、ここには私製の道標が健在で気づきやすいかも知れません。

長い巻き道から再び尾根に復帰するとじきに57号鉄塔で、ここまで来ればまぁ安心できるでしょう。道標はアテにならないけど、間違え尾根にはロープが張られて入れないようになっていて、まだまだそれなりに気は遣われているみたいです。

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(西日の色が冬色だ)

尾根は植林が多いものの、西日の色に染まる雑木林をゆるゆる歩ける箇所もあって、そんなに趣がないわけではないのがたまにはこの尾根を歩いている理由なのかも。

そして最後の60号鉄塔の周辺が綺麗になっていたのは防火帯にするのでしょうか?ここから尾根と別れて大日堂へ急降下。じきに大日堂に降り立ちました。

B161204o
(キッコウハグマ・花は間に合わず)

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(浦山大日堂)

大日堂で一日の無事を感謝したら、バスに乗って秩父へ。そうですこの日は秩父夜祭り。何年かぶりに週末にかかるようになってきたので、秩父側へ降りたのでした!

帰途が悲惨になるので(笑)いつも雰囲気だけ楽しんで帰るんですけど、それでもあの雰囲気はいいものですよ。冬の花火は綺麗だし、レッドアローも増発しまくりなので快適に帰れるのもまたこの時期ならでは、なのでした♪
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.12.03 (Sat)   快晴
奥多摩駅 08:35- 倉沢 09:00- 魚留橋 09:40- 茅尻沢出合 10:10/10:20- 1388m峰 11:30- 一杯水 11:45- 三ツドッケ 12:10/12:30- 仙元峠 13:20/13:30- 大楢 13:55- 57号鉄塔 14:25- 60号鉄塔 15:00- 浦山大日堂 15:15
 

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2016.06.30

乙女高原に寄ってから小楢山へ

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(乙女高原・夏の花はこれから)

やれやれ所用が重なって一月ぶりの山行きになってしまいましたよ。。。

とはいえ梅雨のこの時期天気は今ひとつ安定せず、遠出のお泊まりは到底望めない状況。しかも下界は暑い予報が出れば涼しいところへ行きたくなるのは当然のことで、ここで思いついたのが小楢山から南へ延びる尾根のこと。日曜(06/26)に歩いてきました。

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(なんと鹿柵が張られていた)

今回は一番バスで焼山峠に出てからのスタート。まずは乙女高原へ向かいます。いきなり1500mオーバーとなれば吹く風は涼しく、歩き出しから気分は上々で、道端にはアヤメがぼちぼち咲いており、もう夏の様相ですね。

歩き出しから20分ほどで乙女高原に着いたら、さっそく散策したのですが、なんと二年の間に周囲に鹿柵が張られていてビックリ。お客さんが増えて予算がついたのかな?(笑)いささか遅すぎの嫌いはなくはないけど、まぁよろしいのではないでしょうか。。。

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(ヤマオダマキ)

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(シロバナニガナ)

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(レンゲツツジは終わっていた)

草原のお花の方は↑↑こんな感じで、ツツジの花期が終わって端境期に入ったところといった感じ。夏の花が咲きそろうのは2、3週間くらい先でしょう。

草原のお花はキンポウゲにニガナ、シロバナニガナ、ヤマオダマキ、ノアザミ、ヨツバヒヨドリ、アヤメ、エゾノタチツボスミレあたりがぽつぽつ。レンゲツツジはほぼ終了してました。

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(アヤメは盛り)

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(クリンソウに間に合うとは!)

そんなわけで草原のお花は少々寂しかったのですが、沢へ下ったあたりではなんとクリンソウがまだ残っていてラッキーでした。大ぶりなお花は緑の中でも映えますね。

周囲を小一時間ほど散策したら焼山峠に戻ります。

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(焼山峠の子授地蔵)

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(防火帯の花は少ない)

焼山峠でよもぎ大福を食べたら、お次は小楢山です。

さすがに峠から気軽に歩ける山。人が結構入ってますね。こちらもレンゲツツジが終わっていて、道中のお花は寂しい限りでしたけど、着いた山頂は家族連れが多くて、これはこれで良い光景でした。

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(小楢山山頂)

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(幕岩に上がりました)

軽くランチをとったら、ここから先は未踏の区間。道は至って明瞭で道標も完備されているんですね。

20分ほどで着いた幕岩の意外な大きさに驚きながらも、ここはもちろん岩に上がりましたヨ。

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(小楢山を振り返る)

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(イワキンバイ)

