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2015.12.23

黒岳から、久しぶりに日尻山を訪ねる

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(東ノ沢 西ノ沢中間尾根・上部のミズナラ林)

やれやれ・・・いろいろ予定が合わず山行きがひと月以上もあいてしまいました。その間に紅葉は過ぎ去り、はや18きっぷのシーズン。ということで土曜(12/19)は御坂の未踏の尾根を絡めて、黒岳から久しぶりに日尻山へ縦走してきました。

今回は石和周りで三ツ峠入口に出てからのスタート・・・そう甲府~吉田(富士山駅)のバスがいつのまにか石和温泉駅に入るようになったのでやってみたのでした。ちなみに427M(石和発07:36)で07:35発の富士山駅行きバスと接続をとっているようですが、もちろん保証はしませんヨ(笑)。あとこのバスはバイパス経由なので檜峰神社前や十郎橋は通過します。

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(今年はあっさりシモバシラに逢えた)

ということで雲一つない空もこの時期になると少々寒く感じる季節になってしまいましたけど、久しぶりの山歩きという事で気分は上々。板取沢の道を少し行ったところから、まずは東ノ沢と西ノ沢の中間尾根に取り付きました。

のっけはヒノキアカマツの植林が続きますが、なんと早々にシモバシラを発見。おそらくコウシンヤマハッカかカメバヒキオコシのでしょうけど、幸先良いですネ。

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(中間尾根下部はアカマツ植林が続く)

ひと登りしたところにある1268m峰は植林の中の中間点という感じでほぼ素通り。ただ尾根は想像よりもスッキリしていて、藪も被らず普通に歩けます。

とはいえスッキリ歩けるのは良いけど些か単調な感じは拭えません。でもそれも長くは続かず、じきに植林を抜けるとなんとその先には美しいミズナラの林が広がっていました。

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(植林を抜けるとミズナラの美林帯が現れた)

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(御坂らしく、富士をバックに)

通い慣れた御坂峠みちの様子から予想できたとは言え、やはりこういう美林帯に出くわすのは嬉しいですねえ!行程的に余裕があるので色々寄り道してみると・・・際限なくなりますよ(笑)。

林の美しさもさることながら、振り返ると富士が控えているのはさすがに御坂の山。そして見上げれば、青い空と冬木立のコントラストが見事です。

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(露岩が現れると主稜線への急登が始まる)

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(何か曰くありげ??)

そんな美林を愛でつつ登っていると、やがて露岩が現れ、尾根も急になってそろそろ稜線近しの雰囲気。

地形図通りのなかなかしんどい箇所ですが、ミヤコザサの緑が眩しい斜面には巨岩が点在していて、またまた寄り道してしまいます。。。(笑)

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(主稜線に出ました・黒岳へ向かいます)

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(黒岳展望台より主稜線と聖赤石荒川)

寄り道しながら登り切るとそこは主稜線で、そのまま西の黒岳へ。稜線には雪も凍結箇所も見あたらず、至って普通に歩けますというか、本当に静かですね。

30分ほどで黒岳山頂についたらまずは南の展望台へ。ここにいた先客さんがこの日初めて見かけたハイカーとは御坂は人が少ない。肝心の展望は目の前の富士は言うに及ばず、西の主稜線の奥には南ア南部の山山もクッキリ。この展望台は自分的には富士を見るより西側の展望を楽しむためのもの、という気がします。

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(黒岳山頂・雪は見あたらない)

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(どんべえ峠への下りしなより、黒岳を振り返る)

思いの外人が少なかったので珍しく30分ほどくつろいでしまいましたが、さすがにやってくるハイカーが増えてきたので適当なところでおいとまして、お次は釈迦ヶ岳方面へ下ります。

さすがに今の時期日の入らない北斜面は寒い。下って下って再び日差しが入るようになってようやく復活し、ちょこっとランチを頂いて、そろそろどんべえ峠というところで・・・

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(コヤツは完全に見落としてた!いちおう幹廻り5mオーバーの大ブナ)

この大ブナを見つけたのが今回の収穫でした。というかここは何遍も通っていたのになぜに気づかなかったのか。まぁここを通るのが花か紅葉の季節が大半なので、尾根に草が被っているという事もあるのでしょうけど、完全に見落としてました。。。

