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2017.05.13

熊倉山のアカヤシオ、今年は・・・?

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(アカヤシオ・宗屋敷尾根上部で見頃でした)

歩いたのは5/5なのに更新が遅れに遅れて申し訳ございません。去年が想定外の当たり年だったせいか今年の花付きは?だったので、まぁ良いのではないでしょうか(笑)。

ということでGW後半は恒例の熊倉山へアカヤシオのお花見で、恒例の宗屋敷尾根~聖尾根のコースを歩いてきました。

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(宗屋敷尾根1003m峰)

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(1003m峰を過ぎてもまだ咲いた花が多い)

今年はお花もそれなりなので、のんびり一番のレッドアローからのタクシーで宗屋敷尾根の取付に出て(¥3340)スタート。天気は下り坂の予報ながらも朝から快晴で、のっけの植林帯の急登も気分よくすいすいいけます。

今年は久しぶりに涼しいというか二昔前ぐらいの季節の進み方で、1003m峰はお花が終わっていたというより、おそらくお花が少なかったのではないでしょうか?でも足下のイワウチワはまだまだ健在。そこからひと登りすればもう満開のアカヤシオが見られて、しかもそれなりに量もあるのには正直ホッとしましたよ。

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(1284m峰への登りしな・淡い新緑)

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(イワウチワ・満開)

とはいえ、今年の特徴は花付きの良いのとほとんど咲いていない木の落差が大きい感じですね。そして1284m峰附近が満開寸前の一番良い状態でした。この辺りで綺麗な状態のお花を見たのは久しぶりですよ(笑)。

1284m峰から1370m圏の岩コブに上がり、ギャップに降りると、そこから蕾も目立ってきたのは意外ではありました。もうちょっと進んでいるだろうという踏んでいましたから。。。

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(坊主山・小黒・大黒<酉谷山>を望む)

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(シラカケ岩より)

ということでシラカケ岩からの今年の定点は↑↑こんな感じ。

ぱっと見想像以上にピンクに染まっていたことに驚きましたけど、おそらくあの辺りの花付きが良いのでしょう。ただ全般的にはほとんど花のついてない木も多く、均すと例年より少々少なめといった感じでしょう。そうそう今年は後からハイカーさんがやってきたのにもビックリでした。本当に珍しい!!

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(稜線はまだ蕾も多い)

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(三門の広場)

シラカケ岩に着いた頃から予報通り曇ってきたので、軽くランチを取って少し休んだら崩れる前にとっとと下山することにしました。熊倉山までの稜線もまだまだ蕾が多く、先週末の段階ならまだまだ楽しめる所でしたが、更新が遅れてスミマセン。。。

そんな塩梅なので↑↑の三門の広場も周囲は芽吹き始めたばかりの感じ。このタイミングで来たのも久しぶりでした。

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(ちょうど見頃のタイミングで花が綺麗だ)

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(1307m峰直下のテラスより)

聖尾根1307m峰附近も花は満開で良い状態でしたけど、やはりこちらも少々淋しいですね。

去年当たらなければ今年は十数年ぶりとなる木の花の当たり年になると踏んでいただけに、自然相手とは言えちょっとだけ残念かも。。。しばらくは当たりの周期がズレた事による変化を楽しむ事にしましょうか。

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(ヒカゲツツジ・例年並みに咲いてました)

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(大岩を巻くトラバースの辺り)

久しぶりにちょっと早い時期に歩いたので聖尾根の下りではイワウチワやカタクリがたくさん咲いていて、芽吹きの雑木林を合わせてとても楽しい道のり。

おかげでアップダウンも軽快にこなして、スムーズに聖山(725m峰)に着いてしまいました。

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(聖山より・・中央やや右より奥の▲が熊倉山)

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(聖山より下ではヤマツツジも咲き始めた)

山頂の岩コブから下ってきた尾根をしばし眺めて一息ついたら、あとは三峰口駅へ下るだけ。とはいえレンプクソウは先月の大持山で十二分に堪能したので、今回は三年ぶりになおも尾根伝いに下ることにしました。

わかっちゃいたけど、聖山からの下りが相変わらず急でなかなかしんどい。でもそんなところに限ってフデリンドウがこれまたたくさん咲いていて・・・困るんですよ(笑)。

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(新緑見事な△622.7mへの下りしな)

