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2015.04.21

尾名手川へ、雑木の尾根を登り降り

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(芽吹き、新緑の尾名手川)

先の週末はようやく安定した天気になりましたね。まぁ花のひかりをご覧の方なら、アカヤシオの次はヒカゲツツジとなるのはおおよそ予想がつくでしょうか(笑)。

ということで土曜(04/18)は久しぶりの権現山稜。浅川からオクノ沢ノ嶺南尾根を登って稜線に上がったら、トバノ沢左岸尾根を下降。尾名手川に降り、今度は中ノ沢左岸尾根を登り返して麻生山に上がり、最後は長尾根を降りるという、久しぶりに山越えで尾名手川を訪れるコースを組んで歩いてきました。

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(オクノ沢ノ嶺南尾根・雑木林が美しいが・・・)

浅川行きのバスは朝が少々遅いので、今回は猿橋駅からタクシーで浅川に出て(¥3790)からのスタート。おかげで8時前から歩き出せて、空気もまだまだ爽やか。まずはオクノ沢ノ嶺南尾根に取り付いてせっせと登っていきます。

ふた頑張りぐらい登ると植林が切れて、ここからは雑木美林の続く南尾根のハイライト・・・も、周囲のコナラというコナラに熊棚があまた残っていて、その数の多さに唖然。

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(熊棚の花・棚の数が異常に多い)

熊棚がここまで多いのはさすがのkomadoでも初めてですし、こうも多いと本当にお花のようですよ(笑)。まさに熊棚の花。

確かに去年は親子が多かったですからね。ドングリがなっていた去年の秋は、ここでどんな光景が繰り広げられていたのか・・・ちょっと怖いながらも興味もあるんですよね~。

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(ミツバツツジ)

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(南尾根上部は急登が続く)

そんな熊棚も登るにつれ徐々に減っていき、コナラからミズナラに変わるとパタッとなくなったのはどういう理由なのか、自分にはサッパリですけど、面白いですね。

それと同時に尾根も急になって、それを登り切ると稜線(権現尾根)に飛び出してすぐ西がオクノ沢ノ嶺。ただ山頂はカラマツ・アカマツに覆われた少々暗いピークなので、なおも西へ行ったところで漸く大休止です。

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(カラマツも芽吹き始めた・バックは権現山)

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(トバノ沢左岸尾根上部)

休憩を終えたら稜線をなおも西へ行き、トバノ沢左岸尾根の下降に移ります。

この尾根は3年前の初訪以来の再訪。終始歩きやすい雑木林が続いて、楽しい尾根です。イヌブナなどの芽吹きも始まって、遠くに見えるピンクの桜はおそらくオオヤマザクラでしょうか。

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(大ツガも健在でした♪)

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(枯れたスズタケが現れると尾名手川は近い)

権現山稜でも有数と思われるツガの大木にも再会して、なおも下るとじきに枯れたスズタケが現れて、尾名手川とトバノ沢の出合に着地しました。

頃合いも良かったので今回はここでランチ。周囲は芽吹き新緑の真っ盛り。意外に豊かな尾名手川の水量も頼もしく、心地よいところですね。

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(トバノ沢出合)

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(ミツバコンロンソウ)

そんな様子についつい長居してしまい、再び腰を上げたのは13時前。お次は未踏の中ノ沢左岸尾根を登り返すので、尾名手川をそのまま上がっていきます。

沢は緩やかで広く、本来ならゆるゆる歩ける所なんでしょうけど、倒木が煩く、なかなか快適には歩かせてもらえません。心配していた徒渉は良いところに倒木が掛かっていて(笑)助かりました。

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(この辺りは緩やかだが倒木が煩い)

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(フタバアオイ)

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(中ノ沢の滝)

倒木が多かったせいか、30分ほどかかってようやく中ノ沢の出合に到着。まずは滝の続く中ノ沢を鑑賞してから、その中間の尾根である左岸尾根に取り付く段取りなのですが、末端部から取り付くには少々厳しい感じだったので、上流側の斜面から尾根に取り付きました。

尾根に取り付けば急なものの、あとはひたすらに登り詰めるだけ。最初は広尾根状だったのが、痩せて尾根らしくなると灌木が被ってきますが、その中でまず出てきたのはイワウチワ。

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(中ノ沢左岸尾根・下部は急登が続く)

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(イワウチワ)

