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2018.10.13

エンマゴヤ尾根を再訪する

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(エンマゴヤ尾根はまさかのシロヤシオの尾根)

一気に歩いてしまうと楽しみがなくなってしまうので、気になりつつもとって置きながらぼちぼち歩いているのが楢ノ木尾根の北面というか、小金沢の南斜面のあたり。今回(10/8)は11年前に一度歩いているけど、ほとんど記憶がなかったエンマゴヤ尾根(スバノ沢左岸尾根)を再訪してきました。

エンマゴヤ尾根は二年前に泣坂ノ頭北尾根を歩いた時、その植生にもしかしたらお隣の尾根も・・・とのスケベ心がわいてきて(笑)、それからいつか再訪しようと決めていたのです。

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(湖の水位が低く、深城の跡が見える)

今回もタクシーで小金沢公園に出てからのスタート。ふかしろ湖は水位が低く、かつての深城集落があった辺りが姿を現して懐かしくもあり淋しくもあり。まずは小金沢林道をてくてく行き、エンマゴヤ尾根の取り付けを目指します。

台風の影響かシンナシ沢もスバノ沢も荒れていたようで、でも林道上がスッキリ片付けられているのは電源開発のお陰でしょうか。久しぶりとなる小金沢の雰囲気を楽しみつつ、のんびり歩いて一時間ほどで尾根の取り付けに着きました。

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(シンナシ沢・荒れているのは台風の影響か?)

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(尾根が痩せると・・・)

取り付けは送電線の巡視路にもなっているので難なく取り付いて、ひたすらに登っていきます。送電塔を過ぎても藪はもうなく、尾根が少々急なぐらいで歩きやすいです。

じきに尾根が痩せてくるとイワウチワの葉が散見されるようになったので、やっぱりここもヒカゲツツジがいるのかな?と予想しつつ少し上がると、現れたのはなんとシロヤシオ!この辺りのこの標高で現れたのも意外でしたし、何より驚いたのがその意外な量。もちろんここより多いところはあまたあるけど、決してバカにできない量ですよ。

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(出てきたのはなんとシロヤシオ)

時期的に中低木のツツジが色づいても良い時期だけど、実際の色付きが良くないのはしょうがないですね。この夏ではむしろ良い方を期待できないというか。。。

周囲を探してもヒカゲが見あたらないのもまた意外で、お隣の尾根との差って何なんでしょうね。

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(尾根はのびやかな箇所があったり)

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(よじ登るような急斜面もある)

尾根が広がるとツツジは一旦消えますが、今度は歩きやすいのびやかな箇所に、よじ登るような急斜面を交えて、これがどうしてなかなか楽しい登りです。

やがて尾根が再び岩っぽくなるとシロヤシオがまた現れて驚く、といった具合。いやあここがこんなシロヤシオの尾根だったとは!昔とは見えているものが明らかに違うのがわかるし、なによりそれが嬉しいですね。

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(ほぼ横に延びているオノオレカンバの大木)

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(ミヤマママコナ)

ただちょっと残念だったのが予報が外れて、周囲がガスって雨が降り始めたこと。それでもたまには雨の中を歩くのも悪くはありません。

やがて周囲がカラマツ植林に変わると、泣坂ノタルから延びていると思われる明瞭な道を横切り、まもなく登山道の通る楢ノ木尾根に出ました。

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(カラマツが出てくると稜線は近い)

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(アブラツツジ)

登山道に出たら、雨ですし、あとはおとなしく上和田へ下るだけ・・・とお気楽に考えていたら、実は今回この下山がなかなかのクセモノ。

要は雨が降って周囲のガスが濃いのに登山道はずっ~と放置されているようで(笑)灌木が被り、道筋も案外わかりづらくて焦りました。

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(楢ノ木尾根はガス。道もわかりづらい。)

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(泣坂ノ頭~大峰の間が一番神経を使った)

それでも泣坂ノ頭までは尾根も痩せてるので判別もさほどの難なくできたのですが、問題は泣坂ノ頭と大峰の間の広尾根の辺り。

今はスズタケが枯れて落ち葉が深く、そもそも道筋がわかりづらいところなのに、台風の影響で枝葉が散乱しており、その道筋もほぼ判別できない状態。これってすでに登山道じゃないじゃん!(笑)ここは慎重に尾根筋をたどりました。

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(大峰権現はなんとか残っている状態)

そんな神経を使う箇所も大峰への登り返しに変わってようやく一安心。面倒見なされなくなってしまい、その状態を心配していた大峰の権現さまもなんとか残っていました。

大峰の権現さまに手を合わせてから先を行くも、大峰からの下りもガスと台風の影響で案外気が抜けず、最後の最後で道を外して尾根伝いに降りる形に・・・(笑)。なんとか上和田の集落に降り立ったのでした。

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(これは綺麗に色づいたシロヤシオ)

