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2018.01.10

八丁池を繞る歩道をくまなく歩く

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(八丁池・全面結氷していた)

今年の初歩きはめずらしくプチ遠出で半年ぶりとなる天城方面。半年前に歩いてその林相が気になっていた八丁池西側の昭和の森を繞る未踏の歩道をくまなく歩いてきました。

半年前はシャクナゲの花期とあってハイカーで混雑していた修善寺からのバスも、今回は客がなんと自分一人だけという閑散ぶり。まさかここまで少ないとは想像してなかったけど、どうやら静かに歩けそうでちょっとわくわく。

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(下り八丁池歩道・ブナとヒメシャラの林)

水生地下のバス停から歩き出し、まずは本谷林道をてくてく。下り御幸歩道の起点から山道に入ります。

のっけは植林下の淡々とした道でしたが、枯れたスズタケが残っていて、かつてはスズがこの辺りの山肌を覆っていたのでしょうね。

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(ブナの巨樹二本)

30分程で下り八丁池歩道との分岐に出たら、ここからは下り八丁池歩道を行きます。そしてここからがお目当てのブナ・ヒメシャラ自然林のはじまり。

時折見かける巨樹ももちろん見事ですけど、茶色いヒメシャラの木が混ざった林の様子はやっぱり新鮮です。ヒメシャラは枝先まで茶色いので、ヒメシャラの木が多い箇所の林冠が赤くなっていたのが印象的でした。

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(ここも見事でした)

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(この巨樹は樹勢がしっかりしていた)

静かで美しい林に次々と現れる木々を愛でながら歩くのは本当に楽しいです。道も落ち葉でふかふかで気持ちいい、というか、これ初心者だと道を追うのが難しいのでは?というレベルでしたので、慣れてない人は要注意かも。

天城もご多分に漏れずシカが増えているようですが、ブナの樹勢は丹沢辺りと比べるとまだまだしっかりしていてホッとします。自分の印象としては10年くらい前の世附の山のような感じ。ただこの感じが維持できるかは??ですけど。。。

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(この道下れば・・・)

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(全面結氷した八丁池)

そんな素敵な林からパッと八丁池に飛び出すのもコース的に良いですね。しかも驚いたことに池が全面結氷していて狂喜してしまいました。そして湖面に雪がうっすら乗った池の様子はちょっと神秘的。

湖畔も先客さんが二人だけと静かで、半年前とはまた違う姿を見られたのが今回の山行き最大の収穫だったかも知れません。

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(アセビの蕾が凄い)

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(下り御幸歩道のひとコマ)

池の畔で軽くランチをとったら、早くも?下山??でお次は下り御幸歩道をその名の通りに下ります(笑)。

この道も素敵な林が続いて楽しい道でしたが、さすがに下りだとあっという間。30分程で朝来た下り八丁池歩道との分岐に降り立ちました。

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(この辺りも素敵だ)

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(本谷歩道・伐採地から展望を楽しめる)

分岐から朝来た道を戻るのではなく、南の本谷歩道へ。こちらは山腹を巻く道で、東京都の水源林巡視路のような道です。林相は道から下が植林、上がブナ自然林。自然と山側を見上げながらの歩きになってしまいます。

しかも途中には伐採跡まであって、駿河湾や南アルプスの展望まで楽しめたのはラッキーでした。そもそもコース的に展望とは無縁と思いこんでましたからねえ。

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(本谷歩道の山側のブナ林が見事だった)

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(水生地歩道との分岐)

そんな楽しい道のりも南の主稜線の日陰に入ると、まもなく水生地歩道との分岐に出てお終い。まだ先を歩きたい気持ちを抑えて、今回のところは未踏の水生地歩道を下ります。

水生地歩道は本谷歩道よりも下の道なので基本植林の道でしたが、道に沿うというか道から見下ろす本谷が滝も多く、意外と面白そうかも。

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(水生地歩道はほぼ植林)

結局バス停に戻ったのは14時過ぎと結果ショートコースになってしまったものの、美しい林に、思いもかけず結氷した八丁池も見られて、佳い山歩きができました。

でもこの山域は林が美しいからこそ、10年前には訪れておくべきだったという後悔が頭をもたげるのはしょうがないのかも。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2018.01.07 (Sun)   晴 時々 曇
修善寺駅 08:15→ 水生地下BS 08:55/09:10- 下り御幸歩道起終点 09:40- 下り八丁池歩道分岐 10:15- 八丁池 11:30/12:00- 下り八丁池歩道分岐 12:30- 水生地歩道分岐 13:15- 水生地下BS 14:05
 

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2018.01.02

弁天杉に逢いに東丹沢へ

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(弁天沢右岸尾根中腹のひとコマ)
 