尾根下部のお花は盛りを過ぎた感じだったのに、ここでなぜか撮影大会になり、出てくる度にカメラに収めていく感じ。

でも下で盛り過ぎという事は、当然上がるにつれお花は綺麗になっていくわけですから、歩くペースが上がらないことこの上ありません(笑)。

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(1108m峰)

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(ヒカゲツツジ・咲き始めたが傷んだのも多い)

そしてイワウチワと同時に現れると予想していたヒカゲツツジはしばらく上がってから、ようやく現れました。すでに咲き始めていましたが、先々週の雪の影響は大きく、傷んでいる蕾やお花も多かったです。

それでも今年お初の花は嬉しいものですし、今年も無事に逢えて感謝でございます。

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(4m級の大ツガもいらっしゃいました)

1108m峰を過ぎると麻生山はもう少し。このまま上まで行くのだろうなと思っていたら、痩せた尾根上を塞ぐように現れたツガの大木にビックリ。

幹廻りは4mほどでしょうか。木はかなり弱っているのでいつまでもつかわかりませんが、その見事な根張りが大木の風格を醸しているように見えます。

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(麻生山山頂)

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(長尾根は雑木林が美しい)

その大ツガからひと登りでようやく稜線に出て、東のピークへ向かうとそこが麻生山の三角点峰でした。

麻生山に着いた時点で16時前。長尾根は下っても二時間はかかるので、日が長くなったことを考えてもかなり宜しくない時間なのですが、天気の良さと、周囲の雑木林の美しさのお陰でしょうか?結構長めに休憩してしまい(笑)下山を始めたのは16時過ぎ。

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(アケボノスミレ)

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(下るにつれ緑が濃くなる)

通い慣れた長尾根も3年ぶりでしたが、美しい雑木林のもと、緩やかに延びる道は相変わらず。権現山稜の良さ、好ましさを象徴している尾根、といったら言い過ぎでしょうか。でも本当に気持ちよく歩ける尾根ですね。

そして下るにつれ周囲は緑に覆われるようになり、その緑に傾いた西日が当たる様子も・・って時間的に悪い子だけど(笑)、これもフィナーレに相応しい光景でした。

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(イカリソウ)

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(ヤマルリソウ)

そんな長尾根の歩きも天神峠に出た所でお終い。峠から西の駒宮へ向かうと、今年は無理かも・・・と思い始めていたイカリソウやヤマルリソウにも逢えて、もう文句のつけようもございません。

でも実は尾名手川で見かけたヨゴレネコノメをあとから腐るほど出てくるだろうから・・・と思い込んで、撮り逃してしまったのはヒミツです(笑)。

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(日が長くなりましたねえ)

結局吉平のバス停に着いたのは18時過ぎ。あとは着替えてタクシー呼ぶだけ、も念のためにバス停の時刻表を確認すると、竹の向折り返しの終バスにちょうどいい時間だったのはラッキーと言うよりうまく行きすぎですね。

しかし終バスなんて10年ぶりです。来たバスには当然他にお客などいるわけもなく、今日歩いた権現山稜の良さを反芻しつつ帰路についたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.04.18 (Sat)   晴
浅川BS 07:40- オクノ沢ノ嶺(1252m峰)09:30/09:40- 1016m峰 10:50- トバノ沢出合 11:55/12:55- 中ノ沢出合 13:25- 1108m峰 15:05- 麻生山 15:45/16:05- 天神峠 17:45- 吉平BS 18:15/18:31→ 猿橋駅 18:50
 

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コメント

kbさん、

なんと翌日に歩かれたのですね!
ヒカゲさんは残念でしたね。あそこは標高が高いから坪山よりもちょっと遅くなるんです。

それでも今は他のお花に新緑に楽しみ多くて、本当に良い時期。イカリソウは諦めかけていたので自分もかなり嬉しかったです。(^^)

投稿: komado | 2015.04.22 23:58

19日(日)に大寺山・北峰・麻生山・長尾根と歩いて来ました。
ミツバツツジはあちこちで咲いていましたが
北峰を過ぎ麻生山への間の岩場でのヒカゲツツジを
期待していったのですが蕾を少々見ただけ。残念でした。 
長尾根の途中からの若葉は本当に綺麗でした。
イカリソウを見つけた時はにっこりでした。 KB

投稿: kb | 2015.04.22 16:05

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