木自体は御坂の稜線でよく見かける背の低めな大木で、下から枝分かれしているのでこれを幹と言って良いのかわかりませんが、なかなかの存在感であることは確かです。

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(蕪入沢上芦川林道より、これから向かう日尻山)

どんべえ峠に着いたら府駒山へは上がらず、ここで林道に入り、そのまま日尻山の下降点までてくてく。峠より北側はゲートが掛かっていたのでお気楽に歩けて、これはコレで楽しい道のりでした。

下降点に着いたら林道歩きもお終い。目の前に聳える日尻山へ向かいます。

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(日尻山の広い山頂・スッキリ!してました)

のっけは痩せた尾根の急降下で気を遣いますが、最低鞍部まで降りるとあとは緩い登り返しで、じきに尾根が大きく広がると左手の高なりが日尻山の三角点峰。そしてその先の大きな高なりが日尻山の本峰といったところでしょうか。

着いた日尻山はなんと10年ぶり。一面雑木に覆われたまろやかな円頂は以前と全く変わってない好ましいままでした。まぁ変わったと言えば、山名標も綺麗になくなっていたことぐらいでしょうか。おそらくどなたかがお掃除されたのでしょう。

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(日尻山西尾根・伐採後の幼木帯の脇を通る)

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(釈迦ヶ岳も丸見えだ)

ここまで来たら時間は早めですが、あとは下山です。北側の尾根は一通り歩いているので、今回は西尾根を下ってみました。

のっけはおそらく山仕事用なのでしょうけど、比較的明瞭な道が尾根上を通っていて驚きました。でも快適に歩けたのも最初だけで、じきに伐採後の幼木帯に飛び出すと、鹿柵の張られた幼木帯の脇を通らされてこれが微妙に煩わしい道のり。

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(幼木帯を抜けたあたり)

その幼木帯は結構続いて、ようやく解放されたのもつかの間、お次は急降下が始まって、これもまた煩わしかったのですが短かったのが幸い。じきに堰堤に降り立つとそこは目途見通りシンボチ沢との出合でした。

出合い附近はシンボチ沢も神座山川も伏流で、いともあっさり対岸へ渡り(笑)、ちょうど檜峰神社の参道の途中にある鳥居の立つところで林道に出ました。

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(まさかこの鳥居に出るとは!)

主立った尾根を歩き尽くした山域で数少ない未踏の尾根にこだわると、どうしても時間が中途半端になってしまいますが、まぁ日の短い今の時期には却って好都合なのかもしれません。今回は短いながらも色々楽しめたので、お花が減ってあまり行かなくなった御坂も、もう少し行ってやらないといけないなあと思いつつバス停へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.12.19 (Sat)   晴
石和温泉駅 07:35→ 三ツ峠入口BS 08:13/08:30- 1268m峰 09:00- 主稜線に上がる 10:05- 黒岳 10:35/11:05-(途中休憩15分)- どんべえ峠 12:10- 日尻山 13:05/13:15- シンボチ沢出合 14:00- 檜峰神社前BS 14:35
 

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【御坂・天子・富士】」カテゴリの記事

コメント

Komadoさん、こんにちは。

久しぶりのレポ、興味深く読ませていただきました。写真を見ていると、冬でもこの辺りに行ってみたくなりますね。まだ18キップも残っているので(笑)

バスが駅まで入ったのは朗報でした。駅前も駅も整備されたからでしょうか。7時35分発のバスはトライする価値はありそうですね。万一乗れなくても、それほど待たなくても次のバスに乗れそうなので。

投稿: AKIO | 2015.12.23 13:35

AKIOさん、

ようやく新しくなった石和駅を訪れることができましたよ。ホント綺麗になりました!ただ下りだとそのまま外に出られたのが、今は一度上に上がらなければ行けないのが玉に瑕。

富士急バスの駅乗り入れは本当に朗報ですね。まさか現実になろうとは。あの800mも行きは歩けても帰りがしんどかったのです。あとAKIOさんに言われて知ったのですが(笑)35分のを逃しても20分待ちぐらいで次が来るんですね。

投稿: komado | 2015.12.23 22:51

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