幕岩は展望が良いのが売りでしょうけど、個人的には植生がなかなか興味深く、ここは季節を替えてもう一度訪れたいと思いました。

幕岩から先も天狗岩とか見返りの岩とか、展望の良い場所か点在していて、良いアクセントになってます。

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(天狗岩)

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(コアジサイが満開で見事だった)

こちらもお花は基本さみしい稜線でしたけど、この辺りのカラマツ植林下のコアジサイはなかなか壮観でしたよ。

植林と言えばこの辺りのカラマツだけで、あとは雑木林が大半だったのも意外でした。

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(見返りの岩より、大沢ノ頭を振り返る)

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(雑木林が続き、快い)

あ、そうそう大沢ノ頭より南は岩場が多いせいか、ネジキが多く、かなり壮観に花を咲かせてました。シロヤシオ以降のツツジは殆ど見られませんでしたけど、去年今年とネジキには不思議と縁がありますね(笑)。

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(岩場ではネジキが見事だった)

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(妙見山山頂)

さて、南の稜線は基本道は明瞭でしたけど、最後の最後、妙見山から先は案外不明瞭ですね。とくに末端部はマーキングが変な方向へ延びていたので無視してそのまま尾根伝いに下ったら、柵に阻まれ右往左往。

ここは試しにマーキングの分かれた方向へ移動したら、無事に扉を見つけて外に出られました。登りなら問題ないでしょうが、下りの時はマーキングに従うとスムーズに下れると思います。。。

・・・・・☆
  
◆ 2016.06.26 (Sun)   曇 後 晴
塩山駅 07:30- 焼山峠 08:20- 乙女高原 08:50/09:40- 焼山峠 10:00/10:10- 小楢山 11:00/11:20- 幕岩 11:40/11:50- 大沢ノ頭 12:00- 一次の峠 12:55- 差山 13:10- 妙見山 13:30- 皷川温泉 14:10- 西保支所前BS 14:20
 

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2016.05.25

大平山~七跳山・満開のシロヤシオを愛でる

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(シロヤシオ・大平山~七跳山間で早くも満開)

花のひかりを見てくださっている方なら、シロヤシオが当たりとなれば最後はココでしょ?と予想のついた方も多かったのではないでしょうか?(笑)ということで日曜(05/22)は11年ぶりに大ネド尾根を登路に取り、シロヤシオ当たり年限定の大平山~七跳山を歩いてきました。

山ブームの大混雑で奥多摩駅がある意味魔境になってしまった今、混雑の苦手な自分が大平山へ行くにはやはり秩父側から登るしかありません。ということで今回は西武秩父駅から川俣(毛附)の渓流荘前BSへタクシーで出て(\3970)からのスタート。天目山林道をてくてく歩いてから大ネド尾根に取り付きます。

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(だだっ広い大ネド尾根985m峰の辺り)

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(シャクナン尾根と三ツドッケの見え方が新鮮だ)

取り付けから985m峰までは初訪の折とあまり変わりないというか、意外と様子を覚えていた自分にビックリ(笑)。985m峰附近の広大な緩斜面は緑が覆うとあの広さ、伸びやかさが感じられなかったのがこれまた意外と言えば意外でした。

緩い波にたゆたうような広尾根の風情を味わうのに緑は少々邪魔なもの、なのでしょうね。

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(もはやスズタケは影も形もない)

B160525e
(おかげで広い尾根を自由に散策できるようになった)

初訪の折は、985m峰からふた登りもするとスズタケがお出ましになられて一気に藪尾根に変わったものですが、ご多分に漏れずこちらも11年の間にスズタケが枯れ、姿もほとんど無くなっていました。

その上、今は緑の時期なのでもはや全く別の尾根のような感じ。おかげで地形図通りの広尾根を心ゆくまで散策できまして、尾根上部なんかは四軒小屋尾根そっくりのような箇所も。大ネド尾根は落葉した時期にもう一回歩きたいですね。

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(ブナやミズナラの大木が目立ち始めると主尾根は近い)

広尾根から尾根が痩せて、周囲にブナやミズナラの立派な木々が目に入るようになると、大ドッケからの主尾根も間近。辿り着いたジャンクションピークも偉くスッキリしましたねえ!

