2016.12.27

八坂から釈迦ヶ岳を越えて下芦川へ

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(釈迦屋敷跡の様子)

冬の18きっぷのシーズン、やはり一度は折八へ行かなければいけませんね。ということで土曜(12/24)は八坂(はっさか)スタートで釈迦ヶ岳に登り、北尾根を降りるコースを組んで歩いてきました。

今回は甲斐岩間駅から八坂(大八坂)までタクシーで出て(¥5770)からのスタート。いきなり標高900mスタートはかなりラクしすぎの感は否めないでしょうか(笑)。沢からの直登路と、御弟子回りの折八林道との合流点には天空採園の標識もあって、まだ一応やっているようです。

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(八坂の天空採園は一応やっているようです)

なのでお話でも聞こうかとさっそく尋ねたのですが、まだ住んではいるものの畑仕事なのか?ご不在だったのは残念無念。お聞きしたいことが山ほどあったのに。。。

気を取り直して林道を東へ行き、八坂峠へ直接上がります。ここは以前は沢沿いに適当に上がったのですが、右岸側に地蔵峠からの旧道と八坂峠道とおぼしき明瞭な道が延びている分岐が見つかり、そこから峠に向かうと、あっさり峠に着いてしまいました。

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(この感じは御弟子とそっくり)

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(八坂峠)

植林に覆われて少々暗い八坂峠も午前中は日差しが入って思ったよりは明るい感じ。でも稜線上は北から風が吹き付けて、真冬らしい結構な寒さです。休憩もそこそこにウインドブレーカを着て、東の釈迦ヶ岳へ向かいます。

標識こそないものの、折八林道に出たところが新八坂峠と称しているのでしょう。ここは好天という事もあって南アの展望台になってました。

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(林道の通る新八坂峠は南アの展望台)

それこぞ鳳凰から赤石まで勢揃いなのですが、やはり目が行くのは荒川赤石といった南部の山山。さすがに近いだけあって、奥多摩辺りで見るのとは迫力が違います。

林道で見物がてら写真を撮り、登りだしてからも撮り、とかなりのんびりペースですが、行程上問題は全くありません(笑)。

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(釈迦ヶ岳への道すがら)

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(三方分山の脇から富士が顔を出す)

林道からひと登りで植林を抜けた辺りが、この区間のハイライト。明るい雑木林の許、ちょっとした露岩帯を交える歩みの楽しい区間です。ちょっと寒かったけど。

のんびり行っても八坂峠から50分ほどで釈迦ヶ岳に着いてしまいました。

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(釈迦ヶ岳山頂)

さてこの時点でまだ11時前。このまま北尾根を下ったのではお昼過ぎには下山を完了してしまうので、どうしましょう。。。とはいえこの時期どこかへ足を延ばすには時間が少々足りない。

とここで道標に記述のあった釈迦屋敷跡は訪れたことがなかったので、とりあえず東の尾根を下ってみると、コレがなかなか着きませんねえ。。。東のピークを越えて少々心配になってきた頃に道標が現れて、ここで右折するとすぐ下の二重山稜状になった広尾根が釈迦屋敷跡でした。

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(穏やかなお顔をされてますねえ)

そんな広尾根にぽつんとお釈迦様がまつられていて、昔は周囲におそらく建物もあったのでしょうね。お釈迦様は「甲斐の山山」によると麓の梯(かけはし)から担ぎ上げられたとのこと。柔和な良いお顔をされてますね。

二重山稜状になった場所なので風も通らず、思いもかけずランチ場が確保できたのは、お釈迦様のお導きなのでしょうか?とにかくラッキーでした。

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(釈迦ヶ岳北尾根・上部は快い雑木林が続く)

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(こんな巨岩もあり)

お陰でのんびりランチをとれて、これで時間的にも格好がついた感じ。釈迦ヶ岳に戻って、予定通り北尾根を下りはじめます。

北尾根はいちおう地形図の破線路になっていますが、上部はさすがに道形はなし。でも雑木林の快い尾根が続き、その上↑↑こんな巨岩もあってちょこっと遊べます。

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(林道の直上はアンテナ施設でここも展望良好)

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(林道より下にはなんと道標が!)

なおも下って行き、突然周囲が開けてアンテナ施設に出ると、その下が折八林道でした。

林道におり、すぐ先の尾根に惑わされずに林道を少し東へ下ると、なんと北尾根の続きには私製の道標があってビックリ。今はかなり整理されたけど、5、6年ほど前に地蔵峠以東の稜線上に設置された道標と同じ道標でした。もしかしてこの道標は下芦川の方が作られたのでしょうか?

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(道筋は至って明瞭)

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(釈迦ヶ岳を振り返る)

ということで林道から下は道筋は至って明瞭。あかるい雑木林の中を快適に下れる良い道です。

道自体はかつての道をちょこっと改修した感じですが、果たしてこの道は年間何人歩いているのでしょうかね。。。

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(良い感じですねえ)

その上、降り立った登山口には例によって道標はなし。この辺りのちぐはぐさも気になります。

登山口から向村橋を渡って県道に出たら、今回は上九一色側の梯に向かいました。そうです上九からのバスに乗るつもりだったのですが・・・今は土曜も運休なんですね。しかも南甲府駅まで行く便もあって昔と比べてずいぶんと変わった模様です。ただ富士急のウエブサイトの時刻表がが昔のままなのは少々頂けませんねえ。

結局市川からタクシーを呼んで芦川駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
2016.12.28追記

上九一色と甲府を結ぶバスは10月から上九一色・中道地区コミュニティバスに変わり、時刻も変更。ただ、土曜も運休(土日祝運休)になったのが個人的には痛すぎます。。。

時刻表
http://www.city-kofu-hp.jp/hospital/files/bustirashi03.pdf

上九一色出張所facebook
https://www.facebook.com/permalink.php?id=100003648654879&story_fbid=881515538646726
  
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2016.12.24 (Sat)   快晴
八坂(大八坂) 09:05/09:25- 八坂峠 09:45/09:55- 釈迦ヶ岳 10:45- 釈迦屋敷跡 11:00/12:15- 釈迦ヶ岳 12:25- 林道に出る 13:20- 向村橋(下芦川・地蔵堂)14:45- 梯 15:00
 

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2016.11.20

錦繍の鶴ヶ鳥屋山を北面から歩いてみる

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(ブナ黄葉・盛りのレンジは1000m近くまで降りてきた)

今年は紅葉が遅れているので少々違和感ありますが、11月に入ってそろそろお酒を買う季節になってきましたネ(笑)。

近年の笹一新酒祭りはは遅出でお茶を濁していたので、今年は久しぶりに朝から歩いてみようと選んだのは久しく訪れていなかった鶴ヶ鳥屋山。ちょっと気になっていた北面を絡めて歩いてきました。

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(右手の丸石が首塚なのでしょうか・・・?)

気になっていたのは近年のエアリアで鶴ヶ鳥屋のメインルート??だった唐沢橋からのルートが破線化してたから。実際歩いてみると道標もいつのまにやら鶴ヶ鳥屋の文字はなく「首塚」の文字だけ。

試しに辿ってみると首塚は林道から少し外れたところにありましたが、周囲は公園状になってはいたもののどれが首塚かは判らずじまい。とりあえず手を合わせてから先を行くとじきに藤島橋に出て、そこが登山口の筈も当然道標はありません。

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(尾根上は雑木林が主体)

しょうがないので橋の袂附近から取り付いてみると、さすがはもと?登山道。あまり歩かれている感じはしませんが明瞭な道がしっかり延びていて間違えようのない感じ。

ただ尾根に近づいた辺りで強引に尾根に上がるのが正解なのかも。そのまま道を追ったら直に行き詰まり、結局枝尾根を直登して尾根上の登山道に飛びだしたのでした。

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(一旦林道に出ると・・・)

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(なんとイロハモミジ)

尾根上は植林が少なく、雑木林が主体だったのはラッキーでした。色付きは期待してなかったけど、晴れて時期に入ればそれなりには見られます。

そして紅葉の盛りは林道から少し上辺りまででしょうか。林道上には綺麗に色づいたのがぼちぼち見られました。

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(上がるにつれて林相が良くなっていく)

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(カジカエデ)

林道からひと登りで今のメインルートである近ヶ坂橋からのルートと合流。でも今来た方へも唐沢橋の道標があって(!)まだ登山道という扱いなのでしょうか??上ってきた感じだと下りは慣れてないと宜しくないと思うのですが。。。

ここからは林相が良くなって歩いても楽しい道のり。でもこちらから登ると山頂への登りが少々キツいのは、大月側から見える鶴ヶ鳥屋の姿を知っている人なら納得されることでしょう。意外やけっこうな鋭鋒に見えるのですよ。

