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2019.01.26

無彩色の静寂な尾根を歩く(岡松ノ峰~大久保山)

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(大久保山への下りしなのひとコマ)

明らかに暖冬なこの冬。とはいえその割に天気は超安定しており、雪がなっかなか降らないなぁ・・・と思っていたら、うまいこと週末にちょこっとだけ降ってくれましたね。

そんな降雪後の好天を狙って、成人の日連休の中日に訪れた(01/13)のは12年ぶりとなる岡松ノ峰。でも実際はそんな想像とはまったく違う山行きとなったのでした。。

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(日向部まで上がると雪が残ってた!!)

大月や下真木あたりまでは雪が溶けていて少しだけガッカリしていたのですが、車がなおも奥へ進むとようやく周囲の山肌も徐々に白くなり、ゲートのかかる日向部に着くと周囲は真っ白!ガスもかかってなかなかいい雰囲気です。

タクシーでは何度も通りがかってはいたものの、日向部から歩くのは13年ぶりの事でした。真木川に架かる橋も新しくなったのかしらね?(笑)。まずは林道をてくてく歩き、道が大ゴ沢に沿うようになるとじきに沢へ下る道を発見。試しに下ると橋で大ゴ沢を渡って、道はそのまま尾根に取り付く感じで延びてます。

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(岡松ノ峰北東尾根・下部の植林帯は短い)

とはいえ、その尾根は自分の歩きたい北東尾根の一つ北の枝尾根。なので堰堤を巻き巻き下って、北東尾根の末端部に出て、それから尾根に取り付きました。

登りだしこそ植林帯ですが、すぐに抜けるのは長年林道の往きしな帰りしなこの尾根をチェックしていたから(笑)。樹間から日向部の辺りを見下ろすようになると、尾根はもくろみ通り全面雑木林に変わります。

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(時期に雑木林に変わり・・・)

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(ミズナラの巨樹)

いちおう予報では晴れることになっているのに、登るにつれガスは濃くなるばかり。まあ登りだから良いのですが、下りでこのままだと少々厄介になるなあ・・・と思いつつも、久しぶりに見た雪化粧した山の雰囲気を愉しむ方に心がいってしまいます。

降雪後って、積もった雪のおかげで音が吸い込まれるような静けさになったりするのですが、この日は雪こそうっすら積もる程度ながら、ほぼ無風だったせいか、どこか時間が止まったような静けさに包まれていました。

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(上部では痩せたギャップの通過もあった)

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(冬の花)

なので歩いていてもどこかふわふわしたような妙な感じ。気温こそ低いものの、風がないので案外快適に歩けたのもそう感じた理由なのかも。

登って登って、先の枝尾根と合流するとその先の岩コブから痩せた岩尾根が続いて、山頂近しの雰囲気。ちょっとしたギャップも良いアクセント。この辺りは紅葉の時期が良さそうです。

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(山頂は狭いのでほぼ素通り)

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(大久保山への下りしな・モミ・ツガ・アカマツが目立つ)

じきに着いた岡松ノ峰は灌木の目立つ狭い山頂で、ここで休む気にはなれなかったので、ほぼ素通りの感じで大久保山へ向かいました。

吊尾根へ下る箇所がうっすら着いた雪のお蔭で少々しんどい行程でしたが、尾根が平衡を取り戻すと、モミ・ツガ・アカマツなどの黒木が目立つ意外な美林に変わり、ここはこんな所だったっけ?と驚いたり(笑)。

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(大久保山<デク小屋山>・山頂は広い)

そんな様子に気分よく歩いていると、山中に似つかわしくない妙な通電音が響くようになり興を削がれましたが、おそらく・・・と大久保山の西の肩にある送電塔に上がったら、やはり送電線が原因でした。

こんなに音が響くのは天気のせいでしょうかねえ?そんな音も雑木林の広がりが快い大久保山の山頂に着くと小さくなったので、今回はここでランチとなりました。

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(切目峠へ向かうと徐々にガスが切れて・・・)

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(ようやく晴れてきた!)

大久保山までくればあとは下るだけなので気も楽です。なおも続く、雪化粧された雑木美林を愉しみながら下っていくと、徐々に鳥の鳴き声が聞こえてきて、ガスが晴れ、そして雲も抜けて、ようやく晴れ間が!!

晴れるのが遅すぎるわ!と思いかけたけど、おかげでめったに見られない光景に逢えたのですし、まぁ良いでしょう!

