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2018.06.10

華やぐ表参道を登って金峰山へ

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(五丈石が近づいてきた!表参道上部より)

更新があいておりますが、表向きにできないだけで(笑)山はぼちぼち歩いております。とはいえ今年の暖かさにはいろいろと困ってしまいますね。

ということで先週末(06/03)は予定を変更して、今年ならバッチリだろうと予想した金峰山の表参道を二年半ぶりに歩いてきました。

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(コミヤマカタバミ)

表参道とはいえ、麓の金櫻神社から猫坂越えて・・・な訳はなく(笑)、この週より始まった大弛峠行きのバスでアコウ平に出てからのスタート。ここで標高1900mと労せずして本年度最高所に上がっているわけで、そうなるといきなりコミヤマカタバミやシロバナノヘビイチゴが咲いていて、なんか少々申し訳ない気分で歩き始めます。

ただ気になったのはアコウ平にあった「金峰山」の道標が外されていたこと。そして軌道跡の水平道へ降りる箇所が倒木で少々わかりづらくなっていたこと。まぁ慣れている人なら問題ないレベルですけど、すでにこのコースに入ること自体「招かざる客」化しているのかしらん・・・。

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(荒川徒渉点)

じきに降り立つ荒川不動尊のあった徒渉点の雰囲気はいつ訪れても素敵なところ。対岸の草地なんかテントを張って、清流をぼーっと眺めながらのんびり過ごしたくなるような場所です。

ただ飛び石で徒渉できるポイントは一箇所のみですので、よーく観察されてください。ここは相変わらず徒渉にまごつかれている人が多いので。

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(御室小屋跡)

徒渉してからも道は少々不明瞭気味な感じでしたが、水晶峠からの道が合わさる刈合平に出ると、ここからは登拝路として最低限の整備がされているようで、後は問題ない感じです。

刈合平からひと登りすると御室小屋跡に。倒壊した小屋はすでに片付けられており、スッキリしていました。奥のお宮があったとおぼしき場所に参拝をして気を引き締めたら、先を行きます。

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(アズマシャクナゲはすでに満開)

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(アカバナヒメイワカガミ)

道はここから岩尾根に上がり、尾根上を行くようになるのですが、そうなればもちろん出てくるのはアズマシャクナゲとイワカガミ。すでにこの辺りで盛りだったのは予想通り。

ただシャクナゲの花つき自体はまぁまぁといった感じではないでしょうか?それでもこの辺りはシャクナゲの木ばかりなので、黒木が多う仄暗い尾根上に花が咲く様子は、それでも壮観なのです。

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(鶏冠の上に上がってみました)

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(片手廻しと五丈石はまだまだ上だ)

今回は時間に余裕があるので、登れる岩はみんな登ってみましょう!ということで鶏冠の岩頭にも上がってみました。ここは上がること自体は簡単ですけど、尾根上の移動が少々厄介かも。

岩頭より下手には富士が、振り返って上手には大仏のようにも見える片手廻しと山頂の五丈石が望めます。そしてまわりの御堂川流域の急峻な枝尾根にも奇岩が多く、これは丸腰だとどこまで歩けるのかしらん?と興味津々です。

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(このあたりが一番綺麗でした)

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(ひたすらに急登が続きます)

岩から降りて登山道に戻れば、道は急登が続くものの満開のシャクナゲが続く、まさにシャクナゲトレイル。コレ、大当たりの年に当たったら凄いだろうね。

もし大当たりの年だったら、喜んで大藪こぎますよー。冗談抜きで。

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(道は片手廻しの裏側に出る)

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(ここまで来ると咲き始めの木も多い)

今回は歩き出しが遅かったので、片手廻しの肩のスラブでランチになりました。

目の前に聳える富士を、そして足下の鶏冠や御堂川を見下ろしていると、もうなんべんも言ってるけど「お山の大将、お猿さん」になれた気分です。こういうのは単純に好きですね。要は自分が単純なんでしょうけど(笑)。

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(ヒメイチゲ)

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(上部の森林限界では低木化しているせいか花は盛りを過ぎていた)

なおも続くシャクナゲトレイルも徐々に咲き始めの花や蕾を見るようになって、標高をかなり上げていることがわかります。森林限界に出る直前に現れたヒメイチゲに狂喜。いや決して珍しい花ではないんですけど久しぶりだったもので。。。

そして森林限界に出ると、あとは目の前に聳える五丈石を目指すのみ。でもここにも低木化したアズマシャクナゲが結構いらっしゃる。標高は高いながらも低木化しているせいか、花はすでに盛りを過ぎていましたけど。

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(山頂より五丈石)

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(キバナシャクナゲ!満開でした)

やがて山頂に着いたら、まずは一礼して五丈石に登り、それから山頂へ。でも今回嬉しかったのが山頂周辺のキバナシャクナゲが満開だったこと。そうか、このタイミングで訪れればアズマとキバナが楽しめるのか!と。

でも訪れるハイカーで気にする人は悲しくなるぐらいに少ない。。。奥秩父でキバナシャクナゲが唯一見られる山なのにねえ。

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(ミネズオウ)

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(瑞牆・裏瑞牆を侍らす小川山の雄姿よ)

山頂はさすがに2600m近い高山帯です、他にも山頂周辺にはミネズオウやコメバツガザクラ、そしてミネザクラもかなり久しぶりでこれにも狂喜してしまいました。まあありふれてる花ではあるんですけど(笑)。

そんなわけで五丈石に登った後はとっとと大弛へのつもりが、ここで想定外の撮影大会。曇ってしまったのは残念でしたけど、ホクホクですよー。

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(コメバツガザクラ)

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(ミネザクラ)

大弛への帰り道は人が多そう・・・と思ったら、まだシーズンはじめのせいかなのか?ハイカーが少なくて快適に歩けたのは意外と言えば意外。

一部道が荒れているせいか、道が付け替えられていた箇所がありました。ただ付け替えられた新しい道は雨が降るとドロドロになりそうだから、旧道歩いちゃう人も多そうな予感がします。。。

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(朝日岳より、歩いてきた稜線を振り返る)

初訪の折よりこの時期に・・・と決めていた表参道は想像以上に楽しい道でした。確かに万人向けではないけれど、この時期は特に、大弛往復や大弛~みずがき山荘縦走より遙かに楽しいはず。歴史を感じられる古道の魅力は伊達じゃないですよ。

今回歩いたら別のプランも浮かんで、いろいろ楽しみも増えました。バスの時間が時間なので制約は厳しいけど、金峰南面は本当に楽しい!数年前まで「深田百名山」という色眼鏡でしか見ていなかった金峰山のことを、自分が好きになったのはこの山域のお陰なのですから。
 
・・・・・☆
  
◆ 2018.06.03 (Sun)   晴 時々 曇
塩山 08:30→ アコウ平 09:50- 荒川徒渉点 10:15/10:30- 御室小屋跡 10:55- 片手廻し 11:45/12:00- 金峰山 13:15/14:00- 朝日岳 14:40- 大弛峠 15:25
 

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