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(ヤマトリカブト)

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(鶴ヶ鳥屋山山頂)

そうこうしているうちにあっさりと山頂に到着。やはりとういうか誰もいません(笑)。本社ヶ丸と高川山という人気の山に挟まれた不遇の山的存在であるのも変わりなしといったところでしょうか。

けっこう前に切り開かれた南側もまだ富士がしっかり見えてますけど、周囲の木々が育って切り開きが狭くなりましたね。そんな富士を眺めながら軽くランチを取って、なおも西へ稜線を行きます。

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(山頂の切り開きも木が育って狭くなった)

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(山頂から西へしばらくの間が・・・)

鶴ヶ鳥屋山の核心は短いながらもこの頂稜の自然林にあると思います。それぐらい素敵な一角。

紅葉は盛りは過ぎていましたが、まだまだ残っていて楽しめました。

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(・・・頂稜の雰囲気の良いところ)

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(鮮やかに色づいていたのはこのオオモミジ一本のみ)

↑↑一本だけでも鮮やかに色づいた紅を見られたのは、今年の状況からするとラッキーだったのでしょう。歩く場所のせいもあるけど今年はコハウチワの綺麗なのをまだ見られてない。。。

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(本社ヶ丸へ連なる稜線)

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(船橋沢の道も林道付近が紅葉の盛り)

ヤグラ手前の分岐に出たら、まだ時間は早いけど今回はここまで。稜線と別れて船橋沢の道を下り始めます。

紅葉は上部では終わってましたが、降りるにつれ徐々に復活。やはりこちらも林道付近が紅葉の盛りで西日のお陰もあった想像よりも見事で楽しめました。

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(ハウチワカエデ)

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(船橋沢の道ってこんなに歩きづらかったっけ??)

尾根道から船橋沢に降り立てば笹子はもう近く、あとはお気楽に歩くだけ~

なーんておもってたら、コレが意外や道が細くて歩きづらかったり、自分のせいかもしれないけど道がわからなくなったり(笑)。まぁ沢沿いに下っていけば問題ないから良いものの、ここってこんなに道がわかりづらいルートでしたっけ?

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(笹一新酒祭り・盛況ながら試飲のコーナーはガラガラ)

まぁ多分に高巻きすぎたきらいはあるけど、その辺りの検証は次回でしょうか。(いつになるかわからないけど)

じきに林道に出たら、あとは新酒祭りの始まった笹一へ一直線。今年から試飲代が1000円になってしまったので、どんな感じになっているのだろうと少々不安だったのですが、実際に着いてみると結構な人出で一安心。

でも試飲コーナーはガラガラ(笑)。中で新酒をいそいそ買って笹子駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.11.12 (Sat)   快晴
初雁駅 08:00- 登山口(藤島橋)08:35- 林道に出る 10:05- 鶴ヶ鳥屋山 10:55/11:15- 船橋沢分岐 11:50- 林道に出る 12:10- 登山口 12:50- 笹一酒造 13:05
 

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2016.03.31

沢から地蔵峠・アンバ峠を越えて三帳へ

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(地蔵峠みちのひとコマ)

ここのところ週末の天気がどうも今ひとつ。それでも18きっぷのシーズンとなれば一度は折八の方へ足が向きます。

今回は甲斐岩間駅からタクシーで去年下り着いた沢の集落に出て(\4780)からのスタート。この日はずっと曇りだろうと思っていたら青空ものぞいてちょっと良い気分。まずは2基の双体道祖神に挨拶してから、地形図の破線路にもなっている地蔵峠みちを辿ります。

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(左・上折門、右・沢の双体道祖神)

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(沢からの道も道筋は明瞭)

もうなんべんも言っていますが(笑)この道もやはりというか、当然道標マーキングは皆無なものの道筋は至って明瞭。道筋もおおよそ地形図通りにつけられています。

そして昔から歩かれている道は実に歩きやすくて良いですね。しばらく行くとおそらく御弟子への破線路が別れる薄い分岐を過ぎ、そこからひと登りしたところで斜面に建物のが目に入ったのでちょっと近づいてみると・・・

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(皇大神社と同じような建物の、謎の神社)

建物は折門と御弟子を結ぶ山神峠にある皇大神社にどこか似ていたので、中をのぞいてみるとやはり何かしらの神社でした。とはいえ鞍部とかピークにあるのならわかるのですが、植林下の山の斜面の小平地には似つかわしくない立派な神社。

何の神社なのか?そしてこんな斜面に建っている謂われが気になります。

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(おそらく寄進された方々のものかと・・・)

もう面倒見されなくなって10年以上は経つのでしょうか?中は荒れていましたけど、後年書かれたであろう再建の記述と、その奥には、当時寄進された方々??のお名前がかかれた板がずらり。

寄進者は当然ながら地元の折門・八坂や根子の人が多い中、峰山とか垈、中山、丸畑と離れた所の人もいて、疑問は尽きぬばかり。ご存じの方がいらっしゃったらお話聞かせてもらえると嬉しいのですが。。。

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(チョウジザクラ)

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(道はまだまだ明瞭です)

思わぬ出逢いに山の目的が変わってしまいそうだったので、それ振り切って先を行くと、ふた登りぐらいで折八林道に飛び出しました。飛びだしたところは道形が薄く、これでは以前林道を歩きながら入口を探したものの見つけられなかったのも納得。

そこからすぐ先が峠みちの続きなのですが、植林帯の上に道形も薄いので、とりあえず西隣の雑木尾根に取り付きました。

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(折八林道を越えた上部も道は明瞭)

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(ウグイスカグラ)

この雑木尾根の登りが今回一番気持ちの良かったところ。とにかく春は明るい!花も緑もなくても十二分に春気分を味わえますね。

ふた登りぐらいで明瞭な峠みちと再会したのでここからは峠みちを辿ると、こちらも明瞭なまま地形図通りにつけられています。やがて雑木林から植林帯に変わって、じきに地蔵峠に上がりました。

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(地蔵峠<栂ノ峠>)

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(今回はこの撓みでランチ)

峠には八坂~三方分山への新しい道標がつけられていて驚きましたけど、歩いている人はあまりいないようですねえ。。。

稜線は風が通り始めていたので、北の撓みに降りてランチ。周囲はかなり地味ながらもツノハシバミの花がいっぱいです。

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(稜線に道標が!でも新八坂峠って・・・)

驚いたのは登山道ではなかった稜線にも道標がつけられたこと。でも↑↑この新八坂峠ってどこよ?想像するに八坂峠から東へ上がった、折八林道が稜線を横切るところなのかなぁ??と。あと「登山道」とだけ書かれた道標もかなり妙ですよ(笑)。

そして1142m峰から下りきった鞍部がアンバ峠で、今回はここから三帳(さんちょう)に出る破線路を下ります。

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(アンバ峠みち、道筋はあるように思えたが)

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(上部の急斜面は道が消滅していた)

さてそのアンバ峠みち、峠から薄い道形がトラバースして延びていたので、コレはそのまま行けそう・・・と思ったのはやはり甘くて、道はすぐに消滅。結局尾根上部の急斜面は尾根に沿って降りるしかないようです。

そおいや三帳から1142m峰へ登ったときも上部は道がなかったし、まぁ歩く人間もいないわけですしこれはしょうがないでしょう。藤井本で稜線歩きからそのまま下ってしまったなんて記述は30年ぐらい前のことなのでしょうね。

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(ある程度降りると道形が現れ)

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(植林帯に入ると林道は近い)

それでもこの周辺の破線路にハズレなし。しばらく下ると道形が現れて、あとはすいすい下るだけ。

しかしろくすっぽ歩かれてないこの道の明瞭さ・・・歩いていると何とも不思議な気分にもなってしまいます。

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(林道より、峠みちの通る尾根を振り返る)

雑木林が続いた道も植林に変わると、じきに林道に着地。あとは林道を下るだけです。

林道も山と同じくダンコウバイにフサザクラ、ツノハシバミ。チョウジザクラはここでも結構咲いてて驚きでした。

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(古宿のセツブンソウはすでに結実)

三帳に下ったら当初から高萩までは歩くつもりだったんですけど、古宿のすぐ先で道路崩落があり、車両は通行止め。現場は結構崩れていて復旧しても大型車は通れるのだろうか・・・といった様子でした。

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(高萩に着きました)

三帳から30分ほどでようやく高萩に着いたら、あとはビール買ってのつもりも、お店の大正館がなんと閉店していて愕然。残念ですけど、こればかりはしょうがないですね。

それでもご主人が出てきて色々お話を聞くことができました。道路が通る前から100年やっていたこと。そして岩谷峠のあの畑は水田だったこと。そして地元では「ゆ峠」と呼ばれていたことなどなど・・・下九一色の中心地であった高萩の昔の賑わう姿に思いを馳せつつ、帰路についたのでした。
  
