« 初冬の長峰をのんびり下る | トップページ | 八丁池を繞る歩道をくまなく歩く »

2018.01.02

弁天杉に逢いに東丹沢へ

B180102a
(弁天沢右岸尾根中腹のひとコマ)
 
 
あけましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。
 
 
・・・・・☆
 
昨年の山納めは、おおよそ10年前に近くまで行きながら逢えなかった(本当に!)弁天杉に逢いに行く山行き。塩水橋を起点に、当時とは逆の弁天沢左岸尾根(円山木ノ頭南東尾根)~本間ノ頭南東尾根のコースで周回してきました。
 
B180102b
(林道からでも弁天杉の姿は突出して見える)

もう真冬だし、コースがコースなので比較的遅めに行ったら、塩水橋の駐車スペースがほぼ埋まりかけててさすがに年末の感じ。塩水川の林道を歩くのもおおよそ10年ぶりで、ほぼ記憶がない状態でとても新鮮な気持ちで歩けます。

林道を小一時間程歩くと弁天沢の出合で、対岸の弁天沢の右岸尾根には周囲の木々とは明らかに違う弁天杉の姿がすでに見えてます。今回はここで塩水川を徒渉して、はやくも尾根に取り付きました。

B180102c
(やうやくお目にかかれました!)

案内人のお導きもあって、登りだしから小一時間程で弁天杉に到着。こうやって行けば良かったのですね(笑)。

そして間近だとやはり大きい!おそらく4抱え以上=7mは超えていると思う。植林帯の際にあるので全体をカメラに収められないけど、このクラスになると重ねてきた年月の多さゆえに独特の威容感があって、ようやくお目にかかれて感慨もひとしおでした。

B180102d
(モミ・ツガの巨木が散見されて見事な林だ)

とはいえ山歩きとしてはまだまだ始まったばかり。これから本格的な登りの始まりで、植林帯を抜けてからがこの尾根の楽しみの始まりでもあったりします。

周囲にモミにツガ、そしてスギの大木が散見される自然林は、丹沢のこの標高なら比較的見られる光景ですけど、この尾根はそのレベルがちょっと違いますね!もうここでもなんべんも言ってるけど(笑)、良い尾根は一度登りにとらないとその真価がわからない、という至極当たり前のことを改めて痛感してしまう素晴らしさ。

B180102e
(上がるにつれブナが混ざりだし・・・)

B180102f
(いかにも東丹沢的光景)

そんな木々を愛でながら登っていくと徐々にブナが混ざりだし、やがて黒木はなくなって丹沢らしいブナ・イヌブナ林に変わります。尾根は相変わらず急だけど明るく、そしてランチ場豊富でルンルン気分で歩けるところ。

そして再訪で気がついたのは、このあたりは二次林なんですね。別に二次林が悪いわけではなく、だからこそブナの樹勢がまだしっかりしているのでした。個人的に丹沢稜線のブナ自然林(これとて厳密に言えば二次林でしょう)はおしなべて樹勢が弱く、かなり危機的状況だと思っていますので。。。

B180102g
(縦走路より白馬尾根と蛭ヶ岳)

B180102h
(縦走路は改修が進んでいる)

いろいろあってランチは円山木ノ頭の山頂でした。小屋泊まりの人が多いのかな?通過するハイカーが想像以上に多い印象です。

ランチを終えたら東の本間ノ頭へ。道中、登山道の階段の整備が進んでいて驚きました。階段にするのは人の多さを考えると仕方ないけど、この階段って雪に埋もれると本当に怖いんですよ。下手すると足を骨折しかねない。

B180102i
(本間ノ頭南東尾根・上部はお隣の尾根と同じ感じ)

B180102o
(このブナは何となく覚えていた)

本間ノ頭で少し休んだら、少し下って南東尾根の下降に取りかかります。この尾根も上部はお隣の尾根と同じ感じですけど、尾根が広がったところで植林帯が出てきてしまうのがなんとも惜しい。

でも↑↑このブナの巨樹は樹勢もまだあるし、なにより二股に分かれた枝振りが素晴らしいですね。このブナを綺麗に収めるなら朝になっちゃうのかなあ。。。

B180102k
(引っこ抜かれた理由は??)

B180102l
(ひたすらに急降下が続く)

南東尾根の下降で一番のポイントと予想していた990m圏~960m圏の微妙な分岐も鹿柵が良い目印になってて一安心。あとは植林下の急降下がひたすらに続きます。

そんな急降下が741m峰手前の鞍部まで続いて、ここまで来ればあと少し。日が傾くとどこかせつなくなるけど、その感じがまた味わいでもあったりして、要は冬の山歩きの楽しみの一つなんですね。

B180102m
(このアカガシも覚えてました)

B180102n
(塩水山神)

741m峰附近からは作業道も現れて、もう安心だー、なーんてお気楽に思っていたら最後の最後で結構な難関に阻まれて(笑)、それをかいくぐったすぐ下が塩水山神でした。

ここで山神さまに道中の無事と、一年の無事を感謝。そして塩水橋へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.12.29 (Fri)   晴
塩水橋 07:50- 弁天沢出合 08:40- 弁天杉 09:20/09:35- 円山木ノ頭 12:05/12:40- 本間ノ頭 13:15- 741m峰 14:40- 塩水橋 15:45
 

|

« 初冬の長峰をのんびり下る | トップページ | 八丁池を繞る歩道をくまなく歩く »

【前道志・道志・丹沢】」カテゴリの記事

コメント

AKIOさん、

今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m
東の方は近いけど足の都合で遠いところ。めったに行けないので心残りだったところに行ってみました。でも想像以上に楽しめました。

あの階段、自分は蛭ヶ岳周辺で見かけたのが最初だったかなあ。まぁああするのは適切ではあるんですけど、前に雪の時に降りたら足場がわからず、本当に怖かったですから。とはいえコレで事故・遭難という話は聞いていないので、まぁ大丈夫なのでしょうけど(笑)。

投稿: komado | 2018.01.03 10:49

Komadoさん、こんばんは。今年もよろしくお願いします。

この二つを組み合わせて歩くのは小生も大好きです。どちらを上りに取っても難易度も時間もそれほど変わらないし、楽しめますね。

丹沢では、登山道に構造階段を設置する補修工事が主要登山道のいろいろな場所で実施されているよう
です。先日も白石峠〜モロクボ沢ノ頭で工事中でした。

投稿: AKIO | 2018.01.02 20:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15040/66228944

この記事へのトラックバック一覧です: 弁天杉に逢いに東丹沢へ:

« 初冬の長峰をのんびり下る | トップページ | 八丁池を繞る歩道をくまなく歩く »