エンマゴヤ尾根も再訪してみれば想像以上に見どころがあって、シロヤシオの花期にもう一度訪れてみたいですね。ただし当たり外れの差が大きいシロなので、訪れるとしたら当たり年になるだろうけど。。。
 
・・・・・☆
   
◆ 2018.10.08 (Mon)   曇 後 雨
小金沢公園 07:35- 尾根取付 08:40- 楢ノ木尾根に上がる 11:55- 泣坂ノ頭 12:30/13:00- 大峰 13:20- 水無山 14:25- 上和田 15:35
 

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2018.10.06

秋の花を探しに、ある草原へ

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(ただただ広すぎて・・・)

またまた少々ご無沙汰しておりました。いや、山は今でも一応月二回ほどは歩いているんですよ。でもお彼岸の山行きが諸般の事情により表向きにできないので、ならばその前の週の某草原(バレバレですけどね・笑)のお話でもちょこっとしてみましょうか!と。

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こちらはいろいろな方からお話は聞いていたのですが、いざ入るとなるといろいろ手続きがあったり、当日も場所がわからなかったり(笑)、いろいろ迷ったりしながらやっとこ草原に来ることができて一安心。

でも実際来てみると本当に広くて広くて・・・途方に暮れそうで困ってしまいましたけど、とりあえずぼちぼち回ってみることにしてみると・・・

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(フシグロ)

適当に降りたところにいたのは初めましてなフシグロ。本当に小っちゃいお花ですけど、この形は明らかにマンテマの仲間。それだけでおおーって感じでテンション上がってたのは秘密です(笑)。調べてみると三国山稜辺りにもいらっしゃるとか。世附の山はまだ歩いてるけどあちらへは本当に上がってませんからねえ。

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(タチフウロ・色が濃い)

タチフウロも色が濃いのが印象的。8月の某草原も同じ感じだったんだけど、タチはいるのに見かけても不思議ではないカイフウロがまったくいないのは野焼きが関係しているのでしょうかね?

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この中から貴重になってしまったお目当てのお花を探り当てるなんて無理でしょ・・・って思ってしまいますよね?

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(ヤマトリカブト)

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(テンニンソウ)

以前なら夏の御坂の稜線で普通に見ていたテンニンソウのお花も何年ぶりだろう・・・。

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(フジアザミ)

ご当地のフジアザミはさすがの存在感。今はこの花を自生地でなかった日原辺りで見かけるのは、林道工事の土砂に紛れてやってきたから、らしいです。

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(先月歩いた草原が見える)

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(ハバヤマボクチ)

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(トモエシオガマ)

トモエシオガマもかつては南大菩薩の稜線では普通に見かけた花。個人的にシオガマといえばかつてはトモエでしたからね。今はハンカイシオガマになっちゃうけど。

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(キクアザミ)

キクアザミは初めましてのお花。総苞片が綺麗に重なっていて、アザミというよりトウヒレンの仲間ですけど、この端正さに惹かれました。

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(凄い雲だ!)

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草原を適当に探ってみるのはいろんな花がいて本当に楽しいんだけど、う~んお目当てのお花はなっかなかみつかりません、というか広すぎて途方に暮れていたというのが正直なところでしょう(笑)。

でもでもあるきっかけから「最後」と決めたこの草原は、今までと植生がちょっと違っててこれは・・・

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(マツムシソウ)

低山系のマツムシソウもお久しぶり!かつてはお盆過ぎると南大菩薩の草原はこの花で埋まってたんですよ。信じられへんでしょ?(笑)

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(オケラ)

オケラも御坂で見かけるのは背が低いので、こんな背の高いオケラははじめて!

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(まだいらっしゃいましたか)

かの草原にもいらっしゃったこの方もなんとか健在。

マツムシソウはいるし、足下にはある植物がたくさんいて、これはかつての某所に近い雰囲気!!もしかしたら・・・とひとり夢中で草原を彷徨ってると・・・

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(ヒメヒゴタイ)

見つけた瞬間絶叫した!(笑)。こんなの某所で放し飼いの紅い山シャクヤクを見かけた時以来かも。そこまで貴重なお花ではないけど、個人的にヒメヒゴタイは大好きな花だし、この花こそかつての南大菩薩を象徴する花だと思っているからね。しかも13年ぶりだし!!

でもこの状態は花ではなく蕾なんです。これが開花するとえええって感じでして・・・(笑)。こんなこと言っちゃいけないんだけど。

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(また参りますわん)

ということでキセキ的に初訪でお目当てのお花に逢えて、もう文句のつけようがない有り難い一日でした。ここはいろいろ調べてみると、いろいろありそうだし(笑)、なんかいろいろプランが上がってね、来年が本当に楽しみになりましたよ。

かねてよりいろいろご教授頂いたり、ご協力頂いた方々には本当に感謝です。ありがとうございました。
 

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