・・・・・☆
  
◆ 2016.03.26 (Sat)   曇 後 晴
沢 08:55- 神社 09:45/10:00- 折八林道に出る 10:15/10:30- 地蔵峠 11:25-(途中休憩50分)- アンバ峠 13/15/13:20- 林道に出る 14:40- 三帳(琵琶首)15:25- 古宿 15:35- 高萩(向村)16:00
 

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2015.12.23

黒岳から、久しぶりに日尻山を訪ねる

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(東ノ沢 西ノ沢中間尾根・上部のミズナラ林)

やれやれ・・・いろいろ予定が合わず山行きがひと月以上もあいてしまいました。その間に紅葉は過ぎ去り、はや18きっぷのシーズン。ということで土曜(12/19)は御坂の未踏の尾根を絡めて、黒岳から久しぶりに日尻山へ縦走してきました。

今回は石和周りで三ツ峠入口に出てからのスタート・・・そう甲府~吉田(富士山駅)のバスがいつのまにか石和温泉駅に入るようになったのでやってみたのでした。ちなみに427M(石和発07:36)で07:35発の富士山駅行きバスと接続をとっているようですが、もちろん保証はしませんヨ(笑)。あとこのバスはバイパス経由なので檜峰神社前や十郎橋は通過します。

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(今年はあっさりシモバシラに逢えた)

ということで雲一つない空もこの時期になると少々寒く感じる季節になってしまいましたけど、久しぶりの山歩きという事で気分は上々。板取沢の道を少し行ったところから、まずは東ノ沢と西ノ沢の中間尾根に取り付きました。

のっけはヒノキアカマツの植林が続きますが、なんと早々にシモバシラを発見。おそらくコウシンヤマハッカかカメバヒキオコシのでしょうけど、幸先良いですネ。

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(中間尾根下部はアカマツ植林が続く)

ひと登りしたところにある1268m峰は植林の中の中間点という感じでほぼ素通り。ただ尾根は想像よりもスッキリしていて、藪も被らず普通に歩けます。

とはいえスッキリ歩けるのは良いけど些か単調な感じは拭えません。でもそれも長くは続かず、じきに植林を抜けるとなんとその先には美しいミズナラの林が広がっていました。

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(植林を抜けるとミズナラの美林帯が現れた)

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(御坂らしく、富士をバックに)

通い慣れた御坂峠みちの様子から予想できたとは言え、やはりこういう美林帯に出くわすのは嬉しいですねえ!行程的に余裕があるので色々寄り道してみると・・・際限なくなりますよ(笑)。

林の美しさもさることながら、振り返ると富士が控えているのはさすがに御坂の山。そして見上げれば、青い空と冬木立のコントラストが見事です。

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(露岩が現れると主稜線への急登が始まる)

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(何か曰くありげ??)

そんな美林を愛でつつ登っていると、やがて露岩が現れ、尾根も急になってそろそろ稜線近しの雰囲気。

地形図通りのなかなかしんどい箇所ですが、ミヤコザサの緑が眩しい斜面には巨岩が点在していて、またまた寄り道してしまいます。。。(笑)

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(主稜線に出ました・黒岳へ向かいます)

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(黒岳展望台より主稜線と聖赤石荒川)

寄り道しながら登り切るとそこは主稜線で、そのまま西の黒岳へ。稜線には雪も凍結箇所も見あたらず、至って普通に歩けますというか、本当に静かですね。

30分ほどで黒岳山頂についたらまずは南の展望台へ。ここにいた先客さんがこの日初めて見かけたハイカーとは御坂は人が少ない。肝心の展望は目の前の富士は言うに及ばず、西の主稜線の奥には南ア南部の山山もクッキリ。この展望台は自分的には富士を見るより西側の展望を楽しむためのもの、という気がします。

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(黒岳山頂・雪は見あたらない)

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(どんべえ峠への下りしなより、黒岳を振り返る)

思いの外人が少なかったので珍しく30分ほどくつろいでしまいましたが、さすがにやってくるハイカーが増えてきたので適当なところでおいとまして、お次は釈迦ヶ岳方面へ下ります。

さすがに今の時期日の入らない北斜面は寒い。下って下って再び日差しが入るようになってようやく復活し、ちょこっとランチを頂いて、そろそろどんべえ峠というところで・・・

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(コヤツは完全に見落としてた!いちおう幹廻り5mオーバーの大ブナ)

この大ブナを見つけたのが今回の収穫でした。というかここは何遍も通っていたのになぜに気づかなかったのか。まぁここを通るのが花か紅葉の季節が大半なので、尾根に草が被っているという事もあるのでしょうけど、完全に見落としてました。。。

木自体は御坂の稜線でよく見かける背の低めな大木で、下から枝分かれしているのでこれを幹と言って良いのかわかりませんが、なかなかの存在感であることは確かです。

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(蕪入沢上芦川林道より、これから向かう日尻山)

どんべえ峠に着いたら府駒山へは上がらず、ここで林道に入り、そのまま日尻山の下降点までてくてく。峠より北側はゲートが掛かっていたのでお気楽に歩けて、これはコレで楽しい道のりでした。

下降点に着いたら林道歩きもお終い。目の前に聳える日尻山へ向かいます。

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(日尻山の広い山頂・スッキリ!してました)

のっけは痩せた尾根の急降下で気を遣いますが、最低鞍部まで降りるとあとは緩い登り返しで、じきに尾根が大きく広がると左手の高なりが日尻山の三角点峰。そしてその先の大きな高なりが日尻山の本峰といったところでしょうか。

着いた日尻山はなんと10年ぶり。一面雑木に覆われたまろやかな円頂は以前と全く変わってない好ましいままでした。まぁ変わったと言えば、山名標も綺麗になくなっていたことぐらいでしょうか。おそらくどなたかがお掃除されたのでしょう。

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(日尻山西尾根・伐採後の幼木帯の脇を通る)

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(釈迦ヶ岳も丸見えだ)

ここまで来たら時間は早めですが、あとは下山です。北側の尾根は一通り歩いているので、今回は西尾根を下ってみました。

のっけはおそらく山仕事用なのでしょうけど、比較的明瞭な道が尾根上を通っていて驚きました。でも快適に歩けたのも最初だけで、じきに伐採後の幼木帯に飛び出すと、鹿柵の張られた幼木帯の脇を通らされてこれが微妙に煩わしい道のり。

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(幼木帯を抜けたあたり)

その幼木帯は結構続いて、ようやく解放されたのもつかの間、お次は急降下が始まって、これもまた煩わしかったのですが短かったのが幸い。じきに堰堤に降り立つとそこは目途見通りシンボチ沢との出合でした。

出合い附近はシンボチ沢も神座山川も伏流で、いともあっさり対岸へ渡り(笑)、ちょうど檜峰神社の参道の途中にある鳥居の立つところで林道に出ました。

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(まさかこの鳥居に出るとは!)

主立った尾根を歩き尽くした山域で数少ない未踏の尾根にこだわると、どうしても時間が中途半端になってしまいますが、まぁ日の短い今の時期には却って好都合なのかもしれません。今回は短いながらも色々楽しめたので、お花が減ってあまり行かなくなった御坂も、もう少し行ってやらないといけないなあと思いつつバス停へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.12.19 (Sat)   晴
石和温泉駅 07:35→ 三ツ峠入口BS 08:13/08:30- 1268m峰 09:00- 主稜線に上がる 10:05- 黒岳 10:35/11:05-(途中休憩15分)- どんべえ峠 12:10- 日尻山 13:05/13:15- シンボチ沢出合 14:00- 檜峰神社前BS 14:35
 

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2015.06.02

緑の蛾ヶ岳~地蔵峠をたずねる

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(地蔵峠付近の緩斜面のひとコマ)

下九や下部、折八など芦川南稜界隈の山って、明るく、雑木林が多くて、マイナー故に登山ズレしてない、いつ訪れても心洗われる素敵な山域なのですが、いかんせん東京からだと遠くて、訪れるのは冬春18きっぷのシーズンに限られていました。

でもそんな山域だからこそ一度は緑覆う時期の様子を見てみたい、長年そう思い続けて今回(05/30)ようやく歩く機会に恵まれました。

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(天狗岩山頂)

今回は甲斐岩間駅からタクシーで峰山に出て(¥4150)からのスタート。峰山は7年ぶりでしたが、他の山上集落と違ってまだ人の気配がするところが良いですね。

準備をしていると、さっそく地元の方に話しかけられて、色々お話を聞くことができました。実は峰山はかなりマイナーながら、南から蛾ヶ岳へ登る登山口で、さっそく登り始めるとかなり暑くて大汗かきかき。30分ほどで天狗岩に上がりました。