下るにつて雑木林の緑は濃くなり、そしてヤマツツジも見られるようになり、あの急降下さえなければこちらも悪くないんだけどねえ・・・と思ったりもしながら三峰口へ向かったのでした。

さて今年のアカヤシオは以上のようにそれなりに見られましたけど、次のシロヤシオはおそらく壊滅的ではないのかなあと予想しております。実際はどうなるでしょう。。。
  
・・・・・☆
 
さて・・・最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコース(登山においてGPSを利用する際も、ごく基本的な地形判断スキルのあることが前提のはず)であって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山です(現在、宗屋敷尾根の取付に行方不明者に関する情報を求めている掲示があります)。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。

2016年 【2016.04.30】
2015年 【2015.05.03】
2014年 【2014.05.03】
2013年 【2013.04.28】
2012年 【2012.05.13】
2011年 【2011.05.08】
2010年 【2010.05.04】
2009年 【2009.04.29】
2008年 【2008.05.04】
2007年 【2007.05.05】
2006年 【2006.05.03】
2005年 【2005.04.30】
2004年 【2004.04.25】
 
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2017.05.05 (Fri)   晴 一時 曇
宗屋敷尾根取付 08:00- 1003m峰 09:10/09:20- 1284m峰 10:05- シラカケ岩 11:00/11:25- 熊倉山 11:50/11:55- 1307m峰 12:15- 1165m峰 12:50- 聖山(725m峰)13:50/14:00- △622.7m 14:35- 三峰口駅 15:05
 

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2017.05.04

久しぶりに菰釣沢・イデン沢の懐へ

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(菰釣沢<イデン沢>の大ケヤキ)

二月に久しぶりに世附(川流域の)の山に入って、改めて世附の山の佳さを再認識したら、次に行くのはやはり菰釣沢(イデン沢)のふところの美林帯でしょう!

ということでGW前半の日曜(04/30)は西沢から菰釣山に上がり、シキリ尾根を下降。途中で横切る城ヶ尾歩道を西へ辿って、大ケヤキに再会。それからなおも西へ行き大栂に登り返して菰釣山に戻るコースを組んで歩いてきました。

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(菰釣山より)

西沢から歩くのは丸二年ぶり、そして林道ゲートから歩くのはもっと久しぶりの事。ここからの歩き出しだと申し訳ないぐらいに菰釣が近いですね。この二年の間に林道は改修されるし、登山道の方もブナ沢から直接入る所にも道標が設置されていました。

ブナ沢に入るとお花もぼちぼち。ハナネコノメは終わりでしたが、ニッコウネコノメソウにおそらくニリンソウの代わりであろうツルシロカネソウも咲き始めていて、通い慣れた道なれど少々新鮮でした。

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(シキリ尾根・ブナが美しい)

着いた菰釣山は結構な人出で、それでも富士の展望を楽しみつつ少々休憩。それからシキリ尾根の下降に移ります。

シキリ尾根は4年ぶり。かの西丹沢の地図で紹介されて以降は初めてなので様子が気になっていましたが、場所が場所ゆえにそのあたりのお節介はなく(笑)、むしろスズタケがより枯れてかなりスッキリしたという印象。

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(マメザクラ・見頃でした)

そして今回歩いて驚いたのが、マメザクラの多さ。もちろん丹沢だから不思議ではないんですけど、自分が世附を歩くのって紅葉から翌4月頭までか5月の中以降で、実はその間の時期に歩いたことがなかったのでした。

そんなマメザクラとミツバツツジがささやかに尾根を彩り、下るにつれてブナが芽吹き、新緑になって行く様子もこれまた新鮮で良かったです。

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(ずんずん下っていきます)

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(この辺りの標高でブナの芽吹き)

ただ以前から何度も言っていますけど、ブナの樹勢が年々に弱くなっているのが気がかりではあります。おそらくブナハバチの影響でしょうが、雰囲気的には主稜線など東の辺りとさほど変わらなくなっている感じするなあ。。。

そんなことを思いながら下っていくとあっさり城ヶ尾歩道が横切る箇所に着いてました。横切る箇所と書いてますけど、それを見る目がないと判断できないレベルですので悪しからず。