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(切目峠)

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(金山神社・建て替えも完了)

途中のハコスラやツチノオトの場所をすっかり忘れてしまっていたので、これは確認しなければ(笑)。相変わらず峠らしい雰囲気の残る切目峠に着いたら、今回は東の間明野の金山神社へ降りました。

前に訪れたときは奥の社殿だけがぽつんと建っていた金山神社も、すべて完成したようで、神社はすっかり綺麗になってました。ただ周囲の立派な社叢が伐られてしまったのってもしや・・・。そんな姿に少々寂しさも感じながら帰りのタクシーを待ったのでした。
 
・・・・・☆
   
◆ 2019.01.13 (Sun)   曇 時々 晴
日向部 08:20- 北東尾根取付 08:50- 岡松ノ峰 11:00- 大久保山(デク小屋山)12:05/13:00- 切目峠 14:55- 間明野 15:15
 

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2019.01.19

山初めは久しぶりの花咲山

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(大月駅より花咲・・・ではなく手前の叉平山か)

いろいろあって遅れてしまいましたが、今年の山初めは5日に大月の裏山とも言える花咲山(梅久保山)を歩いてきました。調べてみると花咲山はなんと15年ぶり。花のひかりをはじめてから「はじめて」だったのでした。

ということで今回はショートという事で、特急で悠々大月に出て、駅そばを食べてからの遅出スタート。1月頭だというのにこの日は異常に暖かく、なんと15℃!真冬の格好では暑すぎて浅利までの道のりですでに汗が。。。

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(登りだしから雑木林が続く山って本当に少ない)

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花咲山も今は道標が整備されており、問題なく歩ける山になっているのですが、登山道が尾根末端から延びていないのに心配になって、道標を無視して尾根に取り付いたのはやはり間違いでした(笑)。

祠のある場所で本来の登山道と合流したら、あとはすいすい。しかし登りだしからほとんど植林のないところはこの山の良いところ。こういう山ってホントめったにないですから!

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(三角点先の岩峰が叉平山)

かつてT.Yuiさんによる「叉平山」のプレートがあった三角点峰にはなにもなく、その先にある岩コブこそが叉平山であるのは確かに正解でしょう。いろいろ標識が増えているということは、この山も今はそれなりに人が入っているのでしょうね。

ただ叉平山から下った鞍部の花咲峠に馬頭さまがいなくなってたのは驚きで、いつからいなくなったのでしょうか?それともどこかへ移動しているとか??

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(これが男幕岩か?)

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(花咲山山頂)

花咲山の手前にあったこの岩場が男幕岩なのかなあ?大月市でつけられた道標が自分の知らなかった地名を教えてくれて、それもちょっと楽しかったりします。

その岩場からふた登りぐらいで花咲山の山頂に到着しました。雑木に囲まれた山頂の様子に変わりはなく、山頂に置かれた金精さま(らしい)挨拶したら、そのまま西へ下ります。

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(はて、これは?)

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(これが胎内仏道なのでせうか?)

ひさしぶりにこの辺りを歩いて一番驚いたのが、次の岩峰が胎内仏道となっていたこと。

おそらくですけど、ピークから西へ下るときに岩と岩の間を通る石門のところが胎内?なのでしょう。

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(女幕岩より・吹切尾根の行く着く先に雁ヶ腹摺山)

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(同じく・滝子山から黒岳の稜線)

なんとなく生まれ変わった?気分になって(ホントかよ)、少ピークをいくつか交えながらなおも下ると出る、馬ノ背状の岩場が「女幕岩」のようです。

女幕岩はこの行程で一番の展望地。北を望めば目の前に雁ヶ腹摺山。花咲山って実はその雁ヶ腹摺山から南へ派生する吹切尾根の掉尾を飾る山であるのですが、それを意識している人ってほっとんどいないでしょうネ。

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(女幕岩はこんな感じ)

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(大月市街・左に扇山、右は菊花山)

そんな展望を愉しんだらあとは下真木へ下るだけ。だったのですが、林道に出たところで直進せずに、林道を北へ下ってみたら真木トンネルに出て、をを!ここに出るのか!と。

トンネルの上はお伊勢山の桜林なので、桜の時期ならこちらへ下るのも悪くなさそうです。というか花咲山から尾根伝いに直接降りても良いのですが(笑)。

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(真木トンネルの上はお伊勢山の桜林)

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(諏訪神社にも寄りました)

そしてその周辺を「真木の五福巡り」と称してハイキングコースになっていることも、この日はじめて知りました。久しく後無沙汰しているところをこうやって再訪すると、新たな発見も多くて本当に嬉し楽しい。

結局帰りのバスが時間的に合わなかったので、そのまま下って諏訪神社に参拝。一年の無事をお願いしたら、初狩駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
   
◆ 2019.01.08 (Sat)   晴
大月駅 12:20- 取付 12:40- 叉平山 13:20- 花咲山 13:45/13:55- 女幕岩 14:10- 真木トンネル 14:40- 辻BS 14:50- 諏訪神社 15:05- 初狩駅 15:35
 

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2019.01.02

高黒岩をキッチリ登って大岳山へ

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(千足より、高黒岩を望む)
 