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(富士と龍ヶ岳から毛無山の稜線・天狗岩より)

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(行く先の尾根と蛾ヶ岳を望む)

あまりの暑さにこの先が思いやられたのもつかの間。天狗岩で休んでいるとじきに汗は引き、風が通ってきました。

そうなればこの先は快適に歩けます。天狗岩から先は8年ぶりの再訪ですけど、1174m峰を前にして東に巻く辺りとかは何となく覚えていたかも。でも道はしっかりしていて一応登山道なものの、道標は天狗岩の分岐にしかないので、ある程度慣れた人向けの道ではあると思います。

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(1052m峰を過ぎた辺りか)

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(六地蔵へ向かう道との分岐にある大ツガ)

1174m峰を過ぎた先で道は尾根を西に外れて六地蔵へ向かうのですが、ここにあった大ツガのことはすっかり忘れていました。少々弱ってはいるものの四本栂ともういべきかなり立派な存在。おそらくこの木自体がかつては目印というか道標になっていたのではないのでしょうか。

その分岐で登山道と別れて8年前と同じく尾根の直登に切り替ると、30分ほどで蛾ヶ岳に上がりました。

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(蛾ヶ岳山頂より)

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(イワツクバネウツギ)

さすがに蛾ヶ岳に上がるとお昼どきということもあってハイカーが数名。朝はクッキリ見えていた南アも雲がかかっていましたけど、広い空一面方射状に広がる雲が印象的。思わずカメラに収めまくりです。

山頂は微妙に居場所がなかったので、稜線を東へ行くと1220m峰に適所を見つけて今回はこちらでランチ。さすがにここまで来ると人通りもまったくありません(笑)。

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(ギンリョウソウ)

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(雑木の快い道が続く)

ランチを終えたら稜線をなおも西へ行きます。足下のお花はギンリョウソウぐらいでほとんどなしでしたが、木の花の方はぼちぼち。ヤマツツジやツクバネウツギは盛り過ぎ。コゴメウツギ辺りが盛りでしょうか。

でも通い慣れた稜線も緑の時期は様子が一変しますね。冬に快い道はやはり緑の時期も快い。

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(ヤマツツジは盛り過ぎ)

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(ニシキギ)

今回は大平山には上がらず、巻き道で折門峠をまわって地蔵峠に出ました。

地蔵峠も大ツガの許に下草がそよそよなびいて、冬場とは明らかに違う雰囲気。それより、春先来たときにはあった尾根通しルートの道標が取り払われていました。公としては尾根ルートはあくまで「認めない」という事なのでしょうね。

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(地蔵峠の六地蔵)

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(地蔵峠付近の緩斜面のひとコマ・Par2)

蛾ヶ岳から続いた稜線歩きも今回の所は地蔵峠まで。このまま折門峠みちを辿って高萩(向村)へ下る段取りなのですが、その前にもうひと遊び。稜線をなおも西へ行ってから、適当に北の舟窪状の緩斜面へ下ります。

実は今回の山行き最大の目的が緑の時期のこの緩斜面の様子を見たかったから。冬は落ち葉に埋もれた緩斜面は、今はフタリシズカとヒトリシズカ、そしてテンニンソウの緑に埋もれた緩斜面になってしました。

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(フタリシズカ)

そんな緑に埋もれた緩斜面の雰囲気を楽しむようにゆるゆる東へ行きます。舟窪の底のせいで風が通らず、少々暑い上に、虫も多かったのは想定外でしたが、それでも緑の時期のこの斜面の様子を知れたのは大収穫です。

そしてその緩斜面が終わる頃、上から来た折門峠みちと合流。あとは峠みちを下るだけです。

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(折門峠みちは緑の時期も素晴らしい)

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(昨年の大雪の影響か荒れた箇所が増えた)

峠みちは美しい雑木林の中、明瞭に延びていて、ろくすっぽ歩かれてない割にはかなり明瞭。この折門峠みちを歩くのは二度目ですけど、往時を偲びながら歩ける本当に良い道だと思います。

とはいえ去年の大雪の影響はここでも例外ではなく、トラバースの区間では崩れていたり、道筋が不明瞭だったりして荒廃が進んでいるようでした。

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(ネジキ・咲き始め)

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(明らかにシオジではない・ヤチダモ?オニグルミ?)

岩場では早くもネジキが咲き始め。今年は不思議と釣り鐘型のツツジと縁がありますねえ。

そして道が沢に沿うようになると、妙な木を発見。羽状複葉の葉は一見シオジに見えますが、幹は割れが深くてシオジとは明らかに違うもの。高木なので葉っぱを間近で確認出来なかったのが残念でしたが、おそらくヤチダモ?かオニグルミ?と思われます。

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(岩谷峠附近の畑跡の立派な石組み)

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(ユワヤ沢に掛かる橋)

そしてじきに沢(横沢の左俣)に出れば畑跡を通って岩谷峠は間近、なのですが、沢に下りる箇所がスッパリ落ちていたので下流側を迂回すると、今は使われていない畑跡の石組みの大きさにビックリ。往時の岩谷峠附近はどんな様子だったのでしょうね。。。

再び峠道に戻ればじきにユワヤ沢(横沢の右俣)に掛かる壊れた橋に出ます。そして対岸へ渡って、まずは山ノ神に挨拶。それから岩谷峠に上がりました。

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(岩谷峠)

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(なんとこの時期にシコクママコナ!)

峠に着けば高萩までは一投足なのですが、初訪の折には寄れなかったお隣の708m峰の様子も見てみたかったので、とりあえず登ってみましたが、上がったピークには何もなし(笑)。

下に山ノ神があったので、上にも何かしらの神様が祀られているのではという予想はあっさり外れてたものの、アカマツ混じりの雑木林に覆われたピークはそれなりにこのましい雰囲気ではありました。

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(高萩が見えてきた)

峠に戻ったらあとは一路高萩へ。道は比較的明瞭ながら、沢に沿っているせいか浮き石が多く気を遣います。

40分弱で高萩に下りたら、そこはさすがにもと下九一色の中心地。酒屋さんがあって、そこの女将さんが素敵な方でした。この酒屋さん、なんと昔は旅館もやっていたとか。とにかくこの日は山も良かったけど、地元の方からいいお話をいろいろ聞けたのも良かった。こういうのも山歩きの醍醐味の一つであるなあ、と改めて感じつつ帰路についたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.05.30 (Sat)   晴 時々 曇
峰山 09:00- 天狗岩 09:40/09:55- 大ツガの分岐 10:55/11:15- 蛾ヶ岳 11:40/11:50- 1220m峰 12:10/13:05- 地蔵峠 14:10- 岩谷峠 15:55/16:05- 708m峰 16:10/16:20- 高萩(向村)17:00
 

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2015.05.25

権現尾根を登って三ツ峠へ

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(林道より三ツ峠を望む・左から二番目の尾根が権現尾根)

先週一年ぶりに三ツ峠を歩いたら、歩きたいところがあったことを思い出して、珍しく二週連続の三ツ峠。昔、かずさんが歩いた話を聞いて以来、長らく懸案になっていたというか単に忘れていた(笑)権現尾根(柄杓流川 蝙蝠沢右岸尾根)をようやく歩いてきました。

ということで今回(05/23)は三つ峠駅からのスタート。夏の花がまだたくさん咲いていた頃はそれなりに歩いていた表口も10数年ぶり(大久保山でも9年ぶり)で、これだけ間があくと色々変わってますね。そんな様子を見ながら林道をてくてく歩いて、一時間ほどで達磨岩に着いたら、ここで尾根に取り付く登山道と別れて、なおも林道を奥へ行きます。

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(権現尾根末端部は扇状地状)

林道はマトモに使われてないようで結構藪っぽく、しばらく行くと林道終点に到着。すぐ先の蝙蝠沢(コーモリ沢)を伝って下りると、ちょうど堰堤の上で柄杓流川(大ブナ沢)に出ました。

権現尾根は蝙蝠沢と柄杓流川との中間の尾根なので、この時点で一応尾根上にいることにはなっているんですけど、尾根末端が扇状地状になっているために尾根感が全くありません。なのでとりあえず適当に上がっていくと踏跡が現れ、じきに植林帯に変わります。

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(5.5m程のモミの大木)

その植林帯が妙に広かったので、試しにあちこち歩き回ってみると伐り残されたモミの大木がぼちぼちあって、なかなか先へ進めません。その中でも↑↑これが一番の大木。その太さもさることながら、モミなのに二手に分かれているのが印象的です。

こうやって色々寄り道しながらも徐々に上がっていると、尾根が突然という感じで盛り上がって、ここから先はイヤでもこの急な尾根を登らざるを得ません(笑)。しょうがなし急な尾根をせっせと詰めていきます。しんどいですが藪がないのが救いでしょうか。

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(尾根中腹ではスズタケが被るが、距離は短い)

とはいえ尾根がスッキリしているのは良いんですけど、お花も少ないですね。ヤマツツジぐらい。そういえば大久保山の南面もお花がほとんど無かったことを思い出しました。時折、岩が散見されるのも同じような感じ。

なんて思っていると1300m圏辺りからスズタケが現れましたが、藪は見た目よりも濃くなくそのまま歩けます。ただ花粉のようなものが全身ベッタリついたけど、何の花粉だろう??