予想できたこととはいえ、ここまでスッキリすると下りの時は却って間違いやすいかも知れません。

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(主尾根とのジャンクションピークより大平山方面)

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(11年前<2005.01.09>のほぼ同じ場所)

そんな自分の感想は上の↑↑↑画像を見てもらうと理解して頂けると思います。今ならこのぐらいのスズでも「密藪」とか言われちゃうのでしょうけど、この時点でもすでにスズが枯れ始めていて、往年よりはかなり与しやすくなっていたのです。

ちなみに11年前、5年前の比較画像は後日ぐぐたす(google+)の方に載せる予定ですので、もし興味のある奇特な方がいらっしゃったら(笑)ご覧ください。。。

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(なんだ、この林道は!!)

主尾根と合流すれば大平山ももう間近。でも1469m峰から尾根左手から林道が来たのにはたまげましたヨ!よくもまあこんな所まで。。。

でもその林道も少し上がるとじきに見なくなり、行く先に白や赤の色がぽーっと見えてくると、その先が大平山の山頂でした。自分が気づいてないだけかも知れないけど、ここまで来ないとシロヤシオは本当に見られないのです。

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(大平山東面はトウゴクミツバツツジが見事)

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(これはすごい)

ということでここから七跳山までが短いながらもシロヤシオ・トウゴクミツバツツジの花が饗宴するツツジロードの始まり。しかもこの時期の大平山で真っ盛りとは今年は本当に花が早い。

とはいえ、大クビレまではまだまだ序曲のようなものなので、さらっと行きましょう!のつもりも凄い花付きの木々が多くてなっかなか先へ進めません。

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(大クビレと三ツドッケ)

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(大クビレから七跳山へ向かうと・・・)

天目山林道が突っ切る大クビレはほぼ素通りして、なおも尾根を伝うとここからが本番。まもなく満開大咲きのシロヤシオがぽんぽん出てきて、花を追いつつアッチへうろうろ、コッチへうろうろ。

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(樹間を白に染める様子が凄い)

この辺りは緑覆う時期なのに、シロヤシオの白が樹間を染める様子は圧巻でした!

先週の三角沢ノ頭がシロヤシオのトンネルなら、ここはシロヤシオのドームといった感じでしょうか。

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(歩けど歩けど満開大咲きの木々・・・)

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(もちろんのこの組み合わせも)

そして何より「人がいない」というのがここの最大の魅力でしょう。

ランチも当然お花の元で頂きましたよ。その間に一人通りがかったのは驚きましたけど(笑)。

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(坊主山と谷底まで埋まるツツジ)

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(残されたコメツガとシロヤシオ)

そしてこういうのが秩父っぽいのかも知れませんね。

ここではもう何遍も言ってますけど、シカの直接的な影響がなかったはずのコメツガの、その自生下限域の木々が近年バタバタ倒れてまして、この辺りのコメツガもおそらくあと10年は保たないと思われます。

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(ただただ圧巻・・・)

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(この木も見事すぎる)

ここは当たり年限定で歩いていましたけど、それでも今年はシロもトウゴクも本当に凄い花付き。個人的にはこれを来年と予想していたのに、今年になってしまったのはなんでかなあ??と。

とにかく範囲が短いので当たり年限定ながら、今年みたいな年だったら下から歩いてもその労に報いる姿を十二分に見せてくれることでしょう。

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(七跳山に上がると一旦おしまいですが)

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(七跳南面は盛り過ぎなものの、この見事さ)

そんなツツジロードも七跳山に上がったら一旦お終い。

でも七跳から縦走路に降りるとそこから三ツドッケの間も満開の稜線歩きが楽しめました。

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(都県界尾根の縦走路もなかなか)

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(三ツドッケの北面も素晴らしい)

三ツドッケの北面も盛りやや過ぎでしたけど、ここも恐ろしく素晴らしかったです。

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(ヨコスズ尾根のひとコマ)

しかし川俣8時登りだしで、途中寄り道しまくって、それなのに終わってみれば日原の16時台のバスに余裕で乗れるなんて、登山道こそないけど大平山も普通の山になったんだなあ、と。ここ三週はシロヤシオ漬けだったので、そろそろ飽きるだろうと思っていたら、毎週毎週それを上回る素晴らしさに驚嘆するなんて、今年はなんて年なんでしょう!正直来年が怖いっすよ(笑)。

・・・・・☆
  
◆ 2016.05.22 (Sun)   快晴
渓流荘BS 08:10- 895m峰 09:30- 主尾根ジャンクションP 10:50- 大平山 11:25- 大クビレ 11:45-(途中休憩25分)-七跳山 13:00- ハナド岩 13:35- 三ツドッケ 13:55/14:25- 一杯水避難小屋 14:40- 東日原 15:50
 

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