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(フデリンドウ)

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(城ヶ尾歩道・この辺りは明瞭だが)

さてこちら側の城ヶ尾歩道は調べてみたらなんと6年半ぶり。歩道の状況が気になってましたが、最初のザレ場はまだ通過できたものの、次のザレ場は崩落が進んでおり、ここは高巻きました。

歩ける箇所でも以前よりも道が不明瞭になっているのは、おそらくスズタケが枯れて地表面の流出が続いている影響かと思われます。

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(ヤマウツボ・見かけたのは5年ぶりか)

この日一番嬉しかったのが↑↑このヤマウツボ。おそらく5年以上見てなかったと思います。特段珍しいお花ではないのですが、日原ではよく見かけてたお花でしたからねえ。。。

そして枝尾根を乗り越し、菰釣沢の枝沢へ降りる箇所も道形はほぼ消えかけていました。

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(城ヶ尾歩道は以前より道形が薄くなっていた)

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(これも4mちょいの立派なケヤキ)

そんな途中で見かけたのが↑↑この立派なケヤキ。4mちょいでしょうか。これでも立派な巨樹だけど、本命ではないのです。

もう近いのはわかっていたのでそこからドキドキしながらひと下りすると・・・いましたいました!

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(ツルシロカネソウも咲き始めた)

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(大ケヤキ・お久しぶりでした)

周囲には立派なケヤキがまだまだいる上に、この大ケヤキ自体が端正すぎることもあって、見る目がないと見逃すかも(笑)。でも近づけば5m超ストレートの立派な巨樹。

下部のあがりこが完全無欠のスタイルを誇る大ケヤキのチャームポイントかも知れませんね。

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(ニッコウネコノメソウ)

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(菰釣沢を横切ります)

枝沢に降りたら、ここから城ヶ尾歩道と分かれて枝沢を下ったのですが、菰釣沢の本谷の直前に滝があって(完全に忘れていた)、結局ここは高巻いて本谷に降り立ちました。

予定ではここから再び城ヶ尾歩道を辿るつもりも、のんびりしすぎてしまったためそれはカットして、北東尾根を直接大栂へ登り返すことに。

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(この緩斜面を上がり)

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(対岸の新緑の見事さよ!)

北東尾根下部は尾根が広いので、周囲の新緑を楽しみながら登れます。

とくに沢沿いの芽吹き・新緑が最高潮。この日一番緑の美しかったところで、今の時期新緑を楽しむには沢も交えた方がより堪能できますね!

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(大栂北東の枝尾根を登ります)

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(大栂より・バックは菰釣山)

北東尾根を登っている最中に対岸にヤマザクラのカタマリが見えたとき、そおいや今の今までヤマザクラをほとんど目にしてなかったことに気がつきました。やはり丹沢はマメザクラがメインの山域なんだなぁ・・・と。

小一時間登ってようやく大栂に上がっても、まだ行き先に聳える菰釣山まで行かなければいけません(笑)。

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(スズタケが減りましたねえ)

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(S字ブナもとうとう枯れてしまった・・・)

とはいえ標高差は100mちょいしかなく、実際は見た目ほどでなない道のり。

こちらもスズタケの枯死がすすんで、ずいぶんスッキリしました!もはや上部以外は藪をこぐ作業も不要な状態です。

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(菰釣山に戻りました)

ということで40分ほどで菰釣山に戻ったら、ぼんやり薄くなってしまった富士に挨拶して、西沢へ降りたのでした。

世附の山は相変わらず静か。いい山なのに相変わらず人がいないのはこの時期特に有り難いことですね(笑)。さて、次はどこへ行きましょうかねえ。。。
   
・・・・・☆
 
◆ 2017.04.30 (Sun)   快晴
西沢林道ゲート 08:00→ ブナ沢乗越 08:40/08:50- 菰釣山 09:25/09:40- 城ヶ尾歩道分岐 11:15- 大ケヤキ 12:15/13:30- 菰釣沢<イデン沢>本谷 13:55- 大栂 14:50/15:10- 菰釣山 15:50/16:00- 西沢林道ゲート 16:45
 

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