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(巨岩にヤマツツジが彩りを添える)

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(これは立派な岩屋でした!)

そのスズタケ帯を抜けるとじきに大岩が現れ、そこから先は露岩の急登が続いて「らしい」雰囲気になってきます。

次々現れる露岩を避けつつ登っていくと、途中には立派な岩屋もあったりしてなかなか面白いですね。

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(一旦ツガの平坦地を介すると・・・)

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(ここから核心部の始まり)

そんな露岩帯から一旦尾根が平衡になると再び大岩が尾根を塞いで、ここからの露岩帯が権現尾根の核心でした。

自分は例によって丸腰クンで行ってしまいましたが(笑)基本は用意をした上で、実地から安全に行けるルート探す/判断するスキルが必須ですので悪しからず。

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(うひょひょひょひょっ!)

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(こんな露岩の展望ポイントもありました)

途中で通りがかった、↑↑この岩頭はめっけもんでした!

雰囲気はだいぶ違うけど、酉谷山南東尾根の岩頭のような、ひとり座るとお山の大将・お猿さんになった気分になれるステキな所です。

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(この枝振りの松を見れば核心部はお終い)

風が通るところなのか??こんな趣のある枝振りの松を見ると、核心部はお終い。

あとは下草の生えた緩い尾根を詰めると、じきに一字一石供養塔の裏から飛び出して表口登山道と合流。その先が神鈴権現社でした。

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(あとは尾根を詰めるだけです)

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(神鈴権現社)

さすがに表口は人通りがかなり多いものの、すぐ脇の神社に来る人は全くいません。道中の無事を感謝したら、こちらでランチも取らせていただき、ちょっと休憩。休憩を終えたら、お次は開運山には寄らずに(笑)御巣鷹山へ向かいます。

でも開運山を巻いたお陰でタチカメバソウやタカトウダイにも久しぶりに逢えたので、今回の所は正解だったのでしょう。

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(タチカメバソウ)

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(御巣鷹山の草原はまだまだ淋しい)

御巣鷹山の草原も一週間ではあまり変化はありません。でも少ないながらも、ホソバノアマナが咲き始めていたので、個人的には十二分に満足です。(^^)

御巣鷹山に着いたらちょっと休憩。それから来た道戻って、北口登山道を下ります。

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(ホソバノアマナ)

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(コヨウラクツツジ・盛り)

北口登山道は去年同じ時期に下りたのに、なぜに再び下りるのかと言えば、今回は久しぶりに水雲山の尾根を下りるから。去年水雲山との分岐を通りがかった時、私製の道標がついていて気になっていたのでした。

分岐から水雲山の尾根に入ると、一頃と比べて明瞭になった道筋にマーキングが続いています。するとさっそくコヨウラクやムラサキツリガネ、トウゴクミツバツツジと、ツツジの類いが目に入ります。

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(今回は水雲山へ向かいます)

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(アカバナヒメイワカガミ・上部で盛り)

足下はもちろんアカバナヒメイワカガミ。クモイコザクラはほとんど終わってました。

イワカガミはこの辺りで盛りだったのでいろいろカメラに収めて、さぁ先を行こう!とふと見上げると、なんとそこにはシロバナフウリンツツジ。すでにほぼ満開でした。

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(シロバナフウリンツツジ・ほぼ満開)

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(水雲山の祠は再建されないようですね・・・)

お花を撮りつつ行った割に水雲山には思いの外早く着いてしまった感じ。倒壊した祠はどうやら再建は難しいようですね。

と、ここで突然二人組のハイカーが現れてビックリ。でもこんな所を歩いているのですから、さすがに慣れた方達で、有意義なお話をいろいろ聞かせてくれました。

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(水雲山よりチヨ沢<大幡川>の扇状地を見下ろす)

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(ムラサキツリガネツツジ・一部咲き始めた)

そんな訳でちょっと長居をしてしまいましたが、帰りのバスが決まっているので、適当なところで切り上げてなおも下ります。

ムラサキツリガネはまだ蕾が大半だったものの、ほんの一部ですけど咲き始めたのもありました。

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(登拝路の名残とおぼしき十九丁目石)

水雲山の尾根って実は古くからの三ツ峠への登拝路で、道中はその名残とも言える丁目石がいくつか残っています。

前に歩いたときに見つけたもの以外の丁目石を探すのも今回の目的だったんですけど、結局新たなのは見つけられずじまい。う~む。。。

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(マイヅルソウ)

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(尾根上の踏跡は明瞭になった)

結局マーキングは下までしっかり続いていて、チヨ沢を渡る箇所には上の分岐にあったのと同じような私製の道標がありました。でも対岸に渡って林道に出たところにはマーキングもないので、登りは判断するしかないようですね(笑)。

二週連続の三ツ峠。やっぱり山は下から登ると面白いし、充実感も違います。権現尾根はかなり楽しめたけど、お花の少なさは本当に意外でした。というか先ほども書きましたけど。大久保山の南面も同じような感じだったので、地質的な違いなのでしょうかねえ。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.05.23 (Sat)   晴 時々 曇
三つ峠駅 08:30- 達磨石 09:25- 林道終点 09:35- 神鈴権現社 11:50/12:10- 御巣鷹山 12:50/13:00- 水雲山 13:35/13:50- 林道に出る 14:55- 宝鉱山 15:40/16:20→ 都留市駅 16:40
 

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2015.05.19

三ツ峠からお花愛でつつ、チヨ沢へ

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(大幡川 チヨ沢上流部の扇状地を往く)

一頃よりは落ち着いたもののまだまだ気温高めの日が続いて、お花の咲き具合もまだまだ相当早い感じ。なので今回の山行き(05/17)は当初の予定を変更して、一年ぶりの三ツ峠となりました。

今回は天下茶屋行きの一番バスで登山口に出てからのスタート。バスは想像よりも混まなかったこともあって比較的スムーズに歩き出せました。例によってボッカ道は避けて旧登山道を行くと、お花は少ないながらもタチツボスミレにツルキンバイ。そして一年ぶりの再会となるツルシロカネソウにクルマバツクバネソウとお花はまずまずの感じ。

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(クルマバツクバネソウ)

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(三ツ峠山荘手前の展望地より)

そして三ツ峠山荘に出るまでは意外に人も少なく快適でしたけど、そこは三ツ峠。稜線に上がるとやっぱりハイカーが多いですね。あと山荘や四季楽園ではなにか(TVではない)撮影しているようでした。

近年は閉まったままで荒れるに任せていた富士見山荘も、入口の扉が開いていたのは一連の撮影のようです。それを横目で見つつ開運山へ登り始めると、ををここで現れましたか!キバナコマノツメが。

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(キバナコマノツメ)

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(開運山より)

想像よりも早く現れたことに驚きつつもお花をしっかりカメラに収めたら、そのまま開運山へ上がりましたが、やはりというか山頂は人でいっぱい。展望を楽しみつつ撮影だけして、すぐに御巣鷹山へ向かいます。

お花が進んでいるとは言いながらも木の花の方はまだオオカメノキぐらいですけど、足下の方はワチガイソウに、今年初となるルイヨウボタン、そしてホソバノアマナは草原ではなくこちらで見つけてもらいました。(^^)

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(ルイヨウボタン)

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(ホソバノアマナ)

御巣鷹山手前の草原もお花はクサボケだけとまだまだで、山頂に上がったところで頃合いも良いのでランチ。

いささか趣に欠ける山頂ではありますけど、静かで展望を楽しめるところもあるからまあ良いか~といったところでしょう。

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(御巣鷹山より清八山方面・手前には下る尾根も見える)

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(一旦清八峠方面へ下って・・・)

さて、ランチを終えたら今回はここからが本番。一旦清八山方面へ下ってから、御巣鷹山の北西尾根とか北北西尾根というのはいささかキツいので、とりあえずチヨ沢1200m圏二俣中間尾根と仮称しておきます(笑)を下ります。