 
あけましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。
 
 
・・・・・☆
 
今年の山納めは暮れも押し迫った大晦日(12/31)。暮れも押し迫るとみさん忙しいので、こういう時は人気の山をピリッと登るのがいいよね、ということで長年課題となっていながらも完全に忘れていた小怒田(ぬた)ノ尾根を15年ぶりに登路にとって歩いてきました。

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(小怒田ノ尾根・下部は植林帯が続く)

ごくたまにバスの車窓から見たときにいつも思うんですけど、高黒岩は麓から望むと本当に登りたくなりますよね。今回は訳あってちょっと遅めのスタート。さっそく小怒田ノ尾根に取り付いたら、植林の中をせっせと登ります。

寒いと思い込んでたら意外に暖かかったのは助かりましたが、な~んかまわりのスギの木がすでに色づきはじめてて春先がかなり憂鬱。。。

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(植林を抜けると・・・右手に高黒岩の岩壁が見えている)

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(基部に着きました)

植林を抜けると、右手に高黒岩の岩壁が見えてワクワクしてきます。ひと登りで基部に到着。目の前に聳える岩の様子に少々威圧されますが、今回は二度目なので、周囲をいろいろ確認する余裕があります。

んで見たところ直登できそうなのが二箇所ほどあったんですけど、手がかりは多いものの脆そうだし、今の時期は乾いてはいるけど、気温差が大きい(凍る/溶けるを繰り返す)ので案外不安定なんですよね。

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(よくこれ登ってきたなあ・・・)

なので直登は行く気がしなくて初訪の折に登ったルンゼへ向かうと、おいおい!これ前はどう登ったんだ?って感じで一瞬焦りましたけど、しょうがないのでなんとか登りました(笑)。が、こことて手がかりのない急なトラバースを強いられるので、直登ルートと同様に準備するべき箇所と思います。

ルンゼをしばらく上がって初訪と同じように左の尾根へ取り付こうとしたら、あれー右手に行けそうなバンドが見えるぞ!ということで、試しに右のバンドへトラバースしてみたら、これが正解でした。

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(このハング岩を見たら難所はおしまい)

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(岩頭より登ってきた尾根と千足・北秋川を見下ろす)

バンドを右へ行くと切れた残置ロープが見つかったので下を覗くと、どうやらこれが直登ルートっぽいけど、これを登るのはイヤだなあ。。。というのが自分の正直な感想です。

なおも右へ行くとまもなく岩頭↑↑に出て、ここで展望を楽しめるのもちょっとしたご褒美感があって大変宜しい!いかにもお山の大将お猿さんって感じで。

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(岩頭から富士だって見えるんですよ)

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(あとは岩混じりの尾根をひたすらに詰める)

岩頭からは露岩混じりでも尾根上を行くので慎重に登れば問題なく、じきに高黒山に到着。

雑木の明るい小広い山頂も今は何もなく、かつてあった「ここを降りたら死にます」みないな表示も綺麗になくなってました。頃合いも良いし、ちょっと雲がかかってきそうだったので(丹沢主脈はすでに雲がかかっていた)今回は高黒山でランチとなりました。

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(富士見台・左は大岳山)

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(こんな箇所が今や好ましく感じられます)

ランチを終えて富士見台に出たら、今回の所はおとなしく登山道を辿る段取りです。

しっかしスズタケのかぶる道がこんなにも好ましく思えるなんて・・・時代ですよね~(笑)。

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(大岳山より・山頂はガラガラ)

一時間ほどで着いた大岳山も、先客が三人しかいない閑散ぶり。普段じゃ考えられないですから!人気のこの山では。大晦日バンザイ。

山頂で展望を愉しんだら、下の大嶽神社で参拝。あとは御岳へ向かうだけです。

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(どうやら順調にお育ちのやうで・・・汗)

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(武蔵御嶽神社に一年の無事を感謝しました)

道中も日原の山並みに人がいないし、お正月の準備で忙しい御嶽神社も観光客含めているのは数名という有様。好天なのに静かな御嶽神社というなっかなかない貴重な体験をさせてもらいました。いやあ大晦日の山って素晴らしいねえ(笑)。

ケーブルまでの道のりだって大変静かで、どこか別の山を歩いている気分。その割にケーブルは臨時便を出しているので、すでに氷点下となっていた御岳平で長時間待たされる事もなく、終わりよければすべて良し。ほんとうにすべてがうまくいった山納めとなって、いろいろ感謝しかない一日となりました。
 
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2018.12.31 (Mon)   快晴
千足 09:30- 高黒岩基部 10:45- 高黒山 11:40/12:10- 富士見台 12:20- 大岳山 13:05/13:15- 御嶽神社 14:25/14:35- 山頂駅 14:50
 

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