 
あけましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。
 
 
・・・・・☆
 
昨年の山納めは、おおよそ10年前に近くまで行きながら逢えなかった(本当に!)弁天杉に逢いに行く山行き。塩水橋を起点に、当時とは逆の弁天沢左岸尾根(円山木ノ頭南東尾根)~本間ノ頭南東尾根のコースで周回してきました。
 
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(林道からでも弁天杉の姿は突出して見える)

もう真冬だし、コースがコースなので比較的遅めに行ったら、塩水橋の駐車スペースがほぼ埋まりかけててさすがに年末の感じ。塩水川の林道を歩くのもおおよそ10年ぶりで、ほぼ記憶がない状態でとても新鮮な気持ちで歩けます。

林道を小一時間程歩くと弁天沢の出合で、対岸の弁天沢の右岸尾根には周囲の木々とは明らかに違う弁天杉の姿がすでに見えてます。今回はここで塩水川を徒渉して、はやくも尾根に取り付きました。

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(やうやくお目にかかれました!)

案内人のお導きもあって、登りだしから小一時間程で弁天杉に到着。こうやって行けば良かったのですね(笑)。

そして間近だとやはり大きい!おそらく4抱え以上=7mは超えていると思う。植林帯の際にあるので全体をカメラに収められないけど、このクラスになると重ねてきた年月の多さゆえに独特の威容感があって、ようやくお目にかかれて感慨もひとしおでした。

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(モミ・ツガの巨木が散見されて見事な林だ)

とはいえ山歩きとしてはまだまだ始まったばかり。これから本格的な登りの始まりで、植林帯を抜けてからがこの尾根の楽しみの始まりでもあったりします。

周囲にモミにツガ、そしてスギの大木が散見される自然林は、丹沢のこの標高なら比較的見られる光景ですけど、この尾根はそのレベルがちょっと違いますね!もうここでもなんべんも言ってるけど(笑)、良い尾根は一度登りにとらないとその真価がわからない、という至極当たり前のことを改めて痛感してしまう素晴らしさ。

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(上がるにつれブナが混ざりだし・・・)

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(いかにも東丹沢的光景)

そんな木々を愛でながら登っていくと徐々にブナが混ざりだし、やがて黒木はなくなって丹沢らしいブナ・イヌブナ林に変わります。尾根は相変わらず急だけど明るく、そしてランチ場豊富でルンルン気分で歩けるところ。

そして再訪で気がついたのは、このあたりは二次林なんですね。別に二次林が悪いわけではなく、だからこそブナの樹勢がまだしっかりしているのでした。個人的に丹沢稜線のブナ自然林(これとて厳密に言えば二次林でしょう)はおしなべて樹勢が弱く、かなり危機的状況だと思っていますので。。。

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(縦走路より白馬尾根と蛭ヶ岳)

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(縦走路は改修が進んでいる)

いろいろあってランチは円山木ノ頭の山頂でした。小屋泊まりの人が多いのかな?通過するハイカーが想像以上に多い印象です。

ランチを終えたら東の本間ノ頭へ。道中、登山道の階段の整備が進んでいて驚きました。階段にするのは人の多さを考えると仕方ないけど、この階段って雪に埋もれると本当に怖いんですよ。下手すると足を骨折しかねない。

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(本間ノ頭南東尾根・上部はお隣の尾根と同じ感じ)

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(このブナは何となく覚えていた)

本間ノ頭で少し休んだら、少し下って南東尾根の下降に取りかかります。この尾根も上部はお隣の尾根と同じ感じですけど、尾根が広がったところで植林帯が出てきてしまうのがなんとも惜しい。

でも↑↑このブナの巨樹は樹勢もまだあるし、なにより二股に分かれた枝振りが素晴らしいですね。このブナを綺麗に収めるなら朝になっちゃうのかなあ。。。

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(引っこ抜かれた理由は??)

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(ひたすらに急降下が続く)

南東尾根の下降で一番のポイントと予想していた990m圏~960m圏の微妙な分岐も鹿柵が良い目印になってて一安心。あとは植林下の急降下がひたすらに続きます。

そんな急降下が741m峰手前の鞍部まで続いて、ここまで来ればあと少し。日が傾くとどこかせつなくなるけど、その感じがまた味わいでもあったりして、要は冬の山歩きの楽しみの一つなんですね。

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(このアカガシも覚えてました)

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(塩水山神)

741m峰附近からは作業道も現れて、もう安心だー、なーんてお気楽に思っていたら最後の最後で結構な難関に阻まれて(笑)、それをかいくぐったすぐ下が塩水山神でした。

ここで山神さまに道中の無事と、一年の無事を感謝。そして塩水橋へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.12.29 (Fri)   晴
塩水橋 07:50- 弁天沢出合 08:40- 弁天杉 09:20/09:35- 円山木ノ頭 12:05/12:40- 本間ノ頭 13:15- 741m峰 14:40- 塩水橋 15:45
 

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