すると分岐の辺りでコヨウラクツツジが現れて一気にテンションが上がると、まもなく蕾ながらもムラサキツリガネツツジもあっさり見つかって、早くもこの日の宿題はほとんど終わってしまいました(笑)。

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(コヨウラクツツジ)

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(ムラサキツリガネツツジはまだ蕾)

とはいえ尾根はまだまだ序盤なので、そのまま下っていくとそこはさすがに三ツ峠。次第に露岩が現れ、灌木の藪が煩くなってきます。

尾根は明瞭なものの灌木が煩く、なかなかスムーズに進めないことに少々イラつきながら下っていると、次ぎに現れたのはイワカガミ(アカバナヒメイワカガミ)。そうだ、この花もいましたね!すっかり忘れてました(笑)。咲き始めの鮮やかなピンクはとにかく目を引きます。

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(チヨ沢1200m圏二俣中間尾根・上部は灌木の藪が煩い)

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(アカバナヒメイワカガミ)

中盤の6mほどの岩壁は巻けましたけど、ここも灌木が厄介でした。

下るにつれて尾根のイワカガミは増えていき、いつしか満開状態に。お花を踏まないように下りるのが大変です。。。

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(この岩場を巻くのが面倒だった)

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(クモイコザクラ)

この辺りでイワカガミが出ればもちろんクモイコザクラもいらっしゃいます。さすがに盛りは過ぎてましたけど、それでも逢えただけでも充分。

今年は丹沢のコイワザクラを見ているので、ここのがクモイさんだというのをしっかり確認できたのも収穫でした。

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(隣には水雲山)

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(花期にピッタリあってタマランチ会長)

道中ちょっと開けたところから水雲山が見えるのもいいですし、3年前に登ったその間の尾根(チヨ沢1040m圏二俣中間尾根)が見えたのも嬉しかったです。しかし遠目から見ても本当に急な尾根。よく登ったわ(笑)。

尾根上は相変わらず満開なイワカガミの回廊が続いて、藪は煩いものの嬉しい限りです。

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(露岩が続いて気が抜けない)

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(トウゴクミツバツツジ)

そんな花の回廊も尾根上の露岩がなくなり、二次林に変わると残念ながらおしまい。新緑美しい雑木の尾根をひたすらに下っていきます。

お花の方もあとは咲き始めのトウゴクミツバツツジが見られるぐらいでお終いかな~?なーんて思い始めたところで、地味なお花が目に入ったので近づいてみたら、なんとウスギヨウラク!やっと逢えました!花は終わりかけでしたけど、この花も逢えただけで充分ですよ。本当に。

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(ウスギヨウラク)

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(尾根末端は扇状地のよう)

なおも下ると尾根は広がり、扇状地状になるとチヨ沢も間近。広がった扇状地状の周囲に立つ立派なブナやミズナラを探しつつ下ると、じきにチヨ沢に降り立ちました。

対岸には不明瞭な送電線巡視路(見回り道)が通っていて、後はその巡視路を下るだけ。

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(チヨ沢に下りました)

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(幹廻り6m近いミズナラの老木)

とはいえそのまま巡視路を下るのは当然もったいないわけで、なおも広がる扇状地をあちこち寄り道しながら下っていくと、いますいます、伐り残された大木達が!一番は↑このミズナラの老木でしょうか。少なくとも幹廻り5.5mはありそう。なかなかシビアなところにいらっしゃるので、先は長くないのかも知れないけど、あなたに逢えてよかった。

その後も4m級のブナやケヤキもいて、ひとりウキウキしてしまう道のり。マジメな話、マイナーすぎて誰も言わないけれども(笑)このチヨ沢の扇状地って三ツ峠周辺の見所というか宝の一つですよ。本当に。そんなことをしみじみ思いながら宝鉱山へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.05.17 (Sun)   晴
河口湖駅 09:00→ 三ツ峠登山口 09:30/09:40- 木無山 10:55/11:15- 開運山 11:35- 御巣鷹山 12:00/12:50- チヨ沢に下りる(1200m圏)14:30- 林道終点 15:00- 宝鉱山 15:50/16:20→ 都留市駅 16:40
 

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2015.03.30

三帳から雑木の山越え、折八へ下る

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(三帳から1142m峰への径路のひとコマ)

さて、気温が上がって本格的な春になってきましたね。まだ18きっぷのシーズンなので土曜(03/28)は年初以来の芦川南稜方面。長らく課題になっていた未踏の径路を辿りつつ、御弟子の再訪などを組み合わせてみました。

今回は珍しく芦川駅からタクシーで三帳(琵琶首)に出て(¥2800)からのスタート。歩きなら2時間近くかかる所から歩き出せるのはとにかく気分が良いです。三帳から芦川南稜へ延びる径路は1142m峰へ延びる径路と、アンバ峠みちの二本ありますが、今回は手始めに西の1142m峰への径路を辿ってみます。

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(この立派なアーチ橋は発電用の水路)

まずは発電用水路の立派なアーチ橋に驚きつつ鑑賞しつつ、梅の香る林道をてくてく。すでにダンコウバイやキブシ、アブラチャンなどの早春の花は満開状態で、そんな様子を楽しみつつ行くと、ほぼ地形図通りの辺りで径路に取り付けました。

径路は今やろくすっぽ歩かれていないはずなのに、熊倉沢右岸の尾根上に明瞭につけられていて、往時の往来の多さを想像せずにはいられません。

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(ろくすっぽ歩かれてないながらも径路はかなり明瞭)

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(620m圏緩斜面のひとコマ)

とはいえ径路上は落ち葉が積もって歩きづらいので、基本尾根伝いに辿りながら、歩きやすいところだけ径路を辿るという感じで登っていきます。そして尾根のどこかしらにダンコウバイが黄色い花を咲かせていて、見事です。

個人的に少々気になっていた620m圏の辺りは地形図通りの緩斜面。その馴れた感じからおそらくこの辺りは畑があったのではないでしょうか?

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(ダンコウバイは満開でどこでも綺麗だった)

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(620m圏緩斜面のひとコマ・Part2)

その一つ上の東側の緩斜面もその様子から畑なり建物なりがあったような感じに見えますけど、実際はどうでしょう。

そんな緩斜面の様子を見終えたら、ここから1142m峰への急登が始まります。

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(この辺りはアサダ純林っぽい)

せっせと登っているときにふと気がついたのは、この尾根というか径路は植林が少ないし、梢越しに見える両隣の山肌もほぼ雑木山で、そんな光景を見ると無性に嬉しくなってしまいます。こういう所ってありそうで実はなっかなかない、本当に貴重なところなのです。

そんな雑木林を愛でながら急な道をせっせと登っていく、それ自体が楽しいひとときですネ。

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(径路は明瞭だったのは850m圏ぐらいまで)

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(広い1142m峰の一角)

でも下から明瞭だった道筋も900m圏辺りから徐々に不明瞭になり、いつの間にやら普通の尾根歩きになっていました(笑)。そして最後になってなぜか現れた植林帯の中を登り詰めると1142m峰に到着。

登り出しは曇りがちだったのに1142m峰に上がる頃には天気も晴れて少々暑く感じるぐらい。稜線は広々としているので休憩場所には事欠きません。今回は周辺の平たいところでのんびりとランチをとり、行程的に少しお昼寝する余裕もありました。

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(ツノハシバミの小さい雌花)

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(地蔵峠へはどうしても二重山稜の底を歩いてしまう)

休憩を終えたら次は地蔵峠へ向かうのですが、ここは毎度ながら稜線でなく、自然と二重山稜状の底を歩いてしまいます。この辺りはいつも落葉している時期にしか歩いていないので、この辺り緑の時期がどうなるのか、一度見てみたいですね。

地蔵峠に上がったら大ツガと六地蔵に挨拶。それからなおも東へ折門峠まで行ったら、ここで縦走路と別れて南の尾根道を下ります。

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(地蔵峠)

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(折門峠からは尾根を南へ下ります)

この辺りも相変わらず雑木の美しい、歩きやすい尾根道。でも今となっては道の明瞭さの割に歩く人のほとんどいない道。まもなく皇太(こうたい)神社のある山神峠に着きます。

山神峠は二年ぶりでしょうか。周囲に変化はなくまるで時が止まっているかのようです。二年前は西の折門の再訪でしたけど、今回は御弟子へ下るので東の道を下り始めます。

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(山神峠の皇太神社)

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(分校上の諏訪神社に降りてきました)

御弟子への道は前に登りにとっていたので、おおよそ覚えてて、途中の新しめな山ノ神も健在。

ここまで来れば後は御弟子までひと下りな筈だったのですが、ここで前と違うルートを歩いていることに気がついたものの、登りにとったルートが不明だったので、そのまま降りるとじきに諏訪神社に出て、その下が見覚えのある折八分校跡でした。

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(7年ぶりの御弟子・とうとう無住になってしまいました)

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(沢へは軒先を通らせて頂きます)

御弟子は7年前にこの辺りの山上集落をつないで歩いた時以来の再訪。集落はその間にとうとう無住になってしまいましたけど、山上集落特有の明るい開放感は以前とまったく変わりません。でも集落の中に咲いていた黄色い水仙がまだ人の気配を残しているようで、切なくなってしまいます。

沢へ下る径路は家の軒先の前を通っていて、集落を過ぎると麓の沢と結ぶ索道を見て、なおも東へトラバースしながら延びています。

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(スミレの前になんとヒトリシズカ)

径路は時折不明瞭になるものの、そこは地形を見ながら判断して降りていくと再び径路が見つかる感じ。径路がつづら折れを始める畑跡あたりで、ようやくヒトリシズカにタチキランソウ、タチツボスミレと今春初となる野の花が見られてちょっとウキウキしてしまいました(笑)。

でもそのつづら折れの径路がどうも藪っぽそうなので、ここは新しい地形図には載っている、なおもトラバースして延びている径路の方を追うと、じきに798m峰の尾根に乗り、あとは尾根伝いに降りていきます。

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(沢へのトラバース道は明瞭な箇所の方が多かった)

下の県道が見える頃、畑の跡に出て、その先に分岐があったのでここはなんとなく左の道をとると、ふた下りで「地形図の径路が通る沢」の堰堤に出ました。

沢に出ると上流に滝が見えたので、寄ってみるとこれが6m程の意外に素敵な滝。鑑賞したら沢の集落はもう間近です。

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(最後は堰堤に降り立ち、すぐ上の滝を鑑賞)

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(地形図の破線路を下ると・・・)

集落に出る直前、天神さまなど祠の並んでいたので、道中の無事を感謝してなおも下ると、その先にはなんと双体道祖神がまつられていて狂喜してしまいました!

実は沢へ下ったのは以前まつられていた御弟子が無住になって以降、沢に下りた上折門の道祖神と再会したかったから。左が上折門ので右が沢の道祖神。沢のはおててつないでいて、これは大山の道祖神とおなじですね。

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(沢に降りてきた上折門の双体道祖神<左>)

しかし逢いたかった道祖神に難なく逢えるなんて、先ほどの分岐を左にとったからこその奇跡。良いことって不思議と重なるものなんですよね~

・・・な~んて思いつつ県道に出たらあとはタクシーを呼んで甲斐岩間駅へ向かうだけ、と思ったらなんと沢はケータイが圏外!(笑)今や住人が二桁だって怪しい山奥の折八ではまぁこれもしょうがないのでしょう。ということでケータイの繋がる中河原へ向け、県道を下ったのでした。
 
・・・・・☆
 
ブログの方は簡単にまとめてしまいましたけど、今の御弟子の様子や上折門の双体道祖神の詳細などは、ぐぐたす(Google+)の方へ載せていく予定ですので、興味のある方は →こちら もどうぞ♪
 
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2015.03.28 (Sat)   晴 時々 曇
三帳(琵琶首)08:40- 620m圏緩斜面 09:40/09:55- 1142m峰 11:35/12:55- 地蔵峠 13:15- 折門峠 13:35- 山神峠(皇太神社)14:00/14:05- 御弟子 14:25/15:05- 沢 15:50/16:10- 中河原(根子 中村)17:00
 

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2014.12.28

芦川側から大畠山をひとめぐり

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(1017m峰・桑沢大山とも言うらしいが出所は不明)

18きっぷシーズンに入って久しぶりに芦川南稜辺りを訪れました。今回(12/27)はちょっとしたきっかけから気になっていた大畠山を北側からぐるりとめぐる周回コース。やっぱりこちらの山は独特の魅力がありますね。

この日はショートコースなのでいつもより一時間遅いスタート。とはいえ快晴となれば気温は低いけど、そこはさすが甲府盆地です。歩き出しは振り返るとですけど、八ヶ岳に南アも見えて、それだけでテンションがあがります♪

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(うなぎ沢左岸の径路・やはりしっかりしていた)

いつもなら川浦の交叉点を直進して芦川沿いを行くところですけど、最初は右へ下って川浦橋に出て、その袂から延びているうなぎ沢左岸の径路を追うのが目的です。

橋のたもとから車道が延びていたのでそれを辿ると、しばらく行ったところで道が途切れてしまい、さてどうしましょう(笑)。ここで地形図を広げると破線路は高巻き気味に延びている感じなので、終点から藪っぽい斜面を直登すると、ふた登りぐらいで明瞭な径路に飛び出しました。

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(山ノ神を見るとすぐ先で枝沢を徒渉する)

やはりこの辺りの山域の破線路はまだ残っていますね!奥へトラバースしても道は明瞭なまま延びていて、じきに立派なスギの立つ小平地にでると、そこには山ノ神が祀られていました。

挨拶を兼ねて参拝してから歩き出すと、そのすぐ先がウナギ沢の枝沢の徒渉点。渡った先には分岐がありましたが、それを無視してトラバースすると、じきにうなぎ沢左岸の枝尾根(うなぎ沢340m圏二俣中間尾根)を乗り越します。道はその先も延びていて気になりましたけど、破線路はここからこの尾根伝いに延びているので、今回の所はガマンしてその尾根を行きます。

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(左岸尾根の枝尾根・最初のピーク)

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(枝尾根上部はアカマツ混じりの雑木林)

のっけは植林帯でしたが、じきに明瞭なピークに上がるとその先はアカマツ混じりの雑木林に変わって一安心。何せ北斜面なので寒くて寒くて、雑木林に変われば時折日差しも入るのでこういう日は本当に有り難いです。

それに測量のためなのか?手入れも入っていて、アカマツ混じりの割に灌木の藪がほとんどなかったのも意外と言えば意外。一時間とかからずにあっけなく四尾連峠~市川大門の登山道に飛び出しました。

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(烽火台)

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(釜無川の奥に八ヶ岳とニセ八ツ、左に北アも見える)

この登山道も歩くのはかなり久しぶりでしたけど、歩いてみるとこちらはおおよそ覚えていました。ただ基本北斜面なので寒いこと寒いこと。1000mに満たない山なのにこの時分でも氷点下のままです。

おかげで大休止しようと思っていた烽火台も日は当たるものの、吹き抜ける風が冷たくて長居できません。でもこういう寒い晴れた日は展望は最高ですね。南アに八ツ、奥秩父ははもちろん、久しぶりに北アも見えました。

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(カシワを普通に見るのがこの山域らしい)

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(四尾連峠)

烽火台から登山道に戻ると、道はその先から稜線の南側を巻くようになるでホッとします。梢越しながら南ア南部の雄峰達もクッキリ。普段は小さい姿しか見てないので、こういうのも個人的には嬉しいのです。

そして四尾連峠に着いたら、ここから大畠山までは尾根伝い。とはいえ山頂にアンテナ施設がある関係で林道が通っていて、その林道も尾根の南側を巻き気味に登っていたので、道中暖かくて助かりました。

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(大畠山山頂)

登り着いた大畠山はそんなアンテナ施設が山頂を占る趣に乏しいところなので、三角点だけカメラに収めたら蛾ヶ岳へは足を延ばさず、もう下山です(笑)。

登りは登山道をあがったので下りは稜線伝いに行きましたが、雑木林のもと、道筋が案外明瞭だと思っていたら、なんかマーキングは途切れず続いているし、ステップは切ってあるし、急なところは真新しいトラロープが張られていて・・・妙に整備されています。

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(稜線ルートは雑木林が多く、道も比較的明瞭だと思ったら・・・)

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(真新しいトラロープも張られて、整備されているようだ)

そして次のピークが1017m峰で、そこには「桑沢大山(かざわおおやま)」(ちなみに鐵道省の日本山岳案内によると「丈山」、桑沢は丈山から西へ流れる沢だそう)と書かれたプレートがつけられていました。そうここはちょっと前に金森さんから情報をいただいたところで、今回はここを確認するための山歩きだったのでした。

なおも稜線伝いにはマーキングが続いている模様で、「おそらく」ですけどプレートをつけた山岳会が稜線伝いの道を整備しているのでは?と想像してます。実際稜線伝いの方がアップダウンはあるものの、今ある登山道より多少近道になりなすし。。。

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(1017m峰北尾根・急降下がひたすらに続く)

と実際訪れてみると、別の疑問ができてしまい少々迷いましたが、今回の所は予定どおり1017m峰の北尾根を下ります。

さてその1017m峰北尾根ですけど、雑木林のもと、予想どおり急降下が続きます。もう少し暖かければ地面が柔らかくて楽に降りられるのでしょうけど、地面の霜がガリガリに凍ってコレが意外にしんどい下りです。

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(下降は植林帯に入った後の判断がポイントか)

あと芦川左岸の尾根群は地形図を見るとわかるんですけど、あの標高差で千波の滝のような100m級の滝を擁する所もあって少々トリッキー。実は意外に気の抜けない山域だったりします。

とはいえこの北尾根はヒネり具合で言えば素直な方でしょう。ただポイントととなる箇所が植林帯なので、RFの難度は少々高めです。まぁ谷がまだ浅いのでフォローはしやすい「かも」しれませんけど、もちろんそれも実際の地形を見て判断できることが前提の話です(笑)。

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(氷の花はなんと8年ぶり!)

そんな急降下も尾根が右折する690m圏のピークに出たらお終いで、ここから先は雑木混じりの痩せ尾根が続き、雰囲気も明るくなります。

そして道中、久しぶりにシモバシラにも逢えました!お花が減って御坂へもあまり行かなくなったし、そもそも普段からシモバシラを狙って歩いてないので、これは本当に嬉しいサプライズ。でも最初見かけた時、ティッシュの花と勘違いしたのはヒミツです(笑)。

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(552.1m四等点の直上ピーク・笑)

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(東の枝尾根はこれまた急降下が続く)

そして北尾根末端近くの△552.1mもピークにあるのではなく、ピークからひと下りした所に三角点があるのは、御坂ではお馴染みでしょうか。踏跡はこの先、西の枝尾根の方についていましたが、下の発電所って西側から降りられたかどうか少々記憶が怪しかったので、ここは事情を知っている東の枝尾根を降りました。

でも東の枝尾根はこれまた地形図通りの急降下が続くものの、展望の良い露岩があったりしていちいち寄り道してしまいます。そして植林帯との境に地形図の上段の破線路が通っていたのも今回は無視して降りていき、じきに大沢に着地します。

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(大沢に降り立ち)

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(導水管の上につけられた道を辿って発電所へ)

ここから下流の左岸側は切れたっていたので対岸へ渡ると、そこは明瞭な道が通っていて、それを下ると、まもなく以前歩いた芦川第一発電所への導水路の上につけられた道に出ました。

あとは第一発電所に降りて、芦川駅へ戻るだけ。実際第一発電所に降りると、西側からも降りられるようになっていたので、△552.1mからは西の踏跡を拾って降りるのが一番安牌だったかも知れません。

とはいえ、あの導水路は独特の趣と面白さがあったので、久しぶりにその道も歩けたのも嬉しかった。今回はショートコースながら大満足の楽しい歩きができ、良い気分で芦川駅へてくてく向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2014.12.27 (Sat)   快晴
芦川駅 08:20- 川浦橋 08:40- 山ノ神 09:10- 登山道と合流 10:05- 烽火台 10:15/10:20- 四尾連峠 10:50/11:05- 大畠山 11:25/11:40- 1017m峰 11:55- 690m圏峰 12:20- △552.1m 12:55- 大沢に降り立つ 13:15- 芦川第一発電所 13:30/13:40- 芦川駅 14:00
 

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2014.05.16

三ツ峠へお花見のつもりが・・・

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(雪渓に埋もれる七福ノ滝)

実は先週末も連荘でしたんです・・・(汗)。ということで翌日曜(05/11)は丸一年ぶりの三ツ峠でした。

しかし富士山の世界遺産登録以降、富士山周辺の街が妙に元気です。河口湖駅周辺はまだまだガンガン変わっているし、人出も多い。なので一本前の電車で河口湖に出たのは正解で、天下茶屋行きのバスは超満員。

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(開運山より・南ア全山が一望)

30分ほどで登山口に着いたら、すぐに歩き出して元の登山道へ。こういう時はボッカ道は歩きません。でも登山道の方もまだ人混みを避けたい向きには歩かれているようですね。近年まで道端で見かけることのできたレンゲショウマはまだ見られるのでしょうか?

稜線に上がったら、とりあえず木無山へ寄り、引き返して開運山へ。お花は極少でマメザクラもまだ咲き始め。これではお花は望めないけど、天気が良いので展望は良好。もちろん人は多すぎるけど、こんな好天の日は皆さん笑顔でこれはこれで悪くない光景ですね。

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(マメザクラ・咲き始め)

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(御巣鷹山直下の草原もまだこんな状態)

そんな人の多すぎる三ツ峠も開運山から御巣鷹山へ向かうと人がガタッと減ります。御巣鷹山直下の草原も↑↑こんな状態でお花はアカフとはいえないようなタチツボスミレとマメザクラぐらい。

なので山頂に着いたらちょっと休憩して、もう下山(笑)です。引き返して北口登山道に入ります。

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(ツルシロカネソウ)

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(コイワザクラ)

北口登山道は12年前の盛夏(この頃はお花がまだたくさん咲いていた頃でしてねえ・泣)に下って以来。ひと下りして着く、コメツガとトウヒの合体木の脇にはなんと思い出ノートがまだ置かれていてビックリ!というかポスト自体がリニューアルされていたことにまだビックリ。

北口登山道は通行止めの期間が長かったのに、こういう光景を目撃するとなぜがほのぼのとしてしまいます。

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(思い出ノートってまだやっていたのですね!)

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(白龍ノ滝からして・・・)

でもでも北口登山道はちょっとしたワイルドさが身上。急降下+か細い道のトラバースが続く道のりは結構スリリングでもあります。

やがて周囲にミツバツツジの咲き残りやツルキンバイを見るようになると、じきに白龍ノ滝に出るのですが、なんと滝はほとんど雪渓に埋もれていて唖然。ちょっとちょっと・・・ここは南関東の山ですよっ?

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(オオヤマザクラ)

ここから道は四十八滝沢に沿って左岸斜面を巻きながら降りていきます。でも沢を見ると下まで雪渓が続いていて、ちょっと困りましたねえ。というのも、途中で一箇所徒渉点があるので、、、

と思っているうちに件の徒渉点に出てしまいました。まず沢へ降りるところからして崩れていてヒヤヒヤでしたし、肝心の雪渓はまだしっかりしていたものの、水流の多い沢なのでちょっと薄いところがありそうな感じ。

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(徒渉点は雪渓・今後の通過は大変危険です)

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(初滝)

今回のところはうまく渡れましたけど、周囲が急斜面なので巻きは厳しく、渡れない時は三ツ峠まで引き返すか(笑)少し引き返して北東尾根を下るという、体力かRFスキルのあるハイカーしか選択肢のない状況はかなり危険ですね。

雪はこれから溶けるのですから、少なくとも御巣鷹側の入口は以前通行止にしていた時と同じく、ロープを張って無用な立入りを制限するようにしないと、少々マズいと思うのですが。。。

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(対岸の新緑が美しい)

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(ここも雪渓を下るが、迂回可能)

このあとも雪渓を二度ほど渡ったり下ったりする所があって笑ってしまいました。というかこの道のワイルドさ+雪渓って、これでお花がもっと咲いていれば、まんま東北の山ですよ!

雪渓の上では倒れたオオヤマザクラのマクロを数年ぶりに撮れたり、フサザクラが咲いていたりと、そんな出逢いがあったのも嬉しかったです。

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(なんと5月にフサザクラ!)

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(この大トチを見ると滝めぐりはお終い)

そして↑↑この大トチを見ると今まで続いた滝めぐりはようやくお終い。

ここから先は頭上から足下まで緑に染まった中をゆるゆる下って行きます。

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(道中、ケヤキの立派な木々が目立った)

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(ルイヨウボタン)

滝めぐりが終わった後はすぐに植林に入るイメージでしたが、植林より雑木林の割合の方が全然多かったです(笑)。

道中は立派なケヤキがかなり目につきました。お花はシロバナエンレイソウにルイヨウボタン、フタバアオイあたり。個人的に狙っていたお花にはフラレてしまいましたけど。。。

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(緑がひたすらに美しい道)

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(北口登山道は通行止めでした・・・)

でもそんな滝めぐりの後の道のりは意外に短くて、再び植林に入るとすぐに見覚えのある登山口に出ました。そしてその登山口のど真ん中には通行禁止の表示が・・・やっぱりそうでしょう!ちょっとホッとしましたー。

まだまだ丁重に面倒見されていた水雲山の権現さまに一日の山行きを感謝したら、あとはてくてく宝鉱山のバス停を目指したのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2014.05.11 (Sun)   晴
河口湖駅 09:40→ 三ツ峠登山口 10:10- 木無山 11:20/11:30- 開運山 11:50/12:00- 御巣鷹山 12:20/12:30- 白龍ノ滝 13:30- 徒渉点 14:15- 北口登山口 15:15- 宝鉱山 15:40
 

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